どうも、はろーぐっばいです。
今日は日本人が観るべきおすすめ第二次世界対戦・太平洋戦争映画と本をご紹介します。
※映画以外にもどうしても観て欲しいドラマ、映像、漫画も数作含んでいます。
私は右翼、左翼などの思想的な信条やこだわりがあるわけではありません。
ただ、長崎県出身ということもあり、幼い頃から戦争について学んだり、考える機会が非常に多かったです。
そんな私がこれまで見て勉強になった、考えさせられた作品を通して、日本人の方に一人でも多く戦争について考えるきっかけになればと思い記事にしました。
ぼんやりと戦争映画を観たい、戦争について学びたいという方に参考にして欲しいです。
目次
映画・ドラマ・映像
私は貝になりたい
高知の漁港で理髪店を営む清水豊松は、愛する妻・房江と一人息子の健一とともにつましくも温かな家庭を築いていた。そんな彼の元にもついに赤紙が届き、中部軍の部隊へと送られる。やがて終戦を迎え、ようやく家族との再会を果たした豊松だったが、2人目の子どもを授かった矢先、今度はMPに捕らえられてしまう。容疑は従軍中の捕虜殺害。絶対服従の上官命令に従っただけの豊松は無実を主張するが、非情な判決が下され…。
引用:Amazon | 私は貝になりたい スタンダード・エディション [DVD] | 中居正広, 仲間由紀恵, 柴本幸, 西村雅彦, 平田満, 福澤克雄 | ドラマ 通販
過酷で、かつ異常な状況で命じられた殺人指令。
そして、その後待ち受けていた非常な判決。
戦争の悲惨さと、それに巻き込まれた一市民の悲劇。
戦争が終わった後も戦争に苦しめられた人がいた様子が描かれています。
パールハーバー
『アルマゲドン』のジェリー・ブラッカイマー製作、マイケル・ベイ監督が再びコンビを組み、日本軍の真珠湾攻撃を舞台に、男女の切ない愛を描いた戦争大作。レイフは恋人を親友に託しヨーロッパの戦地へと向かうが…。
色々な説がある真珠湾攻撃をアメリカの視点から描いた作品。
事実どうだったのかはわかりませんが、対戦国には真珠湾攻撃がどう捉えられているのかを知ることができます。
私がハワイに行った時、パールハーバー付近では、笑ったりするなとアドバイスを受けました。
もし、原爆ドーム付近でアメリカ人の方がヘラヘラしていたら、恐らく大多数の日本人はいい気がしませんからね...
硫黄島の手紙からの手紙
2006年、硫黄島。地中から発見された数百通もの手紙。それは、61年前にこの島で戦った男たちが家族に宛てて書き残したものだった。届くことのなかった手紙に、彼らは何を託したのか。
戦況が悪化の一途をたどる1944年6月、日本軍の最重要拠点である硫黄島に新たな指揮官、栗林忠道中将が降り立った。
硫黄の臭気が立ち込め、食べ物も飲み水も満足にない過酷な灼熱の島で掘り進められる地下要塞。このトンネルこそが、圧倒的なアメリカの兵力を迎え撃つ栗林の秘策だった。最後の最後まで生き延びて、本土にいる家族のために一日でも長く島を守り抜け―。「死ぬな」と命じる栗林の指揮のもと、5日で終わると思われた硫黄島の戦いは36日間にも及ぶ歴史的な激戦となる。61年ぶりに届く彼らからの手紙。そのひとりひとりの素顔から、硫黄島の心が明かされて行く…。
