死ぬまで生きる問題

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【2018年プロ野球ドラフト会議】結果速報一覧と12球団別採点!指名漏れ選手も!

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このページでは、【2018年プロ野球ドラフト会議】結果速報一覧と球団別採点!をお話します。

ドラフト会議で指名選手が決定するごとに情報を更新致します。

2017年に書いた「【2017年プロ野球ドラフト会議】結果速報一覧と球団別採点! 指名漏れ選手も!」の2018年版です。

www.shinumade.com

 

また、ドラフト会議終了後には全体の感想と球団別の採点も行いますので、よろしければ読んでみてください。

2018年ドラフト会議結果速報一覧

※指名結果一覧を作成しておりましたが、ブログサービス不調に伴い、表記に乱れが出ております。

申し訳ありませんが、ドラフト結果は下記のサイトorTwitter投稿でご確認ください。

サービス復旧次第、オリジナルの一覧表を掲載いたします。

2018年ドラフト会議 - プロ野球 - スポーツナビ

主な有名指名漏れ選手一覧

【高校生】

埼玉栄・米倉貫太投手

明秀学園日立・細川拓哉投手

藤嶺藤沢・矢沢宏太投手

下関国際・鶴田克樹投手

【大学生】

国際武道大・伊藤将司投手

明大・逢沢峻介外野手

法大・菅野秀哉投手

法大・向山基生外野手

日大・長沢吉貴外野手

中大・吉田叡生外野手

駒大・白銀滉大投手

東海大・平山快内野手

静岡産大・鈴木彩隼投手

関大・山本隆広投手

立命大・山上大輔投手

奈良学園大・米満凪内野手

九産大・岩城駿也内野手

【社会人】

東芝・岡野祐一郎投手

東京ガス・臼井浩投手

東京ガス・笹川晃平外野手

ホンダ鈴鹿・平尾奎太投手

ホンダ鈴鹿・松本桃太郎内野手

日本生命・高橋拓巳投手

独立リーグ徳島・谷田成吾外野手

引用:ホンダ鈴鹿・平尾、日生・高橋ら/主な指名漏れ選手 - プロ野球 : 日刊スポーツ 

総評

印象ドラフト1位指名に関して思うこと

一言でいうと、日本球界にもようやく「ペナントを勝つには野手が大事」という認識が定着し始めた印象を受けました。

 

海の向こうMLBでは、近年野手の重要性を意識したチーム編成が主流になりつつあります。

野手を優先するのにはそれなりの根拠がある。「野球は投手」といわれるように、投手は勝敗に大きな比重を占める。ただし、ここで注意が必要だ。確かに1試合だけを考えれば、抜群の力をもった先発が完投すればチームは高い確率で勝てる。ところが長丁場のペナントレースでは事情が変わってくる。というのも、野球における役割分担は基本的に野手が6割、投手が4割という比率になっているからだ。

引用:投手より野手? ドラフト戦略がチームを決める (写真=共同) :日本経済新聞

 

投手と野手の貢献度を単純に比較することは難しいですが、野球の試合における関与度は野手の方が上。

加えて、投手は年度ごとの好不調の波が激しく、計算が立てづらい。

そのため、21世紀になってからの大リーグのシーズンMVP投票は、基本は野手。

長打力、内野のディフェンス力、リリーフ力の三つを揃えたチームこそが、勝てるチームという認識が強まっています。

 

それを代表するようなチームが、2016~18年にかけてセ・リーグを三連覇した広島。

田中、菊池、丸、鈴木らの片手では数え切れないほどの優秀な野手陣を擁して、セの他球団を圧倒。

更に2018年は山賊打線こと、埼玉西武ライオンズの強力な打線と高いディフェンス力を完備した野手陣が、圧倒的得点力でパリーグを制しました。

ポストシーズンを勝てるチームはまた別とはいえ、野手の重要性への認識を高め始めたNPB。

 

自身もMLBでプレーをし、メジャーに精通している楽天の石井一久GMが、野手からチーム作りをする姿勢を見せていることからも、野手に対する認識が変わりだした印象です。

石井一久GMは「一にも、二にも、十二にも野手。たとえ競合で外したからと言って、投手に変えるのではなく、そこは野手でブレたくない」と、1位候補に野手を指名することを明らかにした。

引用:楽天石井一久GM「一にも、二にも、十二にも野手」 - プロ野球 : 日刊スポーツ

 

