どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、平成生まれが選ぶ好きな昭和仮面ライダーランキングベスト10!をお話します。
子どもの頃は多くの人が憧れたヒーローがいたのではないでしょうか。
スポーツ選手やアニメのヒーローの王道どころや、役者さんや作家さん、はたまた自分の両親など、憧れる対象は様々。
私の世代だと野球のイチロー選手や中田英寿選手、アニメならドラゴンボールの孫悟空や、スラムダンクの桜木花道などが人気絶頂でした。
そんな中にあって、私のヒーローは仮面ライダー。
もっと細かくくくるなら、昭和仮面ライダーです。
今でこそ昭和と平成仮面ライダーなどと表現されますが、私が幼少期の時はまだ平成仮面ライダーシリーズはスタート前。
平成仮面ライダーシリーズのスタートは2001年の『仮面ライダーアギト』からです。
私は平成元年生まれの平成育ち。
実際は、昭和と平成仮面ライダーシリーズの谷間の時期に誕生しています。
そんなわけで、私は平成仮面ライダーよりも、昭和仮面ライダーをよくみる機会が多かったです。
ですので定番ですが、変身ポーズをよく真似したり、おもちゃのフィギュアで遊んだり、仮面ライダーごっこをして配役をもめたりしていました。
中高生になってからは、石ノ森章太郎先生が描いた善と悪、人間の尊厳といった、深いストーリー性などに魅せられたりもしましたのです。
今の子どもたちにも、もちろん大人の方々にも観て頂きたい魅力的な作品の数々が昭和仮面ライダーシリーズにはあります。
前置きが長くなりましたが、そんなわけで平成生まれが選ぶ好きな昭和仮面ライダーランキングベスト10を発表します。
各ライダーの特徴、好きなエピソード、そして大出世した出演者さんをご紹介します。
今や誰もが知る人気俳優や声優さんが、意外にも昭和仮面ライダーシリーズに出演されてるんですよね。
平成生まれが選ぶ好きな昭和仮面ライダーランキングベスト10!
10位 仮面ライダーX(エックス)
概要
海洋科学者・神啓太郎(じん けいたろう)教授は、日本全滅を狙う大国の連合組織「GOD(ゴッド)機関」より組織への加入を迫られる。拒否した神教授は報復としてGODから重傷を負わされ、彼を助けようとした息子・神敬介(じん けいすけ)も殺害されてしまう。瀕死の神教授は、最後の力で敬介にサイボーグ手術を施し、深海開発用改造人間・カイゾーグとして蘇らせ、「仮面ライダーX」の名を与える。
父の遺志を継ぎ、日本全滅を図るGODと戦う決意を固めた敬介の前には、かつての恋人・水城涼子(みずき りょうこ)がGODの一員として現れるうえ、彼女と同じ顔をした謎の女性・霧子(きりこ)が敬介を助ける。涼子の真意と霧子の正体を求めつつ、過去の「仮面ライダー」の協力者である立花藤兵衛らの助力も得て、XライダーはGODに立ち向かう。
仮面ライダーシリーズ第三作にして、ライダー5号。
後のライダーには多く存在しますが、昭和シリーズでは始めて正式な手持ち武器(ライドル)を使いこなすヒーロー。
その他にも、X(エックス)は新しいことへの挑戦が見られたライダーでした。
独特の変身ポーズ、後半でマーキュリー回路による強化改造、先輩ライダーとの共闘シリーズ...。
変身ごっこでは”最後の例のアレ”を真似するのが私の周りでは受けていました。
敵側のGODにも魅力があり、ライバルであり、主人公以上に存在を放った敵幹部のアポロガイスト、敵怪人名が神話の登場人物(ネプチューン、キクロプス、アトラス)など、魅力がありました。
後半からは歴史上に実在した独裁者や凶悪犯罪者、英雄、怪物の遺体を発掘し、それに動植物や昆虫、水棲動物の能力を植え付けて怪人化させた怪人が登場。
ヒトデヒットラーの時だけ戦闘員の敬礼ポーズが異なるのが妙に印象に残っています。
大人になってから、GODが「Government Of Darkness (闇の政府)」と知った時は驚きと笑いがこみ上げたのを覚えています。
GODのロゴと文字が絶妙なんですよね。
ストーリーも、父との不仲、恋人の謎の裏切り、謎の組織からの襲撃...。
大人になって見返すと、結構複雑でいて、考えさせられるものがあります。
GOD総司令の総司令と主人公神啓介の父との驚きの関係も明らかにされた時の衝撃と言ったら...。
好きな回
- 28話:見よ!Xライダーの大変身!!
