どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、平成元年生まれが選ぶ平成プロ野球歴代”助っ人外国人”ベストナインをご紹介します!
「【野手編】平成元年生まれが選ぶ平成プロ野球歴代”助っ人外国人”ベストナイン【2018年版】」の記事に続いて、今回は投手編。
本当はベストナインに投手を組み込んでも良かったのですが、あまりに候補が多かったので断念。
それと、昭和では100勝を超える投手が4人もいるのですが、平成ではまだ0名。
【歴代外国人投手通算勝利数ランキング】
- 郭泰源:117勝
- 郭源治:106勝
- スタンカ:100勝
- バッキー:100勝
一人だけを決めるのがなかなか難しかったというのも本音です。
というわけで今回は左右の先発と中継ぎを2名ずつ、そして抑えを1名の合計5名選出します。
私が実際に観た平成中期~後期に活躍した選手が中心なのをご了承ください。
選考基準
- 1989以降にNPBでプレイした選手が対象
- 各選手のキャリアハイをもとに打線を組む
- 私の思い出・印象深さも評価対象(1989年以降中心)
【投手編】平成元年生まれが選ぶ平成プロ野球歴代”助っ人外国人”
- 先発右腕:メッセンジャー 13勝10敗 防3.20 208.1回 奪三振226 3完投
- 先発左腕:ジョンソン 15勝7敗 防2.13 180.1回 奪三振141 3完投
- 中継ぎ右腕:ファルケンボーグ 60試 39ホールド 防1.02 WHIP0.76
- 中継ぎ左腕:ウィリアムス 60試 42ホールド 防0.96 WHIP0.89
- 抑え:サファテ 66試 54セーブ 防1.09 WHIP0.67
※黒字はタイトル獲得orリーグ最高
先発右腕:ランディ・メッセンジャー
引用:ランディ・メッセンジャー選手『3・4月度日本生命月間MVP賞』を受賞|球団ニュース|ニュース|阪神タイガース公式サイト
キャリアハイ
13勝10敗 防3.20 208.1回 奪三振226 3完投 2014
獲得タイトル
- 最多奪三振:2回(2013年、2014年)
- 最多勝利:1回(2014年)
選出理由
コルビー・ルイス、ガルベス、グライシンガー、ミンチー、パウエル、マイコラス...
個性豊かな先発右腕がいましたが、私はメッセンジャーを選出しました。
メッセンジャーはキャリアハイという意味では、今一つ抜けた数字はありません。
しかし、メッセンジャーの本当の凄みは年間通して安定した働きをできることと、その継続性にあります。
2018年シーズンで日本球界9年目。
2018年の4月16日に国内FA権を取得したことで、2019年シーズンからは史上9人目の日本人選手扱いになります。
【国内FA権取得外国人選手一覧】
- 郭泰源(西武/1996年)
- タフィ・ローズ(巨人/2004年)
- アレックス・ラミレス(巨人/2008年)
- アレックス・カブレラ(オリックス/2009年)
- ブライアン・シコースキー(西武/2010年)
- 許銘傑(西武/2011年)
- ホセ・フェルナンデス(西武/2011年)
- ジェイソン・スタンリッジ(ロッテ/2017年)
- ランディ・メッセンジャー(阪神/2018年)
毎年のように200イニングと2桁勝利を稼いでくれて、時には中4日も厭わないタフネスぶり。
まさにエースと言って存在です。
2017年シーズン終了時点でNPB通算84勝。
史上5人目の外国人投手の100勝達成も現実的になってきた虎のエースを、平成最高の外国人先発右腕に選出しました。
ちなみに、私もメッセンジャーと同様に、ラーメンにもやしを入れるのは好きではありません。
スープの味が変わってしまう気がするからです。
先発左腕:クリス・ジョンソン
引用:広島・ジョンソンが日本で手にした「偉大な番号と最高のパートナー」|プロ野球|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva
キャリアハイ
15勝7敗 防2.13 180.1回 奪三振141 3完投
獲得タイトル
- 最優秀防御率:1回(2015年)
- 沢村賞:1回(2016年)
選出理由
2016年には、外国人投手としては史上2人目の沢村賞に輝き、平成外国人投手としては初の快挙になりました。
2015年には驚異の防御率1.85で最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、安定感抜群。
2018年で日本球界4年目のため、通算成績はまだまだですが、単年度での活躍は史上屈指の左腕。
クライマックスシリーズや日本シリーズなど、大舞台でも安定した働きをすることも、選出理由の一つです。