加えて2018年のドラフト戦線は、有力なドラフト上位候補投手たちが軒並み伸び悩みor不調。

更に根尾、小園、太田、増田らの高校生遊撃手豊作の年。

トレンドと市場の両方の点から、高校生野手を1位で指名する球団が続出し、NPBのドラフトでは前代未聞の12球団中11球団が高校生野手指名。

 

福留孝介、大田泰示、山田哲人らのような高校生遊撃手がドラフト1位指名を受けることは稀で、あっても数年に1人。

それが結果的には根尾、小園、太田の三人の高校生遊撃手ドラフト1位指名という異例な事態。

 

2018年は12球団の野手事情を観察しながら、ドラフト1位の優先順位を予想しましたが、想像以上に現場が野手を重要視したドラフトをしたので、かなり驚きを隠せませんでした。

平成最後のドラフトは、「野球界の潮流を変えるドラフトだった」と後世に語り継がれるドラフトになったかもしれません。

 

それと個人的には小園と根尾が同じセ・リーグ、藤原と辰巳が同じパ・リーグに行ったのは楽しみです。

同じポジションでドラフト1位同士。

お互い切磋琢磨して、球界でも有名なライバル関係になって欲しいです。

【2018年】プロ野球12球団のドラフト1位指名ポジションの優先順位と選手

ドラフト勝ち組

個人的な印象で、今回のドラフトの勝ち組は下記の球団。

※ここでの勝ち組とは補強ポイントを満たしているかという観点です。

  • 広島→手薄な若手内野手と将来性の高い投手
  • 西武→松本単独指名と即戦力候補投手獲得、手薄な内野を補強
  • ソフトバンク→サファテ、岩嵜、松田の後継者を獲得
  • オリックス→正遊撃手候補と右打ちの大砲三塁手獲得、お得意の社会人即戦力投手
  • ロッテ→手薄な外野を藤原で埋める。投手も左右バランス良く獲得
  • 中日→ドラフトの目玉・根尾と即戦力候補の梅津獲得
  • 楽天→数少ない即戦力候補野手・辰巳と嶋の後継者獲得

 

誰もが羨むような100点満点のドラフトを行った球団はない印象。

最初の入札で指名した選手と同じポジションの選手を指名していない球団は、少し厳しめに評価しています。

一位で指名したほどの球団の補強ポイントだったはず。

にも関わらず、素材の違いはあれど、後の指名でその補強ポイントを埋められなかったのは、ややマイナスポイントかなと。

 

全体的に目立って悪い(いわゆる負け組)球団はありませんが、巨人と日本ハムは好みが分かれるドラフト、阪神は補強ポイントを上手く指名出来なかった印象です。

意外な結果となった指名選手

想定して順位よりも高かった選手もいれば、低かった選手もいるのがドラフト。

個人的に指名順位に驚きを感じたは下記の指名。 

【良い意味で意外な結果となった指名】

  • 増田 陸(巨人2位)
  • 市川 悠太(ヤクルト3位)
  • 横川 凱(巨人4位)
  • 万波 中正(日本ハム4位)
  • 山口 航輝(ロッテ4位)
  • 川原 陸(阪神5位)
  • 戸郷 翔征(巨人6位)

 

上記の選手たちは予想していたよりも1つ指名順位が上の選手ばかり。

万波、川原、戸郷などは指名漏れもありえた中で、やや最下位ではなかったのは驚き(7~8位指名が全体で11人)。

ただ、逆に言えば彼らの順位が一つ押し上げられるほど、2018年のドラフト市場は不作だったのかなとも思えてなりません。

素材は間違いないのでしょうが、リスキーな高卒選手が順調に育っていくのか、やや不安を覚えました。

 【悪い意味で意外な結果となった指名】

  • 野村 大樹(ソフトバンク3位)
  • 引地 秀一郎(楽天3位)
  • 柿木 蓮(日本ハム5位)
  • 鈴木 翔天(楽天8位)

 

私の予想とはかなり大きく順位が下回った選手。

特に引地投手がドラフト3位(楽天の3位なので36人目)まで残っていたのは意外。

今年は高校生投手市場が微妙な年だったので、2位までには消えると思っていたので驚きでした。

 

