どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、好きなドラえもん映画おすすめランキングをお話します。
- 対象映画
- ドラえもん映画と興行収入順位一覧
- ランキングの選考・評価基準(前置き)
- 好きなドラえもん映画ランキング
- 32位 のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜
- 31位 のび太とふしぎ風使い
- 30位 のび太の宇宙開拓史
- 29位 のび太の宇宙漂流記
- 28位 のび太と緑の巨人伝
- 27位 のび太のワンニャン時空伝
- 26位 のび太の南極カチコチ大冒険
- 25位 のび太と翼の勇者たち
- 24位 のび太の太陽王伝説
- 23位 のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)
- 22位 のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)
- 21位 のび太のパラレル西遊記
- 20位 のび太と銀河超特急(エクスプレス)
- 19位 のび太のねじ巻き都市(シティー)冒険記
- 18位 のび太の南海大冒険
- 17位 のび太の人魚大海戦
- 16位 のび太の日本誕生
- 15位 のび太の宝島
- 14位 のび太のドラビアンナイト
- 13位 のび太とロボット王国(キングダム)
- 12位 のび太と竜の騎士
- 11位 のび太と夢幻三剣士
- 10位 のび太の創世日記
- 9位 のび太と鉄人兵団
- 8位 のび太の恐竜
- 7位 のび太とアニマル惑星(プラネット)
- 6位 のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)
- 5位 のび太の魔界大冒険
- 4位 のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)
- 3位 のび太と雲の王国
- 2位 のび太の海底鬼岩城
- 1位 のび太の大魔境
- ドラえもんの映画を観るなら
- ドラえもん関連記事
対象映画
- 藤子・F・不二雄作の「大長編ドラえもん」
- 同時上映の併映作品は除く
- リメイク版は同作品扱い
※併映作品は『帰ってきたドラえもん』や『ドラミ&ドラえもんズ ロボット学校七不思議!?』など。
「大長編ドラえもん」とは下記のようなものです。
私は子供の頃からよく原作を読んでいたので、非常に思い入れがあります。
併映作品にも素晴らしい作品があるのは知っているのですが、今回は対象外とします。
のび太の自立はいつになる『帰ってきたドラえもん』と『さようならドラえもん』
新声優陣に変わってから、旧作品のリメイク版も製作・公開されています。
今回は旧作とリメイク版を同作品扱いしてランキングしました。
リメイクされて良くなった、悪くなった部分はあります。
ただ、大きく順位を変える要素は少なく、ほぼ同じ評価になるので、今回は同作品扱い。
映像や声優さんの好みでどちらをご視聴されるか判断されてください。
ドラえもん映画と興行収入順位一覧
※タイトル中の☆はリメイク作品
公開日 | 映画ドラえもんタイトル | 興行収入 (円) | 収入順位 |
1980年3月15日 | のび太の恐竜 | 15億6000万 | 28 |
1981年3月14日 | のび太の宇宙開拓史 | 17億4000万 | 24 |
1982年3月13日 | のび太の大魔境 | 12億1000万 | 34 |
1983年3月12日 | のび太の海底鬼岩城 | 10億 | 36 |
1984年3月17日 | のび太の魔界大冒険 | 16億3000万 | 27 |
1985年3月16日 | のび太の宇宙小戦争 | 11億8000万 | 35 |
1986年3月15日 | のび太と鉄人兵団 | 12億5000万 | 33 |
1987年3月14日 | のび太と竜の騎士 | 15億 | 29 |
1988年3月12日 | のび太のパラレル西遊記 | 13億6000万 | 30 |
1989年3月11日 | のび太の日本誕生 | 20億2000万 | 19 |
1990年3月10日 | のび太とアニマル惑星(プラネット) | 19億 | 22 |
1991年3月9日 | のび太のドラビアンナイト | 17億9000万 | 23 |
1992年3月7日 | のび太と雲の王国 | 16億7000万 | 25 |
1993年3月6日 | のび太とブリキの迷宮(ラビリンス) | 16億3000万 | 27 |
1994年3月12日 | のび太と夢幻三剣士 | 13億3000万 | 31 |
1995年3月4日 | のび太の創世日記 | 12億8000万 | 32 |
1996年3月2日 | のび太と銀河超特急(エクスプレス) | 16億5000万 | 26 |
1997年3月8日 | のび太のねじ巻き都市(シティー)冒険記 | 19億5000万 | 21 |
1998年3月7日 | のび太の南海大冒険 | 21億 | 18 |
1999年3月6日 | のび太の宇宙漂流記 | 20億 | 20 |
2000年3月11日 | のび太の太陽王伝説 | 30億5000万 | 11 |
2001年3月10日 | のび太と翼の勇者たち | 30億5000万 | 12 |
2002年3月9日 | のび太とロボット王国(キングダム) | 23億1000万 | 17 |
2003年3月8日 | のび太とふしぎ風使い | 25億4000万 | 14 |
2004年3月6日 | のび太のワンニャン時空伝 | 30億5000万 | 13 |
2006年3月4日 | ☆のび太の恐竜2006 | 32億8000万 | 9 |
2007年3月10日 | ☆のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜 | 35億4000万 | 7 |
2008年3月8日 | のび太と緑の巨人伝 | 33億7000万 | 8 |
2009年3月7日 | ☆新・のび太の宇宙開拓史 | 24億5000万 | 16 |
2010年3月6日 | のび太の人魚大海戦 | 31億6000万 | 10 |
2011年3月5日 | ☆新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜 | 24億6000万 | 15 |
2012年3月3日 | のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜 | 36億2000万 | 5 |
2013年3月9日 | のび太のひみつ道具博物館 | 39億5000万 | 3 |
2014年3月8日 | ☆新・のび太の大魔境 〜ペコと5人の探検隊〜 | 35億8000万 | 6 |
2015年3月7日 | のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ) | 39億3000万 | 4 |
2016年3月5日 | ☆新・のび太の日本誕生 | 41億2000万 | 2 |
2017年3月4日 | のび太の南極カチコチ大冒険 | 44億3000万 | 1 |
2018年3月3日 | のび太の宝島 |
ランキングの選考・評価基準(前置き)
ランキングをするにあたって、主に重視した要素は下記の観点。
