どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は2018の夏の甲子園に出場している選手の中で、ドラフト候補になりえる選手をご紹介します。
なお、今回紹介する選手はドラフト候補になり得るのかを基準に選出しています。
大会概要を知りたい方は、「【速報更新中】2018夏の甲子園の出場高校一覧と注目選手!優勝予想と展望も【第100回記念大会】」の記事を参照してください。
- 【2018夏の甲子園】プロ注目のドラフト候補出場選手一覧(3年)
- 【2018夏の甲子園】プロ注目のドラフト候補出場選手一覧(2年)
- 【2018夏の甲子園】プロ注目のドラフト候補出場選手一覧(1年)
- 【第100回記念大会】スター候補選手個別紹介(ポジション別)
- まとめ
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- ドラフト関連記事
【2018夏の甲子園】プロ注目のドラフト候補出場選手一覧(3年)
※☆は指名届けを提出すれば確実に指名されるレベルです。
投手
- 沼田 翔平(旭川大高)175cm63kg 右右
- ☆吉田輝星(金足農)176cm81kg 右右
- 佐藤 幸弥(羽黒)175㎝77㎏ 左左
- 佐野 涼弥(浦和学院)178cm78kg 左左
- ☆渡邉 勇太朗 (浦和学院)188cm78kg 右右
- 山田 龍聖(高岡商) 182cm78kg 左左
- 垣越 健伸(山梨学院) 183cm93kg 左左
- 修行 恵大(大垣日大)183cm70kg 右右
- 杉本 幸基(大垣日大)181cm76kg 右右
- 大石 晨慈(近大付) 178cm82kg 左左
- 小寺 智也(龍谷大平安)投手 180cm70kg 右右
- 島田 直哉(龍谷大平安)投手 183cm67kg 右右
- 平田 龍輝(智弁和歌山) 183cm81kg 右右
- 柿木 蓮(大阪桐蔭高校) 178cm78kg 右右
- 横川 凱(大阪桐蔭高校) 190cm84kg 左左
- 森 悠祐(広陵) 178cm70kg 右右
- 鶴田 克樹(下関国際)180cm93kg 右右
- 川原 陸(創成館) 184cm78kg 左左
捕手
※ドラフト候補不在
内野手
- 矢吹 栄希(聖光学院) 180cm71kg 右左
- ☆野村 佑希(花咲徳栄) 185cm87kg 右右
- 野尻 幸輝(木更津総合) 178cm78kg 右左
- 松田 憲之朗(龍谷大平安)181cm85kg 右右
- ☆小園 海斗(報徳学園)178cm74kg 右左
- ☆根尾 昂(大阪桐蔭高校) 178cm75kg 右左
- 中川 卓也(大阪桐蔭高校) 175cm76kg 右左
- 山田 健太(大阪桐蔭高校) 183cm83kg 右右
- ☆林 晃汰(智弁和歌山高校) 178cm85kg 右左
- 野元 涼(折尾愛真)179cm85kg 右左
外野手
- 大谷 拓海(中央学院) 180cm70kg 右左
- 長南 有航( 横浜) 184cm82kg 右左
- ☆万波 中正( 横浜) 190cm89kg 右右
- 蛭間 拓哉(浦和学院)174cm82kg 左左
- 柳本 優飛(愛工大名電) 172cm68kg 右左
- ☆藤原 恭大(大阪桐蔭高校) 182cm76kg 左左
【2018夏の甲子園】プロ注目のドラフト候補出場選手一覧(2年)
投手
- 西舘 勇陽(花巻東)184cm76kg 右右
- 根本 太一(木更津総合)180cm78kg 右右
- 井上 広輝(日大三)180cm76kg 右右
- 及川 雅貴(横浜)183cm74kg 左左
- 奥川 恭伸(星稜)183cm82kg 右右
- 西 純矢(創志学園)183cm79kg 右右