若干ネタバレですが、28話の再改造&パワーアップの回です。
従来の仮面ライダーは強敵怪人に敗れた後は、おやっさんと特訓したり、新技を編み出して対抗していました。
そんな中でエックスが行ったのは強化手術。
”マーキュリー回路”というフレーズ、変わる変身ポーズと決め技。
子どもながらにワクワクさせられた回です。
9位 仮面ライダー (スカイライダー)
概要
7人ライダーがデルザー軍団を滅ぼしてから数年。かつて世界で猛威を振った秘密結社ショッカーの名を受け継ぐ新組織・ネオショッカーが現れた。
城北大学の大学生・筑波洋(つくば ひろし)はハンググライダーの練習中、ネオショッカーの魔手から逃れようとしていた人間改造工学者・志度敬太郎(しど けいたろう)博士を助けた。志度博士は、非情な組織のやり方に良心の呵責に耐え切れずに脱走したのだ。博士を匿う洋だったが、博士を追ってきたネオショッカーの怪人ガメレオジンによって瀕死の重傷を負ってしまう。洋を救うため、博士は洋を改造人間として蘇らせた。復活した洋は、ネオショッカーから人類を守るために戦うことを決意する。変身した洋の姿を見て、博士は洋を「仮面ライダー」と名付けた。
その名の通り、始めて空を飛ぶ仮面ライダー。
正直に言うと、大きなストーリーの軸などもなく、やや地味なライダーといえばライダー。
ただ、後半の豪華な先輩ライダーとの競演シリーズ。
主題歌「燃えろ!仮面ライダー」、エンディングテーマ「はるかなる愛にかけて」の秀逸さ。
そして、なんといっても主演村上弘明さんのカッコよさが魅力的なため、9位にランクインしました。
それまでの仮面ライダーシリーズの主役の役者さんもかっこよかったですが、男らしさ全開の男前たちが主流。
そんな中にあって、村上弘明さんは”さわやかさ”も持ち合わせていました。
次回予告の「やぁ、元気か!」の爽やかさと言ったら...。
何度か鏡の前で練習しましたが、自分では爽やかさが出ずに、落ち込んだりもしました。
水木一郎アニキが歌い上げる「はるかなる愛にかけて」は、昭和仮面ライダーシリーズのエンディングの中でも最高傑作の一つです。
好きな回
- 20&21話:2人の仮面ライダー もう1人はだれだ?、ストロンガー登場 2人ライダー対強敵2怪人
先輩ライダーとの競演シリーズとして、最初に登場したゲストライダー。
各ライダーが一話だけなのに対して、ストロンガーは二話に渡って登場します。
少しずつストロンガーの足が映って、徐々に存在が露になっていくのが難い演出。
この辺はV3と並んで、昭和仮面ライダー屈指のキザなキャラのストロンガーファンの気持ちをわかったスタッフの憎い演出です。
そんなストロンガーが身体を張って、スカイライダーのキックを強化する特訓シーンは見ていて鳥肌が立ちました。
出世した出演者
- 村上弘明
必殺シリーズの花屋(後に鍛冶屋)の政役、NHK大河ドラマ『春の波涛』、テレビ朝日の『八丁堀の七人』、『銭形平次』といった、数々の時代劇に出演。
その他にも、数多くの映画、ドラマ、舞台に出演され、現在も第一線で活躍されている役者さんです。
個人的には藤岡弘、さんか、村上弘明さんのどちらかが昭和仮面ライダーの主人公を演じた役者さんの中で出世頭だと思ってます。
8位 仮面ライダースーパー1
概要
アメリカの国際宇宙開発研究所で、惑星開発用プロジェクトが進められていた。日本人男性・沖一也(おき かずや)は、自ら志願して改造手術を受け、惑星開発用改造人間・スーパー1となった。
