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福岡ソフトバンクホークスの2019年ドラフト指名予想と補強ポイント、2020年の編成【野手編】

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福岡ヤフオクドーム 鷹の祭典 福岡ソフトバンクホークス

福岡ヤフオクドーム 鷹の祭典

どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。

 

過去5年間で4度の日本一になっているソフトバンク。しかし、この5年間で主力野手の顔ぶれはほとんど変わっておらず、世代交代の遅れを指摘する声も。

将来的には柳田のメジャー挑戦の可能性もある中で、どうやって戦力を整備していく必要があるのかを、今季のチーム成績を振り返りながら考察します。

福岡ソフトバンクホークスの方、アマチュア野球ファン、ドラフト好きの方向けの記事です。

 

2019年の記事が気になる方は「福岡ソフトバンクホークスの2018年ドラフト指名予想と2019年の編成【野手編】」の記事もご覧になってみてください。

 

www.shinumade.com

 

※本記事のデータや数字は、2019/8/25時点のものです。

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2019年の福岡ソフトバンクホークスの野手一覧

捕手

選手名 投打 年齢 2019年の契約

高谷裕亮

右左 37
市川友也 右右 34

栗原陵矢

右左 23
堀内汰門 右右 22
谷川原健太 右左 22
甲斐拓也 右右 26
九鬼隆平 右右 20

※ 育成選手に張本優大、渡邉陸。

内野手

選手名 投打 年齢 2019年の契約
川瀬晃 右左 21

高田知季

右左 29

内川聖一

右右 37
松田宣浩 右右 36

川島慶三

右右 35
今宮健太 右右 28
明石健志 右左 33
西田哲朗 右右 27
周東佑京 右左 23
グラシアル 右右 33 △単年契約
増田珠 右右 20

牧原大成

右左 26
野村大樹 右右 19
三森大貴 右左 20

美間優槻

右右 25

※ 育成選手に、 古澤勝吾 、黒瀬健太、砂川リチャード。

外野手

選手名 投打 年齢 2019年の契約
中村晃 左左 30

柳田悠岐

右左 31 ○3年契約の1年目
長谷川勇也 右左 34
塚田正義 右右 30

福田秀平

右左 30
江川智晃 右右 33
コラス 左左 20
上林誠知 右左 24
デスパイネ 右右 33 △3年契約の3年目
水谷瞬 右右 19
釜元豪 右左 26
真砂勇介 右右 26

※育成選手に、大本将吾、田城飛翔、日暮矢麻人、清水陸哉、中村宜聖。

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2019年福岡ソフトバンクホークスの野手状況とオーダー

打順 ポジション 名前

1  二     牧原(明石、本多、川島、川瀬、高田)

2  遊     今宮(高田、牧原、川瀬)

3  中     柳田(釜元、福田、牧原)

4  指     デスパイネ

5  左     グラシアル(中村、デスパイネ、長谷川、周東)

6  一     内川(明石、三森)

7  三     松田

8  右     上林(中村、周東、福田)

9  捕     甲斐(高谷、栗原) 

 

柳田をはじめとして、多くの主力選手が故障離脱をしてしまい、ベストメンバーを組めた試合は数えるほどだった2019年のソフトバンク。

その結果、得点数や攻撃力はリーグ中位に下がってしまい、攻撃力が課題になった年でした。

 

【福岡ソフトバンクホークス野手 2016〜2019の成績比較】

指標 2016 2017 2018 2019
得点数 637(1) 638(2) 685(2) 498(4)
wRAA -73.6(6) 73.2(2) 83.0(2) -7.5(4)
UZR 28.9(2) 39.4(2) 54.0(2) 21.0(2)
チーム野手WAR 21.6(1) 30.3(1) 31.6(2) 13.1(4)

※()内はリーグ順位

 

