どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、【2018年版】ブロガー向け確定申告のやり方ブログ記事まとめをご紹介します。
【本記事の対象】
- ブログでアフィリエイト収益がある確定申告必要者
- 確定申告のやり方がわからない
- 具体的な確定申告のやり方を知りたい
- なるべく税理士は利用したくない
私自身が確定申告を行うにあたって参考にさせて頂いたブログを紹介しながら、ブロガー向けの確定申告のやり方をご紹介します。
※2018/2/1時点
- 確定申告の流れ やることリスト
- 確定申告対象者 自分は青色申告か白色申告?
- 確定申告の申請期限と会場
- 青色申告か白色申告を選ぶ基準
- 確定申告は自力で行うか
- 自分にあった会計ソフトの選び方
- 会計ソフトを利用して所得と経費を入力
- ブロガーの経費についての考え方
- 私が気になった細かいポイント 未払報酬や年度をまたぐ経費計上
- 次年度気をつけたいことまとめ
- 確定申告をやるにあたって参考にした書籍
- まとめ
- 『やよいの白色申告オンライン』のご紹介
確定申告の流れ やることリスト
最初に確定申告の全体の流れ、必要なことと物を抑えておきましょう。
【確定申告の流れ】
- 確定申告が必要かどうか知る
- 白色か青色申告かを決める
- 収入を計算
- 経費を計算
- 確定申告書類を作成
- 確定申告書類を提出
一番わかりやすくまとまっていたのが、下記の記事でした。
そもそも確定申告ってなんなのか、何をすればいいのか、経費はどこまで申請していいのか。
確定申告の一連の流れが網羅的にまとまっています。
確定申告対象者 自分は青色申告か白色申告?
引用:A8.net
そもそも自分は確定申告の対象者なのか、その場合は青色申告か白色申告なのかを最初に確認しておきましょう。
まとめると、下記の方が確定申告対象者です。
- 副業ブロガー(給与収入+ブログ・アフィリエイト収入)→20万円以上
- 専業ブロガー(ブログ・アフィリエイト収益のみ)→38万円以上
確定申告の申請期限と会場
平成29年分の確定申告は2018年2月16日(金)から3月15日(木)までに行う必要があります。
平成29年分の所得税等の確定申告の相談及び申告書の受付は、平成30年2月16日(金)から3月15日(木)までです。
税務署の閉庁日(土・日曜・祝日)は相談及び申告書の受付は行っておりませんが、一部の税務署(確定申告会場)においては、2月18日及び2月25日の日曜日に限り、確定申告の相談及び申告書の受付を行います。
提出方法は下記の3通り。
税務署へ確定申告書類を持参して提出する
確定申告書類を税務署へ郵送する
インターネットで申告する - e-Taxで電子申告
インターネットで申告する場合、e-Tax対応のICカードリーダー(数千円)が必要なので、基本的には持参か郵送になるでしょう。
提出期限の3月以降は税務署の混雑が予想されますので、持参される場合はなるべく早い時期に余裕を持って行くことをおすすめします。
ご自身が持参、郵送する税務署がわからない方は、下記の国税庁のHPからお近くの税務署をお調べください。
郵便番号、もしくは住所で検索できます。
わからない方は地図をクリックして調べることも可能です。
青色申告か白色申告を選ぶ基準
引用:フリーランス(個人事業主)の確定申告について【レバテックフリーランス】
確定申告には青色か白色があります。
次年度以降も継続的な収入が見込める方は、青色申告をおすすめします。
青色申告の場合、簡易的な帳簿の場合は特別控除が10万円、複式帳簿の場合は特別控除が65万円になるからです。
以前までは白色申告の方が手間は少なかったのですが、 今は青色申告も白色申告も簡易的な帳簿の場合は同等の手間なので、青色申告にしておいた方が良いでしょう。
ただ、青色申告の場合は、事前(青色申告書による申告をしようとする年の3月15日まで)に承認を受ける必要があります。
青色申告書による申告をしようとする年の3月15日まで(その年の1月16日以後、新たに事業を開始したり不動産の貸付けをした場合には、その事業開始等の日(非居住者の場合には事業を国内において開始した日)から2月以内。)に提出してください。
ただし、青色申告の承認を受けていた被相続人の事業を相続により承継した場合は、相続開始を知った日(死亡の日)の時期に応じて、それぞれ次の期間内に提出してください。
1 その死亡の日がその年の1月1日から8月31日までの場合・・・死亡の日から4か月以内
2 その死亡の日がその年の9月1日から10月31日までの場合・・・その年の12月31日まで
3 その死亡の日がその年の11月1日から12月31日までの場合・・・その年の翌年の2月15日まで
なお、提出期限が土・日曜日・祝日等に当たる場合は、これらの日の翌日が期限となります。
青色申告の申請を期限内に申告をできなかった人は、残念ですが白色申告にするしかありません。
