どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、【2018春の選抜】6年ぶり3回目の甲子園観戦記をお話します。
行ってきました、甲子園(高校野球)。
今回の観戦で7年ぶり3回目の甲子園。
内訳はプロ野球が1回、高校野球が2回目の計3回。
前回は夏の選手権だったため、春の選抜は今回が初めて。
夏とは違い、まだ冬寒さが残る甲子園。
夏とはまた一味違った甲子園の顔を観てきました。
今回はその雑感を語っていきます。
目次
甲子園(高校野球)来場実績
【春夏通算2回目】
- 夏の初来場→2011年
- 春の初来場→2018年
初来場となった前回はまだ大学生でした。
降り注ぐ太陽の熱気と、観客の大歓声の熱狂ぶりで、場内は凄まじいほどの熱を帯びていたのを今でも鮮明に覚えています。
試合は習志野高校VS静岡高校。
伝説のトリプルスチール(ホームスチール)があった試合です。
全国トップクラスのブラスバンドを誇る習志野高校の応援には圧倒されました。
あの時遅まきながらようやく、甲子園を生で観戦する良さに気づかされたのです。
グラウンド内の野球はもちろんですが、グラウンド外のアルプスや観客の声援が一体となって初めて甲子園(高校野球)の魅力が最高潮に達するのだなと。
同時にこの灼熱地獄のなか、元気はつらつとプレイをする選手、監督、審判、グラウンド整備の方々には頭が下がる思いでもありました。
今回観戦した試合
今回は2日間にわたって試合観戦。
【第3日 3月25日(日)】
- 9:00~第1試合 明徳義塾(四国/高知)7vs5 中央学院(関東/千葉)
- 11:30~第2試合 富山商(北信越/富山) 2vs4 智弁和歌山(近畿/和歌山)
- 14:00~第3試合 智弁学園(近畿/奈良) 5vs3 日大山形(東北/山形)
【第4日 3月26日(月)】
- 9:00~第1試合 下関国際(中国/山口) 1vs3 創成館(九州/長崎)
- 11:30~第2試合 大阪桐蔭(近畿/大阪) 14vs.2 伊万里(21世紀枠/佐賀)
- 14:00~第3試合 花巻東(東北/岩手) 5vs3 東邦(東海/愛知)
一回戦屈指の好カードとなった明徳義塾vs中央学院、W智弁が登場となった大会第3日目。
大阪桐蔭を明治神宮大会で下した地元長崎県の創成館と、優勝候補・大阪桐蔭が登場する大会第4日目。
いずれも見所が満載の大注目の試合ばかり。
ちなみにですが、プロアマで「1番ピッチャー・大谷」を観られる幸運にも恵まれました。
中央学院は1番ピッチャー大谷君。
— はろーぐっばい@はてな&youtube (@jubenonz) 2018年3月24日
ちなみに本家大谷(元日本ハム)が1番投手で初回先頭打者本塁打を打った時も現地観戦でした♫#選抜 pic.twitter.com/z6tyx5qAnA
個人的に観たい試合、高校をかなり拾える日程で観戦出来て、非常に満足です。
【2018春の甲子園】組み合わせ抽選会結果速報!日程とトーナメント表
6年ぶり3回目の甲子園の感想
やっぱり甲子園は現地観戦に限る
美しい甲子園、熱狂するスタンド、老若男女の野球好きが集う場所…
野球好きにはたまらない光景が、甲子園には広がっていました。
どこの野球場もそうですが、久しぶりに野球場に足を運ぶと、その壮大さに圧倒されます。
「こんな広いとこで野球選手はプレイしてるんだ!」と、少年の頃に感じた感動と驚きが同時に想起されるのです。
金属バットの音、照りつける太陽、こだまする声援、ハイレベルなプレイ。
やっぱりスポーツは現地観戦が一番だなと、改めて再認識できました。
【第90回記念選抜高校野球】明徳義塾・谷合が中央学院・大谷から逆転サヨナラスリーラン【2018】
私は今回一人で行ったのですが、大の智弁和歌山好きの関西出身のお兄さん(初対面)と第1〜3試合まで一緒に観戦。
ほとんど自己紹介はしていないのですが、そこは野球好き同士。
