死ぬまで生きる問題

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筒香嘉智選手の才能は中田翔選手より上! WBCの後遺症に苦しむ日本の4番

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中田翔選手と筒香嘉智選手。

今年のセ・パ打点王に輝いた両者は年齢が近いことと長距離打者であることからよく比較される。

 また、侍ジャパンの小久保監督も4番は中田翔選手か筒香嘉智選手であると公言している。

それだけ大砲として2人にかかる期待は大きい。

ただ、個人的には打者としての才能は筒香嘉智選手の方が上ではないかと考えている(甲乙つけがたいが)。

 

そこで今日はWBCで日本の中軸を担うことが期待される筒香嘉智選手についてお話していく。

目次

筒香嘉智選手とは

横浜高校出身。

2009年のドラフト会議で横浜ベイスターズ(当時)からドラフト1位で指名され、プロ入り。

プロ1年目で一軍昇格を果たし、プロ初本塁打を記録。

その後は伸び悩みが続き、外野手コンバート等を経て徐々に素質が開花。

 

2014年に初めてレギュラーを掴み、打率3割を記録。

2015年には2年連続の打率3割を記録し、初のベストナインに輝く。

2016年にはその素質が一気に花開き、3年連続打率3割、本塁打44本、打点110で本塁打と打点の二冠王に輝いた。

 

その活躍が評価され、オフには年俸3億円を勝ち取った。

 打者としての才能とひたむきな努力

横浜高校時代から、あの横浜高校野球部の小倉部長から『私が今まで見た20年間でもトップ』と称される逸材。

プロ野球の球界関係者からもその才能は絶賛されている。

巨人阿部慎之助選手、松井秀喜氏、衣笠祥雄氏、更にはあの辛口で知られる張本勲氏までもが筒香嘉智選手が若い頃からその才能を絶賛している。

 

そんな中にあって私が興味深いと思った話がある。

それは横浜高校野球部元監督の渡辺元智氏の高校時代の筒香嘉智選手への話だ。

  

 

このラジオの中で氏は筒香嘉智選手を指導するにあたって困ったこととして、打球がセンターに飛んでしまうことと述べている。

 

センターに打球が飛んでしまうということはそれだけ上手くタイミングを取れて、的確にボールを捉えられているということだ。

実際、筒香選手はプロで本塁打を量産するより先に打率3割をクリアしている。

西武中村選手や日ハム中田翔選手が打点王や本塁打王のタイトルを獲得する一方で、一度も打率3割を達成していないことを考えても他の長距離打者よりもミートに長けていることがわかる。

 

才能があるがゆえの危険性 ~第二の松中信彦氏になる可能性~

 上記の渡辺元智氏の話を聞いていて少し頭をよぎった不安がある。

それは今回のWBCで第二の松中信彦氏になる危険性である。

 

誤解を招く恐れがある言い方なので、整理して話す。

松中信彦氏とは

松中信彦氏と言えば、言わずと知れた平成唯一の三冠王。

活躍したのは三冠王の年だけでなく 、通算で2度の首位打者、本塁打王、3度の打点王、MVPにも2度輝いた平成を代表する左の大砲である。

第一回WBCで日本の4番を務め、本塁打0ながら打率.433の活躍でチームを世界制覇に導いた。

 WBCの後遺症

松中氏はWBCの前々年度に三冠王を獲得し、前年にも46本塁打を放っていたほどの長距離打者。

だが、WBC仕様の確実性の高い打撃フォームにしたことでその年の本シーズンでは19本塁打にとどまる。

一度崩れたバランスを戻すのはとても難しく、その年を境に松中氏は本塁打30本を越えることは一度もなかったのだ。

WBC球や自分の求められた役割を満たすために払った代償はとても大きいものとなってしまった形となった。

 