鈴木投手に関しては、色々とドラフトに関する大人の事情があるため、今後の入団交渉が楽しみ。

素材は間違いない選手なので、あの時楽天が特攻しておいて良かったと言えるような結果になって欲しいものです。

個人的に期待する選手

個人的に今後の成長や活躍が楽しみなのは下記の選手。

  • 渡邉 勇太朗(埼玉西武2位)
  • 杉山 一樹(ソフトバンク2位)
  • 頓宮 裕真(オリックス2位)
  • 万波 中正(日本ハム4位)
  • 濱田 太貴(ヤクルト4位)
  • 正隨 優弥(広島6位)
  • 鈴木 裕太(ヤクルト6位)

 

アマチュア野球好きなら一目でわかるでしょうが、技術はまだまだながら、身体的ポテンシャルは一級品の選手を選出しました。

速いボールを投げる、遠くに飛ばすという、野球において非常に重要なスキルを持った素材型選手。

彼らがプロの指導を受けてどう開花するのか。

 

「ソフトバンクの杉山、西武の渡邊はどちらが2位として適切だったのか!?」と、5年後に議論されるような選手に育って欲しいです。 

それこそ今の柳田と秋山の関係のように。

2018年ドラフト会議結果球団別採点

パシフィック・リーグ

埼玉西武ライオンズ 評価:75点

上位は知名度の高い投手を指名し、中位以降は独自色が強い選手指名となりました。

 

菊池雄星退団対策と弱点の投手力強化に向けて、即戦力候補の松本を単独指名。

2位の渡邊はポテンシャルだけなら今年の高校生投手の中でもナンバーワン。

将来性では吉田輝星より上の逸材です。

4、6位でも即戦力候補のリリーバータイプを獲得し、渡辺SDと辻監督が強く望んだ投手の補強を行いました。

 

気になるのは近年西武が即戦力候補として獲得した投手が、即戦力になりえていないこと。

ソフトバンクや日本ハムに水をあけられている要因でもあり、西武スカウトの大社卒投手を見抜く力はやや不安を拭えない。

3位で社会人内野手の山野辺、7位で大学生内野手の佐藤を獲得したのも、補強ポイントと指名順位にずれを感じます。

裏で浅村FA流出が決まっているのではないかと勘繰りたくなる指名となりました。

福岡ソフトバンクホークス 評価:80点

上位三選手の指名はかなりチーム事情にマッチ。

中日、ロッテと並んで上位三選手の指名が上手くいった印象。

 

プロで戦うだけの体力に不安を残すものの、リリーフとしての馬力はピカイチの甲斐野はサファテの後継者候補。

2017年の鈴木博志を思わせる素材型高卒社会人投手の杉山は、バンデンハークの後釜候補。

更に衰えの出始めた松田の後継者候補として、強打の三塁手・野村を獲得。

即戦力を獲得する必要がなかったチーム事情を考慮して、上手く次世代の主力候補を獲得できました。

 

気になるのは、1位で外した小園に変わる二遊間候補を獲得出来なかったこと。

川崎&本多引退、川島&明石高齢化、故障が増えた今宮など、二遊間にやや不安の残るソフトバンク。

牧原や川瀬などの若い選手はいるものの、わざわざ競合覚悟で1位指名するほど、二遊間の人材に不安を抱えているホークス。

その二遊間候補を獲得出来なかったため、やや採点を厳しくしました。

北海道日本ハムファイターズ 評価:70点

かなり好き嫌いの分かれる路線をとった日本ハム。

もし2019年に優勝を狙うなら、大社組をもっと多めに獲得しても良かったが、ふたを開ければ7人中5人が高校生。

即戦力になりえるのは生田目投手くらい。

その生田目もかなりムラの大きいタイプだけに、純粋な戦力の上積みは少ない印象。

 

根尾を指名して解決したかった二遊間の人材も獲得しておらず、即戦力性と補強ポイントのマッチ度はやや低いです。

少なくとも2019年に勝負をかける気概は感じなかったため、日本ハムフロントは数年先の優勝を狙っている印象を受けました。

オリックス・バファローズ 評価:80点

毎度のドラフト巧者ぶりを見せるオリックス。

安達の後継者候補として、堅実な守備とパンチ力が売りの太田を1位指名。

外国人やFA選手に頼っていたツケが周り、長距離砲不在のサードには大学生ナンバーワンスラッガーの頓宮を2位指名。

小粒な選手が多かったチームに、スケールの大きい選手を加えたのは、非常に好感が持てます。

 

3位以降は、お得意の社会人投手を3名指名し、ストロングポイントを更に強化。

社会人選手の目利きには定評があるため、かなり期待が持てます。

 

太田も頓宮も1軍で活躍するには時間がかかるタイプなので、2019年の戦力上積みは微妙ですが、補強ポイントに合った指名をキッチリ行いました。

後は現場が上手く調理するだけなのだが....

