どうも、はろーぐっばい（@jubenonz）です。
本日は、『東京女子図鑑』のネタバレ控えめ感想をお話します。
※極力ネタバレは避けております。
まだ観ていない方が観たくなることを目的に、記事を作成しております。
目次
- 『東京女子図鑑』とは
- 『東京女子図鑑』の感想
- 『東京女子図鑑』を観たくなったAmazonレビュー一覧
- 『東京女子図鑑』を観る方法
- Amazonプライムビデオのおすすめポイントと会員登録方法
- アマゾンプライム限定配信動画感想記事一覧
『東京女子図鑑』とは
主人公・綾（水川あさみ）が23歳で上京してから40歳になるまで、東京だからこその価値観や事象に翻弄されながらも強く生きる女性の人生模様を、その時々に暮らす街を背景に恋に仕事に、悩みつつも成長していく過程を描く。
引用：東京女子図鑑
一話あたり20分前後で、シーズン1は全11話です。
田舎の秋田から上京してきた一人の女性が、都会の東京で様々なことを経験して成長していくストーリーです。
ただ、三軒茶屋編、恵比寿編、銀座編、豊洲編、代々木上原編と細かく分かれているので、細かくオチや展開がされていくので飽きずに観られます。
シーズン1の第1話の公開日は2016年12月16日。
2017年2月24日に、最終話の第11話が配信されています。
シーズン2以降の製作は発表されていません（2018/1/11時点）。
※おそらくないでしょう。
『東京女子図鑑』のAmazonレビューは、☆4.5の高評価です。
※2018/1/12時点
『東京女子図鑑』の感想
結局何が言いたのか、誰に向けての作品なのかわからず、終始「アホらしっ」と思いながら冷ややか目で観ていました。
5段階評価なら2。
S～E評価なら限りなくEに近いD-をつけたい作品。
最低評価にしなかった理由は、主人公や作品の世界観に全く共感できない一方で、この作品に登場する人物たちが”一定数存在する”からです。
「確かにこういうやついるよなぁ～」という呆れにも似た諦めの感情と、あるある感を出していたので、ギリギリ最低評価はしませんでした。
実際、Amazonレビューでは高評価や好印象のコメントが目立つので、共感できる女性は多かったのではないでしょうか。
まぁ、その一方で、「イライラエンターテインメント略してイラタメ」なる不名誉なカテゴライズもあるわけですが...。
地方都市から東京に出てきた女の子・綾が、まず三軒茶屋に住んで、それから恵比寿、銀座、豊洲、代々木上原と引っ越しながら仕事と男と生活レベルをどんどんレベルアップしていくストーリー仕立ての中に、その地域の素敵なレストランなどの紹介が織り込まれているお役立ちエンターテインメントです。なにしろ発信元は、"都心の高所得者層や感度の高い女性を中心としたユーザー向けに、体験型のリアルな東京の情報をお届けして"いる(媒体資料より)『東京カレンダー』でした。
お役立ちの一方、綾の生き方がバブリーで浅はかで読んでいてイライラして、でもそのいちいちツッコミ、喝破したくなる気分も込みで楽しい、イライラエンターテインメント略してイラタメでもありました。
残念な価値観の女性が多いけど、一定数存在はする
主人公の綾に限らず、登場する女性の価値観が残念なものが多過ぎる印象を受けました。
直接的な表現は避けますが、呆れてものも言えないというか...。
『東京女子図鑑』で描かれた女性が「女性のあるある」として認識されることは、女性としても不服なのではないかとすら思いました。
是非私の周りの女性にも観て欲しいな。
一定数の女性は、『東京女子図鑑』を観て憤慨すると思います。
「女を馬鹿にし過ぎている」と。
ただ、悲しいかな『東京女子図鑑』に登場するような価値観、行動をする女性は実際に存在するでしょう。
実際、私の周りのも似たような女性が何名か思い当たりました。
むしろ、その友人の私生活をのぞき見しているような感覚もあり、「あいつもこういうこと考えてるのかな」なんて、思いながら観ていました。
男性の私にはわからない女性心理、女友達同士での会話、30代以降の女性の考え方があるのでしょうから、どこまで『東京女子図鑑』の女性がリアルなのかはわかりません。
ただ、元々WEB小説で注目され、ドラマ化され、好レビューが多いことを観るに、女性の内面や生態を、リアルに描けているのでしょう。
残念なキャラクターしか出てこず、”いい男”像が残念過ぎる
全体的に残念なキャラクターが多いんですよね。
一番引っかかったのは、男性人が残念なやつばかりなこと。
フェミニストから批判を受ける覚悟で書くなら、女性作家が書く物語にはダメ男が数多く出てくる傾向にあります。
そして、私はそれらを観るのが非常に好きです。
「女性からはこう見えるんだな」とか、「確かに男って情けなくて、優柔不断で、嫉妬深いところあるもんな」とか。
私は「男性は女性の手のひらで転がされていると思ってる派」の人間です。
同時に男はだらしない生き物だと思ってます。
どうしても男性作家が作り上げる男はカッコよく描かれ過ぎていて（いわゆるハードボイルド系）、好きになれません。
男性作家が描く女性はどこか美化され過ぎているので、女性から観ると「そんな子」いないよっていう批評レビューをよくみることがあります。
その点では向田邦子さんのように、男の内面のだらし無さを精緻に描いているのを観たり、読む方がワクワクします。
男の本質を見抜かれている気がして、恐ろしさする覚えるくらい。
20代読書好きのおすすめ小説ランキング100【恋愛から時代、ホラーまで】
そういう女性から観たダメ男の内面の深いところまで見た上での、浅はかさが描かれていると、女性作家の観察眼に心酔すらしてしまうのです。
同じAmazonプライムビデオ限定配信ドラマの『マーベラス・ミセス・メイゼル』の夫なんかは、男性特有のダメさを嫉妬や葛藤混じりに表現されていて好きでした。