- 思い出補正
- 五人の友情と活躍
- 冒険性
- 武田鉄矢の挿入曲
私自身が幼少期の頃から原作を読んで、見て育ったので、古い作品にはかなり思い出補正がかかります。
作品導入部分の冒険へのワクワク感、中盤以降のそれぞれの躍動も評価しています。
作品によってはそれぞれのキャラクターの活躍や出演度合いに偏りがあるため、なるべく五人(ドラえもん、のび太、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫)が皆活躍している回が好きです。
『好きな武田鉄矢のドラえもん主題歌ランキング10【歴代主題歌一覧つき】』の通り、ドラえもん映画といえば武田鉄矢さん。
武田鉄矢ソングもランキングに大きな影響を与えています。
好きなドラえもん映画ランキング
32位 のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜
パパに買ってもらったカブトムシ(カブ太)が虫相撲に負けてしまった。そこでのび太はドラえもん・ドラミに頼み込み、300年前のニュージーランドからもっと大きなカブトムシを取ろうとするが誤ってジャイアントモアを捕まえてしまった。元の場所に戻したらきっと絶滅してしまうと思ったのび太はドラミに頼んで絶滅動物を保護する奇跡の島・ベレーガモンド島を見つけてもらう。しかしベレーガモンド島で絶滅動物の研究をしているケリー博士の助手ゴンスケは手違いで1980年の時代からのび太そっくりの少年を連れて行ってしまうのであった。
一方、のび太はカブ太に代わりベレーガモンド島から無断で持ち帰ったカブトムシを使って虫相撲に勝つ。それを追ってきたゴンスケに、しずか・ジャイアン・スネ夫と共にベレーガモンド島へ強制連行される。ここから、ドラえもんたちの冒険が繰り広げられる。
スネ夫とジャイアンがのび太の父を馬鹿にするシーンがあって、正直不快でした。
彼らはのび太をいじることはあっても、友達の家族を馬鹿にすることはありません。
スネ夫とジャイアンが本来持ってる、越えない一線を越えてしまったのが非常に残念。
幼い頃から両親がいないキャラクターの前でのび太たちがお母さんへの不満を口にしたりするなど、セリフ回しに疑問を感じるシーンが多々あって、微妙でした。
31位 のび太とふしぎ風使い
台風一過の朝、のび太は台風の子供と出会い、フー子と名付けて可愛がる。ある日、広い草原でフー子と遊ぼうと、どこでもドアで出かけた。しかし、崖の不思議な洞窟に吸い込まれ、違うところに出てしまう。そして不思議な「風の村」に行き着き、テムジン少年たちと知り合う。そこでは風と共に生きる風の民と、風の力を悪用する嵐族が対立していた。
嵐族は古代の風の怪物マフーガを復活させることを企み、そのためにフー子を奪おうとする。しかも突然スネ夫が豹変し、嵐族の陣頭に立って風の民を襲い始める。スネ夫に何が起きたのか。嵐族が狙うフー子の秘密とは何か。風の大平原を舞台に、ドラえもんたちの新たな冒険が始まる。
原作でも登場したフー子のお話を、拡大させた物語。
ピー助、キー坊、ドンジャラ村のホイ君など、原作のキャラクターのIF兼アフターストーリーがあるのも、映画版の魅力の一つです。
30位 のび太の宇宙開拓史
宇宙の惑星・コーヤコーヤ星の少年・ロップルの超空間での事故により、ずっとロップル達の夢を見ていたのび太に引き寄せられてのび太の部屋の畳とロップルの宇宙船の倉庫の扉とが繋がった。コーヤコーヤを第2の遊び場としたのび太は、ロップルやチャミーと共に楽しい日々を過ごす。
しかし、コーヤコーヤを含めた小宇宙の各星に鉱脈をはる鉱石・“ガルタイト”の独占を企む大企業・ガルタイト鉱業は、まだコーヤコーヤ星に移住し始めたばかりの開拓住民達を、採掘の邪魔になると追い出そうとしていた。その所為でロップルらはガルタイト鉱業の攻撃の標的となってしまい、日々執拗な脅迫や嫌がらせの中、生活していたのだ。それを知ったのび太らはロップル達の生活を守ろうと、ガルタイト鉱業に戦いを挑む。
『藤子・F・不二雄のSF短編集』に掲載されていた話を、ドラえもん版にリメイクしたような作品。
最終決戦がのび太とドラえもんだけになるため、順位は低めにつけました。
29位 のび太の宇宙漂流記
スネ夫に宇宙旅行のチケットを自慢されたのび太たち。のび太はジャイアンとしずか、そしてスネ夫とともにドラえもんに宇宙旅行を頼みに行く。「本当に宇宙に行けるわけない」と言うドラえもん。かわりに「スタークラッシュゲーム」という最新版の宇宙探検ゲームで遊ぶことになる。
一方そのころ、UFOに乗ってやってきた謎の一行が地球に降り立つ。ジャイアンとスネ夫の2人が「スタークラッシュゲーム」の中で迷子になってしまい、やっとのことでゲームから脱出するとそこはUFOの中だった。既に「スタークラッシュゲーム」を終えていたドラえもん、のび太、しずかの3人はすぐに2人を探しに行くのだった。
前半の導入部分は面白いのですが、中盤以降は尻すぼみ。
宇宙漂流後の冒険要素や、クライマックスの敵との戦いに盛り上がりを欠いた印象があります。
28位 のび太と緑の巨人伝
ある日のび太は、裏山にあるゴミの不法投棄された場所で小さな苗木を見つけ、家に持ち帰る。しかしママには「庭に植えちゃいけない」と言われてしまう。困ったのび太がドラえもんに相談すると、ドラえもんはひみつ道具の植物自動化液を取り出す。これを植物にかけると、どんな植物も自由に動けるようになるという。さっそく液をかけた次の日の朝、自由に動けるようになった苗木にキー坊とのび太は名前をつけ、弟のように可愛がる。ママたちともうち解け合い、キー坊はやがて野比家の家族となっていく。
しかしふとしたことで植物型宇宙人たちが住む惑星・緑の星に迷い込んでしまったドラえもん達は、地球の植物を全て緑の星に移住させるために地球の人類を根絶やしにするという恐るべき計画を知る。さらにその計画で使われる緑の巨人を復活させる生贄として、キー坊が連れさらわれてしまう。長老ジィの助けで何とか地球に戻るものの、地上はすでに緑兵の攻撃で緑に覆われてしまっていた。
さらに緑の巨人に取り込まれたキー坊は暴走してしまい、地上は戦いで荒れていく。ドラえもんたちはキー坊を、地球を救うべく立ちあがるのだった。
個人的な好き嫌いの問題ですが、かなり感動推し路線だったのが、あまり相性がよくなかったです。
後半は涙の押売りが強くて、正直食傷気味でした...。
27位 のび太のワンニャン時空伝
ある日、のび太は川でおぼれていた子犬を助け、ドラえもんの道具「壁かけ犬小屋」で玉子に見つからないようこっそりと飼いはじめる。のび太は子犬に「イチ」と名付け、良く懐き頭も良いイチとのび太の間にはたちまち友情が生まれていた。そんなある日、のび太と遊んでいたイチはのび太の思い出の品であるけん玉を見つけるのであった。
のび太の町でも人間の都合により捨てられるペットの犬や猫は多く、のび太の元には町中の野良犬や野良猫も集まり、手に負えない状態となる。のび太たちはイチらの今後のことを考えて、自由に暮らせる3億年前の世界へタイムマシンで連れていき、生きていけるよう進化・退化光線銃で進化させた。イチはたちまち無料フード製造機の操作を覚え、けん玉もマスターする。「あした、必ず来るからね」とイチと約束し、一行は現代に帰る。
次の日、タイムマシンで3億年前に向かうが、時空間の中で「ねじれゾーン」に巻き込まれ3億年前からさらに1000年経った世界に着く。しかも、ねじれゾーンに巻き込まれた際にタイムマシンの部品が飛ばされ、時間移動の手段を失う。
