どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、埼玉西武ライオンズの2017ドラフト1指名予想と1位候補12名一覧についてお話していきます。
目次
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埼玉西武ライオンズの2017ドラフト1指名予想にあたって、2017年現在の戦力と2018年の編成を考察しております。
野手と投手の戦力分析、戦力外選手予想をして、ドラフト指名予想を行っております。
・西武ライオンズの2017ドラフト指名予想と2018年の編成【野手編】
・【投手編】西武ライオンズの2017ドラフト指名予想と2018年の編成
・ 2017年の埼玉西武ライオンズの戦力外通告候補一覧と予想
ドラフト1位指名候補選手一覧
ドラフト1位合計12名の予想は下記の通り。
正直、12名を選出するのが難しいくらい候補が少ない。
飛び抜けた存在の清宮との差はもちろん、例年なら2~3位候補の選手を1位予想しなければいけない状況が発生している今年のドラフト戦線。
ドラフトの順位はプロに入ってからは関係ない。
とは言え、「ドラフト1位指名確実」に予想した5名の交渉権を獲得できなかったチームはかなり厳しいドラフトだったと言わざるを得ない。
ドラフト1位指名確実
例年のドラフト会議でも1位指名が予想されるレベルの5名。
特に清宮は打撃レベル+話題性を含めて超級のドラフト1位候補。
4~5球団の指名はあってもおかしくない。
投手
- 田嶋 大樹 (JR東日本)⇒社会人No.1左腕
- 東 克樹 (立命館大) ⇒大学生No.1左腕
捕手
- 中村奨成(広陵)⇒甲子園1大会本塁打記録を更新したアマチュアNo.1捕手
内野手
- 清宮幸太郎 (早稲田実)⇒高校通算最多本塁打のアマチュアNo.1スラッガー
- 安田 尚憲 (履正社)⇒三塁も守れる清宮のライバルスラッガー
ドラフト単独1位指名or外れ1位
単独1位指名があり得るほど、面白い存在なのが鈴木康平投手。
馬力溢れる投手で、上手くいけば1年目からローテ入りして、5~8勝はできるポテンシャルを秘める。
大学経由のため、プロ入り時は24歳。
仮に通用しなかった場合はかなりリスクがある存在だが、即戦力の先発右腕を是が非でも欲しいタイプが単独指名する可能性がある。
1位指名確実の選手が左腕二人と高校生野手であることを考えると、相対的に価値が高まっているのもポイントが高い。
投手
- 鈴木 康平 (日立製作所)⇒1年目から二桁勝利が期待出来る右腕
ドラフト外れ1位
目玉級の選手を回避してまで指名するほどではない外れ1位候補。
個人的に面白い存在は斉藤大将(明治大学)。
サイド気味の位置から柔らかいフォームで独特の軌道のスライダーを投げ込む。
1年目から通年して働ける体力があるようには見えないが、プロで2~3年ほど経験すれば主力級の投手になれる可能性がある。
即戦力とはいかないが、左腕を欲しがっている球団にはおいしい指名となるだろう。
投手
- 石川 翔 (青藍泰斗)⇒150キロを超える速球が魅力の右腕
- 斉藤大将(明治大学)⇒急成長中の本格派左腕
- 馬場 皐輔 (仙台大)⇒地方リーグで輝きを放つ最速155キロ右腕
- 鈴木博志(ヤマハ)⇒アマチュア最速の156キロを誇る力投型右腕
外野手
- 増田 珠 (横浜)⇒天才型の3拍子揃ったアマチュアNo.1外野手
埼玉西武ライオンズの補強ポイント
野手編と投手編で考察した通り、西武の補強ポイントと優先順位は下記の通り。
- 左の先発候補の即戦力大学生or社会人
- 右打ちの高卒or大卒三塁手
