オコエ、辰己の競争は楽しみ。
FAで浅村、実力派外国人のブラッシュ&ブセニッツ、ドラフトでは辰巳、大田を獲得するなど、着実に戦力をアップさせた楽天。
ガラリと変わりつつあるチームの起用方はどうなるのか。
通勤、通学やながら作業中に音声で聴きたい方は、ラジオ動画でご覧下さい。
【東北楽天ゴールデンイーグルス編】12球団別キャンプ&オープン戦の編成注目ポイント、期待の選手【野球ラジオ】
【東北楽天ゴールデンイーグルス編】キャンプ&オープン戦の編成注目ポイント、期待の選手
野手編成の注目ポイント
- 浅村、島内の打順
- 遊撃手と捕手の起用方法
- ブラッシュ、オコエ、辰己の起用法
浅村、島内の打順
一番気になるのは浅村の打順と、昨年のチームNo.1打者島内の打順。
個人的には出塁率の高い島内2番で、3番浅村がベストかなと。
そして、その前後を1番田中、4番ブラッシュで固めるのが、今年の楽天打線の基本形にして欲しいです。
もちろんブラッシュや、2年目の田中和がどこまでやれそうか、やれるかで変わってくるとは思いますが。
遊撃手と捕手の起用方法
次に気になるのは、遊撃手と捕手の起用法。
セカンドの浅村は固定として、ファーストは銀次、サードウィーラーが基本線。
あとは目の状態が心配ですが今江、期待の大砲内田、ベテラン藤田といったところが、DHや代打、主力の休養や不調の時にスタメンになる見通し。
問題は茂木のコンディションが不安な遊撃手。
体調万全なら茂木がレギュラーですが、守備の不安やコンディション不良、体力などを考えると、バックアップを用意したいところ。
ただ、ベテラン藤田と渡辺直人にショートを任せるのは厳しく、三好、村林、山崎、西巻の誰かが伸びてきて欲しいところ。
年齢的には三好、山崎の中堅どころに頑張って欲しいですが、果たして開幕までにどこまで伸びてくるか。
セカンドに浅村がいるため、二遊間候補には実質ショートしか枠がありません。
浅村加入でどこまで危機意識が芽生えているのか、若手選手の成長に期待です。
捕手は今年35才の嶋選手が正捕手候補ですが、打撃の衰えが激しく、そろそろ次世代の捕手に台頭してきて欲しいところ。
二番手候補に山下選手がいますが、攻守ともに現状では将来の正捕手はやや厳しい。
いきなりレギュラーは厳しいですが、ドラフト2位の大卒ルーキー大田選手と、高卒4年目の堀内選手の競争に期待。
太田選手を一軍で英才教育するのか、まずは二軍でみっちり鍛えるのか。
楽天首脳陣の育成方針に注目です。
ブラッシュ、オコエ、辰己の起用法
最後に注目なのが、ライトの競争。
基本線は新外国人のブラッシュ選手がレギュラーですが、ドライちルーキー辰己、そして高卒4年目のこちらもドライちルーキーオコエの存在も楽しみなところ。
特にオコエ選手は平石監督からオフの取り組みを高く評価されており、オコエ選手自身も打撃改造に取り組んだりと、ようやく才能が花開きそうな気配。
平石監督も「やろうとしていることが明確にあるし、取り組む姿勢もものすごく成長している。今年で4回目のキャンプだけど、間違いなく一番いい準備をしてきた」と目を細めた。
引用:【楽天】オコエが打撃フォーム改造でサク越え25発 球界以外の動作解析の専門家に師事 | 野球 | スポーツブル (スポブル)
それを受けて、ブラッシュ選手が一塁手の練習もするなど、起用法に幅が出て来そうな感じです。
動きを見る限り、ブラッシュ選手の一塁は少し怪しい感じがしますが、ブラッシュDH、オコエ、もしくは辰己ライトの形もありえます。
外野のレギュラーである島内、田中和選手もウカウカしておられず、チーム全体の競走意識が高まってきており、楽天の開幕スタメンがいまから楽しみです。
注目の若手
注目の選手はやはり、茂木選手ですね。
他のポジションはひとポジションに付き複数人候補が上がって来ますが、浅村選手のセカンドと、ショートはどうしてもレギュラーとバックアップの差が激しいです。