しかし、その時代にはイチらの子孫と思われる進化した犬とネコによる文明社会があった。そこでタイムマシンの部品を探すことにするドラえもんたち。この国で、一行は、イチに良く似たハチのほか、ダク、ブルタロー、チーコら犬の少年少女4人組と出会う。彼らはネコジャラという大富豪の経営する遊園地「ネコジャーランド」が怪しく、4人の親がネコジャーランドで行方不明になってしまった、ということを知らされる。
しかし、そのとき地球には直径約20キロメートルの超巨大隕石が衝突しようとしていた。ドラえもんとのび太達の3億年の時空を超えた冒険が始まる。
旧声優陣の最後の作品。
改めて声を聴くと、全体的にかすれ気味で、声優さんたちは体力的に限界だったんだなってことを感じさせられました。
絵柄もより最近のものに近づいており、「アニメドラえもん新章突入!」という印象を受けた作品でもあります。
なんとなくですが、『クレヨンしんちゃん オラの引越し物語 サボテン大襲撃』で感じた旧声優陣とのお別れ会のような印象を持ちました。
スネ夫の新旧声優が共演する貴重な回でもあります。
26位 のび太の南極カチコチ大冒険
夏の暑さに耐えかねたのび太たち。ある日、ドラミから22世紀の占いでドラえもんは氷難で最悪な一週間になるから氷に近づくなと忠告されるも占いを信じないドラえもん達が向かったのは、南太平洋に浮かぶ巨大な氷山。ひみつ道具「氷細工ごて」で遊園地を作っていたのび太たちは、氷漬けになっている不思議な腕輪(リング)を見つける。調べてみたところ、腕輪(リング)が埋まったのは、人が住んでいるはずもない10万年前の南極だった。腕輪(リング)の落とし主を探して南極へと向かうドラえもんたち。その前に、氷の下に閉ざされた巨大な都市遺跡が姿を現す。「10万年前に行って、落とし物を届けよう!」と、ひみつ道具「タイムベルト」で10万年前に向かうドラえもんたち。そこで、凍りついてしまった自分たちの星を救うため、宇宙を旅し、腕輪(リング)の謎を追う少女カーラとヒャッコイ博士に出会う。そして、腕輪(リング)を巡り、ドラえもんたちは、地球が凍結する危機に直面する。
『雲の王国』と『大魔境』を足し合わせたような作品構成。
導入展開のワクワク感、前半の伏線が後半に活きてくる展開など、21世紀に入ってからの作品の中では非常に好きです。
順位が伸びなかった要素としては、敵キャラとゲストキャラのインパクトのなさ、五人の印象深い活躍がなかったこと。
ここで盛り上がりがあれば、もっと高い順位になっていたかもしれません。
25位 のび太と翼の勇者たち
ドラえもん、のび太、しずかたちが出会った鳥人の少年グースケ。鳥人の世界バードピアから人間界に迷い込んでしまったという。
グースケ自作の人力飛行機スノーグース号を一緒に修理し、グースケのテストフライトを見守っていたドラえもんたち。だが、グースケの墜落現場をソフトクリーム(漫画ではポテトチップ)を食べながら見ていたジャイアン、スネ夫がその時目撃する。2人はスノーグース号につかまり、そのまま謎の穴に3人を追ってバードピアへやって来たドラえもんたちは、ひみつ道具の「バードキャップ」で鳥人となり、人間界の鳥類を保護する「渡り鳥パトロール隊」の入隊テスト「イカロスレース」に挑むこととなる。グースケもスノーグース号でレースに挑む。
だがその影では、人類を憎悪する鳥人たちが、人間界侵攻のために古代の怪物フェニキアを蘇らせようとしていた。ドラえもんやグースケたちはバードピアを救うため、伝説の勇者「イカロス」と共にフェニキアに立ち向かう。
当たり前のようにタケコプターで空を飛んでいるのび太たちに、羽ばたきメカニズムを利用した別の道具で飛ばせるという試みがあった回。
登場人物や伝説の中に、厨二心をくすぐるものがあって好きでした。
24位 のび太の太陽王伝説
白雪姫の劇の練習をしていた5人。しかしどうにもうまくいかない。しかもドラえもんのひみつ道具「万能舞台セット」をジャイアンに取られてしまう。
絶対返してくれないと判断したドラえもんは、「タイムホール」を使って取り返そうとする。ところが失敗し、おまけにのび太が無理した結果、タイムホールの時空が乱れ、その影響で、のび太の部屋のタイムホールが古代の太陽の国といわれるマヤナ国に繋がってしまう。そこでのび太は、自分そっくりの姿をしたティオ王子に出会う。
現代文明のことを知ったティオは興味を示し、しばらくのび太と入れ替わってほしいと頼む。ティオの母は魔女レディナの呪いで眠り続けており、ティオはレディナを倒す強い力を求めているという。ティオと入れ替ったのび太は王子様気分を楽しむも慣れない王国での暮らしにタジタジ、のび太となったティオは慣れない現代世界のあちこちで騒動を起こす。
やがて秘密を知ったしずかたちも、のび太と共にマヤナ国へやって来る。そんな折、ティオに仕える少女ククがレディナに捕われてしまう。ティオはレディナの神殿へ向かい、ドラえもんたちも後を追い、時空を超えた大冒険が始まる。
古代文明と現代人ののび太が混じり合うという展開は、『日本誕生』に似た展開。
今作ではより現代世界でのドタバタが多く、のび太そっくりのティオ王子との入れ替わりなど、中盤までの面白い展開がありました。
ドラえもん誕生30周年記念作品ということで、公開当時かなりの宣伝があったのをよく覚えています。
ウィーン少年合唱団による「ドラえもんのうた」の合唱は、子どもたちにかなりのインパクトを与えました。
23位 のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)
スネ夫に宇宙旅行のチケットを自慢されたのび太たち。のび太はジャイアンとしずか、そしてスネ夫とともにドラえもんに宇宙旅行を頼みに行く。「本当に宇宙に行けるわけない」と言うドラえもん。かわりに「スタークラッシュゲーム」という最新版の宇宙探検ゲームで遊ぶことになる。
一方そのころ、UFOに乗ってやってきた謎の一行が地球に降り立つ。ジャイアンとスネ夫の2人が「スタークラッシュゲーム」の中で迷子になってしまい、やっとのことでゲームから脱出するとそこはUFOの中だった。既に「スタークラッシュゲーム」を終えていたドラえもん、のび太、しずかの3人はすぐに2人を探しに行くのだった。
ドラえもんの道具による演出だと勘違いして、実際の宇宙で侵略者たちと戦うお話。
侵略者と戦う異星人という設定は『宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)』、良い話の裏に隠された危険性に気づかない人民を描いたのは『ブリキの迷宮(ラビリンス)』とよく似ています。
それぞれのキャラクターが、各々の個性を発揮して敵を倒す展開は非常に面白かったです。
22位 のび太のひみつ道具博物館(ミュージアム)
昼寝中に怪盗DXと名乗るハンターに首に付けた鈴を盗まれたドラえもん。のび太がシャーロック・ホームズセットでその行方を調査したところ、あらゆるひみつ道具が展示されている未来の博物館「ひみつ道具博物館(ミュージアム)」にあるということが分かる。鈴を探すために博物館を訪れたドラえもんたち5人は、案内役のクルトと共に館内を見て回ることにした。その翌日、博物館に「大事なひみつ道具をいただきに参る」という怪盗DXからの予告状が届く。ドラえもんたちは、現れた怪盗DXに応戦するも、結局6つのひみつ道具を盗まれてしまう。果たして怪盗DXの正体とその目的とは?