- 左打ちの高卒or一塁手
- 右の剛腕リリーフ投手(外国人or社会人)
- 高卒or森のライバルとなる捕手
- 右打ちの外野手
- 右打ちの遊撃手
西武ライオンズの2017ドラフト指名予想と2018年の編成【野手編】
【投手編】西武ライオンズの2017ドラフト指名予想と2018年の編成
最大の補強ポイントは先発型左腕。
菊池が早ければ2018年オフにはポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦。
その上、2017年ライオンズの先発左腕で勝ち星をあげているのは2名のみ(菊池:14勝、佐野:3勝)。
佐野は左膝の手術を受けており、どこまで回復できるかは未定。
2軍にもめぼしい左の先発候補がおらず、左腕不足に陥っている。
ローテを任せられる左腕は2018年だけでなく、中長期的に見ても獲得したいところ。
田嶋大樹 (JR東日本)、東克樹 (立命館大)らの目玉左腕は競合必須でも取りにいきたい。
その先発左腕ほどではないものの、一・三塁手の若い大砲候補もドラフトで獲得したい補強ポイント。
特に三塁手は2018年に34歳を迎える中村以外にレギュラー候補がいない。
巧打者タイプの呉、守備が売りの永江がバックアップ要員。
外崎、山川あたりを三塁にコンバート出来れば助かるが、今上げた4名はいずれも来年25歳以上。
2軍に若手の大砲候補がとぼしい西武としては、ここらで高校生内野手のスラッガーを獲得したい。
そこで、当然浮上してくるのは超高校級スラッガーの清宮幸太郎 (早稲田実)、安田 尚憲 (履正社)。
野手が充実しているように見える西武だが、森友哉以降大物野手の1位指名をしておらず、若い世代に大砲候補がいない。
2018年に優勝を狙うなら即戦力先発左腕が補強ポイントだが、中長期的に考えれば清宮、安田の指名も面白い。
何より本来のポテンシャルを十分に発揮できていない森のケツを叩く意味でも、森と同じ左打者の高校級スラッガーの獲得はチーム内に良い刺激をもたらす。
打者育成に定評がある西武としては、安田 尚憲 (履正社)あたりを手塩にかけて育てたいところ。
もしウルトラCがあるとするなら、中村奨成(広陵)の指名。
中村奨成(広陵)の場合、捕手が駄目なら三塁手や外野手にコンバート出来るだけのポテンシャルも秘めている。
若手の右の三塁手と外野手も西武の補強ポイント。
西武の捕手事情が充実していることや中村(広陵)のモチベーション(捕手としてのプライド)を考えると、ややありえないかもしれない指名だが、あってもおかしくない。
ちなみに、一部で「村上宗隆(九州学院)を西武が1位指名するのでは?」との声もあるが、個人的にはない。
私が見た限りではそもそも1位で指名するレベルの選手ではない。
競合の可能性があるとはいえ、わざわざ清宮幸太郎 (早稲田実)、安田 尚憲 (履正社)を避けてまで指名する選手ではない。
捕手としても打者としても1位レベルの素材には感じられないので、清宮(早稲田実業)、安田(履正社)、中村奨成(広陵)を獲得出来ず、3位以降まで村上宗隆(九州学院)が残っていたら検討するべき選手だ。
その他の補強ポイントは下位もしくは外国人投手で補強出来るポジションなのでドラフトの優先順位は低い。
ただ、野上&牧田のFA、ウルフ&シュリッターの契約延長交渉の状況次第では、右腕を2位~3位あたりで指名する可能性もある。
【ここでのまとめ】
- 2018年に本気で優勝を狙う⇒田嶋大樹 (JR東日本)or東克樹 (立命館大)
- 中長期的に見たドラフト戦略⇒清宮(早稲田実業)、安田(履正社)、中村奨成(広陵)
- 現有戦力との交渉次第では右腕を上位指名(2位以降)