ただ、『東京女子図鑑』の男性にはそういったところがありませんでした。
なんか上っ面だけでしか男を見てないなと。
そのことを強く感じたのは、”ダメ男”ではなく”いい男”を観た時です。
人生を悟りきったようなキャラクターとか、女を熟知している風ないい男とかが出てくるわけですが、「はっ？」と怒りも入り混じった疑問しか出てきません。
「全然いい男じゃないじゃん！」っていうツッコミ。
「僕は靴で人を見るんです」とか、「僕からの卒業だね」とか。
もうね、ツッコミどころしかないわけですよ。
仕事ができる女性上司とかにまで波及するのですが、『東京女子図鑑』の中で描かれてる”いい男”とか、”できる人”がかなり残念なものばかり。
「仕事先から電話がかかってきて、英語で議論してる、エリート街道のサラリーマン」
....。
そんなのが、「仕事ができる」ことを表すアトリビュートとして使われてるのが、残念過ぎるというか。
強く生きるキャリアウーマン、独立して地方で道を切り開く女性、出世コースを外れて芸術家としての自分を追い求める...。
なんか使い古されたような設定のキャラクターばっかり。
まぁ、主人公が残念な価値観で振り回されているのも、そういう残念な人しか周りにいないからって意味だとしたら、わからなくもないですが...。
作者が本気なら呆れてものも言えないけど、これが風刺や皮肉だとしたら評価したい
全体的に残念感しか漂わない世界観や設定。
こういうことを書くと、「終盤の主人公の行動や、歳を重ねるごとに達観していく様を
見てない」と批判を受ける恐れがあります。
それに対して先んじで何かを言うとするなら、「言いたいことはわかったけど、共感はできない」ということです。
【東京女子図鑑】が伝えたい教訓
- 自分の理想は大したものじゃなかった
- 子どものころは主人公なれると思ってたけど、単なるエキストラの一人だった
- 全てを欲しがった先に得るものとは
- 過去に捨てたものが、本当に手に入れたいものだった
- 他人が感じる成功は自分にとって成功ではなかった
- etc...
ここらをどう捉え、感じるかは人それぞれなので、何かを言うつもりはありません。
東京にゆめ焦がれ10代、成長と失敗を積み重ねた20代、何かを得たようで何かを失った30代、今までを受け入れながら歩む40代。
こういうストーリーが好きな方には、おすすめできる作品にはなっています。
※他で面白かったレビューはこちら↓↓
『東京女子図鑑』をおすすめできる人まとめ
- 女性の成長ストーリーが好き
- 恋愛話が好き
- 結婚、子育て、夫婦観を考えたい方
- 水川あさみが好き
- 1話20分くらいのドラマをさくっと観たい
『東京女子図鑑』を観たくなったAmazonレビュー一覧
東京を舞台に女の子の願望だったりが描かれている感じ
こういう感じの恋愛ってよく思われない感じあるけど、それでもいいじゃん
東京って町、そこで過ごす人生がギュってつまってます
20歳男性の身としては経験したことの無い世界ばかりですが、東京在住なので舞台がリアルに感じられてとても楽しめます。そしてあと数年後自分もこの登場人物のように…と考えると怖くもなります。
20分という中に本当によくまとめられていて、じっと見てしまいました。
東京の良い部分も悪い部分もみんな経験して、人間として成長できたのではないでしょうか。
ささやかな幸せって、難しいですね。誰もがキラキラした未来を夢見て上京してくるのですから、
綾さんの気持ち、とってもよくわかります。
東京在住の20代女子です。
綾を見て自分たちを見ているようでした！
合コンしたり、仕事で成果を出して、いい所に住んで、東京を楽しみたい。いい女になりたいと思って変わっていく綾。
でも住む場所も、付き合う人も、自分で選んでるようで何かに流されてるというか...
見てると反面教師のようで共感しながらも考えさせられます。
音楽も綺麗で、ストーリーもテンポがいいので無理なく見れます。
東京に住んでいる人は是非1度は見てほしいです！
基本独りで居ることが多く、肉体労働しかやったことない俺からすると別世界すぎて笑える。
今後の俺に役立つかはともかくコミュニケーションの参考になるかもしれない。
水川あさみも目に良いです。
洋画のためだけにプライム会員になったけど、日本の物も楽しめますね。
少はおもしろいのかなあ…と思って開いたが、ビジュアルも演技もセリフ回しも地上波連ドラ並みの低空飛行。がっかり。
Amazonオリジナルは、アメリカ版はかなり力が入っているし、国内でも「アマゾンズ」のような企画勝利の作品もあるし期待している。だが、というか、だからこそ、こんな地上波クオリティのものをつくる必要はない。ながら消費で済むような作品は地上波にまかせて、本気のドラマにカネを投下してくれ。
６０秒くらいのCMで伝わることを、２０分も引き延ばしている感じです。演出にスピード感がない。
台詞は長いけど、何も言ってない。脚本もつまらない。
※引用：東京女子図鑑
『東京女子図鑑』を観る方法
- Amazonプライム会員になる
『東京女子図鑑』は『Amazonプライムビデオ』のみの独占配信。
他の動画配信サービスや、地上波では観られません。
なお、DVDは発売されていません。
『Amazonプライムビデオ』は月額325円と非常に安く済ませられます。
※初月無料
ちなみに、「Fire TV Stick」があれば、テレビでも視聴できます。
「Fire TV Stick」についての詳細は、下記の記事を参照してください。
【レビュー】Amazon Fire TV Stickを購入した理由5つとメリット・デメリット【使い方、口コミ、セール】
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