コナンを意識したのかな?と思わされるドラえもん映画史上初の探偵もののお話。
新声優版はリメイクや旧作と似た設定が多かったなか、新たな試みがあって面白かったです。
惜しむらくは敵役がイマイチだったことと、ダイナミックな冒険性がなかったこと。
それと、『STAND BY ME ドラえもん』で味を占めたのかわかりませんが、のび太とドラえもんの友情をしつこいくらいに入れてきたのが微妙でした。
21位 のび太のパラレル西遊記
ある時、夢の中でのび太は主役の孫悟空になりきっていたが、丸い球体に落書きをしたつもりで、釈迦になっていたドラえもんの手のひらに捕まってしまい、『勉強第一』というレッテルを貼られた巨石に閉じ込められる羽目になった。
夢から醒めたのび太は、小学校の新入生歓迎会に際し、のび太の提案によって「西遊記」の劇をやることになった。孫悟空役をやりたかったのび太であったが、孫悟空役は出木杉に取られてしまい、のび太は提案者であるにもかかわらず「村人その1」という端役で、セリフも「助けてくんろー!」のみだった。
孫悟空が実在すると信じるのび太は、「本物に似ている人が孫悟空になるべきだ」と主張し、タイムマシンで7世紀のシルクロードへ向かう。そこでのび太そっくりの孫悟空を目撃し、そのことを他の者に告げるも、そもそも架空のキャラクターであるはずの孫悟空の目撃談など誰も信じない。このため、もし孫悟空がいなかったら「ドラえもんの道具を使い放題」との約束で仲間たちを連れ、再び唐へやって来たのび太だったが既に孫悟空はいない。仕方なくドラえもんのひみつ道具「ヒーローマシン」でのび太自ら孫悟空に成りすましたものの、調子に乗ってボロを出し、結局ばれてしまう。
のび太は嘘つき扱いされ、「ドラえもんの道具を使い放題」という無茶な約束に従わざるを得なくなり、ジャイアンが高笑いしながらタイムマシンを操縦する中、ドラえもんとのび太は喧嘩になってしまう。
落胆して現代に帰ったところ、なんとのび太の家族も知人もみんな妖怪になっており、現代は妖怪の世界と化していた。原因は唐の時代でヒーローマシンを使った際、暫く起動状態で放置していたマシンからゲームソフト「西遊記」の敵役である妖怪たちが飛び出し、現実世界を荒らして三蔵法師を殺し、人類を滅ぼして人間に成り代ったためであった。こうしてパラレルワールドになってしまった歴史を元に戻すには、唐の時代へ戻って妖怪たちを1匹残らず倒すしかない。そこで5人は妖怪退治のため、ヒーローマシンで悟空たちに変身し、再び唐の時代へ向かう。しかしその時すでに本物の三蔵法師一行には、じわじわと妖怪たちの手が忍び寄っていた。
妖怪の影響で、現実世界の人々(先生、出木杉君、のび太のパパとママ)が豹変してしまうお話。
『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』 と似て、日常が異常になる怖さを描いています。
特にママが不器用な声で足音を立てながら怪談を登ってくるシーンはトラウマもの。
終盤はコミカルなタッチで描かれますが、いっそのことホラーものとして振り切ったらもっと面白くなった気がします。
ちなみに『漫画・最遊記』の作者さんは、この作品にインスピレーションを受けて、『最遊記』を作られたそうです。
2017年アニメ化!漫画・最遊記のあらすじと感想【ネタバレ少しあり】
20位 のび太と銀河超特急(エクスプレス)
スネ夫が、人気のミステリー列車の切符を3枚手に入れたと自慢する。ジャイアンと静香は、ぜひ連れて行ってほしいとスネ夫に頼み込む。そこへのび太が駆け込むと、お約束通り、スネ夫が「のび太の分はない」と嫌味を告げようとするも、彼はどうでもいいと一蹴。実は、ドラえもんが3日間も帰らないので、その行方を捜していたのだ。結局、その日も当てはなく、すっかり落胆して帰る。
ところが、家に帰ると何事もなかったかのようにドラえもんがいた。どうやら彼の話によると、別の用事で22世紀へ戻った際、長い行列を見て並んでみたら、それは22世紀で大人気の銀河ミステリー列車の切符の販売前で、3日間かかってやっと手に入れたらしい。それを知って大喜びするのび太、2人はさっそくその話題のミステリー列車に乗り込む。それは列車というより宇宙船で、さながら銀河鉄道の夜の世界であった。地球では到底見ることのできない宇宙や惑星の絶景にすっかり感銘を受けたのび太は、お返しとばかりにスネ夫たちを集めて、盛んに自慢した。
そんな話を聞かされては到底黙ってられない3人。ジャイアンも静香も、自分たちも連れて行って欲しいと頼み込む。さらにはスネ夫までもがちゃっかり旅の準備をしていた。こうして、いつものメンバーが揃った所で、銀河超特急の扉が開いた。
そのミステリー列車で到着したのは宇宙の外れにある巨大遊園地「ドリーマーズランド」。ドラえもんたち5人は気の赴くままに楽しむが、一方で謎の生命体「ヤドリ」がハテノハテ星群のある星を根城に、人間支配を企んでいた。
中盤までのワクワク感は全映画の中でも屈指の出来。
惜しむらくは終盤の展開が盛り上がりにかけたことです。
ハリウッド映画によくある、引っ張るだけ引っ張って終盤あっさり終わる展開に似ています。
子どもの頃から「終盤もっと何とかなれよ!」と思って、歯ぎしりしながら観ていました。
ちなみに、のび太の射撃の才能が一番発揮される回です。
19位 のび太のねじ巻き都市(シティー)冒険記
ある日の夜、のび太は空き地でドラえもんのひみつ道具「生命のねじ(いのちのねじ)」を使い、命を得たウマのぬいぐるみ「パカポコ」と一緒に走りの練習をしていた。しかし空き地は手狭であり、またのび太はジャイアンやスネ夫に「牧場を持っている」と嘘をついてしまったため、何とかならないかと考えていると、ドラえもんが未来から福引の小惑星引換券のはずれ券を持ってくる。そこに牧場や町を作ろうと思ったのび太は早速、小惑星を調べる事に。ところがいろいろ調べても、地球とはまったく違っていて小さくて穴だらけ。しかし最後の1枚を調べると、なんとそこは大自然の広がる美しい星であった。
のび太とドラえもん、そしてしずか、ジャイアン、スネ夫のいつものメンバーは、この星におもちゃの町を作ろうと考えた。のび太がその町を「ねじ巻き都市(ねじまきシティー)」と名づける。
ねじ巻き都市はのび太たちと生命のねじで命を得たぬいぐるみによって住みやすい環境になりつつあったが、不審な事にどこからともなく「出ていけ」との声が聞こえるようになる。
そんなある日、1人の脱獄囚がねじ巻き都市に忍び込む。熊虎鬼五郎という前科百犯の犯罪者である。この星を自分のものにしようとした熊虎は偶然落ちていた「タマゴコピーミラー」を使い、自らのクローンを生み出した。
ドラえもんたちは熊虎が忍び込んだのも知らず、雷のショックで生まれたピーブたちとともにさらなる町づくりをする。ねじ巻き都市を舞台に、ドラえもんたちと熊虎の戦いが始まろうとしていた。
自分たちで新たな国を作っていく、劇場版ドラえもんの王道のような展開。
大きな欠点がない分、これといった印象に残る部分がない作品でもあります。