- 宮城 大弥(興南)173cm70kg 左左
捕手
- 東妻 純平(智弁和歌山)172cm74kg 右右
内野手
- 韮澤 雄也(花咲徳栄)176cm80kg 右左
- 黒川 史陽(智弁和歌山)179cm75kg 右左
外野手
- 小泉 龍之介(横浜)171cm72kg 右右
【2018夏の甲子園】プロ注目のドラフト候補出場選手一覧(1年)
投手
- 松本 隆之介(横浜)186cm72kg 左左
- 仲三河 優太(大阪桐蔭)178cm78kg 右右
捕手
※候補不在
内野手
- 度会 隆輝(横浜)180cm76kg 右左
外野手
- 井上 朋也(花咲徳栄)180cm80kg 右右
- 来田 涼斗(明石商)178cm78kg 右左
【第100回記念大会】スター候補選手個別紹介(ポジション別)
ここからはポジションごとに、スター候補の要注目選手をご紹介します。
終わってみれば「〇〇の大会だった」と言われる可能性大の、将来のドラフト1位候補たちです。
投手
吉田輝星(金足農)176cm81kg 右右 3年
MAX150キロの速球を誇る東北No.1右腕。
【2018ドラフト候補】金足農業 吉田輝星(3年)【11K完封】
ひょっとすると大会No.1投手になり得る逸材。
秋田大会決勝では、強打の明桜打線を11奪三振で完封。
ノビのあるストレートをコンスタントに低めに集める制球力。
時折混ぜる110キロ前後のスローカーブ。
投球フォームにもクセがなく、柔らかい身体の使い方が特徴。
ドラフト2~3位までには消える可能性のある逸材です。
予選を視察したスカウトからも、「北東北、北海道の高校生で一番」との評価も出ています。
自己最速を3キロ更新。高野連関係者も「この球場で高校生が出したのは初めて」と語る夢の数字をたたき出した。カットボール、カーブも交え「追い込んだら狙っていった」と5連続を含む毎回の16奪三振だ。
この日はプロ2球団のスカウトが視察した。日本ハム・白井スカウトは「春より直球の質が上がった。(担当の)北東北、北海道の高校生で一番」と高評価した。
素材と実力は間違いないので、あとは全国の強打者相手にどれだけの投球をできるか。
出来れば智弁和歌山や花咲徳栄、浦和学院などの強力打線と対戦して、実力のほどを全国に見せつけて欲しいです。
渡邉 勇太朗 (浦和学院)188cm78kg 右右 3年
ポテンシャル的には、今大会屈指の逸材。
投球フォームは近年の大型投手のトレンドになっている、大谷翔平(現エンジェルス)投手似。
春までは故障を抱えていたため、まだまだ全力ではないものの、順調に育てば将来プロでもエース級になれる逸材。
南埼玉大会決勝では最速146キロを計測と、徐々に状態は上がっています。
あまり無理はして欲しくないですが、吉田投手同様にドラフト上位候補の1人です。
詳細な寸評が気になる方は、「【2018夏の高校野球南埼玉大会決勝】浦和学院VS川口の試合結果、感想とドラフト注目選手の蛭間、渡邉、佐野の評価|note」の記事もご覧になってください。
垣越 健伸(山梨学院) 183cm93kg 左左 3年
右腕に逸材が揃う中、大会No.1左腕の呼び声が高い垣越投手。
ストレートの最速は146キロ。
上から投げ下ろす角度のある速球が武器で、典型的なパワーピッチャータイプ。
高校時代の高橋昂也(花咲徳栄→広島東洋カープ)を彷彿とさせる投手です。
実力的には変化球の精度や実践力に課題があり、指名があっても中位~下位レベル。
ただ、上背もあって育てがいがある投手なので、プロの注目度は非常に高いです。
初戦だった8日の2回戦(対山梨)では一回から9者連続三振を奪い、準決勝では自己最速を2キロ更新する146キロを計測した。この日はDeNA、巨人のスカウトが視察に訪れ、DeNA・吉田スカウト部長は「投げ方が非常にいい。球速以上にいいボールを投げる」と高く評価した。
