死ぬまで生きる問題

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甲子園熊本大会決勝は秀岳館が九州学院を下し、2年連続3回目の夏!

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第99回全国高校野球選手権大会朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)の地方大会は24日、熊本大会で決勝があり、秀岳館九州学院に3―1で勝ち、2年連続3回目の選手権代表を決めた。

甲子園は4季連続の出場となる。

目次

スタメン

秀岳館

打順 守備 名前 年 出身中学
1 中 竹輪涼介 3年生 武雄中
2 遊 半情冬馬 3年生 直方ボーイズ
3 一 木本凌雅 3年生 枚方ボーイズ
4 三 廣部就平 3年生 枚方ボーイズ
5 左 石井卓弥 3年生 那覇国際ポニーズ
6 二 渡辺瑠維 2年生 ヤンキース岡山
7 右 山下竜哉 2年生 糸島ボーイズ
8 捕 幸地竜弥 3年生 玉城中
9 投 川端健斗 3年生 南都ボーイズ

九州学院

打順 守備 名前 年 出身中学
1 遊 川野涼多 1年生 熊本市立託麻中
2 中 田上将太 3年生 熊本北リトルシニア
3 捕 村上宗隆 3年生 熊本東リトルシニア
4 右 工藤康紀 2年生 -
5 二 緒方敬亮 2年生 熊本東リトルシニア
6 左 木村颯  2年生 熊本市立託麻中
7 一 藤嶽佑大 3年生 -
8 三 友田佑卓 1年生 -
9 投 田尻裕昌 2年生 九州学院

試合結果

学校名  1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
秀岳館  1 0 0 0 0 0 0 0 2 3
九州学院 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 

 

■投手
秀岳館         川端、田浦
九州学院   田尻

 

本塁打

 

左の本格派秀岳館・川端VS右の技巧派・田尻の投げ合い。

 

1回裏に九州学院は川端の乱調につけこみ押し出し死球で1点を先制。

2回表には秀岳館は石井の3塁打と渡辺の犠牲フライで1点を返しすかさず同点に追いつく。

 

その後は両チームチャンスを作るも一本が出ない展開が続いた。

 

9回表に秀岳館が2死2・3塁から1塁への内野安打と相手のエラーの間に2点をとって勝ち越し。

最後はリリーフエース田浦が締めて試合を制した。

総評

熊本県を代表する全国レベルの強豪高校同士の決戦。

2年連続同一カードでの決勝となった。

 

両校とも甲子園に出場すれば少なくともベスト16~8までいけるだけの実力はある。

特に打線はどこからでも長打を狙える選手がスタメンに名を連ねており、下位打線でも気が抜けない。

お互い全国トップレベルの打線を擁している。

 

強豪高校らしく守備も安定していた。

勝負所の好プレーも目立ち、ランナーが少しでも離塁していれば素早い送球を送るなど、相手の隙を見逃さない姿勢はさすがの一言。

 

その反面気になったのは両チームの攻撃。

狙い球を絞ったり、セーフティを狙ったりなどチームで徹底して相手投手を攻略する姿勢があまり見受けられなかった。

 

そう簡単に攻略させない両チームのバッテリーレベルが高いと言われればそれまでだが、やや工夫が足りない印象。

選手個々のポテンシャルが高いチームだけに、自由に打たせるのはわかるが、そこをもっと徹底出来ればもっと高いレベルの投手を早い段階で攻略できる。

 

秀岳館に関しては鍛治舎監督不在が響いたかもしれない。

鍛治舎監督は、20日の準々決勝で熊本国府に勝って4強入りを決めた後、21日の練習中に突発性の不整脈により救急車で運ばれ、入院したという。秀岳館は23日の準決勝前に監督の変更届を県高野連に提出した。

 

甲子園では是非チームで徹底した戦略を見せて欲しい。

これだけの能力を持った選手たちの集まりなので、チーム戦略を実践できるだけの対応力もあるだろう。

 

どちらか1校しか甲子園に行けないのが非常に惜しまれる完成度の高い2チームだった。

 

中でも九州学院はスタメン9人の内6名が2年生以下。

来年も非常に楽しみなチーム。

今回の悔しさを来年にぶつけて欲しい。

両校で目立った・印象に残った選手

試合の中で私の印象に残った選手の雑感を語っていく。

秀岳館

川端健斗 (投手) 3年 背番号1

プロ注目の左投手。

速球は最速で146キロを計測するなど、コンスタントに140後半台の速球を連発。

またスピードだけでなくキレもあり、強力九州学院打線が押し込まれていた。

 