スーパー1の存在を知ったテラーマクロ率いる暗黒国家ドグマ(ドグマ王国)は、スーパー1の引き渡しを要求してきた。プロジェクトの責任者・ヘンリー博士がこれを断ったため、研究所はドグマ(ドグマ王国)によって全滅させられてしまう。一也はスーパー1に変身して生還するが、一也はまだ自力で変身できなかった。
変身の極意を得るため、日本に帰国した一也は、幼少期から老師のもとで鍛えていた赤心寺に身を隠し、赤心少林拳の奥義を身につけるべく、心身を鍛え上げた。そして半年後、老師の指示で100人組手の地獄稽古によって、遂に変身の極意を会得した一也。スカイライダーとともにネオショッカーと戦った谷源次郎から仮面ライダースーパー1=スーパーライダーの名を贈られ、人類の未来のために戦う。
昭和、いや平成仮面ライダーを含めても最強ライダー候補に名が挙がる最強ライダーです。
スーパー1の強さと好きな回については、「無心の正義が無心する悪に 高杉俊介(仮面ライダースーパー1)がファンから借金5,000万円」の記事を参照されてください。
仮面ライダーファンとしてはあまり見たくない事実も掲載されていますが...。
子どもの頃はその圧倒的な強さと、フォルムが大好きで、一番好きな時期もあったくらい思い入れがあるライダーです。
劇場版の『仮面ライダースーパー1』は何回も借りて観たのをよく覚えています。
マタギの里にある山彦村に伝わる超兵器を巡る攻防、玄海老師の強さ、個性豊かな地獄谷五人衆、スーパー1のピンチに助けにくる歴代の8人ライダー。
V3のキザな登場の仕方とうろたえる復活怪人軍団のうろたえるさまが最高なんですよね。
7位 一号&二号ライダー
概要
ある日、優秀な科学者にしてオートレーサーの大学生・本郷猛は、世界征服を企てる悪の秘密結社・ショッカーに捕われてしまう。本郷の能力に着目していたショッカーは、アジトで1週間もの時間をかけ、彼をバッタの能力を持つ改造人間に改造していく。しかし、本郷は脳改造される寸前、ショッカーに協力させられていた恩師・緑川博士に助けられてアジトから脱出する。それ以降、仮面ライダーとなった本郷は、ショッカーが送り出す怪人たちを次々に倒していく。
ショッカーは仮面ライダー打倒のため、フリーカメラマン・一文字隼人を仮面ライダー同様の改造人間に改造する。だが、一文字も脳改造の直前に本郷に救出され、もう1人の仮面ライダーとなる。
こうして誕生した2人の仮面ライダーは日本と海外に別れ、時には共闘しながら、オートレーサーとしての師・立花藤兵衛、FBI捜査官・滝和也、自分たちに憧れる少年仮面ライダー隊などの多くの仲間たちの協力を得て、ショッカーと戦う。普通の人間に戻れなくなった悲しみを仮面の下に隠し、「人間の自由のため」に
7位ということにお怒りを覚える人もいらっしゃるでしょうが、正直殿堂入りを悩むほど好きなライダーです。
何といっても仮面ライダーシリーズの原点ですからね。
スカイライダー、BLACK、クウガなど、後のライダーシリーズが始まる際に、「原点回帰」という言葉が何度も用いられるほど、重要な存在であるライダーです。
ライダーキック、変身ポーズ、ライダー同士の競演、魅力的な敵幹部や戦闘員、敵組織の交代...。
仮面ライダーだけでなく、他の特撮ヒーローものに影響を与えた設定や要素が生まれた作品です。
子どもたちに人気がなかったことで路線変更してしまいましたが、序盤の怪奇路線は今見てもめちゃくちゃ怖い出来になってます。
誘拐、暗殺、改造、洗脳...。
もし怪奇路線でそのまま人気が出ていたら、どうなっていたのかも個人的に興味があります。
幻のスカルライダー..
