過去の記事でインドでは街の色合いによって愛称が付いていることをご紹介しました。
今回ご紹介するのはそのなかでも一際幻想的なピンクシティと呼べれるジャイプルです。
この街は魅力的なピンクの街並みだけでなく、多くの世界遺産、インド一のラッシー、アジア最大の映画館があります。
ですので、北インドを観光するにおいては欠かせないスポットのひとつです。
そこで今回は私が経験したジャイプルでの体験をお伝えしていきます。
インドの街の色合いによって愛称がついている都市の記事はこちらです。
目次
ジャイプルとは
インドのラジャースターン州の州都の1つ。
約10kmの赤い城塞に囲まれ、別名『ピンクシティ』と呼ばれる。
場所はインドの北西部にあたるとこに位置している。
時間が足りないくらい数多ある観光地
ここからは私が訪れたいくつかの有名観光地についてお伝えしていきます。
アンベール城
1592年にマハラジャのマン・シンによって着工され、その後1727年までの幾度かの改築を経て完成しました。
ジャイプール郊外にそびえるアンベール城は「ラジャスタンの丘陵城塞群」のひとつとして2013年に世界遺産にも登録されています。
かつては城主などに限られていましたが、現在は観光客が象に乗って城のある丘まで登ることもできます。
私が行った際も多くの観光客が像に乗っていました。
さすがに外敵から自国を守るための城塞都市だけあって堅牢そうな作りになっています。
中国の万里の長城のような外観でした。
ディーワーネ・アーム一般謁見殿という一般人が立ち入れる場所まではツアーか象、徒歩の三つの方法でいくことができます。
私は歩いて行ったのですが結構な上り坂でした。
私の足で15分くらいかかりました。
なるべく日が登らないうちにいくことをオススメします。
熱くなってからいくのは過酷です。
外敵を寄せ付けないための作りなので、道がかなり蛇行した作りになっています。
宮殿内では荘厳な装飾がなされていました。
さすがに約200年近くも改築が続いただけあって、かなり手の込んだ作りになっていました。
シティ・パレス
郊外にあるアンベール城の後に向かったのは街の中心部にあるシティ・パレスです。
1727年にアンベール城からこの地に都が移されました。
現在も一部がマハラジャの住居として使われていますが、大部分は博物館として一般に公開されています。
こちらのツボはマハラジャがイギリスを訪れるにあたってガンジス川の水を運ぶためにつくられた「世界で一番大きな銀製品」としてギネスブックに認定されている銀製の壺です。
風の宮殿(ハワ・マハル)
恐らくジャイプルを紹介する上で最も写真を使われるのがこの風の宮殿。
この記事の最初の写真もハワ・マハルです。
かつて、この宮殿内で仕えていた女性たちは外出を禁じられていました。
そのため、この小窓から宮廷の女性たちが自らの姿を外から見られることなく、街の様子を見たり、祭を見て楽しむことができるようになっているのです。
また、この窓を通して風が循環することにより、暑いときでも涼しい状態に保たれるような構造となっており、これがこの宮殿の名前の由来ともなっています。
館内はかなり狭い作りになっています。
特に階段を昇り降りする時はかなり窮屈になるので、大きなバックパックなどを背負っていくのはオススメしません。
館内から見る景色は当時と変わってはいますが、通りがよく見える作りになっています。
ジャイプルの街並みを違った角度から見れるので色んな発見があります。
ジャンタル・マンタル
天文学者でもあったジャイ・シング2世によって作られた天文台。
ここジャイプルを含めて5箇所インドにジャイ・シング2世がつくった天文台があるのですが、このジャイプルの天文台が最も規模が大きいです。
2010年には世界遺産にも認定されています。
正直見ただけではことの凄さがあまりピンときません。
少なくとも私には(笑)
なのであらかじめ予習をしていくかガイドを雇うことをオススメします。
このジャンタル・マンタル付近にはガイドをしてくれる方がかなり声をかけてきますので、自分のフィーリングが合いそうな方がいれば雇ってみるのも手です。
水の宮殿(ジャル・マハル)
水の宮殿と呼ばれるジャン マハルは湖の中に建てられた宮殿です。
雨季になると湖の中に沈んでしまうため、夏にジャイパールを訪れた際は、訪れたいおすすめ観光スポットです。
夕暮れになるともっと幻想的な眺めになるようです。
ガルタジ・テンプル
聖なる水で沐浴するためにインドの方が利用するのがこのガルタジ・テンプル。
正直見たところ全く綺麗ではありませんが、これが彼らにとっては聖水だそうです。
実際見ているとみんな幸せそうに水を浴びていました。
少し感覚は違うのかもしれませんが、日本人が美味しそうにタコを食べるのを見る西洋人と似た感覚なのかもしれません。
映画館とラッシー有名店、やっぱりカレーも外せない
ここジャイプルは観光地だけでなく有名なものが二つあります。
アジア最大のの映画館 ~RAJ MANDIR~
一つはアジア最大の映画館であるラージ・マンディル。
映画大国として知られるインドでも最も有名な映画館のようです。
時間がなくて外観を見ることしか出来ませんでした。
一日4回公演を行っているので、時間がある方はインド文化を知る意味でも行くと良いかもしれません。
ちなみに夜と館内ははこんな感じになるようです。
ちなみに映画館の隣にあるマクドナルドのドナルドは異常に不気味でした(笑)
インド一の名店ラッシー屋さん ~LASSIWALA~
インドと言えばラッシーが有名ですが、中でもかなり有名なのがここジャイプルにある
「LASSIWALA」さんです。
私は日本滞在中に何人かの日本人と会ったのですが、皆さんここのラッシーは絶賛していました。
素焼きの器に入れられたフレッシュなラッシーに、ヨーグルトの薄皮をつけてくれてラッシーは絶品です。
シティパレスからも近いので旅の疲れを癒す意味でもオススメです。
私が訪れた時は西洋風の方が数多く来店されており、人気のほどを伺えました。
踊り子を鑑賞しながら食べるカレーこそが本当のインドカレー!?
インドと言えばカレーということで、夜はカレーを食べに行きました。
私が記憶しているなかではここのナンがインドで一番美味しかったです。
バターの味がしっかり効いていました。
残念ながらお店の名前を覚えていません。すいません。
でも美味しかった記憶だけは確かです。
まとめ
正直インドに行く前の時点ではあまり期待していた街ではありませんでした。
地元のインド人の方がかなり勧めてくれたので旅行の日程に組み込んだ背景があります。(インド人の言葉をまともに受け取るのか問題はあったのですが笑)
ただ、インド人を信じて正解でした。
私の旅の中でもかなり印象深い街になったからです。
もし、北インドに来る機会があれば2日ほどの余裕をもってジャイプルに来ることをお勧めします。
それでは、さようなら!