死ぬまで生きる問題

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ヤクルト秋吉亮選手のスライダーは必殺右殺し 都立の星・足立新田高校出身

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「ヤクルト 秋吉 公式サイト」の画像検索結果

このブログで何度も取り上げた通り、WBCでは必然的に中継ぎ投手の出番が出てくるためかなり重要なポジションとなる。

 ただ、中には普段中継ぎをしたことがなかったり、あまり連投を経験していない選手もいる。

そんな中にあってプロ3年目で既に205試合の登板数を重ねる秋吉存在は非常に大きな存在となる。

 

また唯一の右のサイドスローということもあって、その存在は非常に貴重だ。

 

そこで今日は東京ヤクルトスワローズの秋吉亮選手について語っていく。

目次

秋吉亮選手とは

高校は東京都立足立新田高校。

※お笑いタレントの伊集院光さんも足立新田高校に通っており、元野球部。

 

高校1年の後半から投手に転向。
2年の秋にはエースの座をつかむ。

高校2年の大会では現・日本ハムファイターズの斎藤祐樹投手擁する早稲田実業高校と1対3の接戦を繰り広げた

3年生のときには日大一、安田学園、青山学院と3試合連続で完封勝利を挙げるなど、足立新田高校初となるベスト4まで導く快挙を達成。

甲子園出場はならなかったが、秋吉投手の名前を広く知らしめることになった。

 

その後、中央学院大学から社会人野球パナソニック経て、2013年のドラフト会議で東京ヤクルトスワローズから3巡目指名を受け入団。

 

2014年は当初先発投手として起用されたが、結果が出ずシーズン序盤で中継ぎに転向。

相次ぐリリーフ陣の不振、故障の中でセットアッパー、抑えとして安定した投球を続け、1年目からチームトップの61試合に登板する大車輪の働きを見せた。

 

2015年は主に7回を投げるセットアッパーとして活躍。

最終的に球団記録となる74試合に登板して22ホールドを記録し、優勝に貢献した。

 

2016年は開幕当初はセットアッパーだったが、チーム事情によりシーズン途中に抑えに転向。

この年オールスター戦に監督推薦で初選出。

ドラフト制導入後、都立高出身の選手がオールスター戦に出場するのは初めての快挙

 

最終的に19セーブを挙げ、救援失敗は僅か2回とヤクルト救援陣のなかでは抜群の安定感を見せた。

順調に登板数を重ね、通算200登板を達成した。

入団3年目での達成は史上二人目の快挙となった。

 

オフには活躍が評価され、年俸が1億1000万円にまで達した。

4年目シーズンでの大台突破は93年古田敦也、07年青木宣親に並ぶ球団最速タイで、投手では球団史上最速。

都立高出身初の1億円プレイヤーとなった。

独特の「でんでん太鼓」投法を作り上げたのは足立新田高校時代

秋吉の代名詞と言えば、独特の投球フォーム。

その投げ方は「でんでん太鼓」投法とも呼ばれる。

一般的な投手ならば、グラブを自分の胸に巻き込むように持っていくところを、秋 吉はグラブサイドの腕を一塁側へどんどん開いていく。一部メディアから「でんでん太鼓投法」と名づけられたように、体幹部を太鼓、両腕を玉のついた紐に見 立てて、まるで、でんでん太鼓を振っているかのような投球フォームなのだ。

引用:都立高から初の球宴。ヤクルト秋吉亮はタフな「でんでん太鼓」|プロ野球|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

 

通常、右投手は左肩を開かないように指導される。

また左手を上手く使うことでコントロールを高める。

ところが秋吉投手はその逆。

 

そんな独特のフォームだが、秋吉投手曰く「腕は開いていますけど、肩は開いていません」から問題ないとのこと。

一見確かに肩が開いているように見えるほうだが、左肩を上手く使うことで、開きを抑えているのだ。

 

この左腕の使い方は高校時代に習得。

高校時代の監督さんが教えたがりであれば、たどり着けなかったフォームだ。

 

秋吉は「高校2年でサイドスローになってから、左腕はずっとこの使い方です」とこともなげに語る。だが、教えたがりの指導者がいれば、なんとも指 導意欲をそそられるフォームに違いない。事実、秋吉はこれまでの野球人生で何度も「開きが早い」と指摘されたことがあるそうだ。

 

 それでも、秋吉がこの左腕の使い方を直すことはなかった。
「高校時代は、監督から『そのほうが腕はしなるから、直さなくていい』と言われました。大学や社会人ではフォームは自分に任されていましたし、プロでもそうです」

引用:都立高から初の球宴。ヤクルト秋吉亮はタフな「でんでん太鼓」|プロ野球|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

 

もし、秋吉投手が教えたがりの指導者がいる強豪校に行っていたら、今の秋吉投手はなかったかもしれない。

必殺の魔球スライダー

秋吉亮選手はストレート、スライダー、シンカーの3球種で投球を組み立てる。

 

その中で得意変化球と言えばスライダー。

実に投球の44%をこのスライダーで組み立てているのだ。

その被打率は驚異の.138。

投球の44%を超える球種でその被打率なのだから通算の成績が安定するわけだ。

球種配分

球種 被打率 被打数 被安打 被本 被四死 奪三振 空振率 見逃率
ストレート 0.235 98 23 4 5 25 7.11% 14.22%
スライダー 0.138 109 15 2 6 32 17.38% 16.16%
シンカー 0.261 46 12 0 1 11 12.43% 8.88%

参照:データで楽しむプロ野球

2016年度 秋吉 亮【ヤクルト】投手成績詳細(カウント別・球種配分)

過去3年の左右打者成績から見る右打者キラーぶり

変則的なサイドスローから繰り出されるスライダーを武器にする投手だけあって、秋吉亮選手は非常に右打者を得意としている。

年度 被打率(左) 被打率(右)
2014 0.278 0.164
2015 0.231 0.169
2016 0.157 0.235
平均 0.222 0.189

(2014~2016年の対左右別成績)

 

ただ、2016年は右打者の方を苦手にしている(と言っても被打率.235)。

この辺りの修正できるかどうかが2017年の秋吉投手を占うことになる。

侍ジャパンで期待される役割

 今回の代表には宮西、松井選手と言った左のリリーフ投手たちが多くいる。

そのため秋吉亮投手に期待される役割は主に右打者相手時のリリーフ。

 

ただ、2016年シーズンは対左打者の被打率.157。

更には抑えの役割をこなしているため1イニング全てを投げきることも十分出来る。徐々に信頼を勝ち得ていけばセットアッパーとしての役割を務める可能性も十分にある。

追記

2017年WBCで秋吉投手は主にセットアッパーとして活躍。

チーム最多タイの6試合に登板し、投球回数4.1、防御率0.00の大活躍を見せた。

 

www.shinumade.com

 

 

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まとめ

WBCはシーズン開幕前の時期に連戦を戦うハードな大会。

また、状況が目まぐるしく変わる中で調整をしていくのは非常に難しいことだろう。

しかし、僅か3年の内に通算200試合登板をこなしたタフネス右腕ならその中でもきっちり役割をこなせる。

 

並み居る右の強打者たちをその変則サイドスローで次々と抑えていく秋吉亮選手の姿をみることを期待したい。

 

それでは、さようなら!

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