怪我人が健康であれば得点力は例年以上だった可能性はあるとはいえ、年々攻撃力は柳田依存の傾向が強まっています。2019年のように柳田が長期離脱するようなことがあれば、来季以降も得点力で苦しむ可能性がある危険な構成です。

その柳田は3年契約の1年目ですが、本人はかねてから強いメジャー志向を公言。先のことはわかりませんが、3年契約が切れる2021年オフにMLB挑戦が濃厚とされています。

その他の主力も、契約が不透明なグラシアル、デスパイネを含めて、内川、松田、中村晃は既に年齢が30歳以上になっており、今後は成績を落とす可能性が高いです。

チームの主力野手の高齢化が目立つ中で、来季も確実に得点力が戻ってくるとは言い切れない構成になっています。

 

数年後を見据えた時に安泰と言えるのは、26歳の甲斐が守る捕手のポジションくらいです。レギュラー野手で数少ない20代の今宮はまだ28歳と若いですが、年々故障がちになっており、遊撃守備指標も年々悪化傾向。一般的に遊撃守備の範囲は20代後半から落ちていくとされており、今後はますます遊撃守備が厳しくなる可能性があります。

今宮の後継者も含めて、内外野手共に現状の将来的な見通しは決して明るくないチーム状況です。

余談ではありますが、昨年のオフに浅村(現楽天)の獲得に失敗したのは、色んな面で痛かったなと、改めて痛感させられます。

 

幸い資金力はあるチームだけに、FAや外国人選手の補強を含めて、2020年代の核となれる選手を補強したいところ。高齢化気味の中でベテラン野手をどう整理していくのかも含めて、編成の腕の見せ所です。

2019年の若手育成事情

一軍は高齢化が目立ちますが、決してファームに人材がいないわけではないソフトバンク。20歳前後の有望株が複数名出てきており、彼らが今後も順調に成長するようであれば、スムーズな世代交代を図れる可能性も出てきました。

 

選手名 打席数 打率 OPS 年齢
栗原 陵矢(捕手) 149 .287 .855 23
九鬼 隆平(捕手) 245 .272 .750 20
増田 珠(二、三塁手) 314 .274 .751 20
田城 飛翔(外野手) 314 .307 .733 20
コラス(外野手) 234 .308 .878 20

 

栗原、九鬼は既に一軍でも出場機会を得ている有望株で、特に栗原はリーグを代表する”打てる捕手”になれる可能性を秘めています。一軍には若く、実績も豊富な甲斐がいるため、出場機会や今後の育成方法が悩ましいところではありますが、併用や他のポジションでの出場を含めて、出番を与えたい選手です。

 

高齢化が目立つ内野手でも、高卒2年目の増田が打撃面で着実に成長を遂げています。プロ1年目は三軍で無双し、今季は二軍でも結果を残すという、理想的な成長ステップを踏んでいるのも評価出来る点。課題としては守備面の確実性に欠ける点で、現状は二塁、三塁、外野のいずれのポジションでも失策数が多く、守備に難を残します。チームとしてはメンバーが固定しきれず、高齢化が目立つ二塁手に定着して欲しいところですが、将来的には高校時代の本職である外野手になっているかもしれません。

 

外野手の中では、シーズン当初は育成契約だったコラス、田城の二人が二軍でも上位クラスの成績を残しています。その結果、コラスはシーズン途中に支配下登録を勝ち取ると、早速一軍デビューを果たし、初本塁打も放っています。外国人枠の問題があるため、今後どれだけの出場機会があるかはわかりませんが、デスパイネとグラシアルの契約が不透明。内川にも衰えが出る中で、一塁手、外野手、指名打者の枠はポジションが空く可能性があるため、そこにコラスがハマってくれると、戦力的にも、コスト的にも球団としては有り難いところです。

 

