どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
今日は、2017甲子園に出場したスーパー一年生一覧をご紹介します!
気が早い話ですが、2年後の2019年のドラフト候補にもなりえる逸材たちを今のうちにチェックしておきましょう。
これからの高校野球、ゆくゆくは日本の野球界を背負っていく逸材たちばかりです。
※2017/8/15時点の結果をもとに記事を書いております。
数字で見る1年生で甲子園に出る難しさ
1チームの甲子園のベンチ入り枠は最大18名。
つまり49代表校がフルに枠を使った場合(稀に17人以下のチームがある)、ベンチ入りできる人数は882名。
その内、2017年の夏の選手権大会(甲子園)でベンチ入りを果たしたのはわずか28名。
全体のわずか3%しかいないのだ。
【2017甲子園の一年生ベンチ入り】
- 全ベンチ入り人数:882名
- 一年生ベンチ入り人数:28名
- 一年生ベンチ入り割合:3%
考えても見れば単純な話で、甲子園に出場するようなチームでベンチ入りするだけでも相当な野球エリート。
ましてや一年生で、鍛え抜かれた屈強な身体の先輩たちを押しのけるのは並大抵の野球センスでは出来ない芸当。
一年間アピールする先輩たちと違って、一年生が実力を証明するには入部した4月~7月までの3、4ヵ月しかない。
もちろん、清宮幸太郎(早稲田実業)、根尾昴(大阪桐蔭)のように鳴り物入りで入団したスーパー一年生も稀にいる。
ただ、それ以外の一年生たちは厳しい競争を、心技体運、勝負強さで勝ち上がってきているのだ。
ちなみに、一年生のベンチ入りメンバーの多さランキングは下記のとおり。
【2017甲子園ベンチ入りメンバー数】
- 1位:5名 →横浜(神奈川)
- 2位:3名 →津田学園(三重)、土浦日大(茨城)、智弁和歌山(和歌山)、下関国際(山口)
- 3位:2名 →二松学舎大付(東東京)、興南(沖縄)
ちなみに、平成以降に1年生を5人以上ベンチ入りさせていたチームは、わずか5チーム。
【平成以降に1年生を5人以上ベンチ入りさせたチーム一覧】
- 79回大会 履正社(大阪)6名
- 84回大会 遊学館(石川)5名
- 86回大会 鈴鹿(三重)5名
- 90回大会 菰野(三重)5名
- 96回大会 鳴門(徳島)6名
今回の横浜高校が平成以降では6校目。
全国の野球エリートが集う横浜高校にあって、一年生でベンチ入りするとはなんとも末恐ろしい。
2017年のドラフトの目玉・増田選手を3年生に擁しながらも、下級生にも逸材を揃える横浜高校。
来年2018年に行われる記念の100回大会に対する並々ならぬ意気込みが伝わってくる。
2017甲子園出場のスーパー一年生一覧!
