どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
野球観戦をしているとテレビ中継なら実況や解説者、球場なら観客がよく使う格言のような俗説があります。
それらは私が子供の頃から既に、昔から野球ファンの中でよく使われてきました。
「野球は9回ツーアウトから」、「三振前のバカ当たり」、「替わったところに打球がよく飛ぶ」...
野球ファンなら誰もが一度は耳にしたことがあるこれらの格言(俗説・迷言?)。
野球初心者の方でも使いこなせれば一気に野球通のように見えるので、是非マスターしたいところ。
今日から使える野球の有名過ぎる格言をご紹介しますので、野球初心者の方は観戦時にご活用ください。
初心者が今日から使える野球通っぽく見られる格言(俗説・名言)一覧
野球は9回ツーアウトから
点差がついた最終回の二死から逆転劇が起きた時に、よく使われます。
言葉を補足すると野球は9回ツーアウトから”逆転劇が起こる”です。
野球というスポーツは時間や得点数の上限がありません。
仮にサッカーであれば3点差を残り1分で逆転することはほぼ不可能です。
ところが野球の場合はスリーアウトを取るまで攻撃が続けられるので、逆転する可能性が他のスポーツよりも高いですし、実現可能。
そういった野球というスポーツの性質上から、稀に奇跡の逆転劇が起こるため、「野球は9回ツーアウトから」という言葉が生まれたのです。
もし野球観戦をしていて周りが諦めムードだったり、9回二死から反撃ムード(ランナーが出塁など)が出来たら言ってみましょう。
記憶に新しいところだと、2013年WBCの台湾戦で9回2死1点ビハインドから「鳥谷四球→盗塁→井端同点タイムリー」で奇跡的に追いついた試合が、「野球は9回ツーアウトから」の最たる例です。
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甲子園には魔物が住んでいる
甲子園球場で行われる試合、とりわけ高校野球でよく使われる言葉です。
高校野球はプロ野球と違って技術や体力の問題からミスが起こりやすく、そのミスが驚くべき負の連鎖反応を起こすことがあります。
今まで好守備を見せていた遊撃手や、好投していた投手が突如調子を崩し、あれよあれよと失点。
気がついたら逆転負けを許すことも度々起こります。
そうしたまるで魔物に憑りつかれたように不思議でかつ恐ろしいプレイが頻繫にあるので、「甲子園には魔物が住んでいる」という言葉が生まれたのです。
あまりに有名過ぎて、ゲーム『実況パワフルプロ野球』の「栄冠ナイン」という監督モードで「甲子園の魔物」という能力(正確には固有カード)が出来たほど。
【パワプロ2018】栄冠ナインの攻略と前作から変わった点【有効な戦術と育成方針】
もし高校野球を見ていてミスが続いたら、「甲子園には魔物が住んでるっていうからなぁ」としみじみいうと高校野球通っぽく聞こえます。
ちなみに前述した「野球は9回ツーアウトから」とコンボでも使えるので、慣れてみたら合わせ技もありです。
三振前のバカ当たり
ツーストライクに追い込まれる前にあわや本塁打という大飛球のファールを打ったあとに、打者が三振すると用いられます。
野球の場合はレベルが上がっていくにつれ、1打席でヒットにできるボールは1球あるかないか。
大飛球を打てるくらいの甘いボールを打ち損じてしまったことで、そのバッターはほぼ終わってしまいます。
また、野球はノーストライク→ワンストライク→ツーストライクの順で打率が下がる傾向も数字としてでています。
打ち損じ&ストライクカウントが増えたこともあり、バカ当たりをした後は凡打になる確率が高いのです。
ですので、打者が大飛球のファールを打ったら、「三振前のバカ当たりだな」と呟いてください。
割と高い確率で三振します。
今のコースは打ってもファールにしかならない
これは漫画で投手やバッテリーがよく使う言葉。
打者のスイングの軌道などを総合的に考えると、どんなに上手く打ってもフェアにならないコースがあります。
レベルの高いバッテリーになると、あえてファールにしかならないコースに投げて、ストライクカウントを稼ぐのです。
漫画『ドカベン』の主人公・山田太郎選手がよく使うリードとしても知られています(毎度投手はヒヤヒヤしていますが)。
一見大きな打球や当たりの強い打球なので見ている側はヒヤッとするのですが、だからこそ使いどころ。
「今のコースは打ってもファールにしかならないな」とクールに呟けば、非常に冷静沈着な人に見えます。
先ほどの「三振前のバカ当たりだな」とのコンボ技も使えるので、特大のファールが飛んだら絶好の通ぶるチャンスです。
代わった選手のところに打球が飛ぶ
試合の途中に守備を交代した選手のところに打球がよく飛ぶことから、出来た言葉。
野球中継や試合観戦をしている確かに代わった選手が打球を処理するイメージがあります。
ちなみにある調べによると、代わったところに打球が飛ぶ確率は33.8%。
さて、確率。こうした調査に定められた計算方法はないので、「打球が飛んでいったか否か」だけに注目、1人の選手が交代してからイニングの終了までに、打球が一度でも飛んでいったケースを「1分の1」、飛んでいかなかったケースを「1分の0」とすると、飛んでいく確率は33.8%だった。
かつて、西武の黄金時代を率いた森祇晶監督は「打球が飛んでくると思うから(選手を)代えるんだ」とうそぶいていた。一方で、代わったばかりの選手は新鮮なので、打球をさばくと印象に残りやすいとの、意見もある。
33.8%を多いと見るか、少ないと見るか。解釈の仕方は、いろいろある。
基本的には守備に不安のある選手が守備の上手い選手と代わることが多いため、監督の交代作がピタリとハマった印象がよく飛ぶという印象となって残るでしょう。
ほとんどの人は飛ぶ確率など知らないので、交代選手が打球を処理すれば「代わったところに飛ぶって本当だな」と言ってみましょう。
この人は監督の采配を良く見てると感心される可能性大です。
球速以上に手元で伸びるor球速ほど速さを感じない
野球では基本的には投手の投げるボールスピードが速ければ速いほど、 打者の打率は下がる傾向にあります。
しかし、中には球速は遅いのによく空振りを奪う投手と、球速は速いのにボールをバットに当てられる投手がいることも。
原因はボールの回転数や回転軸、軌道、前のボールの残像、打者の狙い球や技術など様々なことが複合して起きる現象。
原因は一つではないのですが、なぜかよく投手のボールの伸びのあるなしで語られてしまいます。
これを議論すると話が難しくなるので、150キロ以上のストレートで空振りを奪えなければ「球速ほど打者はノビを感じていない」。
140キロ以下の速球で三振を奪えていたら「球速以上に打者は速く感じているな」と使い分けてください。
野球解説者の方は「初速と終速の差が少ない」という表現を用いるので、よく速球で空振りを奪う投手がいたら言わない手はありません。
まとめ
ちなみにですが、今回ご紹介した格言(俗説・名言)は野球上級者や理系の人の前で言うと噛みつかれる可能性があるのでご注意を。
「根拠はなんだ!」、「数値はでているのか!」、「ソースはあるのか!」などと食ってかかられる可能性もあるので、使い過ぎには十分お気を付けください。
あくまでお子さんや野球に詳しくない彼女さんや友人知人に”野球通っぽく見られる”ためのワードです(笑)
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