どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』を書評します。
日々の生活で時間がない、仕事の効率を良くしたい、マンネリ化した生活を変えたいという方におすすめの一冊です。
本書の言葉を借りるなら、「時間は増やせます」。
目次
- 『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』の概要
- 『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』とはを1分間で解説
- 参考に取り入れたいと思ったポイント
- まとめ
- 関連記事
『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』の概要
内容
一瞬で使える、一生使える「武器」をあなたに――。
自分をすり減らすことなく、無理することなく、
あなたの生産性は上げられる。
本書では、仕事、日常生活において
「効率を高め、快適にする工夫=ハック」の
数々を1冊で網羅!人生・仕事を変えてくれるのは、こんなに「小さな習慣」だった。
著者:堀 正岳
ブログ Lifehacking.jp / ライフ×メモ 管理人。仕事術、ライフハック、文具、テクノロジー、文化、そしてときおりアニメなどのつぶやきをしています。本業は北極の気候学を専門とする研究者。
『ライフハック大全―――人生と仕事を変える小さな習慣250』とはを1分間で解説
『ライフハック大全』は、始め部分のSECTION0を除くと、7つのセクションに分類されています。
■目次
SECTION0
始めよう「人生を変える7つのライフハック」
SECTION1
時間管理「時間は増やせる」
SECTION2
タスク管理「小さな勝利を積み重ねる」
SECTION3
集中力・ストレス対策「やる気も仕組み化」
SECTION4
読書・情報収集・学習「情報は減らして管理する」
SECTION5
発想・アウトプット・思考「自分だけのアイデアがある」
SECTION6
コミュニケーション&チーム「味方は増やせる」
SECTION7
日常生活・旅行「ちょっとした快適さを」
SECTION8
習慣化・やめない技術「人生を変える小さな習慣」
時間の管理に始まって、個人の集中力の高め方、人やチームとのコミュニケーションの取り方、最後に習慣化で終わります。
内容は小さなトピックに分類されていて、一つのライフハック術を約1~2ページで解説。
一気に全てを読む必要はなく、自分が気になるセクションや項目を、空き時間にサッと読めるのがありがたいところ。
忙しい社会人の方や、普段読書習慣がない方にもスマホでニュースを見る感覚で読めます。
この辺は、『ライフハック大全』自体が時間管理術を意識した本だけあるところです。
SECTION0冒頭の、
情報は覚えるのではなく、信頼できる外部サービスに預けて検索する
にある通り、便利なツールやグッズを利用するのがライフハックの基本。
本の中でも、便利なツールなどを紹介してくれています。
気になるセクションが複数ある方は、是非一度手にとってみてください。
すぐに実践できる時短術が満載です。
参考に取り入れたいと思ったポイント
ここからは私が参考にしたいと思ったポイントをいくつか紹介。
「時間の見積もり」は必ず失敗することを想定して2倍にする
仕事の仕方が下手だから起こることではなく、私たちの認知のクセそのものだ
仕事や家事、勉強など、何かを行う前に最初に時間の見積もりをする人は多いでしょう。
ただ、その見積もり通りに作業を終えられる人は少ないのではないでしょうか。
その原因はあなた自身の能力にあるのではなく、そもそもの見積もり違いがほとんど。
解決策は、最初に想定した見積もり時間の2倍に設定すること。
心理学者兼行動経済学者のダニエル・カーネマン氏が1979年に報告した、「プランニングの誤謬」。
人間は未来にかかる時間の想定は、楽観的で誤ったものになる傾向にあるのです。
話は若干違うかもしれませんが、よく遅刻する人などはこの傾向が強いはず。
時間の見積もりは仕事をする上で非常に重要。
予算見積もり、納期設定、その日の作業スケジュール...。
作業の効率化などを図るのも大切ですが、そもそも人間は想定を誤りやすいという意識を持っておきましょう。
ロケットスタート 20%の時間で80%を完成させる
80:20の法則(HACK028)を意識して、20%の時間で80%の作業が完了することを目標にします。
作業開始直後に一気に作業を進めてしまうことが、その作業全体を見て効率的ということです。
前述した通り、人間は作業の想定時間を誤りやすい生き物。
なので、最初に仕事を進めた方が、後で焦って仕事をこなすより効率的なのです。