好きな回
・40話:死斗! 怪人スノーマン対二人のライダー
視聴率30%超えも記録した伝説の回。
怪我で療養中だった本郷猛の復帰回。
初のダブルライダー共闘の回として、オールドファンには胸熱の回となっています。
復帰した際の撮影中に、血だらけになりながらもスタッフに隠していた藤岡弘、さんと、実はそのことを知っていながら藤岡弘、さんの気持ちを知って気づかないふりをしたスタッフさん。
昭和の熱い男たちの製作秘話がそこにあったのです。
実は作中屈指の人気敵幹部・死神博士の初登場回でもありました。
ダブルライダー誕生に胸を躍らせながらも、不気味な死神博士の登場に不安な気持ちも抱かせられもしました。
出世した出演者
- 藤岡 弘、
一文字隼人さん役を務めた佐々木剛さんには申し訳ないですが、やはり仮面ライダーと言えば藤岡弘さん。
説明不要の存在感ですね。
平成元年生まれのかたは「せがた三四郎」のイメージが強いかもしれませんが...。
6位 仮面ライダーストロンガー
概要
大学生の城茂(じょう しげる)は、悪の組織ブラックサタンの秘密を知ったことで殺された友人・沼田五郎(ぬまた ごろう)の仇を討つため、自ら進んでブラックサタンのアジトに乗り込む。そして、苦痛に耐えながら改造手術を受け、電気人間となった。自己催眠装置によって脳改造を免れ、大首領への宣誓の場で反旗を翻した茂は、電波人間に改造された岬ユリ子(みさき ゆりこ)を救出。ともにアジトから脱出に成功。
以後、茂は仮面ライダーストロンガー、ユリ子は電波人間タックルとして、各地をさすらいながらブラックサタンの奇械人と戦う。旅の途中、仮面ライダーアマゾンまでの歴代ライダーとともに戦った立花藤兵衛が加わり、3人旅となった。
ブラックサタンを壊滅させたストロンガーとタックルだったが、デルザー軍団が出現。デルザーの改造魔人を前にユリ子が命を落とし、ストロンガーはブラックサタンの科学者だった正木陽一郎(まさき よういちろう)博士によって再改造され、超電子ダイナモを埋め込まれたことで改造超電子人間にパワーアップした。
そして、世界各地から歴代ライダーが次々と日本に帰国。ストロンガーは彼らとともに、デルザーとの最終決戦に臨む。
仮面ライダーシリーズにしては珍しく、自ら志願して改造人間の手術を選んだライダー。
カブトムシをモデルにしたライダーで、筋肉隆々の胸板が特徴。
友人の沼田五郎がブラックサタンに殺されたことで、手術を決意するなど、仮面ライダーの中でも屈指の熱血漢です。
天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ!
悪を倒せと、俺を呼ぶ!
聞け! 悪人ども!!
俺は正義の戦士! 仮面ライダーストロンガー!!
口笛を吹きながら、名乗り口上をし、ピンチに駆けつけ、敵をなぎ倒す。
子どもの頃に何度も物まねをしたシーンです。
前半の敵組織・ブラックサタンの初代大幹部の「Mr.タイタン」の紳士っぷり。
後半のデルザー軍団の強力さと協力のなさ。
敵幹部がお互いのエゴや嫉妬から、足を引っ張り合うなど、人間以上に人間くさいやり取りは仮面ライダーに新機軸を生み出しました。
後半には、ストロンガーがX(エックス)同様に、超電子ダイナモを身体に埋め込んでパワーアップします。
好きな回
- 30話:さようならタックル!最後の活躍!!