ただ一緒に野球を観ているだけで、心は通じ合えます。
大阪人なのに巨人ファンだというお兄さんから、甲子園観戦のアドバイスや㊙エピソードなどを教えてもらいました。
ちなみに巨人ファンになったのは、四国在住の祖母の影響だそうです。
私は現地観戦の時に、周囲の話をこっそり聞くのが好きです(笑)
高校野球通のこの春から高校卒業&社会人になる青年のうんちく、スマホでシャッターチャンスを虎視眈々と狙う中学生たちの注目ポイント、東京から一人で甲子園を観に来た老婆の呟き…
若い女性二人組の観戦者は、「プルペンの投球練習が逸れてグラウンド内に入ってしまい、それを申し訳なさそうに走って捕りに行く控え捕手の表情が堪らない!」と、中々のマニアックな萌えポイントを語り合っていました。
普段自宅で一人テレビ観戦していては絶対に耳にできない話し声も、現地観戦の魅力です(悪趣味や変態とは言わないでください)。
マウンドで一人孤独に戦うエースは格好いい
孤独なマウンドで、チームの全てを背負って戦うエース。
ピンチの場面を固唾を飲んで見守るアルプス、そして抑えた時の大歓声。
そこにプラスしてエースがクールにマウンドを降りていく姿があれば、もう最高です…。
男の私が観ていてもめちゃくちゃ痺れるので、女生徒はもっと堪らないでしょうね。
今回観戦して一番格好良く感じたのは富山商業のエース・沢田君。
最速143キロを計測したキレのある速球を中心に、ピンチの場面でも淡々と投げていました。
#センバツ
— 球歴.com (@kyureki_com) 2018年3月25日
最高球速ランキング(3/25終了時点)
147km 井上広輝 日大三2年
146km 市川悠太 明徳義塾
144km 中村奎太 日大三
143km 川釣聖矢 智弁学園
143km 沢田龍太 富山商
142km 佐藤亜蓮 由利工
141km 細川拓哉 明秀日立
141km 林大毅 東筑
身長183センチの長身、冷静なマウンド捌き、そして投げるボールは一級品。
『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』的な代名詞を付けたいくらい、そのピッチングに惚れ込みました。
横浜高校時代の涌井秀章、広陵高校時代の野村祐輔を彷彿とさせる、エースらしいエースでした。
惜しくも初戦敗退となりましたが、夏にまた戻ってきてくれることに期待したいです。
”意外”と言っては失礼ですが、富山商業は応援も素晴らしかったです。
ブラスバンドやチアリーディング、応援団全体の一体感、打球に対する反応、声量...
さすがに創部100年の伝統校。
私はレフトスタンドで観戦していたので、丁度富山商業アルプスの真正面に位置していたのも、声が届きやすかった一因でした。
特等席で聴ける富山商の応援は、智弁和歌山にも全く劣っていませんでした。
甲乙つけがたいとはこのことです。
今回の観戦で、今後は富山商業も応援していこうと決めました。
W智弁、大阪桐蔭&東邦のブラスバンド
甲子園名物の智弁のCの文字。
鮮やかな智辯学園の「C」の文字#センバツ #選抜 pic.twitter.com/kfhZx1ij1b
— はろーぐっばい@はてな&youtube (@jubenonz) 2018年3月25日
今回は智弁和歌山&智辯学園の両方の「C」の文字を拝むことが出来ました。
ありがたや、ありがたや。
両校はさすが甲子園の常連校だけあって、応援団も甲子園慣れしていました。
文字を作るのもお手の物で、智弁和歌山は白帽子組が先に入場してC文字の外枠を作り、後からC文字部分の赤帽子組が入場する隊列。
文字の鮮やかさもさることながら、そのC文字が出来上がるまでの手際の良さもお見事の一言。
一糸乱れぬ団結力や、それをまとめるリーダーたちの統率力。
みんなで良いものを作り上げる姿勢はグラウンド外でも見られたのです。
智弁和歌山の魔曲こと、ジョックロックを生で、しかも両智弁の異なるバージョンを聴けるとは...