中略
垣越について巨人・木佐貫スカウト
「左投げで140キロ台後半を投げるのは、大学生を含めても少ない。体も大きく、パワー型で楽しみな素材」引用:山梨学院、驚異の“ドクターK”垣越でV3!栃木・作新と関東一番乗り/山梨 (3/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)
及川雅貴(横浜)183cm74kg 左左 2年
2年生ながら最速152キロの速球を誇る、超高校級左腕。
今年プロ志望届けを提出してもドラフト上位で消える可能性のある逸材です。
将来的には菊池雄星(花巻東→埼玉西武ライオンズ)を超える可能性もある、日本のエース候補。
ただ、 現時点ではスペックほど打者を圧倒的出来ているわけでもなく、まだまだ課題はあります。
1回だけでは評価出来ないけど、及川はまだ微妙だな。
— はろーぐっばい@野球ブログ&youtuber (@jubenonz) 2018年7月29日
この局面で右打者のインローにスライダーで初球からストライクを取れたり、空振りを奪えるのを見るに相当スライダーには自信あり。
ただ、ストレートは初見の左打者にも右打者にも改心の当たりをされてる。
何より空振りを奪えてない。
ドラフトまで残り1年弱。
ここから世代”最高”の逸材が、世代”最強”の投手になれるのか。
伝説の幕開けが楽しみです。
宮城 大弥(興南) 173cm70kg 左左 2年
帰ってきたスーパー1年生。
及川と共に常に注目され続けてきた天才左腕です。
沖縄県内では既に敵なし状態で、あとは全国の強打者相手にどれだけの投球を出来るのかが注目。
興南(沖縄)・宮城 大弥投手 2年
— はろーぐっばい@野球ブログ&youtuber (@jubenonz) 2018年7月23日
9回 打者27人 被安打2 奪三振8 四死球0 自責点0
※1 盗塁死と併殺があったため、打者27人完封
※2 1年夏の沖縄予選決勝は13奪三振1失点完投勝利
結果以上に内容が進化してた。
個人的には智辯和歌山にリベンジして欲しい。
というか、単純に対戦が観たい。
及川よりも投球術に優れ、最速142キロの直球とスライダー内外角に投げ分ける投球術を有しています。
宮城投手の詳細な寸評は「【2018夏の高校野球沖縄大会決勝】興南VS糸満の試合結果、感想とドラフト注目宮城大弥投手(2年)の評価|note」をご覧になってください。
奥川 恭伸(星稜)投手 182cm82kg 右右 2年
最速147キロを誇る大型右腕。
高校入学から順調に球速を伸ばしており、来年は150キロ超えもあり得る逸材。
2018年の春の選抜でも、3試合で防御率1.69(16回3自責点)と好投を見せました。
ただ、気になるのは球速ほど打者を圧倒的出来ないこと。
選抜でも防御率こそ低いものの、被安打率7.31奪三振率6.19四死球率4.50と、やや不安定さをのぞかせました。
及川同様スペックは申し分ないだけに、今後はどれだけ打者を牛耳れる投手になれるかがポイント。
2019年ドラフト上位候補の活躍に期待したい。
捕手
残念ながら捕手は逸材不足。
ドラフト有力候補が軒並み予選で敗退しています。
【予選敗退したドラフト有力高校生捕手一覧】
- 野村大樹(早稲田実業)
- 石橋康太(関東第一)
- 大柿廉太郎 (健大高崎)
- 田宮裕涼(成田)
- 土井克也(唐津商)
森友哉(大阪桐蔭→埼玉西武ライオンズ)、中村奨成(広陵→広島東洋カープ)のような超高校級捕手はもちろん、ドラフト下位候補も不在です。
最近は有力な捕手の候補が予選敗退→大学進学のパターンが多いのは、ドラフトの観点からはやや寂しいところ。
出場する選手には、前評判を良い意味で裏切る活躍を見せて欲しいです。
内野手