真面目過ぎる筒香選手の性格がどちらに出るか

前述した渡辺氏のラジオでの発言でもわかるとおり筒香選手は非常に真面目な人物なので、今回のWBCでチームの勝利を優先した打撃をする恐れがある。

また才能があるだけに他人より容易に対応出来てしまうかもしれない。

しかし、その代償としてせっかく去年手に入れた本塁打を打てるフォームを失う恐れがある。

 

あの三冠王を獲得した松中氏でも元には戻せないほど繊細な打撃フォーム 。

特に後天的に長距離打者としての才能を開花させた筒香選手だけに私はどうしても心配せずにはいられない。

 

しかし、それらの危惧を杞憂に終わらせるだけの才能を持っているのも筒香選手。

侍ジャパンの世界一と自身の長距離打者としての成長を同時に果たしてくれることを私は期待している。

WBCの大活躍とその後遺症 ※2017/6/22追記

良い予感と悪い予感が両方あたってしまった。

2017年3月に行われた第四回WBCで筒香選手は侍ジャパンの4番として活躍。

7試合で.320(25-8) 3本 8打点 OPS1.113の成績を残し、見事日本をベスト4に導いた。

 

次回大会含めて今後の日本の4番を任せられる大砲の誕生に日本中が歓喜した。

 

しかし、その代償は高くついた。

2017年のシーズン開幕後、筒香選手を思わぬスランプが襲った。

本塁打を打つのに開幕から21試合も要した。

 

その後も不振は続き、今シーズン期待された松井秀喜氏以来の50号越えどころか、20本すら危うい状況。

 

WBCの疲労、怪我、技術的なスランプなど様々な憶測が流れた。

野球解説者の伊勢孝夫氏は筒香選手の不振の原因を間接的にWBCの影響だとした。

 

「筒香の不振は、WBCそのものの影響というより、セ・リーグの投手の攻め方が変わったからだと見ています。今シーズンは内角への攻めが厳しくなっているのですが、筒香のスイングがまだそれに対応しきれていません。本来これは、キャンプやオープン戦の時期にすべきことなのですが、それができなかった。そのしわ寄せだと思います」

引用:名コーチが分析。山田哲、筒香の不振は 本当に「WBC後遺症」なのか|プロ野球|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

 

昨年2冠王の筒香選手に対して、バッテリーの配球が厳しくなっている。

本来ならそれに向けた調整をすべきだった2、3月にWBCで実践練習に費やしたことで技術的にも体力的にも準備出来ずに開幕したことが原因なのだと。

 

2017/6/22時点で62試合を消化し、本塁打はわずか6、打率.269。

これだけみれば目も当てられないが、四球数45は山田哲人選手に次いでリーグ2位。

その結果、出塁率.395でリーグ5位、OPS.816で10位。

不調と言われながらリーグトップクラスの成績を納めている。

 

本塁打は出ずとも他球団にとってやはり筒香選手は怖い存在なのだ。

同時にこれだけ四球が増えているのは伊勢氏の分析の通り、相当各チームのバッテリーが警戒しているかが現れている。

 

 本塁打が出ないことは心配だが、じっと耐えてチームプレイに徹しているのはさすが真面目な筒香選手だ。

2年連続のAクラスを狙うDeNAにとってこれほど頼もしい存在はいない。

 

これから復調して横浜の夜空にアーチをかけて欲しい。 

まとめ

 天性の才能とその才能を開花させられるだけの努力できる才能も併せもつ筒香選手。

今まで数々の困難を可能にしてきたその才能を今年も見せて欲しい。

 

去年辺りから筒香嘉智選手の顔つきが段々と鋭い顔つきになってきたような気がする。

恐らく、チームを引っ張るという意識が闘争心となって全面に出始めたのだろう。

 

先ほどの渡辺元智氏の話からわかるように筒香嘉智選手がその才能と合わせて強い意思をもった時更なる強打者と変わるだろう。

その時は世界でも十分に戦える打者になっているはずだ。

 

日本の世界一、自身の憧れでもあるメジャーリーグでの活躍に向けて、一層の進化を期待したい。

 

それでは、さようなら!

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