死ぬまで生きる問題

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年俸5億円で通勤は西武鉄道 エルネスト・メヒア選手はチームをこよなく愛する心優しき助っ人

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西武ライオンズ愛をプレーと私生活で表現する頼れる助っ人。

 

推定年俸5億円ながら、毎日西武鉄道を使って通勤。

他球団からの高額なオファーは断って西武に残留。

それでいて在籍3年間平均32本塁打のパワー。

 

いまや埼玉西武ライオンズに欠かせなくなった選手。

 

それが今日ご紹介するエルネスト・メヒア選手。

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エルネスト・メヒア選手とは

ベネズエラ出身。

メジャー経験はなく、西武加入前はブレーブス、ロイヤルズのマイナーに所属していた。

 

2014年のシーズン途中に埼玉西武ライオンズに入団。

初出場となった5/15の試合の第1打席で本塁打を放った。

第1打席本塁打は日本プロ野球史上56人目。

 

以降も本塁打を量産し、34本塁打でチームメイトの中村剛也とともに最多本塁打を獲得。

シーズン途中入団での本塁打王獲得は史上初。

同一シーズンに同一球団から複数の本塁打王獲得者が出たのは2リーグ制以降では初となった。

  

2015年は27、2016年は35本塁打を放つ活躍を見せた。

2017年には通算100本塁打を達成している。 


《THE FEATURE PLAYER》NPB通算100本塁打!! Lメヒアの『打った瞬間』まとめ

史上初のシーズン途中加入で本塁打王 脅威のパワーを誇る助っ人

メヒア選手の魅力はなんと言っても長打力。

公称198 cm、118 kgの巨体から繰り出されるパワーで本塁打を量産。

飛距離なら同僚のホームラン王中村剛也選手に勝るものを持つ。

 

www.shinumade.com

 

2014年から2016年にかけての3年間の本塁打率(何打数に一回本塁打を打つか)もメヒア選手14.37、中村選手14.02とほぼ互角。

 

 この3年間で2度の本塁打王を獲得している中村選手に匹敵する本塁打率を残している。

 

通算出塁率.334と低めだが、長打力が高いためOPSは.851。

シーズン平均三振152が物語るようにコンタクト率に欠けるのが欠点。

逆にここが改善されるようになれば、もっと成績を残してもおかしくない。

 

年齢もまだ31歳と若く、伸びしろを残すだけにこれからも本塁打量産に期待出来る。

通勤は西武鉄道 ファンサービス旺盛な選手

 メヒア選手は球場までの通勤に西武鉄道を利用することで有名な選手。

某SNSなどで度々目撃情報が上がるほど頻繁に西武鉄道を利用している。

 

母国ベネズエラと違い、日本の電車は正確で、電車を使えばどこにでもいけることに感銘を受けて、今でも電車を利用するそうだ。

 

また、ファンに囲まれても、真摯的な対応でファンサービスに応えてくれることで有名。

 

インタビューでもファンサービスを快く行っていると語っている。

――ファンに囲まれて困ったことはありませんか?

「ファンの皆さんとは、よく一緒になるよ。出来る限り、ファンサービスに応えていきたいと思っているよ。困ったことは特にないね!」

引用:大型契約で西武残留のメヒアはなぜ電車通勤? シンプルすぎる理由とは… | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―

 

球団からはタクシー代も支給されているが、電車通勤を続けるそうだ。

 

他球団の外国人選手で活躍する選手は日本の文化に馴染んでいる。

 

  • 日本の寿司を愛する日本ハムファイターズのレアード選手(2016年本塁打王)
  • 自転車通勤の広島カープのエルドレット選手(2014年本塁打王)
  • ラーメン談義をするほどのラーメン通の阪神タイガースメッセンジャー投手(2013、2014最多奪三振、2014最多勝利)

 

活躍の陰に日本文化への理解あり。

 

西武鉄道を利用すれば、メヒア選手と会えるかもしれない。 

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西武に忠誠を尽くす西武愛に溢れるスラッガー

2014年にシーズン途中加入ながら本塁打王を獲得。

その際、様々な球団から高額な獲得オファーを受けたとされている。

 

しかし、メヒア選手はそれらの高額なオファーを蹴って西武に残留

そこにはマイナー時代に中々メジャー昇格できなかった悔しさと、自分にチャンスを与えてくれた西武球団の恩があったのだ。

 

 --昨年の活躍で、またメジャーリーグを目指したいという考えは

 「米国に長い間いたが、チャンスをもらえなかった。日本の野球の方が、自分に合っているし、好きだ。日本でやろうと思った。生涯ライオンズ? もちろん、そのつもりだよ

引用:【核心インタビュー】メヒア、年俸2倍蹴って西武に残留の理由とは (3/4ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

また母国で教師を務めるお母様から、「活躍しだしてから近寄ってくる人には気をつけなさい」という忠告があったことも影響している。

 