仮面ライダーシリーズ初の女戦闘士として、ストロンガーと共に戦った電波人間タックル。
「電波投げぇ~」と言って、友達と投げられた振りをする遊びを子どもの頃によくしていました。
そのタックルとの悲しい別れが訪れたのが、第30話。
自分の死期を悟ったタックルは、そのことを立花藤兵衛にだけ告げます。
何も知らない城茂(ストロンガー)と焚き火を囲って休憩するシーンで、タックルが意味深なことを言います。
タックルが言い放つ悲しくも切ない言葉に、つい立花藤兵衛は目頭が熱くなるのです。
それを見た城茂がおやっさんに「どうしたんだい?」と聞くと、おやっさんは「薪が湿っぽくてね」と言って誤魔化します。
言葉にすると平凡なやり取りかもしれませんが、岬ユリ子の健気な物言いやセリフ回し、曲などが相まって、なんとも切ないです。
最後の夕日のシーンは、ストロンガーファンなら誰もが忘れないシーンです。
タックルの最期か、7人ライダー勢揃い(変身前の役者さんが唯一揃った回)の最終回か。
ストロンガーファンなら、ベスト回がどちらの回か夜通し語れるでしょう。
5位 仮面ライダーBLACK RX
概要
仮面ライダーBLACK=南光太郎が暗黒結社ゴルゴムを滅ぼしてから半年が経過した。かつての友や友人を失い心身ともに傷ついた光太郎は、おじの佐原俊吉の家に身を寄せ、佐原の航空会社でヘリコプターパイロットの職を得て平和な日々を過ごしていた。
ある日、光太郎は光を発する3本の不思議な杭を目撃。杭を設置する怪人の目撃情報を得て調査を行う途中、怪魔界から現れたクライシス帝国の前線基地であるクライス要塞に拘束・拉致される。そこでクライシス軍司令官ジャーク将軍は、光太郎にクライシス帝国の尖兵となって地球の全人類を抹殺することを要求する。だが、光太郎はこれを拒否したことで、変身機能を破壊されて宇宙空間へと放り出されてしまった。
しかし、光太郎の体内の太陽の石 / キングストーンが太陽光線を吸収し、光太郎を仮面ライダーBLACK RXに転生させた。さらに、かつての相棒・バトルホッパーもアクロバッターとして転生して駆けつける。
かくして、RXとクライシス帝国との戦いの火蓋は切られた。
仮面ライダーシリーズ史上初の続編ものとして描かれた作品。
厳密には放送回は平成に入っていますが、くくりとしては昭和仮面ライダーになります。
『BLACK』の回と重複する部分があるので、手短に話しますが、私が一番最初に憧れたライダーです。
大人になったら南光太郎になりたいと本気で思ってましたからね。
車に乗るライダー、剣を扱うライダー、3種類のフォームがあるライダー、キックが最終技じゃないライダー。
良くも悪くも、昭和ライダーが作り上げた”仮面ライダー像”をぶち壊したライダーです。
子どもの頃に一番熱中したという点を考慮して、5位にランクインさせました。
好きな回
- 第27話:大逆襲!影の王子
一番切ない回です。
昭和仮面ライダーの中でも唯一にして最高の悪役ライダー、それがシャドームーン。
そのシャドームーンが仮面ライダーBLACK=南光太郎の怨みだけを残して再び登場。
またあの悲劇が繰り返されるのか、胸を痛めたファンは多いでしょう。
自分の目的のためなら目の前で泣き叫ぶ子どもたちを見殺しにする。そこまで落ちてしまったのかシャドームーン!
送り届けるくらいの力ならまだ残ってる ぐずぐずするな!ゆけRX!
大丈夫だよ、少し疲れて眠っているところだよ
初めての共闘、最後まで信彦を否定し「我が名をシャドームーン」と言い続けるシャドームーン、ラストの曲の物悲しさ...
仮面ライダーBLACKを全話観た上で是非見て欲しい、悲しくもあり、熱いものがこみ上げてくる回です。
出世した出演者
- 高畑淳子
クライシス帝国の幹部・四大隊長の諜報参謀・マリバロン。
その役を務めたのが女優の高畑淳子さん。
「この作品がなければ役者として食べていけなかった」とご自身が語るほど、重要な役だったとのこと。
結構セクシーな衣装を着て、鞭をふるうなど、今観ると結構異様な姿です。
大人になって、マリバロンが高畑淳子さんだったと知った時の衝撃は計り知れないものがありました。
4位 ライダーマン
概要
「仮面ライダーV3」に登場したライダー4号。
元は敵の組織・デストロンの元科学者で幹部候補の京大卒。
孤児の時に秘密結社デストロンの首領に引き取られた背景があり、首領には忠誠を誓っていました。
しかも、デストロンの実態を知らず、デストロンの目的も「科学の力によるユートピア創造」と認識。
自分の研究は平和のために利用されていたと信じていました。
人柄も良かったため、部下の信頼も扱ったのですが、そのことがヨロイ元帥の嫉妬を生み、いずれは自分の地位を脅かす存在になると敵視されるように。
その結果、無実の罪を着せられ、硫酸のプールで右腕を溶かされてしまいますが、すんでのところで部下に助けられます。
ヨロイ元帥への恨みから復讐の鬼となったライダーマン。
しかし、首領には恩義がある。
だから、V3の味方ではない。
その結果、登場当初はV3の味方になるわけではなく、三つ巴の構造が生まれました。
徐々にわかっていくデストロンの実体と首領への恩義の狭間で揺れるライダーマン。
ライダーマンの葛藤は、後の平成仮面ライダーシリーズにも繋がっていく部分です。
好きな回
-
第51話:ライダー4号は君だ!!