田城は支配下契約されるのでは?と報道が出るほど周囲の期待も高まっており、現在の成績を残し続けられれば、遅かれ早かれ支配下契約されるでしょう。

2019年オフの戦力外・退団候補

  • 市川友也
  • 西田哲朗
  • 江川智晃
  • グラシアル
  • デスパイネ

2018年と同様に、戦力外通告を誰に告げるのか悩ましいソフトバンクの野手事情。実力的には来季も契約したいところですが、ドラフトや編成バランスを考えると、ベテランの中から何名かが契約延長されない可能性はあります。

まとめ
  • 全員揃えば強力打線だが、故障と高齢化が目立ち始めた主力野手
  • 将来的に安泰なポジションは捕手のみ。内外野共に世代交代はやや不安
  • 20歳前後の有望株が複数名現る
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2020年の福岡ソフトバンクホークスのポジション別編成予想

2020年の福岡ソフトバンクホークスの編成について、「1ポジション4人制」で考察。

「1ポジション4人制」の見方は、下記を参照。

各ポジションをレギュラー、対抗、バックアップ、育成の4つの枠に分けてポジションごとの充実度を分析。

パ・リーグの場合は指名打者があるため、重複する選手もいるがあくまで1ポジション4人ずつとする。

 

充実度が低いポジション=補強ポイントになる。

 

【ポジション充実度判定】

充実度A:補強の優先度低
充実度B:補強の優先度中
充実度C:補強の優先度高
 

一応現有戦力を全員当てはめてみたが、青字の選手は戦力外候補。

従って、そのポジションにドラフトもしくは外国人を補強する可能性がある。

引用:西武ライオンズの2017ドラフト指名予想と2018年の編成【野手編】 

※1 今回はFA移籍の可能性がある選手も、青字にしております。

※2()は他ポジションと重複した選手です。

ポジション別攻撃力 課題は内川の後継者と固定出来ぬ二塁手

ポジション別攻撃力でみると、甲斐、グラシアル、デスパイネが主に務める捕手、左翼手、指名打者のポジションが強みになっています。

 

右中間のポジションでも大きなマイナスが生まれていますが、これは柳田、中村晃の長期離脱期間があったことと、上林の打撃不振があった影響で、今後は回復する可能性が高いです。

むしろ課題は内川が守る一塁手のポジションで、攻撃力が求められるコーナーポジションで唯一のマイナスを生み出しています。

捕手 充実度A

レギュラー :甲斐  (27)
対抗    :栗原  (24)
バックアップ:市川  (35)、高谷(38)
育成    :九鬼  (22)谷川原(23)、堀内(23)、張本(29)
 

レギュラーには今後数年間は正捕手を任せられる甲斐がいるため、非常に充実度の高いポジションです。

これまでは守備面での貢献を評価されてきた選手ですが、今季は打撃面で大きな成長を遂げた一年になりました。過去3年間のOPSは.600代でしたが、今季はOPS.745を記録。打率、出塁率も大きく数字を改善させた結果、WAR3.0を記録しており(過去最高は2017年の2.3)、このままのペースでいけばキャリアハイのシーズンとなるでしょう。フレーミング技術に課題を残しますが、総合的にみると12球団でもトップクラスの捕手であることには変わりはありません。

 

加えて、前述した通り、甲斐のライバルであり、次世代の正捕手候補も複数名台頭してきており、捕手は非常に良い構成になっています。

そのため、補強の優先順位は低く、ドラフトで指名があるとすれば育成枠か守備型の社会人卒の選手を下位で獲得するくらいでしょう。

一塁手 充実度C

レギュラー :内川   (38)or中村晃?or新外国人?
対抗    :コラス  (21)
バックアップ:グラシアル(34)、(明石)(34)、塚田(31)
育成    :黒瀬   (22)、(三森)、(美間)

 

2年連続で打撃不振に陥ってる内川は来季はとうとう38歳。今季は一塁守備で大きく貢献(12球団1の一塁UZR)しているとはいえ、打撃面での貢献に乏しく、そろそろ世代交代を図りたいところ。

現実的な策としては、やや飽和状態の外野手の中から中村晃を一塁メインに切り替えるか、新外国人選手の獲得です。もし新外国人選手の獲得の目処が立たなければ、コラスを一塁手で起用してみる選択もありです。

いずれにせよ、このポジションはドラフトで補強することが難しく、ソフトバンククラスになるとFAや新外国人選手で補強可能なことも考えると、ドラフトでの補強優先度は低いです。

二塁手 充実度C

レギュラー :牧原   (27)
対抗    :川瀬   (22)
バックアップ:川島   (36)、明石(34)(高田)
育成    :三森   (21)、増田(21)or高校生野手?