根尾 昂(大阪桐蔭高校) 178cm75kg 右左 3年
投手、内野手、そして外野手も超高校級レベルでこなす三刀流選手。
高校入学前から野球以外の才能でも騒がれ続けてきた、天才選手。
高校入学後は野手としての才能に注目が集まり、2年秋からは4番ショートを任された。
ただ、3年春からは投手としての才能も開花。
準々決勝の明秀日立戦を11奪三振で1失点(自責点0)完投、準決勝の三重高校戦はロングリリーフで8回を無失点、そして決勝の智弁和歌山戦は先発で9回2失点で胴上げ投手。
準々決勝以降の大事な試合をほぼ1人で投げ抜き、29回を28奪三振で防御率0.93。
間違いなく投手としてもドラフト上位候補になり得ることを、その右腕で証明しました。
夏の府大会でも、準々決勝の金光大阪戦と準決勝の履正社で先発。
西谷監督の中では明らかに”投手根尾”への信頼度が高まっています。
夏の選手権開幕前の時点では、スカウトもまだまだ投手と野手両方の視点で可能性を検討中。
今秋ドラフト1位候補の藤原恭大外野手、根尾昂内野手(ともに3年)を擁する大阪桐蔭の決勝を、日本ハム、オリックス、ロッテ、西武、DeNA、阪神、ヤクルトの7球団のスカウトらが視察した。
阪神は畑山チーフスカウトら4人と体制で視察。和田TAは2ランを含む7打数6安打6打点の大暴れを見せた藤原を絶賛した。
「藤原は打撃が強引でなく、謙虚だね。コースに逆らわないバッティングができる。(6安打目となった六回の)センター前ヒットはためすぎて詰まっているけど、タイミングのズレがあってもセンターへ持っていける技術がある。高いレベルの技術を持っていて、打ち損じをしない、いい打者だね」と高校生離れした打撃技術を称賛した。
この試合は「5番・遊撃」で出場した根尾に対しては「ショートの守備に関してはこれから伸びていくと思う。スケールの大きさがあって、いろんな可能性を感じるね」。二刀流の甲子園での活躍を期待した。
間違いなくドラフトで上位指名される逸材であることは間違いないです。
巨人は30日、東京・大手町の球団事務所でスカウト会議を行った。7月に行われた都市対抗野球と高校野球地方大会を経ての社会人、高校生の評価報告に主眼が置かれ、高校生では大阪桐蔭の根尾昂内野手、藤原恭大外野手、報徳学園の小園海斗内野手、横浜の万波中正内野手(いずれも3年)らが上位候補リストに入った。
個人的にはプロでは野手として生きていくと見ていたので、ここにきて投手としても覚醒したのは良い意味でサプライズ。
プロが投手と野手のどちらで評価するのか、はたまた新たな二刀流挑戦になるのか。
スカウティングシステムが発達した今でも、甲子園での活躍はドラフトへの影響は大きいです。
この夏の根尾のパフォーマンスが、ドラフト戦線に大きな影響は与えるのは、間違いないでしょう。
野村 佑希(花咲徳栄) 185cm87kg 右右 3年
高校通算56本塁打を誇る高校生No.1スラッガー。
2017年は2年生ながら4番を任されて夏の選手権制覇。
現チームでは背番号1を背負いエースで4番。
その素質はプロのスカウトからも高く評価されており、ドラフトでは上位~中位で消える逸材。
高校通算56本塁打を誇る打撃では三遊間に2安打と右越えに二塁打と、広角に打ち分け。視察した広島・尾形スカウトは「投手、打者の二刀流でいけると感じますね」と、現在の状態を高く評価した。
引用:投打に野村!花咲徳栄、全国V2へ大会初陣前ラストゲームを大勝締め (3/3ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)
「長距離バッターの第一条件である、ボールを乗せる技術がある。インからバットが出て、押し込む力。野手(のドラフト候補)が少ないだけに面白い」(広島・苑田聡彦スカウト統括部長)