大金を稼いでも母の忠告を守る。

メヒア選手の誠実な人柄が現れているエピソードだ。

 

そしてそこで得たお金を使って、奥様にプレゼントもしたそうだ。

ただその時もメヒア選手の堅実な人柄が垣間見えるエピソードがある。

 

 メヒアは、美人妻として知られる夫人のマイテさん(28)のため、昨年10月にプレゼントを購入。

 

ところが「いい店を見つけたんだ」と球団関係者を連れて行ったのは、東京・新宿のディスカウントショップ。そこで指輪と時計を購入した。

 

年俸の大幅アップは確定しており、ぜいたくしてもよかったのだが…。「メヒアはご両親とも学校の先生だそう。西武に残留したことや堅実な一面は両親の影響かもしれない」と球団関係者は感心していた。

引用:【核心インタビュー】メヒア、年俸2倍蹴って西武に残留の理由とは (4/4ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

そのメヒア選手は2016年に年俸5億円の大型3年契約を結んだ。

西武ではかつての主砲アレックス・カブレラの6億円に次ぐ高年俸。

一部では他球団が獲得に動いているとの報道もあったが、メヒア選手は西武と契約。

 

そこには西武ライオンズに対するチーム愛があった。

 

メヒアは「ライオンズはチャンスをくれた。チームを愛している」と恩を感じている。1、2年目はこういう外国人選手も、だいたい金に目がくらんでしまうもの。今回も他球団と天秤にかけ、ギリギリまで条件を吊り上げることもできたはずなのに、メヒアはそういう駆け引きはしなかった。

引用:【球界ここだけの話(657)】西武異例、メヒアとシーズン中残留発表の舞台裏 (1/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

2017年のインタビューでもメヒア選手は「生涯ライオンズ」宣言をしている。

外国人選手の大型契約の1年目はえてして低調に終わるが、メヒア選手の場合は違っている。

 

2017年5/19時点で打率.299、本塁打6、打点23、OPS.875と好調を維持している。

WARもパリーグ全体で11位。

一塁までの全力疾走や守備での好守連発など、今年は打撃以外でも存在感を示している。

 

元々春先は苦手な選手だけに、これから更にパフォーマンスを上げていくだろう。

 

西武の数ある応援歌の中でも屈指の人気を誇るメヒア選手の応援歌。

 


歌詞付き 西武ライオンズ エルネスト・メヒア応援歌 2015・6・14 西武プリンスドーム

 

その声援がいつまでも球場で流れることに期待したい。 

大金を得た代償 球団からの厳重監視

ここまでは良い一面を取り上げてきたが、実は一度メヒア選手はコンディション調整に失敗したことがあった。

 

2014年に大活躍をし、今まで手にしたことがないような巨額の年俸を得たメヒア選手はその年のオフに練習を怠ってしまった。

 

その結果体重が8kgも増加。

結局2015年は打率は.290→.235、本塁打も34本→27本と来日3年間で最低の成績となった。

 

見かねた球団は2015年のオフにメヒア選手を徹底管理。

オフシーズンに帰国中のメヒア選手に練習の証拠を提出させるという珍事件が起こった。

 

球団は「太っていないか?」とメールで確認したものの、言葉だけでは信用できず。写真も加工される恐れがあったため、動画を送るように指示していた。

引用:西武、メヒアから「太っていない」証拠動画届く 球団がリクエスト - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

 

その結果2016年は成績をV字回復させることに成功。

ある意味メヒア選手の人柄が現れるエピソードだ。

西武歴代外国人選手本塁打記録更新への期待

2019年まで西武でプレーをするメヒア選手。

まだ年齢も若いため、長く日本でプレーできそうだ。

 

従ってメヒア選手には球団史に残る活躍に期待したい。

 

【西武ライオンズ外国人選手本塁打記録】 

1位:A・カブレラ     273本塁打(1)

2位:O・デストラーデ  160本塁打(3)

3位:T・ロイ      108本塁打

4位:E・メヒア                   102本塁打(1)

※()内は本塁打王獲得数

 

2017年中に歴代3位を越えるのは間違いない。

単純計算で5年連続で35本塁打以上を記録すれば達成出来る計算。

 

メヒア選手なら35とは言わず、シーズン40本塁打以上打っても不思議ではない。

 

西武を愛する助っ人に、球団史に名を残すプレーに期待したい。

まとめ

 大柄な体格と豪快なバッティングのメヒア選手。

しかし、その内面はとても紳士的で心優しい助っ人。

 

奇しくもメヒア選手が西武に加入してからの3年間の西武は全てBクラスに甘んじている。

 

メヒア選手に是非西武で優勝してもらうためにも、チーム一丸となって(もちろんメヒア選手にも)戦って欲しい。

 

今後の活躍に期待しています。


それでは、さようなら! 

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