 

レギュラーとして期待された牧原の打撃成績が伴わず、今季もまたポジションを固定出来なかったソフトバンクのセカンド事情。層の厚さで攻守両面で大きな穴にしなかったのはさすがですが、来季以降に不安を残す1年となりました。

NPBの場合はセカンドを外部から補強することが難しく、基本的には現有メンバーで来季も戦う形が濃厚です。

バックアップには、明石、川島らが控えているので、大きな弱点になることはないでしょうが、そろそろ世代交代を図りたいポジション。

 

一番の理想は牧原が2018年の輝きを取り戻すこと。打撃貢献もさることながら、12球団の内野手の中でも屈指の守備範囲を誇るだけに、年齢も含めてポジションを掴んで欲しい選手です。

対抗馬には、ショートのレギュラー候補でもある川瀬を挙げます。ただ、まだまだ打撃面で非力さが目立ち、一定の出場機会を与えたいほどのところまではいません。

 

二軍では大型二塁手候補の三森、増田の二人が優先的に起用されていますが、まだ将来のレギュラーを感じさせるほどの結果をでしていないのが現状。

チームとしては二遊間候補の逸材が少ないだけに、育成枠も含めて、ドラフトで指名してくる可能性は高いです。

三塁手 充実度B

レギュラー :松田   (37)
対抗    :美間   (26)、(周東)
バックアップ:(明石) (33)、(川島)
育成    :増田   (21)、野村大(20)、茶谷(21)

 

長らく三塁手のレギュラーを務めてきた松田に衰え傾向が出始めています。

2018年まではWAR3.5以上を叩き出していたのですが、今季はここまでWAR0.9と、本来とは程遠い成績。序盤はキャリアハイペースで打ちまくっていたのですが、7月以降に成績を下げ、8月は大不振。

守備面でも、毎年大きくプラスを記録し続けていた三塁UZRが-3.0と、攻守両面で成績を落としています。

単なる調子の波や疲れなのか、はたまた年齢的にフルシーズン戦うのが難しくなっているのかは定かではありませんが、遅かれ早かれ世代交代を図りたいポジションであることは間違いありません。

 

基本線は2020年も松田がレギュラーでしょうが、対抗を挙げるなら2018年に広島からトレード移籍してきた美間。ただ、二軍ではまずまずの成績を残しながらも、一軍投手相手には対応出来ないことが多く、松田の後継者としては物足りなさがあります。

チームとしても、増田や野村大、茶谷などを獲得して育成に取り掛かっていますが、一軍定着にはもう少し時間がかかりそうな状況です。

 

そうなると、面白いのはFAでロッテから鈴木大地を獲得するプランです。

ロッテが4月中旬にも国内FA権を取得する益田直也投手(29)と鈴木大地内野手(29)へ残留要請をする方針であることが8日、分かった。球団幹部が権利取得後に話し合いの場を設ける予定だ。

引用:【ロッテ】益田&鈴木、4月中旬にも国内FA権取得 球団は残留交渉へ : スポーツ報知

 

鈴木大地はここまで14本塁打、OPS.872とキャリアハイペースで打ちまくっており、FA宣言となれば今オフの最大の目玉になり得る選手。主に三塁、一塁を守れて、オプション的に二塁を守ることも可能な選手だけに、ソフトバンクとしてはピンポイントな補強になります。また、同一リーグのロッテから主力を引き抜くことで、ロッテの弱体化を図れる点も、ソフトバンクとしてはプラスなポイントです。

