死ぬまで生きる問題

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【プロ野球2018】12球団の冬の通信簿 埼玉西武ライオンズ編【ドラフト、補強、若手育成、人事】

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今回から2018年のプロ野球12球団を個別に評価していきます。

なお、本記事は私がYouTubeチャンネルで動画にしている内容と同じです。

音声で聞きたい、ながら作業中に聞きたい方などは、下記のラジオ動画をご覧ください。


【作業用BGM】プロ野球2018~12球団の冬の通信簿~ 埼玉西武ライオンズ編【パワプロ2018】

 

動画で既に視聴されている方は、内容は全く同じですので、ご了承ください。

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評価項目

評価項目は下記の通り。

  • 順位
  • 野手成績
  • 投手成績
  • 若手育成
  • ドラフト
  • 選手補強(FA、トレード、戦力外通告、新外国人)
  • 人事(監督、コーチ、GM)
  • 総合評価

 

各項目を1~5の5段階で評価。
最後に合計点と総合評価を発表します。

総合評価はS~Eで評価。
合計点=総合評価ではありません。
理由は各評価項目の重要度が異なるから。

例えばオール3のAチームと、
ドラフト、人事、投手成績は5だが、超貧打で主力がFAで大量流出して、シーズン成績は最下位(1)のBチームが総合評価点で並んだ場合、同じ評価にはなりません。
各項目の合計点はあくまで充実度の目安です。

各項目の評価と2019年以降の展望などを総合的に評価して、最終的に総合評価を出します。

なお、ドラフトも選手補強ではありますが、ある程度将来性も求められるドラフトと即効性を求められるFAやトレード、新外国人とでは求められることが異なるため、別にしております。

12球団の冬の通信簿 埼玉西武ライオンズ編

今年の西武を一言で表すなら、ジェットコースター。


打線は良いけど、投手陣は...
レギュラーシーズンは優勝したけど、ポストシーズンは...
ドラフトは良かったけど、選手補強は...

 

まずは各項目の個別評価から。

順位  4点

順位は5をあげたいのですが、4で。
10年ぶりのリーグ優勝は評価したいのですが、いかんせんCSで惨敗。
日本シリーズに進出出来ず、汚点を残しました。

結果的にはここ10年の勝負弱さが露呈した形。
2010年はソフトバンク、2012年は日本ハムに優勝目前でかわされて失速V逸。
プレーオフでも、2010年はロッテ、2017年は楽天、そして2018年もまたソフトバンクに敗れ、何度もシーズン下位の球団に下克上を食らっています。

近年の課題を克服出来なかった点を考慮して、1点減点しました。

すっかり強豪から古豪になってしまった印象で、西武ファンの私としては悲しいです。

野手成績 5点

野手は文句なしの5点。

リーグ1位の792得点は歴代3位。

ちなみに歴代1位は50年の松竹の908、2位は03年のダイエーの822得点。
歴代1位の記録が作られた1950年は2リーグ分立した年。
チーム数拡大に伴う選手の質ダウンと反発力の高いボールを使ったために超打高。
その結果リーグ平均得点が5点を超える(普通は4点前後)、プロ野球史上最高の打高年になりました。

2003年もラビットボールと言われる超打高時代だったことを考えると、今年も打高傾向だったとはいえ、山賊打線の傑出(傑出)度が伺えるでしょう。

秋山、浅村の中堅を中心に、山川、外崎、森の若手が本格化し、栗山、中村、炭谷らのベテラン組が脇を支える。

パ・リーグベストナインの10人のうち、6名が西武だったことからも、野手の充実度が伺えます。
長打力、走力、打者の左右のバランス、内外野の守備など、ここまで高いレベルでバランスが取れた野手陣はなかなかないでしょう。

投手成績 2点

コマ不足とリリーフ投壊に泣いたので評価は2。
層の薄さがCSでモロに出た格好です。

先発では菊池がリーグ1位タイ(則本)のWar5.6でベストナイン、
最多勝の多和田はリーグ3位タイ(上沢)のWar4.4。

途中加入のヒース、マーティンは防御率2点台で、勝ちパに定着。
終盤には小川、疲労が抜けた平井&野田が復活。

「西武のリリーフが...」とよく言われますが、4月と8月の防御率はリーグトップ。
先発、リリーフ共に主力の質はそこまで悲観するほどではありません。

格となる投手はいるので、最低評価の1にはしませんでした。

問題は主力とそれ以外の落差。
この辺はサファテ、岩嵜、和田不在、東浜、武田が不調でもカバー出来るソフトバンクとの差。
実際リーグ優勝した時は完全に息切れで、土肥コーチの”弾切れ”という言葉が言い得て妙でした。