クリント・イーストウッド監督作で、主演は日本人の二宮和也、渡辺謙、中村獅童、加瀬亮らが中心。
内容の素晴らしさもさることながら、日米合同で、太平洋戦争映画を作り上げた事実に感動しました。
今後、日米両者が歩み寄って歴史認識をすり合わせていくことに希望が持てる作品です。
永遠の0
百田尚樹のベストセラー小説を岡田准一主演で映画化。司法試験に落ちて進路に迷う佐伯健太郎。祖父とは血の繋がりがなく、血縁上の祖父が別にいることを知った彼は、太平洋戦争で零戦パイロットだった実の祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。
引用: Amazon CAPTCHA
人間爆撃機・通称ゼロ戦。
戦争の悲惨さにたった一人立ち向かった凄腕のパイロットの祖父が戦いを避けた理由とは。
平成に生きる孫世代が、様々な人に話を聞きながら祖父の過去、ひいては戦争について調べていくストーリー構成が秀逸。
この作品を通して、一人でも多くの戦争を知らない世代が自分なりに戦争について調べるきっかけになったらなと感じさせられます。
ビルマの竪琴
ビルマ戦線の戦没者を弔うため、自ら僧侶となりビルマに残る決心をする日本兵“水島上等兵”の姿を描いた、市川昆監督が贈る珠玉の感動作。
戦争で傷つき、心を痛めた兵士・水島は自らの行為を悔やみ、僧侶に。
戦争が与える後遺症は、兵士にも及びます。
しかも、肉体的だけでなく、精神的にも。
PTSD、心的外傷後ストレス障害。
別の戦争になりますが、ベトナム戦争経験者のアメリカ兵は、今なお年間6500人の自殺者がでていると言われます。
戦争が兵士に与える心の傷跡の深さを教えてくれる映画です。
戦場のメリークリスマス
1942年、ジャワの日本軍俘虜収容所。まだ夜が明けきらない薄闇の中、日本軍軍曹ハラは英国軍中佐ロレンスを叩き起こす。朝鮮人軍属が白人俘虜を犯すという破廉恥な事件が起きたため、ハラが独断で処分する立会い人として、日本語を自由に操るロレンスが必要だったのだ。そこに収容所長のヨノイ大尉の気合が響く。隙を突いて朝鮮人軍属は銃剣を自らの腹に突き立てる。ジャカルタの軍事裁判で英国軍少佐セリアズが裁かれている。彼に熱い視線を送るヨノイ。茶番の処刑劇を経て、セリアズは収容所に移送される。そして、それがすべての厄災の始まりだった……。
戦争中の収容所という極限状態で出会った男たちの織り成す複雑なドラマを中心にして、西欧と日本の文化的衝突を豪華キャストで描き、世界を魅了した大島渚の超話題作。初の本格的な日英合作となった本作では、ニュージーランドのラロトンガ島に長期ロケを敢行。製作費16億円の大作にふさわしく、セリアズ役にデヴィッド・ボウイ、ヨノイ大尉に坂本龍一、粗暴なハラ軍曹にはビートたけしなど、独特の俳優起用で定評のある大島作品ならではのスターが揃った。カンヌ映画祭を沸かせた映画史の残るラストシーンに向けて、男たちの熱いドラマが始まる!