埼玉西武ライオンズの2017ドラフト1指名予想
- ドラフト1位予想⇒田嶋 大樹 (JR東日本)
- 私の願望ドラフト1位⇒清宮幸太郎 (早稲田実)、安田 尚憲 (履正社)
ドラフト1位予想
やや面白みに欠ける予想だが、1位に田嶋 大樹 (JR東日本)を予想。
1軍で計算できる先発左腕は現状菊池雄星ただ一人。
その他にめぼしい先発候補は左膝を手術した佐野泰雄のみ。
その佐野泰雄とて、年間5勝前後が期待値の投手。
中継ぎから武隈祥太、野田昇吾を先発に転向する案もあるが、彼らの中継ぎでの役割の重要度を考えると中々厳しい。
そもそも西武は2017年の前半戦に深刻な先発不足に陥った。
利き手の左右問わず、先発投手の補強は最優先事項。
仮に清宮がプロ志望届を提出すれば、6球団前後は指名することが予想される。
その他の6球団が分散することを考えれば、田島は2球団前後の指名にとどまる可能性もある。
そうなれば、抽選含めて獲得確率が上がるので、西武が田嶋 大樹 (JR東日本)指名の確率は非常に高い。
野手もリリーフも充実している西武。
先発がしっかりしてくれば、優勝狙いも狙える陣容を揃えている。
それだけに、球団が2018年の優勝を狙うなら田嶋 大樹 (JR東日本)もしくは東 克樹 (立命館大)の指名が固い予想になる。
なお、東 克樹 (立命館大)ではなく、田嶋 大樹 (JR東日本)とした理由は二つ。
一つは報道を見る限り、西武が田嶋 大樹 (JR東日本)に熱心であること。
もう一つは田嶋 大樹 (JR東日本)が栃木出身であること。
近年西武は渡辺久信SDが群馬県出身ということもあり、北関東ファンの獲得に力を入れている。
そのため、近年ドラフトでも高橋光成(前橋育英)、今井達也(作新学院)らの北関東出身者をドラフト1位で指名。
2016、2017年と2年連続群馬で公式戦を開催するほどの力の入れよう。
これらの理由から、西武が左腕指名に走るなら東 克樹 (立命館大)ではなく、田嶋 大樹 (JR東日本)と予想した。
私の願望ドラフト1位
固い予想だけでは面白くないので、1ファンの願望を少しだけ。
私個人としては、清宮幸太郎 (早稲田実)、安田 尚憲 (履正社)、中村奨成(広陵)のいずれかの大物スラッガーを指名して欲しい。
理由は単純で、私がスラッガーの成長を見るのが好きだからだ。
21世紀に入ってから、ライオンズは数々のスラッガーを育成してきた。
2000年代は中島裕之、中村剛也、栗山巧。
2010年代は秋山翔吾、浅村栄斗、森友哉、山川穂高、外崎修汰。
彼らが毎年毎年成長して、タイトルを争うまでに成長していく過程を見るのは非常に楽しい。
何より野手は毎日試合に出られるので、ファンを集めやすい。
短期決戦だけで見れば投手の重要性は明らかだが、長いシーズンのプロ野球においては野手の方が貢献度は高い。
実際、セイバーメトリクスの重要な指標である、総合指標のwarでは野手の方が高い数字が出やすい。
シーズンMVPも、メジャーでは過去10年間の両リーグのMVPは20人中18名が野手。
毎試合貢献できる野手の方が、長いシーズンを戦うプロの世界では価値が高いのだ。
メットライフドームの広さを考えても、投手を中心に守り勝つよりも、打線で打ち勝つ野球こそが西武が目指すべきスタイル。
投手陣が破綻しているのならまだしも、ある程度のレベルにある現状を考えると、投手の優先度はそこまで高くはない。
それと、高卒スラッガーを獲得して、森友哉の闘争心に火をつけて欲しいという願望もある。
正直彼の打撃の才能は西武の野手でNo.1。
球界でも5本の指に入るほどの打撃の才能を持つ。
そのせいではないが、私にはイマイチ森が本気で取り組んでいるようには見えない。