ねじ巻き都市の住人たちと最終的に対立していく展開にしても面白かったと思うのですが、何事もなく共闘していました。
『ブリキの迷宮(ラビリンス)』が平和的解決した世界線といったところでしょうか。
18位 のび太の南海大冒険
スティーヴンソンの小説「宝島」を読んで宝探しに憧れたのび太は、ドラえもんのひみつ道具「宝さがし地図」で宝島の在処を一回で突き止め、海への冒険に出発する。
いつものみんなも加わって冒険を楽しんでいたのも束の間、突然時空に異変が起き、のび太たちは17世紀のカリブ海へ転移。海賊の戦いに巻き込まれ、のび太はドラえもんたちとはぐれ、ドラえもんはポケットを失う。
ピンク色のイルカ「ルフィン」に助けられたのび太は無人島へ流れ着き、島で1人で暮していた少年ジャックと知り合う。一方ドラえもんたちは海賊キャプテン・キッドに助けられ、のび太を助けるために共に宝島のトモス島を目指すが、そこは謎の生物に満ちた未知の島だった。
第四作『海底鬼岩城』以来の海を舞台にした作品。
超常現象の裏に潜む、時間犯罪者という王道展開でした。
序盤に登場していた現象やキャラクターが、伏線になっているストーリー展開は面白かったです。
のび太を助けられなかったことを悔いるジャイアンの熱さと、女性に好意をもたれて戸惑うジャイアンなど、ジャイアン好きにはおすすめしたい作品。
17位 のび太の人魚大海戦
パラオの海でスクーバダイビングを楽しんだというスネ夫の自慢話をうらやみ、自分もダイビングがしたいと言い出すのび太。見かねたドラえもんはあるひみつ道具を出す。それは架空水面シミュレーター・ポンプという道具で、陸上に架空の海を作りだすことができるのだという。
早速のび太たちは、タケコプターでいつもの空き地に向かい、トトスキーや架空海水まきぞえガスを使っていろいろな魚を集める。架空水体感メガネをかけて、架空水面シミュレーター・ポンプで作り出した架空の海で遊び始めるが、そこに人魚族の姫・ソフィアが迷い込んでしまう。
人魚族は元々「アクア星人」という異星人であり、約5千年前に怪魚族により汚染されたアクア星から移住し、地球の海底に町を造り暮らし始めたのだという。その人魚族が守る宝「人魚の剣」を怪魚族が狙っているらしい。もし「人魚の剣」を怪魚族が手に入れてしまったら、宇宙全体が彼らに支配されてしまう。事情を知ったドラえもんたちは人魚族と協力し、怪魚族から宝と宇宙を守るため戦うことを決意する。
序盤のワクワク感、ダイナミックな冒険性、異星人との交流、陰謀を企む悪役と、ドラえもん映画の魅力が詰まった作品。
新声優陣版の中では、一番好きです。
それと、ゲスト声優のケンドーコバヤシさんが全く違和感なく演じられているのが驚きでした。
16位 のび太の日本誕生
家でも学校でも叱られてばかりののび太は家出しようと思い立つが、どこもかしこも私有地か国有地でどこにも自分の思い通りになる土地がない。最初は「無駄なことだからやめておけ」とのび太をバカにしたドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫の4人も各々の理由で家出するも行くところがなく途方に暮れていた。それならばいっそのことまだ人間が誰も住んでいない太古の日本へ行こうと思い立ち、史上最大の家出へと出発した。
誰にも邪魔されないユートピアが完成したが、一時帰宅したところ、本物の原始人と思しき少年ククルに出会う。ククルの一族であるヒカリ族は、凶暴なクラヤミ族と精霊王ギガゾンビの襲撃を受けたという。ドラえもんたちはヒカリ族を救うため、中国大陸へ向かうことにする。
のび太好きにはおすすめの回。
のび太の優しさや思いやり、発想力など、のび太のの良さが非常にたくさん描かれた回です。
15位 のび太の宝島
宝島を発見することをジャイアンたちに宣言したのび太は、ドラえもんのひみつ道具「宝探し地図」を使って、宝島を探すことになった。その地図に指し示された場所は、太平洋上に新しい島が突然現れ、のび太たちは「ノビタオーラ号」と命名された船に乗って、島を目指そうとするが、あと少しで島に上陸する手前で海賊たちに襲われ、しずかがセーラと間違えられて海賊船にさらわれてしまう。海賊たちが逃げた後、のび太たちは海に漂う少年・フロックとペットのオウム型ロボット・クイズに出会う。フロックは海賊船から逃げたメカニックで、宝島の重要な秘密について知っていた。その後、のび太たちは海賊たちからしずかを助け出そうとし、宝島に眠る財宝に隠された秘密を探る。
ドラえもん映画にしては珍しく親子の絆をテーマにした作品です。
観終わった後に必ずフレンチトーストを食べたくなる作品でもあります。
【ズバリ評価は73点!】2018年最新作『ドラえもん のび太の宝島』を観に行ったネタバレ控えめ感想
14位 のび太のドラビアンナイト
ドラえもんとのび太はひみつ道具の「絵本入りこみぐつ」で絵本の中に入り『シンドバッドの冒険』を楽しんでいた。のび太は最近、絵本の世界に夢中になっており、彼女なら共感してくれるであろうとしずかを誘おうとする。だが、彼女は今からピアノ教室の仲間とキャンプの予定。代わりに割り入ったのはジャイアンとスネ夫だった。彼らはのび太から絵本の世界で遊ぶと知るや大笑い。それでも、機嫌を損ね激昂するのび太を見るや、半信半疑で絵本の世界に飛び込んだ。
そんな彼らと入れ代わり、しずかがのび太の家を訪れる。実は日程を1日勘違いしていたらしく、それならと2人は『ピノッキオ』の世界を楽しむことにした。だが、どうも事情がおかしい。物語にない嵐の場面が登場したかと思えば、人魚姫や竜宮城が現れ、果てはお化けの百鬼夜行。あまりに荒唐無稽な世界にのび太は大笑いするが、イメージが崩れたとしずかは不機嫌になって帰ろうとする。ところがその矢先、彼女は何かに衝突した。
奇っ怪な物語は、絵本を勝手にない交ぜにしたスネ夫たちの仕業だったのだが、のび太はそれを知る由もない。絵本の良さを理解してくれない友人たちに、のび太もすっかり機嫌を損ね、バラバラになった絵本を置き去りにしたまま、ママの小言もあって勉強を始めた。だが、それが事件の発端だった。
後日、ドラえもんが怪訝そうにのび太に尋ねる。実は絵本入り込み靴が3足しか揃っていないという。そして、2人で不明者の確認を急ぐと、何としずかがアラビアンナイトの世界に閉じ込められたままであることが判明したのだ。大至急、彼女を助けようとするが、肝心の絵本が無い。実は、ママが2人の留守中に勝手に部屋に入り、焼き捨ててしまったのである。
もうしずかには会うことはできないのかと絶望するのび太だが、彼は彼女が奴隷船に乗せられている悪夢を見て、大慌てでドラえもんの元に駆けつける。だが、彼は僅かな望みを賭けて、古代アラブの歴史を調査中だった。それは、『アラビアンナイト』には実在の人物が登場していることから、そこから空想世界につながる可能性があることを示唆する。
珍しくしずかちゃんがはぐれる回です。
普段とは異なる男四人(ドラえもんって男だよな?)だけの珍道中は、衝突が堪えません。
ただ、ここというときには結束しあってピンチを乗り越えていきます。
のび太が倒れた時のジャイアンのカッコ良さといったら...
