どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、『フリーランス一年目が確定申告をやって後悔したこと7つ』をお話します。
フリーランスになって一年目の私が確定申告を行って、やっておくべきだったと感じたことをまとめました。
確定申告を初めて行う方、フリーランスの方に参考にして頂けると幸いです。
なお、本記事を作成するにあたって、参考にした『個人事業主・フリーランスのための確定申告 平成30年3月15日締切分 ずっと無料! やよいの白色申告オンライン対応 (アスキームック)』のキャプチャ画面を用いながら振り返っていきます。
目次
- 青色申告の承認申請を事前にしておくべきだった
- 定期的に収入と経費を管理しておくべきだった
- 事業用クレジットカード・口座を作っておくべきだった
- 国民年金をクレカ&前納払いでWにお得にしておくべきだった
- ふるさと納税を利用して控除しておくべきだった
- (フリーランスとして生きる)ルールを知るべきだった
- フリーランスに関する取り組み・ニュースにもっと関心をもつべきだった
- まとめ
青色申告の承認申請を事前にしておくべきだった
白色だろうが、青色だろうがどのみち帳簿の必要があるので、青色申告が断然お得。
今の時代は会計ソフトがあるので、複式帳簿も以前よりは手間なく行えます。
最低でも10万円、最高で65万円の節税効果がある青色申告は絶対に利用すべきだったと激しく後悔しています。
【青色申告について】
- 条件:事前(青色申告をしようとする年の3月15日まで)承認を受ける
- 提出先:[手続名]所得税の青色申告承認申請手続|申告所得税関係|国税庁
定期的に収入と経費を管理しておくべきだった
最低でも半期、出来れば四半期ごとに収入と経費の管理を行っておくべきだったと後悔しました。
そうすれば確定申告前にバタバタすることもありません。
それに、年度の収支管理を行うことは事業として当然のこと。
経費をあまり利用していなければ、セミナーや機材購入、取材などにお金を使って節税することができます。
収入に関しては、毎月各ASPの確定額を記載していたので、把握はできていました。
ただ、本当に意識すべき”所得”(収入-経費)への意識がなかったです。
結局最終的な所得税は、その名の通り”所得”に応じて決められるのです。
この税率を見せられると若干やる気を削がれますが、2018年は”所得”も意識して収支管理していきます。
事業用クレジットカード・口座を作っておくべきだった
収支管理をする上で、事業用のクレジットカード・口座を作成しておくべきでした。
現状のクレジットカードと口座は私用と併用しているのですが、確定申告の書類を作成する際にかなりめんどくさかったです。
ビジネスカードなら、経費や税金の分析用のレポートを年4回「紙」で発行してくれるものなどがあります。
多くのビジネスカードが年会費があるのが玉に瑕ですが、それが気にならない(それ以上のメリットを感じられる)ほど稼ぎたいもの。
私用とは別に個人事業主向けのビジネスカードを作成して、経費管理などの手間を省き、収支の流れを一元管理していきます。
まぁ、事業実績がないうちは審査が通りにくいので、当面は楽天カードなどの年会費無料クレジットカードの利用になると思いますが。
20代フリーターが発行できたクレジットカード一覧【入会費・年会費無料】
国民年金をクレカ&前納払いでWにお得にしておくべきだった
国民年金には、半期、一年前、二年前の期間分を前納できます。
それによって、納付額が割り引かれるわけです。
それだけでもお得なのに、平成29年4月からはクレジットカード払いが可能になりました。
これにより前納払いにポイントが付与されるので、前納割引とクレカポイント取得の両取りが可能になったのです。
【フリーランスが国民年金保険料で得する方法】
— はろーぐっばい@はてな&youtube (@jubenonz) 2018年2月4日
1.前納制度(最大二年分)を利用して割引を受ける
2.クレジットカードで支払いポイントを貯める
3.1と2の併用で両取り
口座振替の方が割引額は大きいけど、クレジットカード分を含めると上記の方がお得。
平成29年4月からクレカ可だったのか...。
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口座振替:1年前納193,730円(割引額4,150円)