及川 雅貴・横浜(投手)
引用:http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/08/12/kiji/20170811s00001002497000c.html
投手 182/71 左/左
身長181センチ、ストレートの最速は143キロの左腕。
このスペックだけで、既に今秋のドラフト会議の候補になってもおかしくないスペックを持つスーパー1年生。
一回戦の秀岳館戦では、3回を投げて被安打1の無失点。
与四死球3と制球力に難を残すが、「長打を浴びるくらいなら四球でもいい」という割り切りを感じられる投球とも言えた。
基本的にはストレートとスライダー中心の投球で、まだまだ投球には幅や奥行きがない。
将来的にチェンジアップなどを取得すれば、鬼に金棒だが、今はその段階ではない。
まずはストレートとスライダーを磨いて更なるスケールアップを図るのが最優先。
チームの勝敗は先輩の板川と万波投手に背負ってもらい、及川選手には自分のボールを磨いて欲しい。
5年後、10年後に日本を代表する左腕に成長することが期待される2001年生世代の中核となる存在。
宮城 大弥・興南(投手)
引用:https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/1856536.html
投手 173/70 左/左
一回戦の智辯和歌山戦で、先発登板。
4回0/3で被安打8奪三振2四死球3自責点3。
最大6点リードしたものの、その大量点を守ることが出来なかった。
沖縄大会決勝では、先発を任されて13奪三振で1失点完投。
ところが、全国の舞台ではそう簡単に抑えられなかった。
四死球3の数字以上に、コントロールのバラツキが目立った。
制球が定まらなかったというよりは、強力智辯和歌山打線を警戒し過ぎて自滅した印象を受けた。
今の自分のボールの威力では打ち返されてしまうことを、好投手がゆえに本能的に感じとってしまったのだろう。
甲子園の借りは甲子園で返す。
味わった悔しさをバネにして、更に大きな成長を遂げて欲しい。
及川ばかりに注目をさせない、世代を代表する左腕への成長が望まれる。
【2018夏の高校野球沖縄大会決勝】興南VS糸満の試合結果、感想とドラフト注目宮城大弥投手(2年)の評価
根路銘 太希・興南(内野手)
二塁手 165/62 右/左
一回戦の智辯和歌山戦で、2番セカンドで先発出場。
3打数無安打に終わったものの、1犠打1四球1振り逃げ出塁など、渋い働きを見せた。
守備面では、3度併殺プレイを完成させるなど、安定した守備を披露。
中学時代は軟式出身であることを感じさせないプレーを披露した。
新チームでも、同級生の宮城 大弥と共にチームを引っ張っていって欲しい。
小池 柊稀・木更津総合(内野手)
引用:http://news.livedoor.com/article/detail/13459909/
二塁手 174/64 右/右
一回戦の日本航空石川戦で、9番セカンドで先発出場。
打っては3打数1安打1犠打。
守備では6度の守備機会を無失策、2併殺を完成。
渋い働きでチームに貢献した。
兄は昨年木更津総合の夏ベスト8に貢献した小池航貴二塁手。
侍ジャパンU-18代表の主将を務めたほどの逸材。
その兄のキャプテンシーを引き継ぐかのように、1年生ながら3年生の山下輝投手に声をかけに行ったりする場面もあった。
兄に引けをとらない持って生まれたリーダーシップと野球センスで、今後も木更津総合を牽引していくことが期待される。
西川 晋太郎・智弁和歌山(内野手)
遊撃手 166/62 右/右
一回戦の興南戦で、8番ショートで先発出場。
一年生ながら、名門智辯和歌山のセンターラインを務める逸材。
打撃では5打席3打数1安打1犠打1死球。
守っては4度の守備機会を無失策。
0-6で迎えた4回表の1死満塁のチャンスで、反撃ののろしを上げるセンター前タイムリーはチームに大逆転勝利をもたらすきっかけになった。
同姓の高校の先輩・西川遥輝(現北海道日本ハムファイターズ)同様、1年夏から甲子園を経験したスーパー1年生。
その偉大な先輩同様、5季連続の甲子園。
そして、西川遥輝選手が成しえなかった全国制覇をつかんで欲しい。
同級生でベンチ入りしている、黒川史陽、東妻純平と共に新たな智辯和歌山の黄金時代を築けるかに注目。
藤井 久大・津田学園(外野手)
右翼手 167/64 左/左
一回戦の藤枝明誠戦で、5番ライトで先発出場。
U-18日本代表候補の久保田蒼布投手を苦にせず、5打数2安打の活躍を見せた。
身長は小柄で、まだまだ身体は出来上がっていないが、持ち味のミート力で安打を放った。
まさに野球センスの塊のような存在。