若手育成 3点

評価は3点。

一軍が10年ぶりのリーグVがかかった優勝争いを演じる中で、投手野手共に若手の出番が限られたため、やや仕方なかったかなと。

ただ、投手では今井、相内、伊藤翔、斎藤が来季に期待が持てそうな投球を疲労。
一軍でも十分通用するボールが随所に見られたので、あとは精度と体力が課題。

二軍では中塚駿太が47試合に登板して防御率1.97、50回1/を投げて50奪三振と大器の片鱗を見せました。制球力と変化球には課題は残しますが、1軍の打者にどれだけ通用するのか楽しみな域に入ってきました。

残念だったのは、覚醒が待たれる高橋光成が怪我と伸び悩みで2勝。
2014年のドラフト1位投手ですが、怪我の多さと制球難が課題になっています。
来年は西口文也が背負った背番号13を継承。本来なら10勝以上していなければいけない投手なので、成長が待たれるところ。


野手は1軍の分厚い壁がありながら、山田&金子一輝がプロ初本塁打。
二軍では高木渉が高卒の育成選手ながらOPS.796を記録。これはロッテ安田の.742を上回るもので、今年の高卒ルーキーの中では清宮、村上に次ぐ数字。
オフには支配下登録も勝ち取り、来期以降が楽しみな存在スラッガー候補です。

 

その一方で、愛斗、戸川、鈴木らはやや伸び悩み。
この三選手は2017年に2軍で好成績をマークし、今年1軍で爪あとを残す活躍が期待されただけに、少し残念。
特に愛斗は期待の大きさとは裏腹に、怪我の多さが気になるところ。
故障が多い選手はプロでは大成しないので、フィジカル面の弱さが足を引っ張らなければいいのですが...
鈴木は1年目こそ破格の成績を残したものの、元々高校時代から完成されていて、逆に伸び代が不暗視されていた選手。最近は高卒野手でも4、5年で切られるケースがあるため、うかうかしていられないところ。

二軍には鈴木のほかに、戸川、高木、綱島、西川、川越など若手の左打者が数多くいます。ライバルに負けないように、3年目となる来期はV字の成長曲線を描いて欲しい。


西武は秋山が2019年オフのメジャーを示唆、ライトの外崎がセカンドコンバート有力、
栗山は既に35、伸び悩んできたアラサーたちは30代突入。

外野手の若手が伸び悩んだのは痛かったです。

ドラフト 4点

ドラフトの評価は4。

リーグ優勝した割には、即戦力重視のドラフトになった印象。
原因は主力選手の退団が予想されたため。

ポスティングでのメジャー挑戦が濃厚な菊池の穴埋めに、1位で即戦力候補の日体大の松本投手を指名。
首都大学リーグでは、巨人菅野以来の、「30勝&300奪三振」を記録。
1年目からローテに入って2桁前後は期待される投手。


3位では浅村選手の退団を想定して(実際退団)、三菱自動車岡崎の山野辺翔を指名。
小柄ですがパンチ力のある打撃と、内野なら二塁と三塁手を任せられそうな守備力も魅力。浅村退団でぽっかり空いたセカンドの穴を埋めて欲しいところ。


捕手はそもそも即戦力候補が少なかったので、炭谷選手の穴埋めは無理ですが、森選手の次の捕手としてドラフト5位で遊学館高の牧野翔矢を指名。

退団が予想される選手のポジションに実力者を獲得することに成功しました。

 

その他は4位で粟津(あわつ)凱士投手( 東日本国際大)、6位で森脇亮介投手(セガサミー)を獲得。
不安定だったリリーフ陣を厚くするのが狙い。

 

個人的に嬉しいのは2位で浦和学院の渡邉投手を獲得出来たこと。
将来性では今年の高卒組ではNo.1と考えていたので、数年後の成長が楽しみ。
即戦力重視の中で、5年後を見据えた逸材を獲得出来たのは西武フロントとしては嬉しい限り。

 

ほぼ満点と評価しても良いのですが、1点足りないのは強化ではなく補強のドラフトになったから。
仮に菊池、浅村、炭谷が退団していなければ、チーム力を更に高めるドラフトが出来ました。しかし、退団予想される選手が多かったため、穴埋めをせざるを得ない状況が生まれたのです。

本来ならフロントとしては1位は根尾選手でいきたそうだったところを見るに、本当にやりたかったドラフトは出来ていない印象。

その点を考慮して、5点ではなく4点にしました。

選手補強(FA、トレード、戦力外通告、新外国人)1点

はい、1です。(笑)