千葉ロッテマリーンズ 評価:80点

ソフトバンク、中日と並んで理想の上位選手補強に成功したロッテ。

 

3球団の競合の末に、高校生ナンバーワン外野手の藤原を獲得。

内、大谷の衰え、南の病気離脱などで課題となっていたリリーフ陣を強化すべく、剛腕タイプの東妻を2位で指名。

慢性的な左腕不足を解消すべく、経験豊富なアマチュア屈指の左腕・小島を3位、5位で中村を獲得。

プロでの育成方針は微妙だが、投打に高いポテンシャルを持つ山口も獲得し、補強ポイントを満遍なく埋めてきました。

 

本当ならもっと点数を与えたいところですが、一つ心配なのは戦力の上積み度。

藤原は逸材とはいえ、本格的にレギュラーとして活躍出来るのは数年後。

東妻はプロで慣れられ時の引き出しがさほど多いようには見えず、小島はプロで活躍するにはこれといった特徴がない印象。

選手それぞれの持つ特性はチーム方針に合っていますが、その力量は果たしてどの程度なのかが、やや不安を残します。

東北楽天ゴールデンイーグルス 評価:75点

石井一久GMの意向が色濃く出た指名。

1、2位を即戦力大卒野手で埋めて、3位にはスケールの大きい高校生投手を指名。

まずは野手からチームを作ると口にして来た通り、将来コアプレイヤーになりえるセンターラインを固めてきました。

 

ショートが課題でありながら、根尾や小園、太田を指名しなかったのは謎ですが、一応6位で渡辺を指名。

ただ、渡辺はプロでは良くてサードかセカンドの選手。

大物メジャーリーガー獲得をにおわせていた球団だけに、既に誰か外国人選手獲得の目星が付いているのではと、推測してしまいます。

 

8位で鈴木に特攻したり、育成2位で則本の実弟を獲得して則本流出対策を図ったりなど、戦力補強以外の面でも楽しませてくれた球団となりました。

セントラル・リーグ

広島東洋カープ 評価:70点

菊池、田中が30代突入。

二軍の若手の中にも将来二遊間のレギュラーを任せられそうな素材は見当たらないため、小園獲得は将来を考えると大きな収穫。

ただ、V4を狙う戦力の上積みとしては微妙。

 

一応、2位で島内を獲得したものの、即プロでローテに入って勝っていくイメージは湧きません。

7人中5人が高校生で、大卒組の2位島内、6位正随もどちらかと言えば素材型。

2017年に引き続き、即戦力よりも将来性を優先した選手補強。

 

今後主力選手のFAや高齢化、高年俸化することを考えると、現在の主力と若手を繋ぐ中堅選手が心許ない印象を受けます。

見合う選手がいなかったのかもしれないですが、実践力の高い大社卒の野手を獲得しても良かったのではと、やや指名戦略に疑問を感じます。

東京ヤクルトスワローズ 評価:65点

結果的には根尾を外して良かったのかな?という印象。

確かに根尾は2018年の目玉選手ではあったが、ヤクルトの補強ポイントかと言われるかと微妙な印象がありました。

結果的に抽選で根尾、上茶谷を外してしまいましたが、4年生になってメキメキと成績を伸ばした即戦力候補の清水を獲得。

コマ不足に悩んでいる投手陣の補強に成功。

 

少し気になるのは、市川、濱田、鈴木の指名順位。

私が想像していたよりも彼らの指名順位が上位で、そこまでの順位の選手なのかとやや疑問を感じました。

2017年もそうだが、ヤクルトのドラフト戦略は私とは考え方がずれる部分が多く、評価しづらいです。

ドラフトは最低5年見ないと判断しづらいが、もっと良い指名戦略があったのでは?と強く思いました。

読売ジャイアンツ 評価:65点

指名選手は面白いが、4年連続V逸中の巨人にしては、即戦力度合いが物足りないドラフト。

根尾、辰巳らの即戦力野手を抽選で外し、途中から育成路線に切り替え。

1位でパワー型レフティーの高橋を獲得したものの、以降の2位以下は全員高校生。

 

坂本の後継者候補の増田、馬力の高い直江、長身左腕横川、飛ばす力は一級品の松井、ピッチングセンスが光る戸郷と、一芸に秀でた高校生を獲得出来たのは評価出来ますが...