正確には、本気になれる相手がいなくて退屈している印象。
プロ一年目から二軍で無双し、一軍でも抜群の対応力を見せた森。
恐らく心のどこかで「プロってこんなもんか」という思いがあるだろう。
イチローの言葉を借りれば、「深いところで野球を舐めてる」。
そんな森に必要なのは強烈なライバルの存在。
しかも、清宮幸太郎 (早稲田実)、安田 尚憲 (履正社)、中村奨成(広陵)らの年下のチームメイトが加入すれば、いやがおうにも闘争心に火がつく。
恐らく森の野球人生で、チームメイトに自分より才能がある選手がいたことはない。
そんな森の目の前に強力なライバルが現れた時、どんな化学反応が起こるのか。
怪我があったとはいえ、2017年は規定未到達で本塁打はわずか1本の森。
本来であれば、4年目の今季は首位打者あたりの打撃タイトルを争っていなければならない存在。
年下の才能豊かな選手の加入に刺激されて、本気になった森がポテンシャルを最大限発揮した姿を見てみたい。
話がドラフト1位候補から逸れたが、その森に勝るとも劣らない才能を持つのが清宮幸太郎 (早稲田実)、安田 尚憲 (履正社)、中村奨成(広陵)。
上記の3名は肉体的ポテンシャルでは森を遥かに上回っている。
遅かれ早かれ球界を代表する選手に育つ才能を秘めているだけに、その才能を他球団では発揮して欲しくないというのが西武の正直な本音。
言い方は失礼になるが、田嶋 大樹 (JR東日本)、東 克樹 (立命館大)レベルの投手は毎年必ず一人はいるレベルのドラフト1位(それでも十分凄い)。
しかし、清宮幸太郎 (早稲田実)、安田 尚憲 (履正社)、中村奨成(広陵)レベルになると数年に一度、清宮に至っては数十年に一度のレベル。
競合必須だが、次代のライオンズを担う選手を獲得して欲しい。
そして、彼らがライオンズの一員として、メットライフドームのスタンドにアーチを描き、スタンドを沸かせる姿を見てみたい。
まとめ
ドラフト2以降は独自路線の指名で話題を呼ぶ埼玉西武ライオンズ。
ただ、1位指名に関してはその年の大物を競合覚悟で指名してきた歴史がある。
その結果、古くは清原和博、松坂大輔、近年では大石達也、菊池雄星を引き当てている。
2017年のドラフト会議でも目玉選手の指名が濃厚。
埼玉西武ライオンズの未来を担う大物選手の指名&獲得に期待したい。
それでは、さようなら!
【2017年プロ野球ドラフト会議】結果速報一覧と球団別採点!
追記 ドラフト1位公言!
2017/10/25追記
埼玉西武ライオンズはドラフト会議前日の25日、JR東日本・田嶋大樹投手(21)の1位指名を表明。
西武は25日、都内で編成会議を行い、26日のドラフト会議でJR東日本・田嶋大樹投手(21)の1位指名を表明した。
会議終了後に渡辺久信シニアディレクター(SD)兼編成部長が取材に対応し、「我々埼玉西武ライオンズは、JR東日本の田嶋大樹選手を1位指名することに今日、決定しました」と説明。指名理由については「今年のライオンズの戦力を鑑(かんが)みても、最重要補強ポイントというところで先発投手、特に左投手というところで田嶋投手を指名することにしました」と話した。
また、競合となった場合は渡辺SDがくじ引きを担当することが決定。09年には花巻東高・菊池、10年には早大・大石をそれぞれ6球団によるくじ引きで引き当てた幸運の持ち主だが「自信はない。運命に任せます」と気を引き締めていた。
田嶋投手に関してはオリックス・バファローズもドラフト1位を公言。
現時点では2球団以上の競合がほぼ確実となった。
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