 

ドラフトの観点から言えば、若手三塁手を多数保有しているため、基本的にはこのポジションの選手を獲得することはないでしょう。

遊撃手 充実度B

レギュラー :今宮   (29)
対抗    :川瀬   (22)
バックアップ:高田   (30)、西田、(牧原)
育成    :古澤   (22)

 

守備力が衰えるのに反比例する形で、年々打撃成績を伸ばしている今宮。しかし、若い頃から一軍で出ずっぱりだった影響からか、ここ2年は故障が多く、年間通して試合に出場することが難しくなっています。現状チームの一番手ショートであることは間違いありませんが、故障の多さを考えると、そろそろ次世代の遊撃手を確保したいところ。

 

対抗は二軍でレギュラーを任されている川瀬。出場イニングが少ないのでサンプル程度ですが、遊撃UZRは2年連続でプラスを記録出来ています。チームとしては最も期待をかけている選手だけに、あとは打撃さえ伸びてくれば今宮の後継者候補一番手になります。

それ以外の候補だと、セカンドのレギュラー候補の牧原は今季ショートで105回2/3を守って、遊撃UZR28.7という驚異的な値を記録。守備力だけならチーム1位の選手だけに、牧原が今後ショートで出場機会を増やす可能性はあるでしょう。

 

とはいえ、チームは二遊間候補が不足していることを考えると、ドラフトでは将来のレギュラー候補を獲得したいところ。2018年に競合覚悟で小園を指名したのは、こうしたチーム事情があったからです。今年は二遊間不作年と言われているため、適正順位としては2位の選手ですが、武岡(八戸学院光星)を外れ1位あたりで指名する可能性もあるでしょう。

左翼手 充実度A?

レギュラー :グラシアル(34)or中村晃?or新外国人?
対抗    :周東   (24)
バックアップ:長谷川  (35)、中村(31)
育成    :真砂   (25)

 

 グラシアルが残留すれば、非常に充実したポジションとなるレフト。

グラシアルはここまで320打席に立って、22本塁打、OPSは.963という、驚異的な数字をマークしています。 フルシーズン出場したことがないため、未知数な面もありますが、年間通して試合に出場出来ればMVP級の貢献も期待出来る選手です。

単年契約のため、シーズンオフに再度キューバ政府との交渉があり、去就は不透明ですが、是が非でも残留させたい選手です。

 

仮にグラシアルが退団となれば、中村晃、長谷川、福田秀平らで穴を埋めることになるでしょう。ただ、中村晃は病気の影響でコンディションが整わないこともあり、今まで通りの成績を残せるかは微妙なところ。

長らく期待されている真砂も伸び悩んでいる状況を考えると、現有メンバーで補うのは難しいかもしれません。

そう考えると、新たな外国人選手を獲得する可能性もあるでしょう。

 

ドラフトの観点でいうと、基本的にはレフトは外国人選手などで補うことが出来るので、補強の優先順位は低いです。ただ、真砂や塚田が伸び悩んでいることを考えると、大砲候補の外野手を獲得する可能性もあるかもしれません。

中堅手 充実度A

レギュラー :柳田  (32)
対抗    :釜元  (26)
バックアップ:周東  (24)、(福田)
育成    :田城  (21)or大学生外野手?

