どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』の感想をお話します。
観てきました、2018年4月13日公開のクレヨンしんちゃん映画の新作。
「全クレヨンしんちゃん映画ランキングベスト25【2017年最新作含む!】」を更新したい思いはもちろん、一日でも早く映画最新作を観たい気持ちから、映画館で鑑賞。
思えば、クレヨンしんちゃん映画を映画館で観るのはこれが初めて。
映画館で観ていると、より童心に帰れて、テレビで観る以上に没頭できました。
最後の方はくだらなさ(クレヨンしんちゃんに対する最上級の褒め言葉)で、ニヤニヤ笑ってましたね。
映画の途中からは「ランキング付けするなら何位に入るかな~」とか考えながら、頭を悩ませてました。
※本記事の後半でランキングも発表します。
良くも悪くも今までの映画作品とは異なる作りになっていて、感覚的には「オラの引越し物語 サボテン大襲撃』」を観た時の良い意味の違和感がありました。
クレしん映画新章突入!『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』【ネタバレ感想】
2016年の「クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃」以来、2年ぶりのカスカベ防衛隊がメインの作品。
中でも今回は劇場版ではドラえもんのジャイアンばりに異彩を放つ、マサオ君が準主役級の回。
マサオ君好きにはかなり溜まらない内容になっていました。
やや前置きが長くなりましたが、早速感想をレビューしていきます。
なお、まだ観ていない人向けに、極力ネタバレなしで書いてますのでご安心ください。
目次
- 『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』とは
- 『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』感想
- 歴代クレヨンしんちゃん映画でランキングするなら何位?
- クレヨンしんちゃん映画を観るなら!
- まとめ
- クレヨンしんちゃん関連記事
『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』とは
概要
『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~』(クレヨンしんちゃん ばくもり カンフーボーイズ らーめんたいらん)は、2018年4月13日に公開の日本のアニメーション映画で、クレヨンしんちゃん劇場映画26作目である。
キャッチコピーは、『アクション大盛り友情濃いめ』。
あらすじ
春日部に古くからある中華街・アイヤータウンにやってきたしんのすけ達カスカベ防衛隊は、「伝説のカンフー」と呼ばれる拳法「ぷにぷに拳」の修行に励んでいるマサオから「一緒にやらない?」と誘われる。最初は乗り気では無かったが、カンフー少女のランに惹かれたしんのすけにつられ、他のメンバーも渋々付き合う事に。
そんな中、食べたらヤミツキになると言われる謎のラーメン・ブラックパンダラーメンを食べた春日部の人々が次々と凶暴化して暴動を起こし、アイヤータウンを大混乱に陥らせる奇怪な事件が発生。アイヤータウンを守るためにカスカベ防衛隊は謎の組織との戦いに挑む。
「映画 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~」予告
主題歌
- 歌手名:ももいろクローバーZ
- 曲名『笑一笑 〜シャオイーシャオ!〜』
『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』感想
本当の本当にカスカベ防衛隊が主役の作品!
冒頭お伝えした通り、今回の主役はカスカベ防衛隊。
これまでも『クレヨンしんちゃん 電撃! ブタのヒヅメ大作戦』を皮切りに、多くの作品で主役級の活躍をしてきたカスカベ防衛隊の5人。
以降は劇場版においてもなくてはならない存在になっていきました。
【カスカベ防衛隊がメインで活躍する作品】
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ』では、初めて作品タイトルにも『カスカベボーイズ』が盛り込まれるなど、その存在感は年々増しています。
ただ、パターンとしては、どんなにカスカベ防衛隊がメインでも、ひろしとみさえも並行して登場することが多かったです。
しかし、今回の作品は導入から中盤までほぼカスカベ防衛隊とゲストキャラクターだけで構成。
おまけに、かなりマサオ君にスポットライトがあたっており、これぞカスカベ防衛隊がメインと言えるような作りになっています。
マサオ君に至っては映画予告編でもかなり時間がかけられており、映画公開前には通常アニメ版のマサオ君特集DVDが発売されるほどです。
とにかくマサオ君ファンにはたまらない作品になっているので、マサオ君好きなら観る価値ありです。
その一方で若干残念だったのは、みさえとひろしの登場機会の少なさですかね。
尺の関係で仕方ないのですが、今回は二人のの活躍は抑え目。
「ユメミーワールド」ではカスカベ防衛隊と両親のバランスが非常に良かったのですが、今回は良くも悪くもカスカベ防衛隊に大きく登場時間が割かれていました。
TVCMコメディ編『映画クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~』
通常アニメ版の懐かしいキャラクターが数多く出演
2017年に公開された前作「襲来!!宇宙人シリリ」では、過去の劇場版キャラクターが数多く出演。
ストーリーには全く関係ないのですが、一般の通行人やグッズなどになって、作品の至るところに登場しました。
そんなオールドファンにはたまらない演出が、今作『カンフーボーイズ』でも。
今回は劇場版ではなく、通常アニメ版のキャラクターが出演。
「Amazonプライムビデオでクレヨンしんちゃんを観るおすすめポイントと注意点」でもご紹介した、懐かしいキャラクターが数多く見られました。
私が劇場で確認出来ただけでもざっと10名以上は出ていたので、通常キャラ探しも一つの大きな楽しみです。
ある通常アニメキャラクター(またずれ荘の)がかつてしんのすけに偽った病気の「一発ギャグ発作病」と似た症状が今回登場しました。
そのキャラクター自体は直接は確認できなかったのですが、またずれ荘のキャラクターが登場していることを考えるに、偶然の一致ではなかったような気がします。
オールドファンには非常に懐かしい演出がにくいです。
かなり強烈な味方と敵キャラクター
今回はゲストキャラクターがなかなか個性豊かで、作品を盛り上げてくれました。
師匠、兄弟子、極悪キャラクター...。
強さランキングでも十分上位入りできるキャラクターたちで、彼らを用いた大乱闘スマッシュブラザーズやストリートファイター風の格闘ゲームがあれば、是非購入したいところ。
頼みますよ、バンダイさん!