ですので、茂木選手が好調だった2017年の輝きを取り戻すのか、低調に終わった2018年のような成績に終始するのかで、チームに与える影響は計り知れません。
仮に茂木、浅村で二遊間を組めれば、リーグどころか、12球団でもトップクラスの攻撃力を有する二遊間になります。
今年のドラフト戦略にも、将来的な編成にも影響を与えるので、茂木選手の成績には注目です。
東北楽天ゴールデンイーグルスの2018年ドラフト指名予想と2019年の編成【野手編】
投手の編成注目ポイント
投手のポイントは下記の3点です。
- 駒は豊富!勝利の方程式の再編
- Wエースに次ぐ存在
- 近藤、池田、森、安樂の成長
駒は豊富!勝利の方程式の再編
松井投手は、2018年の開幕当初こそ救援失敗が目立ちましたが、セイバーメトリクス指標で見ると優秀。
先発転向も噂されましたが、2019年もリリーフで勝負。
ただ、抑え候補には昨年ストッパーで活躍したハーマン投手がおり、新外国人投手のブセニッツ投手も新加入。
その他にも、宋家豪、高梨、青山など、リリーフの駒は豊富な楽天。
果たして守護神、セットアッパーは誰になるのか。
外国人投手は、外国人選手の一軍登録枠の兼ね合いもあるので、出来れば抑えは松井投手に託したいところ。
ベテランの久保、復活目指す福山、昨年ファームで好成績を残した小野、着実に成長する森原、菅原など手駒はいるので、開幕一軍枠の競争と、年間通したリリーフ投手の管理術にも、注目です。
Wエースに次ぐ存在
則本、岸のWエースは心配なしとして、問題は3番手以降。
塩見は腰の手術で開幕は怪しく、美馬は肘の手術明け。
駒が豊富なリリーフとは対照的に、先発はやや不足気味。
毎年過小評価される実力者の辛島、そろそろ結果を残したい藤平、古川、移籍して来た福井と、期待できそうな投手は多いだけに、若手中堅がどこまで伸びてくるか。
伝統的に、投手のスカウティングと育成には定評がある球団だけに、今年もまた誰か中堅が伸びてきそうな楽天。
近藤、西口、池田、そして安樂や森あたりが伸びてくると面白いのですが....
昨年オフのアジアウィンターリーグで活躍した池田投手あたりはが、右の先発候補で出て来ることに期待です。
注目の若手
注目の選手は、辛島投手の名前を挙げます。
塩見投手が故障で出遅れそうな中、左の先発では一番手になる選手。
毎年100イニング前後を投げて、WAR2.0前後を稼ぎ出す、優秀な投手。
しかし、打線との噛みあわせが悪く、2018年に至っては、90回以上投げた投手の中では、最低援護の9イニング平均で2.6点。
やや恵まれない印象ですが、毎年確実に貢献してくれる貴重な存在。
若手先発候補が多い楽天ですが、彼らに余裕を持って投げさせるためには、辛島投手がローテ3番手としてきっちり活躍出来るかが大事になってきます。
年齢的にも今年28才なので、そろそろキャリアハイの成績を残したいところ。
2014年以来遠ざかっている規定投球回をクリアを目標に、年間通して活躍して欲しいところです。
【東北楽天ゴールデンイーグルス編】12球団の開幕ローテ予想と先発投手編成分析【2019年】
注目ポイントまとめ
- 競争激化する野手陣
- 勝利の方程式の順番に注目
- 茂木、塩見、美馬らの怪我人の復活に期待
毎年投手は良いものの、なかなか野手が成長せずに苦しんできた楽天。
しかし、田中、オコエ、辰己、西巻など、野手に楽しみな有望株が台頭してきており、浅村、島内としっかりとした中軸もいます。
パリーグではロッテと並んで将来が楽しみなチーム。
2018年のBクラスチームの中では、最も躍進の可能性のあるチームです。
たらればがハマった時に、一番驚異的なチームなので、台風の目になることに期待。
【野球ラジオ】プロ野球2018~12球団の冬の通信簿~ 東北楽天ゴールデンイーグルス編【ドラフト、補強、若手育成、人事】
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