表情を見ていても、甲子園を楽しむような余裕が感じられ、大舞台でも物怖じしない性格も魅力の一つ。
新チームでは1~3番の上位打線を任される可能性も高く、攻撃の軸としての活躍が期待される。
石川 史門・津田学園(外野手)
引用:http://www.sanspo.com/baseball/news/20170809/hig17080905010006-n1.html
左翼手 186/75 右/左
一回戦の藤枝明誠戦で、7番レフトで先発出場。
3打数無安打に終わり、継投の兼ね合いで試合途中に退いた。
同級生の藤井久大選手がのびのびとプレイしていたのとは対照的に、非常に緊張の色が見て取れた石川選手。
藤井選手と比べると、まだまだ対応力に差があり、非常にツボは狭い。
ただ、身長体重が示すとおり、当たればデカいのを飛ばしそうな肉体的なポテンシャルを秘めている。
アウトにはなったものの、4回裏1死満塁のチャンスで放った火の出るようなショート強襲の当たりで、同点を演出した。
その際、一塁に気迫のヘッドスライディングをして、塁上で雄たけびを上げるなど、内に秘めた闘志も持っている。
今後成長していけば、ショートライナーが左中間を破るツーベースになり、更には左中間スタンドにまで届くホームランバッターになるだろう。
北信越を代表する左の大砲への成長に期待。
小泉 龍之介・横浜(外野手)
引用:https://www.daily.co.jp/baseball/2017/07/18/0010381572.shtml?ph=1
外野手 173/67 右/右
一回戦の秀岳館戦では、1番レフトで先発出場。
秀岳館の左の2枚看板対策として起用された。
結果は残念ながら4打数無安打2三振。
超高校級投手の速球と変化球を見極めることができず、悔しい結果となった。
ただ、守備ではレフト守備で本塁突入を狙ったランナーを自慢の強肩で補殺。
中学時代に最速138キロを記録した、レーザービームを遺憾無く発揮した。
尊敬する選手は同じ福井出身のオリックス・吉田正尚(敦賀気比高校出身)選手。
吉田選手同様、パワフルなプレースタイルでチームに勢いをもたらし、増田が抜けた横浜高校の新たなチームリーダーに成長して欲しい。
内藤 圭史・大垣日大(外野手)
引用:http://www.asahi.com/koshien/articles/ASK8B3DNKK8BOIPE00F.html
左翼手 180/72 右/右
二回戦の天理戦で、5番レフトで先発出場。
4打数3安打の活躍を見せた。
岐阜大会4回戦で2打席連続本塁打を放つほどの長打力を誇るスラッガー。
中学時代は相撲部に所属しており、中3時には75キロの軽量級で愛知県2位になった経験もある。
体格だけでなく、既に打撃技術も非凡なものを持ち合わせる右の和製大砲候補。
スケールの大きい選手になって、来夏以降は甲子園にアーチをかけて欲しい。
木村 大輝・下関国際(外野手)
左翼手 171/60 左/左
2回戦の三本松戦で、7番レフトで先発出場。
好投手佐藤圭悟の前に3打数無安打1四球に終わった。
まだまだ線が細く、速球に振りまけるシーンが目立った。
これから体重は10キロ以上は増加するだろう。
プロ注目の好投手の速球に振りまけないパワーをつけて、甲子園で初勝利と初安打を掴んで欲しい。
下関国際高校はメンバー18人中13人が二年生以下の若いチーム。
同級生のチームメイト谷本智、佐本快と共に、 チームの中心的な選手になって欲しい。
小山 翔暉・東海大菅生(外野手)
引用:http://www.japan-baseball.jp/jp/news/press/20160730_3.html
中堅手 175/70 右/左
2回戦の高岡商業戦で、7番センターで先発出場。
2打数無安打に終わり、途中から退いた。
U-15日本代表にも選出され、4番を任された逸材。
既に投手としても最速141キロの速球を投げ込む強肩を持つ。
外野守備でも、若林弘泰監督から「うちで一番上手い」と太鼓判を押されるほどのセンスを持つ。
打撃面でも実戦で柵越えを放つなど、高校レベルでも問題なく順応している。
将来的には、3番を任されるような選手になっていくだろう。
投手か打者か。
指導者やプロが嬉しい悲鳴を上げるような、投打にハイレベルな選手になって欲しい。
まとめ
逸材が豊富なミレニアム世代と言われる現2年生。
今大会でも、2年生たちの活躍が非常に目立っている。
しかし、その一つ下の現1年生世代も決して負けてはいない。
負けず劣らずの逸材たちが2年後大きくなって、甲子園の舞台に戻ってくることに期待したい。
それでは、さようなら!
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