死ぬまで生きる問題

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甲子園千葉大会決勝は木更津総合が習志野を下し、2年連続6回目の夏!

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第99回全国高校野球選手権大会朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の地方大会は25日、千葉大会で決勝があり、木更津総合習志野に4―3で勝ち、2年連続6回目の選手権代表を決めた。

木更津総合は2度目の夏連覇となった。

目次

スタメン

木更津総合

打順 守備 名前 年 出身中学
1 一 山中稜真 2年生 横浜泉中央ボーイズ
2 右 細田悠貴 3年生 市原市立五井中
3 遊 峯村貴希 3年生 佐倉リトルシニア
4 捕 芦名望  3年生 横浜泉中央ボーイズ
5 三 野尻幸輝 2年生 関ボーイズ
6 中 大木巴哉 3年生 浦安リトルシニア
7 投 山下輝  3年生 木更津市立岩根西中
8 左 綿田将也 3年生 調布リトルシニア
9 二 小池柊稀 1年生 千葉市立磯辺中

習志野

打順 守備 名前 年 出身中学
1 三 池田来翔 3年生 京葉ボーイズ
2 遊 石田瑛平 3年生 成田ボーイズ
3 右 菅谷友紀 3年生 柏市立富勢中
4 中 吉野海都 3年生 佐倉リトルシニア
5 一 松本凌  3年生 東練馬リトルシニア
6 左 関口諒  3年生 九十九リトルシニア
7 捕 川島直之 2年生 九十九リトルシニア
8 投 山下賢人 2年生 -
9 二 鈴木空吾 2年生 佐倉リトルシニア

試合結果

学校名    1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
木更津総合  1 0 0 2 0 1 0 0 0 4
習志野    0 1 0 2 0 0 0 0 0 3 

 

■投手
木更津総合:山下
習志野:山下→古谷→石川

 

本塁打

木更津総合:
習志野:

 

1回表に木更津総合は4番芦名のレフトへのタイムリーツーベースで1点を先制。

2回裏には習志野が9番鈴木のセンター前タイムリーで、すかさず同点に追いつく。

 

4回表に木更津総合は大木のタイムリーと古谷のワイルドピッチで、2点を勝ち越し。

4回裏に習志野は川島、鈴木のタイムリーで再び同点に追いついた。

 

6回表に木更津総合は無死2塁から犠打と相手送球エラーの間に三度勝ち越し。

 

木更津総合のエース山下が9回3失点の粘投で、試合を制した。

総評

千葉県を代表する強豪高校同士の決勝戦

習志野はここ7年間で4度目の決勝、木更津総合は6年間で4度目の決勝。

近年の千葉県高校野球界の中心的存在といえる両者。

 

吹奏楽部の大応援団が有名な習志野高校。

今年も完成度の高い、応援でQVCマリンフィールドを包んだ。

ただ、木更津総合もそれに負けない応援で対抗。

 

両校の応援団のハイレベルな戦いも試合を盛り上げた。

 

肝心な試合はさすが強豪同士の対決。

勝戦といえど、緊張することなく落ち着いてプレイした。

 

一番印象深いのはフライ処理。

強風と独特の風の流れが特徴的なQVCマリンフィールド。

プロでも風の影響で、フライを落球することがある。
この日の風の強さも10m以上。

そんな中、木更津総合習志野の両校ともしっかりと風を読んでフライを処理していた。

 

また打線の方も、センターから逆方向を中心とした打撃を徹底。

決して大ぶりすることなく、相手投手攻略に務めた。

 

言うは易く行うは難し。

 

勝戦の緊張感にのまれることなく、守備も攻撃も基本を徹底できていた点はさすが強豪校。

 

それともう一点目立ったのは習志野高校・小林徹監督の采配の思い切りの良さ。

投手が限界、乱調とみるやスパッと継投。

4回までに3投手をつぎ込んだ。

 

また、2点を勝ち越された4回裏の攻撃でも好采配が光った。

無死1塁、左投手山下、左打者関口の局面で小林監督が選んだ作戦はヒットエンドラン。

これが見事にはまって無死1・3塁のチャンスを作った。

結果、習志野高校は4回裏に同点に追いついた。

 

選手だけでなく、監督の采配力の高さも目立った試合。

 