例えるなら、夏休みの宿題をイメージするとわかりやすいですかね。
後で慌てふためいて作業をするより、最初に一気に片付けてしまうのが楽なのです。
仮に見積もりよりも作業時間が必要なことがわかっても、調整しやすいですからね。
タスクダイエットを心がける
ToDoリストをいっぱいにしてから、それをダイエットするのです。
タスクに入っているけど、やらずにどんどん溜まっていくタスク。
本書ではそれを「風化タスク」と表現してあります。
果たしてその風化されたタスクは本当に必要なのか、重要度はいかほどのものかなどを考えて、必要なければ消してしまうのも重要です。
「シングルタスク」を心がける
そのロスは、シングルタスクに比べておよそ40%というのですから見過ごせません。
2つの作業を同時に行うマルチタスク。
一見効率が良さそうですが、傾向的にはシングルタスクよりも作業が遅くなるのです。
「一度に行う仕事は、常に1つだけ」と決めて、仕事に集中した方が結果的には効率的になります。
その際、自分の「脱線パターン」を意識して、余計な方向に自分を流さない仕組みづくりも大切。
脱線させない方法は、本書のHACK083でも解説されてあります。
48:12時間分割法とダッシュ法
集中力は有限。
一日で集中できる時間、一回で集中できる時間は限りあるもので、短いです。
ですので、何か作業をする時に集中と休憩を細かく交互に入れる方が、一日トータルで考えた時に集中力を高く保てます。
たまに物凄く集中出来ている時に、「今の俺は冴えてる!」と午前中ぶっ続けて作業した結果、午後になって全く集中できないことが私はよくあります。
集中し過ぎず、適度に休憩を入れて集中力を高くキープする。
最近はタイマーを取り入れて作業しているのですが、想像以上に作業がはかどっています。
昼寝の最適時間は10~20分
最適な時間は10~20分程度
集中力と、健康を保つために欠かせないのが睡眠。
私も最近は睡眠について色々調べているのですが、知れば知るほど興味深いことがたくさん。
同時にいかに睡眠について無知で、先入観に騙されていたのかわかります。
睡眠時間、睡眠効率を高める生活習慣、集中力を保つための昼寝習慣。
前述した休憩を入れるタイミングを含め、適宜リラックスタイムを導入するよう心掛けていきます。
ホワイトノイズで集中力を上げ、ストレスを下げる
静かなオフィスよりも、騒がしいカフェのなかのほうが集中できるという現象があります。
これは意外だったのですが、言われてみればそうかもと思わされた部分。
人間の脳は認知のクセがあり、静かな環境の方が周囲の気配や音を察知しようとして、意識が向いてしまうのです。
確かに静かすぎる方が、かえって集中できない経験をしたことがあります。
そこで利用するのが、環境音。
風や川の環境音(ホワイトノイズ)を流すことで、集中力を高めることができるのです。
音楽は再生時間が決まっているので、作業時間を測るのにも役立ちます。
「この再生リストが終わったら30分経過、よし休憩しよう!」のような形で。
知的限界を突破する「ディープ・ワーク」の時間をもつ
才能の限界を超えるために自分の知的限界を試す「ディープ・ワーク」の時間を定期的に持つ必要がある
本書によると、能力主義の世界においては、実力と立場は比例。
才能の限界まで出世するが、能力の限界値で出世は止まるのです。
その限界を超えるために、いまの自分の実力よりも少しだけ上の問題に取り組む。
それが「ディープ・ワーク」なのです。
週に1時間からでもいいので、意識的に自分の未知の領域に取り組む。
そうすることで、自分の限界を超えることができます。
私自身マラソンや英語学習、ブログなど、やはり何か新しいことに取り組んだ時は自分の成長を感じられます。
前々からやろうと思っていた、プログラミングを3ヶ月間のプログラミングスクール【Tech Boost】 を利用して勉強していこうと決めました。
慣れていない、わからないことに取り組むことで、自分の幅を広げていきます。
まとめ
- ライフハック術が250も詰まった一冊
- 一つ一つは1分くらいで読める
- 気になる部分をチェックするだけでもかなり参考になる
- 集中力アップと効率化で、今まで以上に使える時間が増える
- 人間は怠けやすい生き物。ルールと機械を利用して自分を管理する
今回ご紹介したライフハック術以外にも、紹介しきれないライフハック術が満載。
書き出すタスク管理術、アイディアを生み出すリミックス法、「やめない」仕組み作り...。
是非『ライフハック大全』を読んで、使える時間を増やしてみてください。
それでは、さようなら!
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