死ぬまで生きる問題

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オリックス平野佳寿選手はメジャーにも通用する驚異の奪三振率と制球力

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「オリックス 平野 公式サイト」の画像検索結果

1月24日に発表された第4回WBC侍ジャパンの追加代表メンバー発表でオリックスバッファローズの平野佳寿選手が選出された。

ここまで代表候補に上がっていなかった平野佳寿選手の選出には少なからず驚きの声が上がった。

 とうの本人も発表直前にでた報道で選出の可能性を知らされたそうだ。

 

侍ジャパンが抱える大きな問題の1つが捕手人材難と守護神不在。

その問題の1つである守護神不在の解決策として現役通算6位の127セーブを挙げている平野佳寿選手に白羽の矢が立ったのだ。

 

そこで今日は侍ジャパンのキーマンになり得る平野佳寿選手について語っていく。

目次

平野佳寿選手とは

2005年のドラフト会議において希望枠入団でオリックスバッファローズに入団。

一年目からローテーションの座を掴むと、次ぐリーグ2位の10完投、4完封を記録。

監督推薦でオールスターにも選ばれた。

通算成績は7勝11敗に終わった。

 

2007年はリーグ2位の18被本塁打。リーグワーストの13敗。

2008年は遊離軟骨の除去手術を受け、一軍登板は0。

2009年は2007年8月7日以来662日ぶりの完封勝利を挙げたが、3勝12敗、防御率4.72に終わり結果を残せない時期が続いた。

 

転機となったのは2010年の中継ぎ転向。

開幕から好調を維持し、ルーキー時以来となる4年ぶりのオールスター出場。

最終的に63試合に登板し、防御率1.67、39ホールドポイント、リリーフでリーグ最多の101奪三振を記録。

 

2011年は更に成績を良化させ、リーグ最多の72試合に登板し、前年とほぼ同じ投球回数である83.2回を投げて99奪三振を記録。

2年連続でオールスターに監督推薦で選ばれた。

セットアッパーとして43ホールド・49ホールドポイントをあげて、いずれもリーグ新記録を樹立して最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した。

 

2012年も好調を持続。リーグ3位の70試合に登板して、チーム2位の7勝、防御率2.15の成績を収め、投球回数79.2回で80奪三振を記録。

3年連続で奪三振数が投球回数を上回った。

また、シーズン終盤には抑え投手として9セーブを挙げた。

 

2013年は本格的に抑えに転向。

60試合に登板し、リーグ2位の31セーブを記録。

防御率1.87、WHIP1.13の好成績をおさめた。

 

2014年は防御率こそ3.43だったが、シーズン40セーブのパ・リーグ新記録を樹立。

初のタイトルとなる最多セーブ王のタイトルを獲得。

 

2015年は抑えでは失敗が目立ち、中継ぎ降格や二軍落ちも味わった。

最終的に33試合の登板に留まり、3敗12セーブ10ホールド、防御率4.06だった。

 

2016年は中継ぎからのスタートとなったが、コーディエの不振により抑えの座に復帰する。

7,8月には無失点を記録するなど調子を取り戻し、最終的に31セーブで防御率1点台を記録した。

平野佳寿選手が操るフォークボールの威力

平野佳寿選手は抑え転向後は最速156km/hのストレートと落差の大きいフォークボールの二つで投球のほとんどを組み立てている。

 

球種配分 

参照:(データで楽しむプロ野球より)

2016年度 平野 佳寿【オリックス】投手成績詳細(カウント別・球種配分)

 

球種ごとの成績を見るととりわけフォークボールの被打率の低さ、空振り率が際立っている。

また、被本塁打数も僅かに2本と失投の少なさもも伺うことが出来る。

 

球種 被打率 被打数 被安打 被本 被四死 奪三振 空振率 見逃率
ストレート 0.222 108 24 1 12 20 9.05% 10.34%
フォーク 0.191 94 18 1 3 36 23.16% 9.54%
スライダー 0.182 11 2 0 1 1 8.75% 26.25%
カーブ 0 0 0 0 0 0 20.00% 20.00%

参照:同上

リリーフ転向後の安定感 ~驚異の奪三振率と制球力~

下記の表は平野佳寿選手のリリーフ転向後の通算成績。

 

年度 投球回数 奪三振 奪三振率 四球数 K/BB
2010 80.2 101 11.33 28 3.61
2011 83.2 99 10.71 17 5.82
2012 79.2 80 9.09 5 16.00
2013 62.2 71 10.27 14 5.07
2014 60.1 70 10.48 13 5.38
2015 31.0 39 11.32 14 2.79
2016 61.0 57 8.41 16 3.56
通算平均 65.3 73.9 10.2 15 6.03

 

驚異的なのは平均10.2を超える奪三振率。

これは少なくとも1イニングに1つは三振を奪う計算になる。

 

また、投手の制球力を示す指標の1つK/BBの平均は驚異の6.03

2012年には16.00を計測している。

 

このK/BBの損益分岐点はK/BB=1.50、3.50を超えると優秀な投手と言われる。

それを踏まえて、平野佳寿選手の成績を見ると驚異的としか言えない。

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侍ジャパンで期待される役割

平野佳寿選手に期待されるポジションはずばり守護神。

これまでほとんど代表に呼ばれておらず、WBC球への適応と3/3から始まる本番までのコンディション調整など不安な要素はいくつかある。

 

しかし、それらの不安要素を平野選手が問題なくクリアすることが出来れば、侍ジャパンの不安要素の1つは解決される。

 

また、平野佳寿選手が外国人打者が苦手とするフォークボールを武器にしていることも

明るい材料の1つだ。

追記

2017年WBCで平野投手は主にセットアッパーとして活躍。

6試合に登板し、防御率3.38、投球回数5.1、奪三振7。

自慢のフォークボールが外国人打者にも通用することを証明した。

まとめ

 プレミア12での悪夢、先の壮行試合で露呈した投手陣の不安定さを考えると平野佳寿選手がしっかりとクローザーのポジションを務めてくれると非常に心強い存在だ。

 

中継ぎ・抑えでの豊富な経験。昨年のシーズン途中のポジション転向を問題なく対応。

通算491試合登板を誇るベテランは柔軟にその役割を変えてみせることが出来る。

 

是非その力を侍ジャパンの守護神として見せて欲しい。

 

それでは、さようなら!