【第90回記念選抜高校野球】智弁和歌山・ジョックロック(魔曲)吹奏楽 ブラスバンド
高校野球好きには堪らない1日となりました。
ちなみにアメトーークの影響もあってか、ジョックロックが流れた時は中高生がスマホで動画を撮影している姿が目立ちました(笑)
洗練された大阪桐蔭、パワフルに相手を圧倒する東邦の大応援団、魂の叫びがこだまする花巻東の控え部員...。
それぞれの高校の応援スタイルに、それぞれ特徴がありました。
伊万里高校アルプスの熱気
今回初出場となった21世紀枠の伊万里高校。
中々厳しい結果にはなりましたが、8、9回には一矢報いる連続得点。
優勝候補・大阪桐蔭のプロ注目左腕・横川投手から見事打って得点を奪いました。
驚かされたのは応援団の大歓声。
前述した通り、今回私はブラスバンドを中心とした、大応援団で有名な高校の試合を多く観戦。
甲乙つけがたいのですが、声援の大きさや熱量、甲子園を地鳴りで包むような圧倒感を一番感じたのは伊万里高校のアルプスでした。
21世紀枠の制度に関しては賛否両論ありますが、出来れば失くして欲しくはないと強く感じたものです。
『目指せ!甲子園』プロジェクトチーム(PT)のもと、街をあげてチームを強化してきた伊万里市&伊万里高校。
伊万里市が始めた「『目指せ!甲子園』プロジェクトチーム」はどんなものですか?
吉原監督:伊万里高校OBの塚部芳和市長が伊万里地区から甲子園に出ることで、町全体を盛り上げようと始まったプロジェクトです。地域の活性化として、どこかの高校が甲子園に行けば、町が活気づくので、高校野球に特化して始めました。毎年2月には地元企業の協力で、西部ガス(福岡市)から講師を招いて、中学生の野球教室を実施しています。また、野球部としては、唐津の少年野球大会に審判ボランティアとして参加することで、地元の野球が拡大すればいいと考えています。
伊万里ナインが躍動する姿に大興奮するアルプスを観ていて、思わず胸にグッとくるものがありました。
自分たちが頑張る姿に、数千、数万人の人が喜んでくれる経験は、高校球児たちにとってかけがえのない財産になるでしょう。
枠の縮小、選考基準の見直しなど改善する部分はありますが、野球へ取り組む姿勢を評価する21世紀枠制度の継続を切に願います。
初めて春の選抜甲子園に行く人にアドバイス
今回私が観戦してみてわかった、観戦するにあたって知っておけば良かったと思うことを少しまとめてみました。
今年、または来年以降春のセンバツ高校野球を初観戦する可能性がある方に、是非読んで頂きたいです。
土日、好カード、関西勢の試合は混雑する
【甲子園が満員になる試合】
- 土日祝日
- 好カード(特に準々決勝以降)
- 大物選手出場
- 関西勢の試合
高校野球の観戦チケットには、前売り券があります。
ただ、あまり枚数自体は発券していないので、当日券を購入して入場するのが一般的。
開門前の午前8時前後は、甲子園駅前まで長蛇の列が出来上がります。
早くて30分、遅いと第一試合が終了するまで並ぶ必要があるので、なるべく早めに球場に行って列に並ぶことをおすすめします。
傾向的には2試合目が一番混み合ってました。
あくまで私が観戦した日・月の様子ではありますが。
朝・夕の第一、三試合は比較的空いています。
確実にチケットと座席を確保したいなら、開門時間の1時間前には甲子園に着くのがおすすめです。
↓↓開門1時間前の甲子園駅付近の様子
思ったより寒い、そして日焼けする
想像以上に寒かったです(笑)
気温自体は春らしいものでしたが、風が冷たく、日陰の部分にいると身震いが止まりませんでした。
現地観戦の常連さん曰く、春は結構寒いそうです。
特に気温が上がりきらない9時開始の第一試合はなかなかの寒さ。
投手は調整が大変だろうなと、コンディション調整の難しさを文字通り"肌"で感じました。
選手のみなさんご苦労様です。
あと、日差しの照りつけは感じませんでしたが、結構日焼けします。
全くの無防備状態で日に照らされていたので、夜お風呂に入る際は鼻を中心に日焼けのヒリヒリ感が凄かったです。
肌が弱い、焼きたくない方は日焼け止め対策をお忘れなく。
外野席はお尻が痛く、背もたれがないのでキツイ
私は内野自由席と外野自由席で観戦しました。
外野席は背もたれと肘掛けがないので、長時間の観戦はかなり身体にこたえます。
加えて座席も硬めなので、お尻がめちゃくちゃ痛くなります。
タオルやクッションなどを持参して、お尻を守りましょう。
まとめ
やっぱり現地に行かないと気づかない、知りえない、感動できないことはたくさんあることを改めて再認識させられました。
皆さんも機会があれば、是非現地観戦されてみてはいかがでしょうか。
それでは、さようなら!
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