スネ夫が幻覚を見る(本当は幻覚じゃない)お決まりの展開もあります。
13位 のび太とロボット王国(キングダム)
スネ夫に新型のペットロボットを自慢されたのび太は、「ペットロボットが欲しい」とドラえもんに懇願する。ところがドラえもんは「君には僕と言うネコ型ロボットがいるじゃないか」とのび太を叱りつける。怒ったのび太は、腹いせに未来デパートにペットロボットを大量注文するが、送られてきたロボット達はのび太の言うことを聞かず暴れ出してしまう。
町中で騒動を巻き起こしたロボットたちは、ドラえもんによって全て返品されたものの、最後に少年型のロボット『ポコ』が残った。どうやら、そのロボットは地球の技術で作られたものではなく、現代に送られてくる途中で超空間内で紛れ込んでしまったものだという。ポコを元の世界に返してあげるため、ドラえもん達の冒険が再び始まった。
タイムマシンで時空の迷宮へと旅立ち、何とか目的の場所…『王国(キングダム)』に辿り着くドラえもん一行。その世界では、ロボットから感情を抜き取り人間の忠実な下僕へと変えてしまう「ロボット改造命令」が下されていた。少年ロボットであるポコは、ちょうど母親と共に追っ手のドロイド兵から逃げる途中だったのだ。捕まった母親を助けようと飛び出して行ったポコをドラえもんたちは追いかけるが、ドロイド兵達に見つかり、ドラえもんが拉致されてしまうのだった。
ロボットと人間の対立という、『ブリキの迷宮(ラビリンス)』や『のび太と鉄人兵団』で描かれた設定が基本構造。
ロボット改造命令という恐ろしく不気味な改革。
自我を消されたロボットが機械的に音声を発するシーンは、結構ゾッとさせられます。
割とシリアスな展開が目立つ作品です。
12位 のび太と竜の騎士
恐竜が今でも生き残っていると言い張って、ジャイアンとスネ夫にもう恐竜はいないと笑い者にされたのび太は、ドラえもんのひみつ道具「○×うらない」でも「地球上に生き残っている恐竜はいない」と判定されてがっかりする。
ところが、多奈川で巨大な生物を目撃したスネ夫は、それが恐竜ではないかという疑問にかられてすっかり動転してしまい、挙げ句の果てにノイローゼになってしまう。一方、のび太は0点の答案を隠すためにひみつ道具の「どこでもホール」を使い、地底にある大空洞を発見する。ドラえもんとのび太はしずかやジャイアンを誘って地底の大空洞を秘密の遊び場にするが、独り、恐竜の幻の正体を突き止めようと単独行動していたスネ夫が地底で迷子になり、その直後に「どこでもホール」が不祥事で壊れてしまう。
スネ夫がメインの作品。
謎の現象が続く序盤の展開、恐るべき地底人の陰謀、地上人VS地底人が達した結論。
中期の王道的な展開が魅力的な作品です。
11位 のび太と夢幻三剣士
夢の中で良い思いをしたのび太は夢と現実の落差を嘆き、せめて夢の中で良い格好をしたいとドラえもんに懇願する。一度は「もっと現実の世界で頑張らないと駄目だよ!」と怒られるも、最終的にはカセットを入れることで自分の好きな夢を見られるひみつ道具「気ままに夢見る機」を出してもらう。その翌日、宿題をやり忘れたのび太が裏山で宿題をしていると、奇妙な老人が現れ「知恵の木の実」をのび太に与え、帰り道では「あなたはもっとすごい力が手に入る。ただし、『夢幻三剣士』の世界でのことだが」と言い残し去っていく。
「夢幻三剣士」とは気ままに夢見る機の夢カセットのことであった。のび太はドラえもんに「夢幻三剣士」のカセットを買ってもらい、「妖霊大帝オドローム」に侵略されかけているユミルメ国を救う伝説の剣士ノビタニヤンとして冒険する。
しかし、ドラえもんも気づいていなかった。この冒険、この夢世界が単なる一時の夢ではないことに。
思いのままに好きな夢を見られる機械。
その機械がもたらしたのは、夢と現実と逆転。
剣士としての王道的なストーリーと、キャラクターの死という衝撃の展開。
挿入曲を含めて、作品自体の雰囲気が好きです。
残念なのはラストですかね。
五人揃って戦わないのが個人的には残念でした。
10位 のび太の創世日記
夏休みの自由研究に行き詰まっていたのび太たちは、ドラえもんのひみつ道具「創世セット」で新たな宇宙を作り、地球型惑星の歴史を観察することになった。
新地球に誕生した人類の中には、のび太によく似た人間もいた。のび太は自分に似た人間たちについ肩入れし、その世界の神様となって彼らに力を貸してゆく。そして現代に近い時代、のび太に似た野美のび秀は南極の大洞窟探検に出発する。そして彼らが目にしたものは、なんと地球の中の空洞に広がる、昆虫人による大文明だった。
昆虫人らは、この新地球では昆虫が進化するはずが、のび太が意図的に人類を進化させたため、昆虫は地底に隠れ住んでいた、と主張する。昆虫人たちは地上へ進出し、地上世界を取り戻そうとしていた。
夏休みの自由研究のために取り寄せられた「創生セット」。
地球を一から作る過程で地球史と人類史を学べると同時に、人間の傲慢さも教えられる作品です。
観れば観るほど勉強になる、何度も観て色んなことがわかります。
残念なのは、スネ夫とジャイアンの出番が少ないことです。
五人で協力して何かをするシーンが少ないので、若干盛り上がりにかけます。
他の作品と比べて登場人物が多いため、スネ夫とジャイアンがそのあおりを受けたかっこうです。
ジャイアン好きとしては残念。
9位 のび太と鉄人兵団
のび太は偶然北極で巨大なロボットの足を拾い、自宅に持ち帰った。それ以来、家の庭に次々と降ってくるロボットの部品を、ドラえもんと協力して鏡面世界で組み立ててザンダクロスと名づけ、しずかを呼んで遊んでいた。
だがその最中、そのロボット(ザンダクロス)に恐るべき兵器が組み込まれていたことが判明。安全のため、ロボットを3人の秘密にすることを誓ったが、のび太のもとにロボットの持ち主と名乗る少女リルルが現れ、のび太はうっかり口を滑らせてしまう。のび太はロボットを返すことを断れず、さらに鏡面世界へ入り込むために必要なひみつ道具「おざしきつり掘」まで貸してしまった。
実は、リルルはロボット惑星メカトピアから派遣された少女型スパイロボットであり、メカトピアの地球侵略作戦の足がかりとして尖兵である他のロボットとともに鏡面世界で前線基地を建設し始めた。偶然現場近くで真相を知って逃げたドラえもんたちを追うため、リルルたちが鏡面世界の入り口を無理やり広げようとした結果、時元震による爆発が発生し入り口は塞がれた。それにより危機は免れたかに見えた。