中継ぎ右腕:ブライアン・ファルケンボーグ
引用:ブライアン・ファルケンボーグ投手 ▽出身米国カリフォ…:「助っ人WBC」特集:時事ドットコム
キャリアハイ
60試 39ホールド 防1.02 WHIP0.76 62.0回 83三振
獲得タイトル
- 最優秀中継ぎ投手:1回(2010年)
- 日本シリーズ優秀選手賞:1回 (2011年)
選出理由
平成になって外国人選手の1軍登録枠が拡張された影響から、リリーフに外国人選手を起用するチームも増えてきました。
そのため数多くの名リリーバーが来日。
ただ、その中にあって私が最も絶望感を感じたのがファルケンボーグ投手です。
出てきたら打てないという諦めがあり、打てない悔しさすら感じませんでした。
故障の多さが難点でしたが、NPB通算6年間で262登板、64セーブ、97ホールド、防御率1.70。
奪三振率も驚異的で、264.2イニングで344奪三振を奪っています。
6年間のWHIPが0.88で、キャリア最多は唯一の1点台となった2014年の楽天時代の1.04。
ランナーを出すことすら困難な、完璧なセットアッパー。
秋山幸二政権のソフトバンク勝利の方程式SBM(摂津正、ブライアン・ファルケンボーグ、馬原孝浩)の中で、一番恐怖だったのがファルケンボーグだったことは言うまでもありません。
セットアッパー左腕:ジェフ・ウィリアムス
引用:ジェフ・ウィリアムス - 週刊ベースボールONLINE|プロフィール・試合出場成績・速報・記事・掲示板・ドラフトなど選手情報
キャリアハイ
60試 42ホールド 防0.96 WHIP0.89 65.1回 66三振
獲得タイトル
- なし
選出理由
阪神のJFK(ジェフ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之)の一角を担った快速左腕。
左のサイドハンドから、最速156km/hの速球と鋭いスライダーを投げ込むスタイル。
外国人選手という括りを抜きにして、日本球界最高のセットアッパー左腕の1人と言っても過言ではありません。
岩瀬仁紀、山口鉄也、宮西尚生らの日本人左腕以上に、相手に絶望感を感じさせる投手でした。
私自身が左バッターということもあり、「こんな左投手絶対打てない」と画面越しにでも思ったのが印象深いです。
時には右バッターの膝元に投じたスライダーをバッターが空振りして、そのまま膝に当たることもあるなど、驚異的なスライダーの切れ味も記憶に残っています。
NPB7年間で371登板、47セーブ、141ホールド、防御率2.20。
阪神投手陣のリーダー的存在でもあり、最後まで阪神での現役を望むなど、厚い忠誠心もファンを魅了した要因です。
抑え:デニス・サファテ
引用:「1年、長くて2年で帰るつもりだった」(デニス・サファテ単独インタビューその1)(菊地慶剛) - 個人 - Yahoo!ニュース
キャリアハイ
66試 54セーブ 防1.09 WHIP0.67 66回 102三振
獲得タイトル
- 最多セーブ:3回 (2015年 - 2017年)
選出理由
抑え部門に関しては、誰に聞いてもほぼ全員が同じ回答になるのではないでしょうか。
宣銅烈、ギャラード、クルーン、呉昇桓、バーネット、ペドラザ、シコースキーらといったそうそうたる面々がいますが、通算でも単年でもサファテを上回る投手はいません。
- 連続イニング奪三振記録
- シーズン最多セーブ記録(史上初の50セーブ)
- 史上初の両リーグ30セーブ
- 外国人選手初の通算200セーブ
- 外国人選手最多の最多セーブタイトル3回
NPB7年間で229セーブを記録。
名球会投手の条件である250セーブまで、残り21セーブに迫っており、史上初の外国人抑え投手の名球会入りの可能性もあります。
熱いハートの持ち主でもあり、チームを鼓舞するリーダー的役割も担うなど、グラウンド外での言動も歴代トップクラス。
佐々木主浩、岩瀬仁紀、高津臣吾、藤川球児らに並ぶ、日本球界史上最高のクローザー候補の1人です。
ファルケンボーグ、ウィリアムス、サファテのリレーがあったら、相手ファンは6回終了時点で球場をあとにしたほうがいいかもしれません。
まとめ
野手の時にも感じたのですが、日本で成績を残す外国人選手はチームリーダーとしても認められている選手が多いです。
個人成績だけでなく、チームと日本球界を愛する心もまた、日本で活躍する条件の一つなのでしょう。
今後も日本人以上に、日本人の心を持った素晴らしい外国人選手が活躍してくれることに期待したいです。
それでは、さようなら!
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