どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
このページでは、シニア向けの格安スマホの選び方とおすすめMVNO会社と料金プラン3選についてお話します。
「【格安スマホ】auからLINEモバイルに乗り換えるまでにやった全手順【MNP、MVNO、タイミング】」でもお話したのですが、私は先月から格安スマホ(MVNO)を利用するようになりました。
また、そのタイミングで母親にもMVNOに乗り換えてもらったのですが、その過程で苦労したことが。
それは、なかなか母親に格安スマホのメリットや仕組み、おすすめポイントを理解してもらえなかったことです。
それまで10年以上も携帯キャリアのサービスを利用してきた母にとって、MVNO社への乗り換えは少し怖いものに写っていました。
そんな中で、母親に色々と説明する過程で、シニアの方が気にするポイントやMVNO社を選ぶポイントなどが徐々にわかってきたのです。
20~30代の方と、60歳以降の方では微妙に求めるサービスや気になるポイントは異なります。
その点を意識せずにご両親や祖父母に格安スマホをプレゼントしても、「ガラケーの方が良かった」と後悔される可能性が高いです。
そこで、私が母に説明する中で、シニア層の方が意識するポイントをまとめてみました。
節約面やお孫さんとのLINEで連絡など、そろそろご両親にガラケー卒業or格安スマホデビューして欲しいと思っている方に参考にして欲しいです。
- シニア向け格安スマホを選ぶポイント5
- シニアにおすすめの格安スマホ(MVNO会社)と料金プラン3選
- auからLINEモバイルへの移行を検討されている方向けの手順解説記事
- まとめ
- 格安SIM・MVNO関連記事記事
シニア向け格安スマホを選ぶポイント5
キャリアの料金プランよりも安くなるか
何よりもまず、意識すべきは料金プラン。
MVNOに乗り換えるメリットは色々ありますが、一番重要なのは月額料金プランが安くなること。
MVNO社によりますが、最安値で500円のプランを提供している会社もあり、電話機能とデータ通信量1GBで月額料金1,300円前後のプランが一般的。
現在利用されている携帯キャリアの料金プランと比較して、MVNOに乗り換えた場合に安くなるのかを検討してください。
【携帯キャリアの料金プラン比較表】
料金プラン | au(エーユー) | docomo(ドコモ) | Softbank(ソフトバンク) |
スマホ標準月額料金プラン | auピタットプラン:1,980円 | カケホーダイライト:1,700円 | 通話定額ライト:1,836円 |
※ガラケー標準月額料金プラン |
プランEシンプル:1,606円 |
バリュープランSS:1,415円 | ホワイトプラン:1,606円 |
※ガラケー標準月額料金プランはインターネット接続基本料とパケット定額サービスも加算した料金です。
上記のプランはかなり安い料金プランですので、ほとんどの方が月額5,000円前後の料金プランを利用されているでしょう。
そう考えると、月額4,000円近い節約が可能で、年間にすると3~4万円分にものぼります。
自分が求めるサービス(電話機能やSMS、データ通信量など)を提供しているプランで、かつ現在のキャリアよりも安くなるかが一つの大きなポイントです。
支払い方法に口座振替があるか(クレジットカードのみではないか)
MVNO社の場合は、支払い方法がクレジットカード払いのみにしている会社が一般的です。
シニア層の方の中には、クレジットカード払いを敬遠する方もいらっしゃいます。
ですので、支払い方法がクレジットカード払いだけでなく、口座振替があるのかも、MVNO社選定においては重要です。
2018年5月時点で、口座振替に対応しているMVNO社は下記の通りです。
サポート体制は充実しているか(実店舗、訪問サポートなど)
MVNO社の多くは実店舗を持たないところがほとんど。
申し込みネット上からで、サポートも電話対応のみが一般的。
シニア層の方の場合、電話だけでなく直接お店に行って、人と話して決めたい人が多いです。
万が一困った時やわからないことがあった場合は、電話ではなく店舗で直接相談したいでしょう。
シニアの方と若い世代が一緒にお住まいなら良いですが、もしご両親や祖父母と離れて暮らしている場合は、実店舗でのサポートを対応しているMVNO社を選びましょう。
イオンモバイルだと全国200店舗以上あるイオンの店舗で故障修理受付や料金プラン変更等のサポートを行っていたり、トーンモバイルだと全国各地のTSUTAYAでご契約することも可能です。
まだまだ携帯キャリアと比べると実店舗数は少ないですが、お近くにショップがあるのかをご確認ください。