「素質的にズバ抜けている。大学生、社会人を含めても、野手ではトップクラス」(中日・中田宗男アマスカウトディレクター)
「確実性が上がっている。右に一発打てるようなバッターは少ないので、魅力的な選手です。夏まで追いかけていくことになるのは、間違いない」(オリックス・中川隆治アマチュアスカウトグループ長)
個人的には打者としての素質が高いと見ていますが、プロが投手と野手のどちらで評価するのかも見もの。
史上7校目の春夏連覇なるかも含めて、要注目の選手です。
個別寸評は「【2018夏の高校野球南埼玉大会決勝】花咲徳栄VS上尾の試合結果、感想とドラフト注目選手の野村佑希の評価|note」の記事にも書いております。
小園 海斗(報徳学園)178cm74kg 右左 3年
右の太田(天理)、左の小園。
高校球界を代表する遊撃手の1人。
2017年には清宮、安田、中村らが名を連ねたU-18の日本代表に2年生ながら選ばれた逸材。
チームを8年ぶりに夏の選手権に導き、ようやく夏の甲子園の舞台を踏みます。
その最大のセールスポイトは高校生離れした遊撃守備。
【小園カメラ】2018ドラフト1位候補・小園海斗(遊撃手)のシートノックに密着!2018/07/19
元ロッテのサブロー氏は、守備はプロに混ぜても上手い方と絶賛。
守備範囲の広さはまさに「エリア小園」で、スローイングも安定する。高校生のトップレベルというより、守備は1軍で試合に出ている選手よりうまい。ドラフト1位の12人に入る選手だろう。
打撃はややプルヒッター気味で、ライト方向に長打を連発。
50メートル5秒8の俊足を活かした、攻撃的な遊撃手になれる可能性も秘めている。
報徳学園の小園は思ったより打撃が良い。
— はろーぐっばい@野球ブログ&youtuber (@jubenonz) 2018年7月28日
遊撃守備では根尾以上のものがあるだけに、次のステップでどれだけの打力を見せられるのか注目。
小坂、源田タイプの守備型遊撃手になるのか、西岡、川崎の巧打の遊撃手になるのか。
なんとなく打撃は苦戦しそう。
全国的な知名度では、同じ右投げ左打ちの遊撃手・根尾(大阪桐蔭)の方が上。
ただ、持ってる潜在能力は高校生No.1遊撃手。
この日は複数球団が視察。阪神・熊野スカウトは「今大会は体が動いていたし、言うことがない。やっぱり能力は(高校生の中で)抜けている。甲子園でも暴れてほしいね」と聖地での活躍を期待していた。
引用:報徳学園・小園が涙のV 阪神スカウト「能力抜けている。甲子園でも暴れてほしい」/野球/デイリースポーツ online
2017年は太田(天理)がひと足お先に夏の甲子園の舞台で活躍したので、2018年は小園の夏にして欲しい。
外野手
藤原 恭大(大阪桐蔭高校) 182cm76kg 左左 3年
2018年の高校生No.1外野手。
50m5秒7の俊足を活かした広い守備と、強肩。
打っても快足を飛ばして平凡の内野ゴロを内野安打にし、シングルヒットをツーベースにするスピードが魅力。
加えて高い長打力もあり、西武の秋山翔吾選手のようになる可能性を秘めています。
藤原選手は1年夏から大阪桐蔭でセンターのレギュラーを任された逸材。
2年春の選抜では史上初の決勝戦で1試合2本塁打、秋にはU-18の日本代表に小園と共に2年生ながら選出されるなど、その素質の高さは誰もが認めるところ。
2年の甲子園では春の打率.208(24-5)、夏の打率.154(13-2)と苦戦しましたが、3年の春は打率.364(22-8)とようやく本領発揮。
3度の甲子園で通算打率は.254ながら、OPS.963(出塁率.438+長打率.525)。
高い攻撃力を全国の舞台でも見せています。
下級生の頃は1番打者を打つことが多かったですが、3年の春からは4番。