しかしそれも束の間、メカトピアから鉄人兵団が地球へ送り込まれてくることを知り、のび太たちはジャイアンやスネ夫と協力し、取り返した巨大ロボを改造して味方につけ、鏡面世界を舞台に鉄人兵団を迎え撃つことになる。
ロボットと人間の争いを描いた作品。
のび太としずかちゃん好きにはおすすめの回です。
ロボットのドラえもんと友達ののび太だからこそ模索した和平の形。
衝突しながらも女性アンドロイドのリルルと分かち合えたしずかちゃん。
2人の心の優しさが、悲しくも平和なラストをもたらします。
最後のシーンに涙しながらも、笑顔になった人は多いのではないでしょうか。
8位 のび太の恐竜
ティラノサウルスの爪の化石を自慢するスネ夫に対抗し、のび太は「恐竜の化石を一匹分丸ごと見つけてみせる!」と、突拍子もない宣言をしてしまう。
その後、偶然にも首長竜の卵の化石を発掘したのび太は、タイムふろしきを使って卵を化石になる前の状態に戻し、孵化させる。のび太は孵化した首長竜の子供をピー助と名づけて可愛がり、ピー助ものび太を慕って育つ。だが成長するにつれてピー助を匿うのが困難になってくる。ピー助の本当の幸せを願い、のび太はタイムマシンで白亜紀の世界へ帰してやる(ここまでが短編作品のあらすじ)。
ドラえもん映画始まりの作品。
のび太がスネ夫とジャイアンに無理な約束をする、のび太の意地の行動がもたらす思わぬ奇跡、ひょんなことからもたらされる大冒険、離れ離れになる一行...。
第一作でありながら、非常にクオリティが高い作品です。
今観てもワクワクする冒険性があり、今でもたまに観返します。
7位 のび太とアニマル惑星(プラネット)
ある夜、のび太はピンクのもやをくぐって見知らぬ森に迷い込む。そこでは人間そっくりの体を持つ動物たちが人間の言葉で話していた。翌日、のび太はその体験を皆に話すが、しずかを除く全員に馬鹿にされるだけだった。しかし、動物たちが持っていたホタルを入れていた花(ホタルブクロに似ている)が部屋の前に落ちていたのを知り、昨夜のことは本当にあったのではないか…とのび太は考える。そんな中、ママの話からのび太たちの学校の裏山がゴルフ場建設のために切り崩されてしまうという計画があることを知る。
その夜、寝ぼけたのび太は、再び部屋の前に現れたあのもやの中に入り込んだことに気付き、あの世界は夢ではなかったと確信。後を追ってきたドラえもんと共にもやの向こう側を探検する中で、2人はチッポという犬の少年に出会い、再び遊びに来ることを約束して帰途に着く。
翌日、裏山を開発しようとする業者らが下見に訪れた。ドラえもんがひみつ道具で追い払ったものの、これくらいであきらめるとは思えず、安心はできない。悩んでいた時、2人はまたあのピンクのもやを見つけた。しずかも誘い、再びアニマル星へ遊びに行くことに。だが、こっそりついてきたジャイアンとスネ夫は、もやの中をさ迷ううち、見渡す限り荒れ果てた世界に辿り着いてしまう。ジャイアンはその中で「恐ろしい何か」を感じると語り、逃げ回る内にアニマル星にたどり着いた。
子どもの頃に一番観た作品です。
様々な伏線回収や、神話に隠された真実、不気味な存在ニムゲ、熱い友情。
恐怖に怯えるジャイアンという珍しいものを観られます。
そのジャイアンが友達のピンチにみせた漢気。
友達が助けを求めてるときに知らん顔してられっかよ!
劇場版最高の名言です。
6位 のび太とブリキの迷宮(ラビリンス)
ある日の真夜中、酔っ払って寝ぼけたのび太のパパ・のび助がスキーと海水浴が同時に楽しめるというブリキンホテルに部屋を予約する。その話を聞き、春休みはどこにも旅行に行けないと諦めていたのび太は大喜びし、みんなにも自慢してしまう。しかし、それがパパの夢だと知ると、すっかり落胆してしまう。ところが、翌日、野比家の玄関に見知らぬトランクが置かれていた。トランクから出現した門を抜けると、そこはブリキンホテルの建つブリキのおもちゃの島、ブリキン島であった。
ホテルの人々に手厚くもてなされ、ドラえもんとのび太は島で遊んでいたが、やがてのび太がわがままを言い出す。ドラえもんは渋々ひみつ道具を出して説明を始めるが、のび太はそれをろくに聞かずに操作を始めてしまう。暴走した道具によって、のび太はその場から猛スピードで走り出し、行方をくらましてしまう。呆れ果てたドラえもんは「未来へ帰る」と叫ぶものの、しばらくしてのび太の捜索を開始する。しかし、突如として現れた謎の飛行船から電撃を受けた彼は、そのままさらわれてしまう。
とにかく不気味。
謎のブリキンホテル、ブリキの迷宮(ラビリンス)入口の不気味さ、監視する誰か、消えたドラえもん、ロボットたちが画策する恐るべき世界。
もしもロボットに全てを任せられる便利な世の中に”なり過ぎ”たらどうなるか。
AIが発達する現代社会に警鐘を鳴らす作品です。
5位 のび太の魔界大冒険
最近、のび太は何かとぼんやり空想に耽っている。それは魔法の世界に憧れていたからで、それを静香とドラえもんに打ち明ける。2人はまるで本気にせず、出木杉にも相談したものの、過去に魔法は学問として確立していたが、悪魔の力を借りる法として魔女狩りの対象にされたり、一方で科学が発達したことにより魔法が廃れたことを教えられたにも関わらず、のび太はその夢を諦めきれない。そんなのび太はふと、ドラえもんのひみつ道具「もしもボックス」で、魔法の世界を実現させることにした。
しかし、そのもしもボックスで実現した「魔法の世界」は、のび太が期待していたような、魔法で何でも解決できる世界とは程遠く、魔法を学ぶために学校に通わねばならず、魔法のじゅうたんに乗るには難しい免許と高額のじゅうたんが必要となるような、いわば文明の礎が科学から魔法にそっくりそのまま摺り替わった義務教育の延長だけの代物だった。結局、現実世界と変わらずこっちの世界でも落ちこぼれてしまったのび太は、すっかり落胆する。
だが、この世界でもジャイアンやスネ夫に馬鹿にされると、せめて簡単な魔法の1つでも覚えてから元の世界に戻そうと意気込む。ドラえもんもそんなのび太の心意気を買って必死に応援するがその矢先に地震が2人、そしてちょうど彼らの元を訪ねていた静香を襲った。静香によれば頻発する地震は魔界接近説という、ある魔学博士の仮説と関係しているというのだ。