日本、英国、オーストラリア、ニュージーランドの合作映画。
様々な人種が入り混じる戦時中の収容所で衝突する、東洋と西洋の宗教観、道徳観、組織論。
極限状態になったとき、人間の価値観や行動はどう変容するのかが描かれています。
プライベート・ライアン
スティーブン・スピルバーグ監督が、戦争の恐ろしさを疑似体験させるようなシーンをリアルに描いた衝撃の戦争ドラマ。戦地に取り残された二等兵・ライアンを戦場から救出するため、ジョン・ミラー大尉は小部隊を編成し、敵陣深く侵入するが…。
第二次世界大戦時のノルマンディー上陸作戦が舞台。
日本にまつわる話だけでなく、西洋の戦争事情についても知って欲しくていれました。
スピルバーグ監督が”リアル”な映像にこだわったと語る通り、手足が吹き飛ぶ、内臓が飛び出る、炎に包まれて爆死する、海水が血の色に染まるなど、凄惨な映像が目に飛び込んできます。
こんな状況が続けば、容易に人間の心が壊れてしまうことが、いやとうほど理解できます。
大地の子
山崎豊子原作による小説「大地の子」をドラマ化作品、全6巻を収録したDVD-BOXセットが登場!中国残留孤児の少年が戦後をたくましく生き抜いていく姿を描く。出演は仲代達矢、上川隆也ほか。
中国残留孤児陸一心(ルー・イーシン)の波乱万丈の半生を描いた物語。
日米対決のイメージが強い第二次世界大戦ですが、日本とアジアの関係も忘れてはいけません。
日本人であるというだけで、いわれなき差別を受けたり、身分を隠したりしなければいけなかった過酷な境遇。
戦争によって、引き裂かれた親子と兄妹の数十年の時を経た再会。
最後に主人公が言い放った言葉は、一生忘れられない胸を打つセリフです。
ほたるの墓
スタジオジブリの高畑勲監督による、太平洋戦争のさなか、空襲で母親と家を失った幼い兄妹に降りかかる悲運を描いた感動の名作。
説明不要のジブリの名作。
高畑勲監督は「反戦アニメなどでは全くない、そのようなメッセージは一切含まれていない」 とコメントしていますが、やはり戦争の悲惨さや、当時の状況を知る上で参考になる作品。
毎年夏に金曜ロードショーで放送され、今なお高視聴率を記録していることからも、日本人が第二次世界大戦に高い関心を持っていることが伺えます。
映像の世紀
20世紀は人類が初めて歴史を「動く映像」として見ることができた最初の世紀です。映像は20世紀をいかに記録してきたのか。
世界中に保存されている映像記録を発掘、収集、そして再構成した画期的なドキュメンタリーのシリーズ。
活字とはひと味違った映像ならではの迫力と臨場感あふれる映像で20世紀の人類社会を鮮やかに浮き彫りにします。"
作られた映像ではなく、 本当にあった人類史の映像記録を集めたドキュメンタリー。
扱っているのは第二次世界大戦だけではありませんが、なぜ人類が戦争に向かっていったのか、戦争の過酷さを今の世に伝えてくれる作品です。
映像はもちろん、銃声も痛いほど耳に残ります。
一番印象に残っているのは沖縄戦争で、死を悟って崖から心中する親子の映像です。
目を覆いたくなりますが、現代人が目を背けてはいけない人類の負の歴史が映し出されています。
本・漫画
はだしのゲン
著者の体験をもとに、強く明るく生きる少年・中岡元の姿を通して、原爆の恐ろしさ、命の尊さ、そして平和への強い願いが込められた名作。
小学生の頃に夢中になって読んだ不朽の名作。
こども目線で、戦争が与えた苦しみや辛さ、そんな中で感じられる幸せなどがリアルに描かれています。
ヒロポン、ギブミーチョコレート、竹やり、非国民...