 

獲得した高校生の好みは非常に私と合っているので楽しみですが、戦力補強は大丈夫なのだろうか?と不安を覚えます。

西武の項でも話しましたが、裏でFAの話がまとまっているのではと勘ぐってしまうほど、即戦力度の低い指名となりました。

横浜DeNAベイスターズ 評価:70点

課題となっている先発型の右腕として、上茶谷を獲得。

2位は右のスラッガー伊藤、リリーフタイプの即戦力社会人・大貫を3位と、ひとまず補強ポイントは埋めた。

4位で投打にポテンシャルの高い勝又を獲得するなど、全体的にはバランスの良い指名には見える。

 

ただ、伊藤は果たしてプロで二塁手を任せられるのか、仮に駄目ならロペスの後釜として一塁手を任せるほどの打力を見せられるのかと、不安も覗かせる。

守備型の柴田の対抗として、打撃型二塁手・伊藤の存在は面白いが、どうなるか。

6位で獲得した大型遊撃手の知野も含めて、スケールの大きい二遊間を補強したDeNAスカウトの眼力が試されます。

中日ドラゴンズ 評価:85点

ネームバリュー的には、一番の成功ドラフトとなった中日。

 

今ドラフトの目玉だった根尾を抽選で引き当てて、2位でも将来年間15勝出来るほどのポテンシャルを持つ梅津を獲得。

加えて3位で社会人屈指の剛腕・勝野を獲得し、懸案だったリリーフ陣の補強に成功。

石橋、垣添といった二軍で育てがいのある高校生も獲得。

投手3、捕手1、内野手1、外野手1とバランスの取れたドラフトとなった。

 

2017年は高校生中心だったが、2018年は即戦力の要素も交え、将来性と即戦力性の両方を兼ね備えたドラフト戦略。

2軍の野手が壊滅状態にあるため、もう一人野手を獲得しても面白かったが、それは欲張り過ぎか。

中日フロントとしては、100点満点に近いドラフトになったことでしょう。

阪神タイガース 評価:60点

今回一番迷走した感のある阪神。

 

センターを任せられる選手を獲得すべく、藤原、辰巳を指名したが抽選外し。

結果的には、大卒社会人外野手にドラフト1位枠を使う事態になってしまった。

確かに近本は悪い選手ではないが、はたして1位で獲得するべき選手だったのか。

上本が故障がちとはいえ、糸原、北條、大山、陽川がいる状況で、わざわざ3位で大卒社会人の木浪を取るべきだったのか。

2位の小幡も含めて、やや理解に苦しむ指名となりました。

 

即戦力度合い(補強ポイントに合った)も、将来性も現状の阪神に適当なドラフトだったかと言われると、やや疑問が残ります。 

採点結果まとめ

  • 1位:85点 中日ドラゴンズ
  • 2位:80点 福岡ソフトバンクホークス、オリックス・バファローズ 千葉ロッテマリーンズ
  • 3位:75点 埼玉西武ライオンズ、東北楽天ゴールデンイーグルス
  • 4位:70点 北海道日本ハムファイターズ、広島東洋カープ、横浜DeNAベイスターズ
  • 5位:65点 東京ヤクルトスワローズ、読売ジャイアンツ
  • 6位:60点 阪神タイガース

 

現時点のドラフトだけの結果を見れば、セ・リーグの球団が広島に追いつき、追い越せる補強になったとは言いづらい。

対照的にパ・リーグの場合は、どの球団も独自の色を出しながら、上手く自分たち好みの編成に仕立てあげている印象。

近年の両リーグの力量差は、こうした一回一回のドラフトで生まれているのでしょう。 

まとめ

  • ペナントは野手が大事という認識が生まれ出したドラフト
  • オリックス、中日、ロッテ、楽天など下位球団の戦力アップに期待
  • セ・パのドラフト戦略の上手さに差を感じた

 

アマチュア野球の総決算とも言える一日が終了し、各球団のファン、選手、フロント、関係者は悲喜こもごも。

ドラフト好きにとっては、またこれから楽しみであり待ち遠しい一年間が始まります。

また来年のこの日が楽しみだ。

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