次年度以降も収入が見込める方は、今年度の確定申告と併せて青色申告の申請もしておきましょう。
確定申告は自力で行うか
確定申告を行う方法は大きく分けると三つあります。
方法 | コスト | 手間 | メリット | デメリット |
エクセルなどを用いて行う | 小 | 大 | 費用がかからない | 手間がかかり正確さが不安 |
会計ソフトを利用する | 中(数千円) ※無料期間あり |
中 | コストを抑えられる | 手間がかかり正確さが不安 |
税理士に依頼する | 大(十万円前後) | 小 | 手間なく正確 | コストがかかる |
自分で行うか、専門家の税理士にお願いするか。
税理士に任せる場合の相場は下記の通り。
税理士さんに依頼するコストをかけるだけの価値があるか。
ご自身の忙しさや、懐事情で変わってくるでしょう。
特に法律の所は専門家ではないと不安になるところ。
私の場合は、会計ソフトを利用しましたが、不安な方は一度税理士さんにご相談することをおすすめします。
逆に普段から帳簿を付けていたり、税制などに詳しい方は自力でやっても大丈夫でしょう。
自分にあった会計ソフトの選び方
今の時代は非常に便利で、操作しやすい会計ソフトが数種類あります。
人によって好みは別れるでしょうが、メジャーどころの下記の三つのいずれかを利用していれば問題ないです。
料金プランや製品の特徴、おすすめできる人などの詳細を知りたい方は、下記の記事を参考にされてみてください。
ちなみにブロガーの方なら自己アフィリエイトもおすすめ。
主要どこのASPさんしか確認していませんがA8.net さんともしもアフィリエイトさんなら、セルフバック付きで弥生のクラウド確定申告ソフト(白色/青色申告)を利用できます。
※報酬は500~2,000円前後
会計ソフトを利用して所得と経費を入力
実際に会計ソフトを利用して、自分で所得と経費を入力していきます。
参考にしたのが、下記の記事。
これでもかってくらいブロガー向けにわかりやすく説明されています。
『発生主義』の考え方、各アフィリエイトごとの収益の入力方法の記入の仕方、経費の考え方...etc。
下記の点についてそもそも理解できていない方(数日前の私)は、非常に参考になる記事です。
-
『所得』は『収入ー経費=所得金額』
-
発生が確定した日付を取引日に入力
-
確定金額は『税込』の額
上記の記事は弥生のクラウド確定申告ソフト(白色/青色申告)を用いて解説されています。
最終的な確定申告用書類の作成方法まで網羅されていますので、是非参考にされてみてください。
ちなみに、各ASPごとの確定報酬の確認と記帳の仕方は下記のサイトにもよくまとまっています。
15種類(2018/2/1時点)のASPの情報がありますので、様々なASPを利用されている方には便利です。
ブロガーの経費についての考え方
一番気になるのは経費の定義と線引き。
実のところかなり定義が曖昧になっています。
はてなproの会費、電気代や通信費、オフ会での飲食費、ネタ集めのための取材にかかる交通費...。
挙げればキリがないほど経費の候補は出てきますが、これという明確なものがないのも悩ましいところ。
上記の記事を読んで、しっかり経費の概念を理解しましょう。
経費計上のポイントとしては二つ。
- 経費のルールを持つ
- もし税務署の方に問い合わせを受けた時に自信を持って経費と言えるか
似たような費用なのに、Aは申請して、Bは申請しない。
Cは30%経費で、Dは100%経費。
などのように曖昧なルールで経費をつけていると、矛盾が生まれて、見る人が見ると怪しく感じます。
また、もし税務署の方に問い合わせを受けた時にはっきりと「経費です」と言い切れる根拠と自信も大切。
そこでおどおどする、自分で矛盾を感じるようであれば、論理を整理する必要があります。
ちなみに、領収書の保存期間は5~7年。
いざという時に提出、証明できるように、大切に保管しておきましょう。
クレジットカード会社やASPによっては、証拠書類の印刷期間が1~2年しかない場合もありますので、要注意です。
私が気になった細かいポイント 未払報酬や年度をまたぐ経費計上
未払報酬の確定申告
各ASPには、最低支払い金額が設定されています。
例えば最低支払い金額が8,000円のASPがあって、平成29年度は合計7,500しかなかったとします。
その場合、月々の報酬自体は”確定”しているものの、現金は懐に入っていません。
この場合の仕訳は非常に悩ましく、グレーゾーンのようです。
しなくてもいいけど、してもいい状態。
成果の納品は完了しましたが、成果が最低支払額未満なので代金の請求権はありません。
正確なところを言えば、ここでもまだ仕訳はしません。
しかし売上が実現したと考えて売上実現の仕訳をしてもいいでしょう
しかし、青色申告をするようなブロガーやアフィリエイターは、事業(アフィリエイト)に真剣に取り組んでいるわけですから最低支払額を超えるのは時間の問題です。だから、確定した成果が最低支払額未満でも、売上実現の仕訳をしてもいいかもしれません。