両校とも甲子園でも十分に戦えるだけの戦力と総合力を有していた。

激戦区千葉県のレベルの高さを感じさせられる一戦だった。

両校で目立った・印象に残った選手

試合の中で私の印象に残った選手の雑感を語っていく。

木更津総合

山下輝 (投手) 3年 背番号1

プロ注目の左投手。

上から力強く投げ下ろす。速球は最速で145キロを計測するなど、コンスタントに140台の速球を計測。

また、テイクバックが小さく、フォームはコンパクトで、スムーズに体重移動が出来ている。

その影響から制球は非常に安定しており、内外角に投げ分けられる。

 

曲がり幅は小さめだが、手元で鋭く曲がるスライダーはカウント球としても、三振狙いの時にも使える。

スプリット気味の130キロ台のフォークを操れるのも魅力の一つ。

右打者の外に投げて三振を奪うだけでなく、カウント球としても自在に操っていた。

2回の2死1・2塁の場面で初球にスプリットでカウントをとったのには驚かされた。

 

 クイック、牽制も一定レベルにあり、実践力では秀岳館の川端よりも上の印象を受けた。

 

今後高いレベルに進んでも、比較的早い段階で頭角を現すだろう。

即プロならドラフト3~5位前後、大学経由ならドラフト上位候補になれるポテンシャルを秘めている。

峯村貴希(遊撃手) 3年 背番号6 

2年生時から甲子園でも活躍した、世代を代表する選手。

3番ショートで、主将を務めるチームの中心人物。

 

身長186㎝ 体重82㎏ 遠投95m 50m5秒9の大型遊撃手。

高校通算28本塁打と長打力も魅力の選手。

 

しかし、この試合は速球・変化球両方とも、対応に苦慮し、2三振を喫した。

1試合だけでは判断できないが、対応力に課題を残す結果となった。

 

個人的には即プロよりも大学に進学して、レベルアップを図った方が良いのかなという印象。

芦名望(捕手) 3年 背番号2

この試合、木更津総合の野手で一番目立ったのは4番・捕手の芦名。

初回に先制タイムリーを放ち、3度盗塁を刺すなど、好守に存在感を示した。

特に盗塁阻止は習志野のランナーを余裕でアウトにし、強肩とスローイングの正確性が目立った。

 

山下のスライダー、スプリットを逸らすことなく、止め続けるなど、安定したキャッチングも光った。

習志野

山下賢人(投手) 2年 背番号13

二年生ながら先発を任された右腕。

4回途中2失点で降板となったが、落ち着いたマウンドさばきを披露した。 

ストレートは120キロ台、スライダーは100キロ台。

 

特に印象深いのはスライダーの曲がり方。

曲がりの大きさもさることながら、打者の手元で鋭く変化していた。

これだけのスライダーを投げられる投手はそうそういない。

今後身体が大きくなった時にスピードが増してくれば、スライダーももっと活きてくる。

 

来年が楽しみな逸材。

鈴木空吾(二塁手) 2年 背番号4

小柄な9番打者だが、好投手左腕・山下から二度の同点タイムリーを放った。

しかもいずれも会心の当たり。

 

守備でも6回無死1・3塁の局面でセカンドゴロが飛んできた際に、ホームへ低いストライク送球で3塁ランナーを刺した。

 

大舞台で好守にいかんなく力を発揮した。

川島直之(捕手) 2年 背番号2

2年生ながら習志野の正捕手を務める逸材。

 

パスボール、走塁ミスがあった一方で、好投手山下のインローの直球に対応してフェンス直撃のタイムリー、二度の盗塁阻止など、良い面も悪い面も出た。

 

3投手を懸命にリードし、3投手それぞれの良さを引き出すなど、キャッチャーとしての潜在能力の高さも示した。

3番手投手・石川のカーブが良く、相手打者が合っていないとみると、カーブを連投させた点は、好リードだった。

 

まだまだ荒削りだが、来年のチームを引っ張る存在になっていくだろう。

甲子園で期待すること

甲子園ベスト16以上を狙えるだけの戦力。

チームとして相手に挑む術を知っているだけに、強敵相手にも十分に戦える。

 

千葉県勢としては平成初の甲子園優勝に期待したい。

まとめ

勝戦にふさわしいナイスゲーム。

好守の局面で積極果敢に仕掛けていくプレイは見ていて非常に面白かった。

強い相手と戦う時にいかにして戦うべきかを教えてくれるものだった。

 

今後も両校が千葉県の高校野球界を牽引していってくれることに期待したい。


それでは、さようなら!

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