これは昭和仮面ライダーシリーズの中でも、屈指の傑作回です。
元はV3こと風見志郎も、復讐に燃えてライダーを目指した男。
しかし、先輩のダブルライダーの教えや幾多の戦闘を経験していく中で、復讐ではなく正義のために戦うライダーになっていきます。
ライダーマンも当初は復讐のために戦っていましたが、V3の諭しもあって最終的には正義の誇りを持って人類の平和のために散っていくのです。
ダブルライダーから正義とは何かを教わったV3が、今度はライダーマンに教えていく。
正義の仮面ライダーの系譜が受け継がれ回だったわけです。
ライダーマンが登場するのは43話から。
もし、お時間がない方は43話~51話だけでも観て欲しいものです。
出世した出演者
- 唐沢寿明
実は変身後のライダーマンを、アクション俳優として演じられたのが唐沢寿明さん。
人に歴史ありですね...。
3位 仮面ライダーアマゾン
概要
生まれて間もなく、両親とともにアマゾンで遭難した日本人・山本大介は、自分が日本人とは知らずにアマゾンのジャングルで野生児アマゾンとして育った。
ある日、古代インカ帝国の秘宝「ギギの腕輪」を狙う十面鬼ゴルゴス率いるゲドンが、反乱を起こした。古代インカ一族の長老・バゴーはギギの腕輪を守るため、アマゾンにギギの腕輪を古代インカ帝国に伝わる秘術によって移植し、仮面ライダーアマゾンに改造した。そして、彼に自己催眠をかけて日本に向かわせた。ゴルゴスもまた、アマゾンのギギの腕輪を狙って日本に向かう。ここに、アマゾンとギギの腕輪をねらうゲドンとの戦いが始まった。
しかし、アマゾンにとって日本は故郷といえども未知の異郷も同然である。そんな彼も、岡村まさひこ少年やその姉・りつ子、かつて仮面ライダーXまでの仮面ライダーとともに悪の組織と戦った立花藤兵衛、ゲドンを裏切ったモグラ獣人といった仲間に支えられていく。
十面鬼は第2の離反者・獣人ヘビトンボがアマゾンと共闘したこともあって倒され、ゲドンは壊滅する。しかしヘビトンボはより強大な組織・ガランダー帝国の尖兵だった。十面鬼が所持していたもうひとつのインカの秘宝「ガガの腕輪」は帝国の支配者・ゼロ大帝の手に渡り、アマゾンの戦いはなおも続く。
当時も今も衝撃的なライダー。
キックが最後の技じゃない、バイクに乗ること拒む、日本語が話せない、なぜ戦うのか・襲われるのかがわからない。
まさに異色。
序盤は人間社会に溶け込めず、あらぬ誤解を受けて人間を嫌いになるシーンがあります。
人々から嫌われたり、不気味がられるライダーというのが濃く描かれた仮面ライダー史上初のものでした。
元々仮面ライダーは、異形の姿になってしまい人から忌み嫌われてしまうというのがあります。
そうした仮面ライダーの原点とも言える要素を取り入れたライダーなのです。
しかし、そんなアマゾンと心を通わせてくれたのは優しいまさひこ少年。
日本での親代わり立花藤兵衛、敵から寝返ったモグラ獣人も含めて、中盤以降はほんわかした雰囲気に包まれ、最終的にはみんなのために戦う信頼される正義のヒーローになっていきます。
どのライダーにも言えることですが、仮面ライダーシリーズはライダー自信の成長も重要な要素。
それを一番感じさせてくれる昭和仮面ライダーは、アマゾンでした(日本語は成長し過ぎな感がありますが)。
子どもの頃、一番物まねをしたライダーで、思い入れがあるライダーです。
最終回のアマゾンの白スーツ姿は衝撃的だったなぁ...。
好きな回
- 20話:モグラ獣人 最後の活躍!!