一つだけ言えるのは、どちらにせよ忘れずに仕訳するということです。
仮に最低支払額に満たしておらず、29年度は仕訳をしなかったとします。
その場合は翌年度の30年に忘れずに仕訳をしましょう。
私の場合もいくつか支払い金額に満たしていないASPがありましたが、次年度に最低に達する見込み大なので、計上しました。
ただ、ASPが消滅する可能性も無きにしも非ずなので、慎重に対応しましょう。
年度をまたぐ経費の計上
年会費やレンタルサーバー代など、年度をまたぐ経費があります。
例えば、下記のケース。
6/21に、7/1以降1年分のレンタルサーバー料金20,000円を振り込んだ
その場合は、支払った金額が1年以内の期間のものである場合は、まとめて計上することができるのです。
※孫引きになってしまいますので、詳細は下記の記事を参照。
年の途中で帰国した場合(ワーホリ編)の確定申告
海外出張や、ワーキングホリデー、留学などで海外在住だった方の場合は、注意する必要があります。
国ごとによって、税制は異なりますので、しっかりと自分のケースにあった確定申告を行いましょう。
ワーキングホリデーに関して気になる方は、下記を参考にしてください。
仮想通貨取引に関する確定申告
2017~18にかけて盛り上がりを見せている仮想通貨。
まだまだ法整備が整っていない段階ですが、仮想通貨取引で得た収入もまた確定申告の対象。
人によって確定申告の必要はありませんが、念の為に自分が対象かどうかをチェックしておきましょう。
所得隠しは絶対バレます。
レストランで食事をし、店内の様子や味、メニュー、接客のレベルをブログに掲載する30代の女性ブロガーの例です。彼女のブログには1日に約1万人のアクセスがあり、アフィリエイト(ブログやホームページに企業の広告を載せて収入を得る方法)で月80万円の収入がありました。ブログのランキングから情報技術専門官の目にとまり、確定申告の状況を確認すると、過去5年ずっと無申告でした。
次年度気をつけたいことまとめ
個人的な備忘録として、次年度気をつけたいことを箇条書きにしておきました。
- 青色申告は前年度に事前申請の必要あり
- 定期的に収入と経費を管理しておく
- 経費も意識した消費活動(機材の購入やセミナーなどの参加)
- 税制度について勉強する
- 会計ソフトの自動契約延長をしない
- 税理士にお願いするくらいの収入にする(笑)
今回色々と確定申告について学んだことで、まだまだ自分は情弱ということを学びました。
「ルールを知っているものが得する(損をしない)世の中」であると肝に銘じて、次年度は活動してきます。
税理士さんにお願いできるくらいの収益が欲しい。
確定申告をやるにあたって参考にした書籍
信頼がおけるのは税理士>書籍>ネット上の情報の順です。
もちろんそれぞれ玉石混交ですが、ネット上の情報はピンきり(壮絶な自虐)。
出来れば書籍なども読んで、余裕があれば税理士さんにも相談してみましょう。
私が確定申告を行うにあたって役に立った書籍も紹介しておきますので、興味がある方はご覧になってみてください。
ネットで知り得たり、見聞きした情報との整合性が取れているか確認することをおすすめします。
多くのブロガーさんが推薦するフリーランスのための申告と節税についての本。
出版は2005年と古めの書籍なのですが、新しい法律にも順次対応しています。
法律の改訂などを考えると、なるべく最新の本がおすすめ。
こちらの本は弥生のクラウド確定申告ソフト(白色/青色申告)対応ではありますが、個人事業主・フリーランスに向けた確定申告の方法をわかりやすく書いてあります。
まとめ
- 確定申告が必要な人とそうでない人がいる
- 青色申告の方が節税効果は高い(事前申請が必要)
- ブロガーも落とせる経費はある
- わからないことがあれば専門家に
年度末は税理士さんも会計ソフトのサポートセンターも慌しくなって、連絡がとりづらくなります。
後でバタバタしないように、早めに計画的に動き出しましょう。
それでは、さようなら!
『やよいの白色申告オンライン』のご紹介
私が実際に使ってみて、『やよいの白色申告オンライン』はものすごく使いやすかったです。
それでいて、白色申告ならセルフプランは永年無料。
確定申告は初めてのことで不安という方は、電話・メール・チャットサポート付きのベーシックプランもおすすめ。
各項目の入力のヒントや、操作方法のムービーもありますので、確定申告が初めての方も安心です。
月額換算にしてわずか720円。
初年度だけベーシックプランにして、慣れてきたらセルフプランに切り替えてもいいでしょう。
もちろん、白色申告から青色申告にデータを移行することもできます。
青色申告を利用していて、白色申告をすることもできますので、年度の収益によって使い分けることが可能です。
登録申し込みから実際に使用するまで、約3分もあれば利用開始できます。
面倒な設定や入会費など不要なので、是非利用されてみください。