承認欲求。
多くの人は大なり小なり、自分を認めて欲しいという欲求を秘めているものです。
「俺って面白い」、「私って可愛い」、「凄いだろ」などなど
その欲望は多岐に渡り、とどまることを知りません。
しかし、そのあふれんばかりの欲求とは裏腹にその欲求が満たされることは少ないでしょう(少ないからこそ湧き出てくるのかもしれませんが)。
かくいう私もその1人です。
多くの人から評価されたり、認められるような人はほんの一部です。
大多数の人はその承認されない欲求のはけ口を持っています。
ブログもまたその手段の1つ。
収益やPVは自分の考えや知識がどれだけ人から認められているかの1つの証。
ゆえに多くのブロガーが承認欲求を満たすために収益拡大、PV獲得に躍起になるわけです。
ただ、それらの欲求が満たされる人もまた一握り。
中々増えないPV数、批判的なコメントなどを目の当たりにしてしまうと自分の承認欲求が満たされるどころか、否定されてしまうように感じる人もいるでしょう。
特に私のようなブログ初心者は陥りがちです。
こうなると初心者は自己の承認欲求が抑えきれずに暴走しそうになってしまいます。
今日はそんな承認欲求を抑える自制心の必要性について語っていきます。
目次
順調に伸び始めたPV数と燃え上がるブログ熱
3月の半ばごろから私のブログ急激に成長し始めました。
3月の半ばに行われたWBCをきっかけにして今年の中間目標である月間1万PVを達成したのです。
ただこの時はまだ冷静な自分がいました。
というのもこの上記の記事で述べた通り、WBCという一過性のイベントに関する記事を中心にPVを集めただけで、大会終了後もそれが継続される見込みがなかったからです。
実際、大会終了後PV数は緩やかに元の数値に推移していきました。
ただ、自分にはまだまだ伸びしろあるし、やっていけるというような自信めいたものがその時現れたのもまた事実。
もっとブログに力を入れたいと考えた私はある程度貯金が貯まったこともあり、仕事をいったんやめて、ブログに専念することにしました。
このブログに専念宣言が思わぬ反響(私の中で)を呼び、想定外にPV数が伸びていきました。
仕事を辞めたことで出来た時間を使って行ったブログの全面的なカスタマイズ見直し(主にスマホ)が功をそうした面もあるかもしれません。
しかも申請して2ヵ月も待っていたグーグルアドセンスが承認されるなど、私の中でブログが順調に調子をあげ、私のブログ熱はますます高まっていきました。
記事がヒットする一方で抱えた迷い
順調にブログが進歩していくなか、わたしにまた朗報が入ってきました。
以下のクレヨンしんちゃん記事がSmartNewsに取り上げられて、1日のPV数が900を越えたのです。
900PVというのはわたしにとっての最高の数値でした。
これまでの最高が800越え(トータル2回だけ)だった私にとっては躍り上がりたくなる数値。
ただ、この数値が伸びていく一方で私には気がかりなことがありました。
それは上記の記事の中で少し攻めたことを書いたことです。
正直にいうと私はこの作品に対してあまり響くところがない。
以前私がこの作品を初めて見た時、そして今回見直すまで一度も好きだなと思ったことがない。
もちろん駄作だとは思わない。
ただ好きでも嫌いでもない存在なのだ。
これは私の偽らざる感情・感想。
決して炎上を狙ったわけでも、ブログ向けに作った意見でもありません。
私が昔から持っていた感想です。
ただ、この記事を投稿する際私の中に一種の怯えのようなものがありました。
「こんなこと書いて気を悪くする人はいないか?」 「批判的なコメントをもらったらどうしよう。」 「こいつ炎上狙いだなとか思われるのでは」
といった葛藤のようなものがありました。
ブログを初めて今日に至るまで私はブログに批判的なコメントをもらったことがありません。
その原因は批判するほどでもないことしか書けていない。
ようはつまらないからなのではないかと考えていました。
批判的なコメントを受けたことがないため、私はまだ批判・中傷耐性がありません。
批判的なコメントをもらうことへの恐れと、つまらないやつだと思われたくない承認欲求の間で私は葛藤していたのです。
雑記ブロガーが陥る罠におちかけた自分 戦え! 己の承認欲求と!
そんな私の心の中を見透かすようなある記事を見つけ、私ははっとさせられました。
特に雑多なブログは「専門家ではない素人」だからこそ、最初こそはその発言が「価値がある」「興味深い」と判断されるのですが、素人がずっと同じような論調で語り続けていても、「進歩がない」「ただ言いたいだけ」と、次第に厳しく判断されるようになるだけです。
【ブログ運営】雑多なブログは稼げないし、SEOも弱いことをもう一度語る - 検索サポーター
この言葉は私に非常に刺さりました。
実のところ、雑記ブログなどと言っていますが、私の場合は専門で語れる・情報を提供できる分野がないから雑記ブログをしているというのが正直なところです。
確かに上記で述べられている通り、最初は素人ならではの発言が注目を集めるかもしれません。
しかし、その切り口に新鮮味がなくなると読む側は飽きてくる。
そうなると承認欲求を求める雑記ブロガーはどうなるか。
(だからこそ論調がどんどん過激になって、煽り、炎上に走るブロガーも現れたり。)
少しでも興味をひこうと過激な論調が増えていくのです。
何を語ってもよい立場だけにたがが外れるととんでもない方向に向かっていく可能性が雑記ブロガーにはあるのです。
上記でとり挙げた記事にはそれ以外にも雑記ブロガーが抱える危険性がいくつか述べられていました。
書けば書くほど全てのエントリーの内容を薄める、更に雑多となるため、専門性を薄めてしまい、軸がなくなるというデメリットもあります。
知名度の高い人が興味本位で語ったことと、知名度は低いけど専門家の目を通して語ったこと。
あなたはどちらの意見を信じますか?
そのどれもが私を目覚めさせてくれるものでした。
こみあげる承認欲求に負けず、冷静に自分を抑えて、ブログに向き合う。
専門ブロガーよりも比較的結果が出やすい反面、頭打ちになるのも早い雑記ブロガー。
中には悲惨な末路を辿っ方もいらっしゃるでしょう。
暴走する危険性が専門ブロガーよりも高い雑記ブロガーだけにこのことを肝に命じていかなげればなりません。
まとめ
人から興味を持たれる、評価されることは大変気持ちが良いものです。
しかし、それらには終わりがありません。
仮に世界で一番PVを集めるブロガーになったとしても、今度はそれを継続したいという欲求が襲ってくるでしょう。
他の分野でも成功したいという欲求が出てくるでしょう。
際限なく溢れてくる承認欲求と上手く付き合っていくことが、継続したブログ活動には大切なことでしょう。
継続のしやすさこそ雑記ブログの長所の1つ。
その長所を過度な自己承認欲求で消してしまわぬよう、自制心を持ってブログ活動を続けていきます。
それでは、さようなら!