仮面ライダー史上初の仲間になった敵組織の怪人。
それまでは一時期的に仲間になるものの、裏切る(当初からその予定)パターンはありましたが、モグラ獣人は最後まで味方。
私の周りでも、このモグラの人柄(獣”人”だから合ってる?)に人気が集まっていました。
そのモグラ獣人が見せた最後の輝き。
カラダを張ってアマゾン、人類たちを守ってくれた存在です。
最後にモグラ獣人の墓を建てた際に刻まれた、「勇気の士(ひと)モグラ獣人の墓」の文字は、粋なはからいでした。
出世した出演者
- 松田洋治
名前だけを見ると、もしかしたらピンと来ない方も多いかもしれません。
ただ、ほとんどの方がその声を聞いたことがあるはずです。
実は、映画『もののけ姫』の主人公アシタカの声や、映画タイタニック主演のレオナルド・ディカプリオの吹き替え、風の谷のナウシカのアスベルを担当された方。
声優としてだけでなく、役者としても今なお第一線で活躍されています。
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2位 仮面ライダーV3
概要
仮面ライダー1号・2号の活躍によって悪の組織ゲルショッカーは壊滅し、世界に平和が戻ったかに見えた。しかし、生きていたゲルショッカー首領は密かに新組織・デストロンを結成して再び世界征服に乗り出すと、目撃者を容赦なく抹殺していた。
1号こと本郷猛の大学の後輩・風見志郎はある夜、デストロンの悪事を目撃したため、命を狙われるようになる。また、そのアジトを見つけた珠純子を助けたため、怪人・ハサミジャガーが風見家を襲撃し、両親と妹は志郎の目の前で殺害される。怒りに燃えて復讐を誓った志郎はそのための力を得ようと1号・2号に自分の改造を願うが、改造人間の悲哀を誰よりも知る彼らに拒否されたうえ、デストロンの罠に落ちた1号・2号を助けようとして瀕死の重傷を負う。1号・2号は志郎の命を救うために改造手術を施し、彼を第3の仮面ライダー「V3」として復活させる。こうして、V3とデストロンとの死闘の幕が切って落とされた。
大人気作品となった「仮面ライダー」の続編として誕生したライダー。
立ち乗りバイクでの変身、ど派手な爆発シーンなど、CG全盛期の今では考えられないアクションの数々は今でも興奮させてくれる内容。
前作の仮面ライダー以上に、主人公風見志郎の内面の葛藤を重点的に描いています。
復讐心、戸惑い、弱さ、寂しさ、人ならざる人である改造人間としての自分。
前述したライダーマンも含めて、ドラマとしても面白いライダーです。
視聴率低迷によって路線は変更されましたが、自らの能力を探り探りしながら戦うライダーという設定は個人的には続けて欲しかった。
V3の26の秘密を解き明かしていくという発想は面白っかたのですが、「弱いライダー」というイメージが当時の子どもたちには不人気だったらしいです。
※そのため、ある時期を境に急に強くなります...。
死んだと思われていたダブルライダーが、ピンチに駆けつけてくれるシーンの興奮は今でも忘れません。
そういったドラマチックな演出も、V3の魅力の一つ。
個人的には一番戦闘シーンの音楽が好きです。
バリュエーションも豊富で、ライダーの戦闘って感じがするので。
好きな回
- 第39話:人食い植物 バショウガンの恐怖!!
数ある名エピソードの中で、私のイチオシは第39話。
実はこの回は、前作「仮面ライダー」で放送されたエピソードのリメイク(第39話 - 第42話)。
ストーリーの構成などはほとんど変わらないのですが、主人公が風見志郎になったことで意味合いが若干変わります。
怪人に襲われて、姉が行方不明になった少年が登場します。
実はこの姉弟には両親がおらず、お姉さんが女手一つで弟を支えているのです。
自らがデストロンによって、孤独な身になった風見志郎は第二の自分を生み出さないよう奮闘します。
ラストシーンで姉弟が再会した時、風見志郎は下記のようにつぶやくのでした。
父であり、母であり、いいもんだな 兄弟か。
父さん、母さん、ゆきこ...