スライダーのキレも抜群で、追い込んだら右打者の外にチェンジアップを放るなど変化球のレベルも高い。

4回までに8奪三振を奪うなど奪三振力も高い。 

 

制球力にやや難を残すため、今後高いレベルで戦う上で課題となる。

 

この試合で最もプロに近い選手。

即プロならドラフト3~4位前後、大学経由ならドラフト1~2位候補になるポテンシャルを秘めていた。

田浦文丸(投手) 3年 背番号10 

2番手として7回から登板した秀岳館の二枚看板の一角。

去年の夏の決勝でも登板し、甲子園でも好投するなど経験豊富な投手。

 

川端と比べて小柄だが、140キロ台の速球をビシビシ投げ込む力投型。

球質は剛球タイプといった重さを感じさせるものだった。 

チェンジアップも自在に操るなど、川端よりも実践型の投手。

 

大学、社会人に進んで力をつければ、プロでもリリーフ型の投手として活躍できる素地はある。

これまた今後が楽しみな逸材。

渡辺瑠維(二塁手) 2年 背番号4

スター軍団の秀岳館にあって一番動きの良さを見せた大型二塁手

 

初回に二遊間の難しいゴロを難なくさばき、正面のイレギュラーバウンドのゴロも素早く反応するなど、俊敏性が光った。

 

また打撃でもインコースの難しいボールを詰まりながらもセンターに大飛球を飛ばして犠牲フライを放つなどパンチ力を持ち合わせる。

 

アウトにはなったものの、6回二死満塁の打席では九州学院バッテリーの配球を読み切って、アウトコースの球を強引に踏み込む読みの鋭さを見せた。

前の打席で右打者に連続死球を出しているのをみて「インコースはもう投げきれない」と考えての読みは流石だ。

 

来年以降の成長が楽しみな二年生だ。 

九州学院

田尻裕昌(投手) 2年 背番号1

 右のサイド気味の位置から緩急をつけた投球で相手を抑え込む投手。

速球は120キロ台、変化球は100キロ台と川端と比べると20キロずつスピードは落ちるがサイドのコーナーを丁寧について打者に自分のスイングをさせない。

 

デットボールを与えても、ピンチでも、強打者でも動じず強気にインコースを攻められる技術と気持ちの強さを持ち合わせる。

 

流石名門高校エースナンバーを2年生ながら背負うだけはある。 

 

身体が出来てきて速球が130キロ台を超えるようになればますます打ちづらい投手に変貌を遂げるだろう。

村上宗隆(捕手) 3年 背番号2

一年生の頃から名門九州学院の4番を任された左の強打者。

当時は東の清宮、西の村上と注目を集めた。

 

3年生では主将・3番・捕手になり、まさにチームの大黒柱。

高校通算52本塁打を誇る左の大砲。

 

秀岳館が誇る左の二枚看板相手には抑えこまれてしまい、高いレベルの投手への対応力に課題を見せた。

 

この試合は打撃以上に捕手としての活躍が目立った。

軟投派の田尻を懸命にリードし、インサイドワークの巧みを見せた。

また大きなジェスチャーで投手を鼓舞するなど、投手への気配りも併せ持つ。

 

ランナー1塁で、アウトコースに構えている際に投手が牽制を送った際は瞬時にインコースに構えて打者に配球を見せないようにするなど、細やかな一面もあることには驚かされた。

 

高いレベルで捕手を続けるかは微妙なところだが、捕手の経験が打撃の読みにつながればと期待したい。

現時点でもプロから下位指名を受けるだけの素質はある。

是非高卒でプロに進み、スケールの大きい打者に成長して欲しい。

緒方敬亮(二塁手) 2年 背番号4

2年生ながらチームの中心の5番セカンドを任される。

左打席での鋭いスイング、軽快な守備とセンスの高さを感じさせられた。

 

秀岳館の渡辺とは同学年の2年生同士。

熊本県だけにとどまらず、全国レベルの二塁手になれるようお互い切磋琢磨して欲しい。

甲子園で期待すること

甲子園ベスト8以上を狙えるだけの戦力。

特に高校トップレベルの左腕を2人抱えるのは他校にはない強み。 

 

課題は好投手をチームとして攻略出来るか。 

全国トップレベルの投手を相手にどこまでチームとして徹底できるか。

それさえできれば悲願の全国制覇も見えてくる。

まとめ

さすが熊本、九州を代表する両校の激突。

互いの意地と意地がぶつかり合う熱戦となった。

 

今後も続いていくであろう強豪同士のライバル関係に目が離せない。

ナイスゲームをありがとう!


それでは、さようなら!

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