怖いドラえもん映画ランキングならナンバーワンになりえる作品。
魔法を使える世界は単に明るい未来をもたらすものではありませんでした。
序盤に散りばめられた伏線と、終盤に回収される展開。
中盤の魔界での冒険のワクワク感も、映画の中でも屈指の出来。
珍しくドラミちゃんの助けもあって、ピンチを脱する展開です。
一回全て見終わった後に観ると、また違った面白さがあります。
4位 のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)
スネ夫の趣味で特撮映画を作っていたのび太たちは、ピリカ星から来たという親指ほどの小さな少年パピと知り合い、友達になる。そんな彼らの前に突然クジラのような形の宇宙戦艦が現れ、映画の舞台装置を熱線攻撃で破壊して去って行った。
実はパピはピリカ星から亡命してきた大統領で、独裁者ギルモアの手に落ちたピリカ星の情報機関PCIA(ピシア)が地球までパピを追ってきたのだ。パピを守ることを約束するドラえもんたちだが、しずかを人質に取られた上、ドラえもんたちが「スモールライト」で小さくなっている間にスモールライトを奪われてしまった。ドラえもんたちに迷惑をかけまいと、パピはしずかの身柄と引き換えに自ら投降し、PCIA長官ドラコルルの手に落ちてしまう。
ドラえもんたちはスネ夫の作ったラジコン戦車を武器に、スモールライトを取り戻しパピを救い出すため、パピの愛犬ロコロコの案内のもとピリカ星へ向かうのだった。
久しぶりに見返して一気に好きになった作品です。
改めてのび太たち五人の熱さや思いやりの深さを知れる回です。
特にスネ夫ファンにはたまらない展開になっています。
劇場版ではその弱気な面がよく描写されるスネ夫ですが、それはある意味少年らしさの現れでもあるのです。
そんなスネ夫がピンチで見せた土壇場での意地と優しさ。
それを引っ張りだしたしずかちゃんの勇気や正義感も楽しめる作品です。
武田鉄矢さんの挿入曲もめちゃくちゃ素晴らしい。
のび太の頑張りを称えるジャイアンもまた、カッコイイ。
3位 のび太と雲の王国
雲の上には本当に天国があると信じてそれを馬鹿にされたのび太に、ドラえもんは雲の上に自分たちで天国(理想の王国)を作ろうと提案する。
紆余曲折があったものの、仲間たちの協力を得て雲の王国はついに完成。しかし、王国で遊んでいる途中偶然に、本当に天上人の住む雲の上の世界があることを発見する。自然に恵まれ絶滅動物が多数生息するその雲は、絶滅動物の保護地区だった。
そこの監察員パルパルに連れられ、施設に移動する5人。友好的に見えたパルパルだが、天上界では「動植物と地上人をあらかじめ天上界に避難させ、大洪水で地上文明を洗い流して破壊する」という恐ろしい方策「ノア計画」が実行されようとしていた。
色々と考えさせられる作品。
壊れるドラえもんという衝撃的な展開が見物です。
しずかちゃんの演説シーンと、ラストの動物たちとキー坊が天上人を懇願するシーンは思わずウルっときます。
お話としては結構怖い話が多いのですが、環境や動物保護など、様々なことを考えさせてくれる回です。
通常アニメ回で登場したキャラクターも再登場するので、原作ファンには非常におすすめ。
2位 のび太の海底鬼岩城
夏休み、大西洋で金塊を積んでいた沈没船発見のニュースが流れる中、物語はのび太としずかが山へ、ジャイアンとスネ夫が海へキャンプに行きたいと議論するところから始まる[1]。結局海に行きながら山に登ろうじゃないかというドラえもんの提案で海底山へ行くこととなる。海底山キャンプに出かけたドラえもんたちは、そこで海底人のエルたちに出会った。
そしてドラえもんたちは、海底火山の活動の影響で、数千年前に滅亡した海底国家アトランティスに残された自動報復装置ポセイドンが活動を再開したことを知る。ポセイドンによって鬼角弾が発射されれば海底ばかりか全地球上に甚大な被害が及び全ての生物が死に絶えてしまうという。
ドラえもんたちは鬼角弾の発射を阻止するため、アトランティスのあるバミューダ海域へ向かう。
冒険性、ミステリー要素(バミューダトライアングル、ムー大陸、アトランティス)、海底人との対立、強大な敵との戦い、みんなのために散った戦友。
久しぶりにドラえもんの映画を観ようとした時に、最初に思い出す作品です。
一位にしてもよいと思ってます。
1位 のび太の大魔境
春休み。胸躍るような大冒険を求めて、のび太たちは偶然拾った野良犬・ペコを引き連れ、謎の巨神像があるというアフリカ中央部のヘビー・スモーカーズ・フォレストへやって来た。ひみつ道具が少ない中で数々の危機を潜り抜けた末に彼らが辿り着いたのは外界から閉ざされた環境で進化した犬の国・バウワンコ王国。そしてペコはその国の王子・クンタックだった。
しかし、王国はダブランダー大臣に支配され、禁断の古代兵器を用いての外界侵略が始まろうとしていた。クンタックと一緒にいた、ドラえもんたちはおたずね者(ニセ王子とサル4匹とタヌキ1匹)として指名手配され、似顔絵が貼り出されてしまう。
クンタックの亡き父王の親衛隊長・ブルススによれば、王家には「王国が危機に陥った時、10人の外国人が巨神像の力をもって国を救う」という言い伝えがあるという。外国人はのび太たち5人しかいないものの、一同はこの危機を打開するため、巨神像の所に向かう。
野比家に幸運をもたらす犬・ペコ、アマゾン奥地への大冒険、砕かれたどこでもドア、手持ち無沙汰の道具、ピンチになったら現れる謎の巨人、地上に知られぬ異文明、伝説の10人の外国人の正体とは...
作品としてとにかく面白い。
それでいてジャイアンがめちゃくちゃカッコイイ。
ジャイアンのせいでピンチに陥ってしまった一行。
中盤以降ジャイアンは自分の殻にこもってしまい、ふさぎ込んでしまいます。
そんなジャイアンが最後に見せた漢気。
上記のシーンはドラえもん映画の中で、最高のシーンです。
是非最初から観て、ラストシーンを見て欲しい。
無声だけども感動を誘う音楽、描写は傑作です。
リメイク版でなぜ無駄にセリフを多くしたのか、映像を改変したのか...。
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