 

語るまでもない12球団最強打者の柳田がいるため、本来であればソフトバンクの最大のストロングポイントであるポジションです。

柳田は故障がなければほぼ確実にMVP級の成績を残せる選手ですが、問題は故障の多さと今後の去就。前述の通り2年後のオフには退団する可能性も秘めており、いつまでも頼ってはいられない選手です。 

その柳田の故障離脱期間中は、釜元、福田、牧原などが起用されましたが、どの選手も打撃で及第点の結果を残すことは出来ませんでした。

 

当然柳田級の選手を獲得、育成することは難しいミッションではありますが、フロントとしては柳田のいるうちに後継者の目処を立てておきたいところ。

幸い今年は大学生外野手に何名か上位候補の選手がいるため、外野手の高齢化が目立ち、かつ中堅世代が不作のソフトバンクが、2位あたりで外野手を指名する可能性は高いでしょう。

右翼手 充実度B

レギュラー :上林     (25)、(中村)
対抗    :福田     (32)
バックアップ:江川     (33)
育成    :水谷     (20)

 

ライトのレギュラー候補は上林。2019年は開幕前から打撃不振で、故障なども重なり不本意な成績となっています。ただ、2018年はWAR4.9を記録した選手で、しかもチームの主力外野手では唯一の20代の選手。チームとしては主軸になって欲しい選手だけに、来季以降は成績をV字回復させたいところ。

 

バックアップには、FA権を取得した福田を配置しました。残留となればこれ以上ないバックアッパーですが、果たして本人がこのままソフトバンクに骨を埋めるのか、レギュラーポジションを求めて他球団に移籍するのか、注目ポイントです。

仮に福田が移籍となっても、コラスや中村晃などの選手がバックアッパーとして控えているため、一軍戦力はある程度維持出来るでしょう。

 

ただ、全体的に外野手が高齢化しており、20代前半の若手有望株外野手が少ないため、ドラフトでは外野手を獲得したいところです。

指名打者 充実度A

レギュラー :デスパイネ (34)or新外国人?
対抗    :(塚田)  (31)
バックアップ:(長谷川) (35)
育成    :砂川リチャード(21)

 

指名打者はデスパイネが残留となれば引き続き強力なポジションになります。

デスパイネはここまで30本塁打、OPS.907とリーグ屈指の長距離砲として活躍。5、6番に置いておくにはこれ以上ない選手だけに、フロントとしては全力で引き止めたいところです。ただ、今季の年俸は4億円で、守備貢献がほぼ期待出来ない34歳ということを考えると、どこまでの金額を積めるかは微妙なところ。

豊富な資金力を有するソフトバンクだけに問題はないでしょうが、あまりにも高額な年俸要求となると、交渉は難航する可能性もあります。

 

その場合は新外国人、もしくは既存のメンバーが代役になるでしょう。ソフトバンクは全体的にベテラン選手が多くなっており、主力が休養を兼ねてDHで出場する機会もあることを考えると、無理にこのポジションを埋める必要はないかもしれません。

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2019年の福岡ソフトバンクホークス野手補強ポイント

【野手補強ポイントの優先順位と狙い】

  1. 将来の遊撃レギュラー候補→今宮の後釜
  2. デスパイネ&グラシアルの残留交渉(失敗時は代役候補獲得)
  3. 三塁の中堅野手→松田の後釜と若手が成長するまでのつなぎ
  4. 外野手のレギュラー候補→高齢化外野手の世代交代

 

名前だけみると豪華なソフトバンク打線ですが、長らく主力選手が固定されておらず、ここ5年間で台頭してきた野手は甲斐と上林くらい。レギュラーの壁が厚かったとはいえ、なかなかスムーズな世代交代を図れないでいます。

柳田がいる限り、野手が大きな課題になることはないでしょうが、近い将来柳田がいなくなってしまうと、一気に弱体化する可能性がある構成。

幸い若手有望株がチラホラ出始めているので、FAで他球団の中堅選手を獲得して編成バランスを良くしながら、若返りを行いたいところです。

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まとめ

  • 年々柳田依存傾向が強まる編成はややリスクが高い
  • 若手有望株は出てきているものの、世代交代は進んでいない
  • 捕手以外のポジションに将来のレギュラー候補を獲得したい

 

2019年のドラフトについて知りたい方は「2019年ドラフト会議の日程と目玉選手一覧 一位予想と速報も!【高校生、大学生、社会人】」の記事もご覧になってみてください。

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