死ぬまで生きる問題

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楽天則本昂大投手は田中将大を上回る奪三振力

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普段先発している投手が短いイニングに集中したらどうなるのか。

先発投手は長いイニングを投げるために力をセーブして投げることが多い。

 また、全力投げる場面はある程度イニングが進んでからのケースが多いため、体力・気力が完全に充実した場面で投げるわけではない。

そのため、先発をしている投手が持てるパワー全てを出し切る場面を見る機会は少ない。

 

オールスター、ポストシーズン、代表戦などに機会は限られてくる。

 

ただ、そのたまに見せる短いイニングでの全力投球はやはり普段の先発時とは比べものにならないほど圧倒的なパフォーマンスだ。

 

あの大谷翔平選手が165㌔を計測したのもポストシーズンで1イニング抑えを任せられたときだった。

 

上記のような凄みのある投球はピンチの芽を断ち切れるだけでなく、球場の雰囲気を変える力まで持っている。

 

今の日本代表で短いイニングを投げて球場の雰囲気を変えられる力を持っているのは大谷翔平選手と則本昴大選手の2人。 

 

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そこで今回は侍ジャパンで投手陣の軸としての活躍が期待される楽天則本昴大選手についてお話していく。

目次

則本昴大選手とは

2012年のドラフト会議で東北楽天ゴールデンイーグルスから2巡目指名を受けて入団。

 

一年目から新人選手で唯一、一軍キャンプのメンバーに参加するなど首脳陣からの期待は高かった。

当時のエース田中将大選手がWBCに出場したこともあって、開幕戦でプロ入り初登板・初先発を任せられる。

新人選手の開幕投手は29年振り、パリーグでは55年ぶりの快挙だった。

 

ルーキーイヤーから期待にたがわぬ活躍を見せ、田中将大選手が持つ新人勝利の球団新記録の12勝目を挙げた。

最終的には1999年の松坂大輔選手以来となる15勝目を挙げた。

 

その年に行われた日本シリーズでも新人としては61年ぶり、史上3回目となる開幕第1戦で先発登板を果たした。

3勝3敗で互いに王手をかけた第7戦では3-0で迎えた7回から2番手で登板し無失点で抑え、見事チームの初の日本一に貢献した。

その活躍が認められ、チームでは2007年の田中将大以来2人目の新人王に輝いた。

 

2014年はメジャーに移籍した田中将大選手の後のエースの役割を期待される。

前年同様開幕投手の役割を務める。

2リーグ制以降、新人から2年連続で開幕投手を務めたのは54年ぶり史上3人目

最終的には204の三振を奪い、自身初のタイトルとなる奪三振王を獲得。

イニングも両リーグ最多の202回2/3を投げた(うち28登板199回1/3は先発)。

球団新記録のシーズン7完封勝利を挙げた。

 

2015年も開幕投手を務めた。

ルーキーから3年連続での開幕投手は史上二人目の快挙。

3年連続の2桁勝利、自身初の防御率2点台、最終的に215奪三振を奪い、2年連続の最多奪三振のタイトルに輝いた。

 

2016年は2リーグ制では初となる新人から4年連続で開幕投手を務めた。

4年連続の2桁勝利、216奪三振を奪い、3年連続の最多奪三振のタイトルに輝いた。

則本昴大選手が短いイニングに専念したとき

則本昴大選手が短いイニングに専念したときのインパクトは大谷翔平選手に勝るとも劣らないものがある。

 

大谷翔平選手が球速で圧倒させるなら、則本昴大選手はその気迫とストレート一本で抑えきる制圧感で圧倒させる。

その力は全盛期の藤川球児投手に匹敵するほどだ。

初めて則本昴大選手のリリーフを見た衝撃

私が則本昴大選手のリリーフを見たのは2013年の日本シリーズの最終戦だ。

この試合を観て、則本昴大選手の魅力に引き込まれてしまった。

 

巨人打線が完全に圧倒されていたのを今でも覚えている。

今の日本に則本昴大選手のストレートを弾き返せる打者はいないとさえ感じた。

 

田中将大選手が最終回を抑えたシーンを覚えている方が多いと思うが、私にとっては則本昴大選手の衝撃が今でも忘れられない。

日米野球でみせたワールドクラスの快投

そして、その時以上に衝撃的だったのが、2014年に開催された日米野球で投球。

オフシーズンに行われたとはいえ、相手はメジャーの強打者たち。

その彼らでさえ、短いイニングに集中した則本昴大選手のストレートを捉えることはできなかった。

 

ただ抑えたわけではない。

相手が手も足も出ないと思わせるような圧倒的な内容で抑え込んだ。

戸惑うメジャーリーガーを見て、球場の空気が変わるほどだった。

 

あの試合で日本代表は継投を重ね、メジャーリーガー相手にノーヒットノーランを達成したが、確実に則本昴大選手が残した後遺症によるものだった。

プレミアム12で見せた一抹の不安

その高いリリーフ能力からプレミアム12の準決勝・韓国戦でリリーフ投手を任せられた則本昴大選手。

圧巻の投球で8回を抑え、楽勝ムード感じさせられたが、まさかの9回乱調。

その結果、侍ジャパンは韓国にまさかの逆転負けを喫してしまった。

 

思えば過去のリリーフ登板で則本昴大選手が最終回を抑えた場面はない。

試合の流れを変える投球と試合を終わらせにいく投球は微妙に異なるのだろう。 

侍ジャパンでの期待される役割 

 現時点では未確定だが、今回のWBCで則本昴大選手は先発を任せられる可能性が高い。

ただ、侍ジャパンがWBCで勝ち上がっていく中で、則本昴大選手がリリーフに回る局面もあるだろう。

 

前述した通り、則本昴大選手には試合の流れを変える力がある。

また、本人もそれを自分の持ち味と考えてもいる。

 

今回リリーフ陣に不安が残るだけに則本昴大選手にはリリーフとしての期待も高い。


巨人菅野 × 楽天則本 対談 後編

 

そのとき、則本昴大選手にセットアッパーか、はたまた抑えを託すのか。

前述した抑えの局面での不慣れをどう判断するのか。

首脳陣の腕の見せ所でもある。

 

※2017/6/30追記

私の悪い予感が当たり、二次ラウンドのオランダ戦で9回1点リードの状況で抑えを任された則本投手は救援失敗。

同点に追いつかれてしまいました。

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勤続疲労の危惧

一点私が危惧しているのは則本昴大選手の勤続疲労だ。

 

ルーキー年からローテーションをフル回転している。

プロ4年でリーグ最多投球回が3度。

 

しかもオフにポストシーズンや代表選でフル稼働している。

 

また、力投型であることとやや小柄な身体であることも気になる要素。

則本昴大選手のような力投型は肉体の疲労がそのままパフォーマンスに影響しやすいだけにその点が気がかりだ。

 

※2017/6/30追記

2017年の則本投手は私の危惧した勤続疲労を全く感じさせない投球を披露しています。

交流戦の巨人戦で日本新記録の7試合連続二桁奪三振を達成。

最終的に日本記録を8試合連続まで伸ばすなど、前半戦は好調なシーズンを送っています。

まとめ

球場の流れを変えられる選手というのは数少ない。

結果だけでなく、内容も含めて相手、球場をあっとさせなければいけない。

 

その希少な存在である則本昴大選手にかかる期待は大きい。

 

やや故障のリスクが気になるが、今回のWBCでも持ち前の気迫と負けん気を前面に出した投球に期待したい。 

 

それでは、さようなら!