語るまでもないですね。

  • 2年連続ベストナインで、パ・リーグのwar投手部門1位タイの菊池(移籍濃厚)。
  • セカンドで3割30本100打点の主将の浅村。
  • 経験豊富なベテラン捕手の炭谷。


ここまでインパクトのある主力選手複数退団は、2011年のソフトバンクの杉内、和田、ホールトン、川崎の同時退団以来。

菊池、浅村は言うまでもありませんが、炭谷移籍もかなりの痛手。

今年の西武の強みはハイレベルな捕手三人体制。
強打の森を正捕手に据えて2/3はスタメンマスクを被らせつつも、残りは指名打者もしくは休養。

残りの1/3を岡田、炭谷で使い分けたことで、それぞれの負担を軽減。
捕手運用の巧さこそ、2018年の西武の長所でした。

 

炭谷が抜けると、捕手でフル出場したことがなく体力にある森と右肘を手術した来年30歳の岡田しか1軍レベルの捕手はいません。
残りの中堅捕手は1軍レベルにはほど遠く、あとは高卒捕手の牧野翔矢。

1軍レベルではない捕手を加えて捕手三人体制にするのか、森と岡田の二人体制にするのか。
その場合、森のDH起用がしづらくなるので、選手起用のオプションが一つ減ります。

炭谷の移籍はチーム全体に影響を与える移籍となり、首脳陣としては頭が痛いところ。

エース、捕手、二塁手の退団は替えのきかなさも相まって、かなりの戦力ダウンです。

人事(監督、コーチ、GM)2点

人事はやや不安なので、2点です。

辻監督は続投ですが、橋上作戦コーチは退団。
1,2軍のコーチ全体を見渡しても、西武出身者を重視した感が強く、やや不満。

課題だった投手陣再建を託せそうな敏腕投手コーチの外部招聘も叶わず、期待よりも不安の方が大きいです。

2008年に優勝した時は、うるさ型の黒江コーチを解雇した結果、
某打撃コーチの暴走を招き、チームは内部から崩壊。

その時の渡辺監督と辻監督とでは経験も年齢も異なるとはいえ、参謀不在と指導力に疑問の残るメンバーで組閣されたのがかなり不安。

 

まぁ、首脳陣の評価は外部からは評価しづらい部分があるので、杞憂に終わることに期待です。

総合評価 B(21点)

合計点は35点満点中21点。
総合評価はBです。


「リーグ優勝したチームがBって(笑)」と言われそうですが、CSで惨敗、主力3選手の退団、不安な新首脳陣に引っ張られて、総合評価はBとさせて頂きました。

西武ファンが無理やりこのオフをポジティブにとらえるなら、ソフトバンクと日本ハムの補強がうまくいっていない点。

まだ確定ではありませんが、どうも西投手はソフトバンク以外の球団を選びそうな雰囲気。浅村&西の獲得を逃し、世代交代のためにやむなくまだまだ使えるベテラン(五十嵐や寺原)を解雇。

近年のソフトバンクは、内川やデスパイネ、細川など主力級を他所から引っ張ってきて、その間に余裕を持って育成を進める形で、黄金期を作ってきました。

本来なら浅村&西を主力に据えつつ、世代交代を進めたかったでしょうが、それも叶わず。


日本ハムもレアード&マルティネスの退団が濃厚との噂。
中田翔残留、王の獲得濃厚とポジティブな材料は多いですが、ドラフトは高校生中心。
純粋な戦力の上積みという点では、やや厳しいオフになりそう。

丸もロッテではなく巨人移籍になったため、大きな戦力アップとはなりませんでした。

楽天も浅村を獲得したとはいえ、田中、辰巳、大田、オコエらが本格化するのはもう少し先なので、勝負は2~3年後なのかなと。

 

まだまだ選手補強は行われていきますが、現状のパ・リーグの補強状況を考えると、十分西武にも連覇の可能性は残されています。

過去には清原退団で鈴木健、松井稼頭央退団で中島、松坂退団で涌井、カブレラ退団で中村と、主力移籍で若手が急成長して優勝してきた歴史が。

戦力ダウンは必至ですが、2019年もAクラス以上にはくい込む力は十分有していると言えるのではないでしょうか。

まとめ

  • 10年ぶりに優勝したが、ポストシーズンで勝負弱さを露呈
  • 思い通りのドラフトと、思い通りにいかないFA慰留
  • 連覇は厳しいが、可能性は残されている

天国と地獄をシーズン中からも、ストーブリーグでも味わった2018年のライオンズ。

幸いなことに楽しみな若手が投手にも野手にもおり、20代の主力も残っています。

2019年は例年のようにストーブリーグではなく、日本シリーズで熱くさせて欲しいところです。

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