様々な言葉を覚えたのもこの漫画からでした。
なぜアメリカは、対日戦争を仕掛けたのか
ルーズベルトが周到に敷いた開戦へのレール。そうとも知らず和平を願い、独り芝居を演じる日本政府。この教訓から、今日、何を学ぶか!?本書は日米両国の記録を用いて、日米開戦にいたるまで、東京とワシントンにおいて何が起こっていたのか、時系列的に対比したものである。
なぜ戦争は起きたのか。
日米間の記録をもとに、新たな側面を浮き彫りにします。
この本に書かれていることが全て正しいとは思いません。
ただ、教科書やテレビで放送されていることだけを鵜呑みにするのもよくありません。
別の角度から戦争認識をするためにも、手にとって欲しい一冊。
かよこ桜
“いきたくないけど”といいながら、かよ子が学校へ出かけた日、原爆がおとされた。“なぜとめなかったのだろう”母は、自分をせめながら、平和の願いをこめて、桜の苗木をうえるのだった。被爆体験をもつ作者が、万感をこめてつづる本当の話。
長崎の原爆で亡くなった林嘉代子さんにちなんだ「かよこ桜」。
残された母が桜の苗木に残した思いとは、娘だけへの思いではありません。
戦死者への鎮魂、平和への祈り。
小学生の頃に、学校の教材として使用した忘れられない物語です。
焼け野原だった日本で、毎年桜を楽しめることに感謝しかないです。
日本のいちばん長い日
昭和二十年八月六日、広島に原爆投下、そして、ソ連軍の満州侵略と、最早日本の命運は尽きた…。しかるに日本政府は、徹底抗戦を叫ぶ陸軍に引きずられ、先に出されたポツダム宣言に対し判断を決められない。八月十五日をめぐる二十四時間を、綿密な取材と証言を基に再現する、史上最も長い一日を活写したノンフィクション。
原爆投下後、即戦争終了のイメージを持っている方も多いでしょう。
実際はその後、様々なやりとりが濃密に行われていました。
ポツダム宣言に至るまでの日本が行った智謀策略の数々が明らかにされたノンフィクションです。
経済で読み解く大東亜戦争
日本は70年前も「資本主義」の“強国”だった。「金本位制」復帰による「世界恐慌」で瀕死の欧米、「共産革命」のソ連&中国…。グローバル経済の荒波に立ち向かった日本の苦闘を“経済的視点”で描く。
戦争は経済にも大きな影響を与えています。
戦争の勝敗を大きく左右するものでもあります。
軍需産業で成り上がった企業も歴史上多数存在します。
そんな戦争にまつわるお金の話を通して、新たな戦争認識を高めてみるのも大事な観点です。
國破れてマッカーサー
アメリカによる「占領」は未だ終わらざる日本の惨敗物語だ。米政府の極秘資料をもとに、占領政策の欺瞞を暴き、日本人の変節を問う。平和と民主主義の代償として憲法第九条の中に埋葬された日本人の誇りを取り戻すために、いま明かされる「占領の真実」。
日本の戦後を語る上で、切っても切り離せないマッカーサー元帥。
敗戦後の日本に対してアメリカは何を行ったのか、アメリカが見た日本人とは何だったのか。
パール判事の日本無罪論
第二次大戦後、A級戦犯を裁くために開かれた東京裁判で、11人の判事中唯一人「被告人全員無罪」を主張したのがインドのパール判事だった。「東京裁判は、勝者が作った事後法によって、敗者だけを断罪した違法裁判である」。当時は読み上げることも許されなかったパール判決文をもとに、裁判の真実に迫ったベストセラー『パール判事の日本無罪論』(小学館文庫)を新書化。マッカーサーも認めた不正を、なぜ日本人だけが知ろうとしないのか。
実は日本人が一番知っておかなければならないインド人はガンディーではなく、パール判事なのかもしれません。
基本的に敗戦国は裁判では不利になります。
そんな中で日本の無罪論を唱えてくれたパール判事。
靖国神社には、そんなパール判事の功績をたたえて、パール博士顕彰碑が建てられています。
もちろん、それだけで日本が無罪だとは言い切れません。
ただ、日本=悪ではないとする考え方や論拠を知ることも非常に大切。
多角的に第二次世界対戦・太平洋戦争を知るためにも、必読の一冊であり、人物です。
まとめ
いかがでしょうか。
正直私自身まだまだ勉強不足です。
28歳になってその程度の知識や思考力かよと思われる方もいらっしゃるでしょう。
ただ、人類が何百、何千年をかけても止めることが出来ない戦争をたかだか数十年で理解することの方が難しいです。
大事なのは一人一人が自ら進んで興味を持って、様々な角度から戦争について考えてみることではないでしょうか。
原爆が投下された8月6日、8月9日だけでなく、折に触れて戦争について考える機会を設けてみて欲しいです。
一つでも興味がわく作品があれば、是非手にとってみてください!
それでは、さようなら!
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