自身も核弾頭よりも、ランナーを返す役割に意欲を見せており、ポイントゲッターとしての藤原選手にも注目。
プロのスカウトも数多く派遣されており、ドラフト2~3位前後で消えるであろう逸材。
ネット裏には巨人などプロ5球団のスカウトが詰めかけ、阪神は和田豊球団本部付テクニカルアドバイザー(TA、55)が熱視線を送った。
「高校生で、打った瞬間(に本塁打とわかる打球)…というのは、なかなか打てるものじゃない。高校生のなかに大学生がいる感じ。打つだけでなくスピードもある。三拍子そろっている」
夏場を迎えても、虎は総得点がリーグ最下位など貧打にあえぐ。左打ちの外野手は多く在籍しているが「糸井の後継者になれる」と球団幹部が評価する高校NO・1スラッガーの評価は、真夏の気温とともに急上昇だ。
引用:大阪桐蔭、18点爆勝!虎D1候補・藤原が満弾含む6打点/北大阪 (1/2ページ) - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)
プロ5球団が視察し、4人態勢の巨人・岡崎スカウト部長は「走攻守がそろっている。間違いなく(ドラフト)上位に入る」と絶賛した。阪神の和田テクニカルアドバイザーも「高校生では抜けている。西武の秋山みたい」とシーズン最多安打記録保持者になぞらえた。
あとは夏の選手権でどこまで違いを見せられるか。
左投げ、外野手、高卒の選手がドラフト1位になるのは非常に稀なケース。
ただ、昨年の中村奨成のように、圧倒的なパフォーマンスを見せることが出来れば、ドラフト1位候補になり得ます。
毎年現れるドラフト上位候補選手なのか、十年に1人の逸材なのか。
藤原選手のパフォーマンスに期待です。
万波中正( 横浜) 190cm89kg 右右 3年
期待されてきたミレニアム世代最高の逸材。
コンゴ出身の父を持つ規格外のパワーが持ち味。
投手では最速147キロのストレートを誇り、打者ではバックスクリーンに超特大の本塁打を放つ力を持つ。
高校生活は順調に成長出来たとは言い難いが、最後の夏の県予選では猛打炸裂。
🔥地方大会ライブ配信中🔥https://t.co/F05pV5ebPh
— バーチャル高校野球 (@asahi_koshien) 2018年7月29日
🌟速報🌟#南神奈川 大会⚾決勝#横浜 4-0 #鎌倉学園
3回表、横浜 4番万波は初球をフルスイング!
レフトスタンド上段に突き刺さる豪快なホームランを放った!
なおも攻撃継続中!#バーチャル高校野球 #高校野球 #100回大会 pic.twitter.com/Lr2VZY3CMr
大会前はベンチ外で、最終登録でベンチ入り。
安定感には欠けるものの、爆発力とポテンシャルは世代No.1。
そのパワーにはプロのスカウトも絶賛しており、是非高卒でプロに入って欲しい素材。
ネット裏にはDeNA、中日、西武のスカウトが視察に訪れ万波のパワーに絶賛の声が相次いだ。
DeNA・稲嶺茂夫スカウトは「パワーは間違いなく今年の高校生で一番。ボールが見えている」と評価。中日・山本将道スカウトは「きっちりとセンター返しであそこまで飛ばすのはちゃんとしたポイントで打てている証拠」と評価した。
投手か野手か。
無限の可能性を秘めるスーパースター候補の大爆発を見てみたい。
まとめ
- 春の選抜よりは逸材が勝ち上がってきた
- 捕手の逸材は軒並み予選敗退
- 二刀流選手(大谷、根尾、野村、万波)の最後のアピールにも注目
- 怪物1年生候補は現状不在
ドラフト上位候補に絞ってご紹介しましたが、この他にも魅力的な選手が集結する第100回記念大会。
名選手は名選手を育てると言いますので、全国の舞台で選手同士がお互いを高め合うことに期待です。
それでは、さようなら!
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