どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本ページでは、野球で打順を決める際に役立つ記事をまとめております。
基本的な役割や適正から21世紀野球のトレンドまで、様々な観点から最適打順を決めるための考え方をご紹介しております。
少年野球や中学校野球、またはゲームなどで打順を組む際にお役立て頂けると幸いです。
【初心者向け】野球の打順の決め方記事まとめ
基本的な打順の役割を理解しておく
まず最初にそれぞれの打順の基本的な役割と理想的な打者のタイプを把握しておきましょう。
出塁してチャンスを演出するテーブルセッターから、溜まったランナーを返すポイントゲッター、黒子役に徹する下位打線。
点ではなく、線で打順を考えて、文字通り”打線”にしましょう。
「【野球初心者向け】1~9番打者の打順の役割とセオリー的な決め方【セイバー、適正】」の記事では求められる役割と数字、過去の理想的な打者などを紹介しておりますので、参考にしてください。
野球の攻撃戦術を頭に入れておく
野球で得点を奪うには、攻撃戦術の理解と活用も大切です。
1~9番まで全員がホームランバッターで、ほっといても点を取れるチームなら作戦をしかける必要はありません。
しかし、そんなチームは歴史上どこにも存在しません。
ホームラン以外でも点を取れるように、バント、盗塁、進塁打などの小技を用いて、頭を使って得点しましょう。
そのためには、野球においてどんな作戦があるのかをしっかりと認識しておく必要があります。
数ある選択肢の中から、打者や得点差、相手の投手や守備を考慮して、最適な作戦を選ぶイメージをしておくのが理想的な監督です。
「【初心者向け】これだけは知っておきたい野球のセオリー攻撃戦術7選」では、基本的な攻撃戦術をまとめております。
各戦術の狙いや目的、デメリットなどを把握するのに役立ててください。
セイバーメトリクス(統計)が導いた打順の決め方を理解しておく
21世紀の野球界に革命を起こしているのが、統計学を用いたセイバーメトリクス。
20世紀野球で常識とされてきた野球の打順の考え方や攻撃戦術とは、全く違う角度から野球を捉えています。
一発勝負のトーナメントよりは、数多く試合数をこなすプロ野球向けの考えではありますが、送りバントのことばかり考えて2番打者を配置する是非などは、かなり考えさせられるものもあります。
データ野球と聞くと敬遠してしまう人もいますが、考え方の根源にあるのは”効率的”に点を取ることです。
話を聞いてみると結構納得することが多いので、野球観の幅を広げるためにも、頭の片隅に入れておくのは悪くありません。
「セイバーメトリクスから見る最高の打順の組み方 2番強打者論は最適なのか」では、打順を組む上で意識しておくべきことをまとめておりますので、参考にしてください。
ジグザグ打線も戦術の一つ(アマチュア野球ではあまり意味がないか)
野球で打順を組む上で、なんとなく意識するのがジグザグ打線。
左と右打者を交互に並べる打線のことです。
【ジグザグ打線の例】
- 左
- 右
- 左
- 右
- 左
- 右
- 左
- 右
- 左
特にプロ野球ではジグザグ打線を組みたがる監督が多いのですが、はたして効果はあるのでしょうか。
戦術的なメリットや相手監督やチームに与える影響はないわけではないですが、メリットが多いわけではありません。
なんとなく打線をジグザグにするのではなく、自チームにとって意味のある戦術かどうかをしっかりと理解しておきましょう。
「【野球の打順の役割】ジグザグ打線のメリットとデメリット【左右病監督に捧ぐ】」の記事では、メリットとデメリットの両方を解説しております。
今まで意味も分からずジグザグ打線を意識しておいた人は、ジグザグ打線の本当の意味を把握しておいてください。
8番と9番の決め方は上位打線と中軸のメンバーによって決める
野球の打順を決める上で、経験者の間で意見がわかれるのが8番と9番の決め方。
どちらかにチームで一番攻撃力の低い打者を置くのが普通なのですが、人によっては1番打者に繋ぐために9番に置く人もいます。
攻撃力が低いと言っても、長打力はあるタイプなのか、足の速いタイプなのか、ミートが上手いタイプなのかによって、話は異なります。
さらには、前後の打者の打力と打者タイプも重要。
1、2番が強打者なのか小技が上手いのか、6~7番も巧打者でランナーが溜まりやすい打線なのか。
8か9番に配置する打者の能力だけでなく、チーム全体の攻撃の流れを考えて打順を決めましょう。
「【野球の打順の役割】8と9番打者(下位打線)の決め方【セオリー、セイバー、適正】」では8と9番バッターに打席が回るケースの統計や、作戦を仕掛ける際に意識すべきことなどを紹介しておりますので、ご確認ください。
盗塁が出来る選手を入れる必要性
野球において人気の戦術の一つが盗塁。
打線の中に走れる選手を起用したいという監督は多いはずです。
ただ、盗塁という戦術はイメージほどに得点期待値を高めるものではなく、実はハイリスク・ローリターンのケースがほとんど。
盗塁がもたらすメリットとデメリットをしっかりと把握して、打順を組む際に活かしてください。
基本は走力よりも打力が優先です。
【年間4得点しか変化なし!?】得点期待値からみる野球の盗塁のメリット・デメリット
まとめ
打順の決め方は、人それぞれ野球哲学が異なるので十人十色です。
また、よほど変な打順の組み方をしない限りは、統計学的には大きな得点差は生まれません。
ただ、打順の組み方は選手のモチベーションに大きな影響を与えます。
上位打線を任された選手は意気に感じてモチベーションが上がりますし、上位打線から下位打線に下げられた選手はやる気が低下する可能性も。
統計的な要素を中心に考えればよいゲームと、人の心理状態が左右する実際の野球とでは最適なオーダーは異なりますので、色々と試行錯誤して、自分なりの野球哲学を作りあげましょう。
それでは、さようなら!
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