強さだけではなく、心の強さと弱さも描かれており、かなり印象深いキャラクターでした。
これ以上はネタバレが含まれるので、発言は避けますが、今までのクレヨンしんちゃん映画にはない展開が”あるキャラクター”を引き金に起こります。
「ルルや吹雪丸も一歩間違えばこうなっていたのかもしれない...」などと、考えながら観ていました。
近年のクレヨンしんちゃん映画に多い”良くて深い話”が多め
天才と凡人、正義と悪、師匠と弟子、友情と嫉妬...
げんこつ、尻ネタなどの懐かしい王道のギャグを中心としながらも、深いテーマも散りばめられていました。
「前半の仲良しムードから、最終的にそこまで大きく展開するのか!」と、かなり驚くストーリー。
子どもの情操教育にも十分使える、良い話でした。
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード』で描ききれなかった、某キャラクターの内面を上手く描けていたので、面白かったです。
「いつか心のエリートになりたい クレヨンしんちゃんで描かれた友情は本当に大切なことを教えてくれる」の記事でも書いたのですが、クレヨンしんちゃんの本来の良さって”許し”だと思ってます。
その寛容さというか、能天気というか...
やっぱり人間いくつになっても出来ないのが過ちを認めることと、過ちを許すこと。
誰でも間違いを犯したり、道を踏み外すことはあるけど、最後はいかに周りが許せるか。
許してあげる大切さを、改めてクレヨンしんちゃんから学びました。
ちなみに、最後のある曲のリズムが、さっきから頭の中で何度も再生されています(笑)
また、今回は春日部に古くからある中華街・アイヤータウンという架空の街が登場。
最近は埼玉県の西川口市で、中国人と地元民の間で軋轢が生まれて話題になっています。
クレヨンしんちゃんは時事ネタを織り交ぜながら、時代のトレンドなどを映してきた側面もあります。
そういう意味では現在問題となってしまっている、日本国内での日中関係を反映して、今回中華街がメインの場所となったのかもしれません。
エコはエゴ?環境活動への皮肉満載!映画『クレヨンしんちゃん オタケベ! カスカベ野生王国』
カスカベ防衛隊たちが見せた許しの気持ちと、異文化を受け入れられる度量の広さを、是非子どもたちには映画を通して学んで欲しいものです。
と、老婆心ながらに思っていました。
「映画 クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ ~拉麺大乱~」予告2
歴代クレヨンしんちゃん映画でランキングするなら何位?
ズバリ、17位です。
『クレヨンしんちゃん 超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』と『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』の間です。
実は私の中で、ランキングにおける『カスカベボーイズ』の存在は非常に重要なライン。
ぶっちゃけると、『カスカベボーイズ』以降がおすすめできる作品で、逆にいうと『超時空!嵐を呼ぶオラの花嫁』以降がおすすめできない作品。
その基準でいうと、今回の『爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』はおすすめできるラインに入っています。
私が勝手に設けた「クレヨンしんちゃんらしさ」という独自基準を十分に満たしており、もうあと何回か時間をおいて観れば、もっと良さを理解できるのかなと。
順位が伸びない理由としては、みさえとひろしが活躍しなさすぎたから。
それと、マサオ君にスポットライトをあてた割には、若干活かしきれていない印象。
恐らくインパクトだけなら、『嵐を呼ぶジャングル』と『嵐を呼ぶ モーレツ! オトナ帝国の逆襲』の方が上。
まあ、マサオ君らしさを素朴さだと捉えるなら、今回のような形でマサオ君の良さを引き出すのは悪くはないのですが。
それと、誤解されて欲しくないので言っておくと、『爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』が面白くなくて17位になったのではなく、他の歴代作品が面白すぎて17位になりました。
ここはめちゃくちゃ大事な部分。
栗山巧選手がスタメンで試合に出られない埼玉西武ライオンズくらい(わかる人にはわかる)クレヨンしんちゃん映画は選手層が分厚いです。
なので、もし『爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』がめちゃくちゃ面白いと感じたのに、17位とランキングされて不快な方がいたら、許してください。
私は決して『爆盛!カンフーボーイズ〜拉麺大乱〜』を否定はしてません。
他の劇場版が面白過ぎるだけです。
全クレヨンしんちゃん映画ランキングベスト25【2017年最新作含む!】
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まとめ
- カスカベ防衛隊がメインであり、マサオ君が準主役
- アニメ版の懐かしいキャラクターたちを探すのが面白い
- ゲストキャラクターもかなり個性豊か
- 今までにない意外な中盤~後半のストーリー展開
- 子どもさん連れには是非観て欲しい情操教育向け作品
- 歴代クレヨンしんちゃん映画と比較しても十分面白い
過去作に負けず劣らずの素晴らしい作品。
改めてクレヨンしんちゃん映画の質の高さに驚かされました。
アクション(ノースタント((笑)))は非常に画面映えするので、是非映画館での鑑賞をおすすめします。
映画を観たあとに、必ずブラックパンダラーメンを食べたくなるでしょう(笑)
それでは、さようなら!
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