そして、最近注目なのが、自宅で初期設定やわからない部分を教えてくれる「訪問サポート」。
自社店舗でのサポートに代わるものとして、「訪問サービス」を用意するMVNOが増えている。イオンモバイルも、出張サポートを提供の予定だ。
ユーザーの自宅に出向いて各種設定サービスを行うぶん、家電量販店と比べても料金は高めだが、わからない部分をしっかり確認しながら設定してもらえる点はメリット。スマホに不慣れな人や、離れて暮らす親などシニア世代のために購入する場合の使い勝手は良さそうだ。
実店舗を持たない代わりに、出張で自宅に出向いてサポートしてくれるサービスです。
足が不自由だったり、外出するのが面倒な方の場合は、「訪問サポート」を実施しているMVNO社かどうかも重要なポイント。
ちなみにですが、今はどこのMVNO社もサポート体制は充実しています。
電話のオペレーター教育やマニュアルの整備なども進んでいるので、ストレスなく問題解決をすることも可能です。
シニア向けのサービスやプランはあるか
MVNO社の中には、明確に”シニア”向けプランや機種を提供している会社もあります。
シニア向けプランの特徴は下記の通り。
- シニア向けの機種を提供(文字が大きい、軽い、ホーム画面がシンプルなど)
- 料金プランが格安(電話やSMSなどの最低限のサービスのみ)
- 訪問サポート対応
様々な料金プランや機種を選べるのは、若い世代や詳しい人には魅力的。
しかし、イマイチ格安スマホや料金プランの違いなどがわかっていない層にとっては、複雑でわかりにくいものです。
そうしたシニアや格安スマホに対してよくわかっていない人向けに、シンプルなプランを提供するMVNO社が最近増えています。
また、シニア向けプランを用意している会社は、プラン面以外でもシニアのサポート体制が充実。
会社内にそもそもシニアに対しての意識が設けられているので、会社の風土や文化として、シニアの対応スキルが備わっています。
ですので、結果的にシニア向けプランを利用しなかったとしても、シニアサービスを提供している会社を選んだ方が、サポート面で安心です。
シニアが安心できる国内企業orメーカー品か
MVNO社のサービスや料金プランは素晴らしいのですが、やはりシニア層が気になるのは企業への安心感。
格安スマホ業界では海外の中華系や、アメリカ企業が隆盛を誇っており、国内メーカーの製品よりも安く最低限の機能を有したミドルクラスのものが多いです。
私は台湾のメーカーのASUSスマホを使っており、母にプレゼントをする際はアメリカのメーカーのBLUスマホを選びました。
【シニア、2台目向け】1万円以下で購入できるGRAND X LTEのレビュー【Blade E01との比較表付き】
しかし、中華系やアメリカ製品と聞いた時の母の反応はあまりよくありませんでした。
また、結果的にはLINEモバイルを選んだのですが、母が興味を示したのは親しみのあるイオングループが運営するイオンモバイルや、KDDIのグループ企業であるUQコミュニケーションズが運営するUQモバイル。
料金プランやサービス内容も重要なのですが、シニア層が安心できるメジャーな国内企業の運営や製品かどうかは、シニアにすすめる上で重要なポイントです。
シニアにおすすめの格安スマホ(MVNO会社)と料金プラン3選
MVNO社が乱立する中で、あれもこれもと調べていると迷ってしまうでしょう。
そこで、私が母親(63歳)のMVNO社を選定する上で、シニア向けにおすすめ出来ると感じたMVNO社を3社ご紹介します。
最後に選び方ポイントを考慮した比較表もありますので、そちらもご活用ください。
シンプルプランとシニア向けスマホのTONEモバイル(トーンモバイル)
一番おすすめしたいのは、TSUTAYAのTONEモバイル(トーンモバイル)。
2018年時点では最もシニア向けなMVNO社です。
料金プランはシンプルな月額1,000プラン(1GB付き)のみ。
スマホは富士通製の国産スマホ・TONE m17。
見やすい5インチサイズで、初心者でも使いやすいホーム画面があらかじめ用意されています。
しかもバッテリーは長持ちで、防水対応で、おサイフケータイとワンセグ機能付き。
何よりもおすすめしたいのが、サポート体制の充実。
めんどくさい初期設定は不要で、家にスマホが届いた時点で使えるようになっています。
その上、驚きの遠隔操作サポートもあるので、スマホのことがよくわからない人でも、遠くにいるオペレーターによって問題が解決します。
また、全国の一部のTSUTAYAでは契約や初期設定サポートを実施しており、スマホ教室による対面説明会まで対応。
契約前の1週間お試しレンタルもありますので、初めてスマホを利用してみるシニアの方がガラケー卒業する際のお試しにも最適です。