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クレジットカード払い:1年前納194,370円(割引額3,510円)
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差額:4,150円-3,510円=640円(口座振替がお得)
ただ、クレジットカード払いなら0.5~1.0%のポイントが付きます。
ですので、一年前納の場合は1,943円分。
そうなると、クレジットカード払いの方が1,303円お得。
更に言うとわざわざ支払いに行く手間も省けるので、一石三鳥。
2017年は日本にいなかったので、年金支払いを止めていました。
その間に制度が変わっていたとは...。
平成30年度分からは、前納割引も利用していきます。
ふるさと納税を利用して控除しておくべきだった
ふるさと納税って節税+お得に特産品を購入できる。
漠然とではありますが、ここまで知っていたのにこれまでふるさと納税を利用してきませんでした。
利用しなきゃ損。
ふるさと納税以外にも、控除される対象は自分が認識している以上のものでした。
正しいルール(税制)の上で、利用出来るものは何でも利用していく必要があると痛感させられました。
(フリーランスとして生きる)ルールを知るべきだった
【フリーランスになったらかかるお金】
— あべゆき@会社員ブロガー / ホテルウーマン (@marucelo725) 2018年1月6日
①所得税
👉事業所得×10〜40%
👉事業所得=総収入−経費
②住民税
③個人事業税
👉事業によって異なる。(例)物販=5%
👉事業所得が290万以下なら控除で0円。
④消費税
👉2年前の売上が1,000万以下なら控除で0円。
⑤国民年金
⑥健康保険
まぁ、正直に言うとフリーランスになる上で無知だったことを痛感させられっぱなしです。
特にお金周りですね。
例えば会社員時代の厚生年金なら支給額は月額20万円、国民年金なら月額5~6万円。
※現制度の場合
自分が置かれている状況の危うさを再認識しました。
フリーランスが実感する会社員を経験して良かったこととメリット10選
ただ、悪いことばかりでないのもフリーランス。
自分の成果がダイレクトに報酬に反映されるやりがい。
人や組織に縛られない自由。
最近では、フリーランスを支援する団体や国の動きが出てきています。
年会費一万円で福利厚生サービスを受けられる『フリーランス協会』なんかはかなり魅力的。
福利厚生とは無縁のところにいる意識でしたが、もっとアンテナを張って情報をキャッチしていくべきでした。
フリーランスに関する取り組み・ニュースにもっと関心をもつべきだった
少しずつではありますが、働き方改革の一環として、フリーランスを保護する動きも出てきています。
企業と雇用契約を結ばずフリーランスとして働く人たちの労働環境改善を議論する公正取引委員会の有識者検討会(座長=泉水文雄神戸大大学院教授)は1日、企業側によるフリーランスへの不利な条件の押しつけなどが独占禁止法違反にあたる恐れがあり、公取委の取り締まり対象になりうるとの考え方をまとめた。
アメリカでは、2020年までに労働人口におけるフリーランスの割合が50%を占めると言われています。
米国のフリーランスは2014年が5,300万人、2015年は5,370万人だったので、3年連続増加したことになる。そして、東京オリンピックが開催される2020年には、米国のフリーランスは労働人口の50%を占めるようになるという予測もある。
日本では16%とまだまだ低い割合ですが、テクノロジーの進化や人の意識の変容から、もっとフリーランス増加していくと思います。
自分が損をしないように、より良い生活を送っていくためにも、もっとフリーランスに関するニュースに気を配っていかなければと思わされました。
まとめ
- フリーランスは節税出来ることがたくさんある
- 誰もやってくれないから自分で意識的に情報をキャッチする
確定申告で節税する方法は、今回紹介したこと以外にもたくさんあります。
親族への支払いを給与にする、扶養家族への控除...。
確定申告についてイマイチわからないことがある方は、是非『個人事業主・フリーランスのための確定申告 平成30年3月15日締切分 ずっと無料! やよいの白色申告オンライン対応 (アスキームック)』をご覧になってみてください。
確定申告の具体的なやり方は『【2018年版】ブロガー向け確定申告のやり方ブログ記事まとめ【経費、仮想通貨、会計ソフト】』にまとめていますので、こちらも参考にして頂けると幸いです。
それでは、さようなら!