※以下ナレーション
今日もまた、一つの愛を救ったV3
しかし、彼には愛し合う親も兄弟もいない
だからこそ、だからこそ彼は一つでも多くの愛を救おうと
明日の戦いへの決意を固めるのだった
夕日のラストと風見志郎の悲しげな背中、中江真司さんのナレーション。
これぞ昭和仮面ライダーの悲哀って感じのシーンです。
1位 仮面ライダーBLACK
概要
大学生・南光太郎(みなみ こうたろう)は19歳の誕生日を迎えた日、親友の秋月信彦とともに暗黒結社ゴルゴムによって拉致される。そして、次期創世王候補にせんとする三神官から体内にキングストーン「太陽の石」を埋め込まれ、世紀王ブラックサンに生態改造された。
息子たちから人としての記憶だけは消させまいと乱入した秋月総一郎の手引きによって、脳改造を受ける寸前に、ゴルゴムが世紀王のために用意していたバイク型生命体・バトルホッパーを駆って逃亡した光太郎だったが、三神官に捕われて攻撃を受ける。その衝撃の中、光太郎の体は異形のバッタ男からブラックサンの姿となる。
その後、総一郎の死を経て、光太郎は仮面ライダーBLACKを名乗り、信彦の救出とゴルゴム壊滅のために戦いを開始する。
悲しいストーリー性、倉田てつをさんのカッコ良さ、悪役ライダー・シャドームーンの存在感、音楽の素晴らしさ...。
仮面ライダーBLACKの良さを語りつくすために、別記事を作成したいほど(というかします)、大好きな仮面ライダーです。
原点回帰を狙いながらも、新規開拓もなしえた仮面ライダー。
今ドラマ化しても十分ウケるのではないかと思わされるほどの悲しいストーリー。
そうしたドラマ性やストーリーの濃さが、後の平成仮面ライダーシリーズにも引き継がれたように思います。
石ノ森章太郎先生が描きたかった仮面ライダーは、この「仮面ライダーBLACK」によって体現されたのではないでしょうか。
「仮面ライダーBLACK」に関しては、思い入れが強すぎるので、別の機会に記事にします。
今回はそれだけ好きだということをお伝えしておきます。
ちなみに『仮面ライダーW(ダブル)』で左翔太郎役を演じた桐山漣さんは、仮面ライダーBLACK好きとして知られる俳優さんです。
【レビュー】原点回帰の『仮面ライダーW(ダブル)』感想【Amazonプライムビデオ】
好きな回
- 51:ゴルゴム最期の日
戦いには勝った、ゴルゴムは散った。
ただ、南光太郎には悲しみしか残らなかった。
ラストシーンで、雨降りしきる空に向かって、サタンサーベルを投げるシーンはいつまでも脳裏に焼き付いています。
下記のシャドームーンの断末魔の叫びと共に...。
勘違いするよなよ 勝ったのはこの俺だー!
【仮面ライダーBLACK・RX】未来への咆哮 ~黒き太陽 影の月~
仮面ライダーを観るなら
仮面ライダーを観るなら、「Amazonプライムビデオ」か「Hulu
」がおすすめ。
いずれのサービスも現在昭和&平成仮面ライダーシリーズをほぼ前作観賞できます。
料金は「Amazonプライムビデオ」は月額なら325円(税込)、年会費なら3,900円(税込)。
「Hulu 」なら月額933円(税抜)。
話題作の『仮面ライダーアマゾンズ』は「Amazonプライムビデオ
」のみの独占配信。
昭和仮面ライダーと平成仮面ライダーの両方の良さを活かした作品ですので、是非ご覧になってみてください。
※若干「閲覧注意」要素がありますので、ご注意を。
【Amazonプライムビデオ】『仮面ライダーアマゾンズ』シーズン2のネタバレ控えめ感想
まとめ
1記事では語りつくせないほど、魅力が満載の昭和仮面ライダー。
ちなみに、私は平成仮面ライダーが好きです。
また機会があれば平成仮面ライダーの魅力についても触れていきます。