シニア向けプランと訪問サポート付きのmineo(マイネオ)
mineo(マイネオ)は初めてスマホを利用する方向けの、シニアパック(月額216円)を用意しています。
セキュリティー対策や防災情報のお知らせ、フリック操作の上達アプリ、バッテリー管理など、厳選されたアプリが最初からインストールされているので、スマホに不慣れな方も安心。
スマホも富士通製品の「arrows M04」で、アプリのアイコンを大きく表示してくれるので、老眼の方には嬉しい限り。
自宅に伺っての訪問サポートも対応しているので、もし万が一スマホの使い方がわからなくなっても、直接人に会って教えてもらうことが可能です。
LINEユーザーで、安く済ませたいならLINEモバイル(ラインモバイル)
とにかく安く済ませたいという方は、LINEモバイルもおすすめ。
特別にシニアプランなどがあるわけではありませんが、注目すべきはその安さ。
通信カウントなくLINE使いたい放題のプランが500円、電話とSMS機能付きでも月額1,200円。
最近では友人知人との連絡はほとんどLINEというシニア層も増えていますので、もしLINEを使っているご友人が多い方は、LINEモバイルだとかなりスマホ料金を節約できます。
実際私の母は周りがほとんどLINEユーザーで、携帯電話番号を利用して通話やSMS利用をする人とのやり取りは年に1回あるかどうか。
頻繁に通話をされる方向けには、月額880円の「10分電話かけ放題オプション」 もあります。
これは10分以内の電話なら誰とでも(他社)月額880円の料金内で通話できるサービス。
少しめんどくさいですが、9分59秒で切ってまた電話を始めれば課金されることはありません。
もし、友人知人家族とのやり取りはほとんどLINEという方は、LINEモバイルがおすすめです。
おすすめの格安スマホ(MVNO会社)と料金プラン3選比較表
項目名 | TONEモバイル(トーンモバイル) | mineo(マイネオ) | LINEモバイル |
料金プラン | 電話&ネット使い放題:1,000円 | デュアルタイプ1,410円 | データ+SMS+音声通話:1,200円 |
支払い方法 | オンライン申込:クレジットカードのみ 店頭申込み:クレジットカード、口座振替 |
クレジットカード ※eo光ネットユーザーのみ口座振替可 |
クレジットカード、LINE Pay カード、LINE Pay |
サポート体制 | 電話サポート 遠隔サポート スマホ教室 TSUTAYA店舗で契約&説明 |
電話サポート 訪問サポート |
メール、電話、チャット |
シニア向けプラン | 無 | シニアパック:月額216円 | 無 |
運営会社 |
トーンモバイル株式会社 ※親会社はTSUTAYA |
株式会社ケイ・オプティコム ※関西電力グループの情報通信系子会社 |
LINE株式会社 ※ソフトバンクと資本提携 |
国内メーカースマホの取扱 |
・TONE m17 |
・AQUOS sense lite SH-M05 ・AQUOS R compact SH-M06 ・arrows M04 ・arrows M03 |
・AQUOS sense lite SH-M05 |
公式HP | 月額1000円で使えるTSUTAYAのスマホ 【TONE】 | mineo | LINEモバイル |
auからLINEモバイルへの移行を検討されている方向けの手順解説記事
もし今回の記事を読んだ方の中で、auからLINEモバイルへの乗り換えに興味が沸いた方がいらっしゃったら、「【格安スマホ】auからLINEモバイルに乗り換えるまでにやった全手順【MNP、MVNO、タイミング】」の記事も参考にしてください。
私が1週間で検討から乗り換え完了までした全手順をまとめた記事です。
MNP(電話番号引継ぎサービス)のやり方や、auとの解約に関する注意事項もまとめております。
まとめ
同等のサービスなのに、月額料金が数千円異なるキャリア携帯と格安SIM。
年単位で考えるとばかにならない金額を節約できますので、是非MVNO社への乗り換えを検討されてみてください。
それでは、さようなら!
格安SIM・MVNO関連記事記事
・【シニア、2台目向け】1万円以下で購入できるGRAND X LTEのレビュー【Blade E01との比較表付き】
・【有効期限は発行から15日間】auからMNP予約番号を取得する方法は3つ【転出、申し込み】
・AndroidのLINEモバイルAPN設定方法図解と最初にやっておきたいことまとめ
・【日割りなし!】auの携帯電話(スマホ)を解約する仕方と持ち物、注意点
・【節約】私がLINEモバイルに乗り換えた理由4つと格安SIMを選ぶポイント