このページではマラソン初心者の方におすすめの全国人気マラソン大会をご紹介します。
最初に初心者がマラソン大会を選ぶ上でのポイントも解説しますので、併せてご覧になってください。
マラソン大会に参加してみたいけど、どの大会に参加していいのかわからない方に参考にしてください。
初心者がマラソン大会を選び際の4つのポイント
マラソン大会は大会によって様々な種類があります。
制限時間、コース、参加人数、参加費、参加賞などなど。
これらの様々な要素を総合的に考慮して、マラソン大会ごとに初級、中級、上級者のレベルわけをすることができます。
自分のレベルに合った大会に参加しないと好タイムどころか完走すら出来ないケースもあります。
具体的に初心者ランナー(ここでは目標設定タイムが4時間以上もしくはフルマラソン未経験者とします)が大会を選ぶ上でのポイントは下記の5つです。
【初心者ランナーが大会を選ぶ際に意識すべき5つのポイント】
- 制限時間
- 平坦なコース
- 季節(11~4月)
- 参加人数
- 大会の歴史が長い
一つずつ順を追って説明していきます。
1.制限時間
マラソン大会には出場資格と制限時間があります。
上級者向けのマラソン大会になると出場資格と制限時間が非常に短いです。
例えば別府大分毎日マラソンは出場資格が3時間30分以内、制限時間が40km時点で3時間20分。
市民ランナーの3割未満しかいないとされるサブフォー(4時間内完走)ランナーですら
別府大分毎日マラソンは完走できない計算になります。
そもそも参加資格すらないのです。
箱根駅伝で、制限時間内に通過しないと繰り上げスタートになります。
箱根駅伝と同様に制限時間内に通過できないと完走することができないのです。
ですので、出場する大会を選ぶ際は自分が目標するタイムでも参加できる大会を選びましょう。
ちなみに制限時間には途中のポイント、最後のゴールなど複数ある場合もあるので注意してください。
具体的な目安タイムですが、本番は何があるかわからいなので、制限時間が目標タイム+1時間がいいです。
目標タイムが制限時間と近すぎると精神的にもきついのでおすすめできません。
もちろん自分を追い込みたいタイプはあえて制限時間が短い大会を選ぶのも手です。
2.平坦なコース
次に重要なのがコース選びです。
坂道が少ない平坦なコースを選んでください。
人によっては下り、登り坂が好きなどあると思いますが、やはりおススメは平坦なコースです。
42km近くもアップダウンを繰り返すと脚への負担は相当なものです。
出来れば全て平坦なコース、最低でもレース後半から平坦になるコースを選びましょう。
後半に坂道はかなりきついです。
具体的には高低差10mがおすすめのフラットなコースです。
最低でも高低差が15mほどに収まるコースが初心者には理想的。
大会公式サイトやマラソン大会のエントリーサイトにはコースマップやフラット度合いが記載されていますので、必ず確認してください。
3.季節(11~4月)
マラソンを走るうえで重要なのが季節です。
基本的に夏場の暑い時期はタイムが出づらくなっています。
夏より冬にマラソン大会が多いのはこのためです。
涼しい季節の11~4月の大会に参加しましょう。
人気のマラソン大会は11~4月に集中しており、大会数も多いので、エントリーしやすいのもおススメポイントです。
4.参加人数
参加人数の多さは1~3ほどではないのですが重要です。
マラソンは非常に孤独なスポーツと言われています。
42.195kmを1人で走り続けるのはなかなか精神的にきついのです。
そういう時に周りにランナーがいると、お互い声をかけて励ましあったりしながら走れるので、精神的に楽になれます。
また人が多ければ多いほど、自分の目標になるペースメーカーを見つけやすいので、走りやすいです。
もし可能ならスタート前に目標タイムを聞いて、自分と同じ目標の人を探しておくといいでしょう。
そもそも参加人数が多い大会は初心者ランナーでも参加出来るような制限時間になっていることが多いので、参加人数が多い=初心者向けと考えてもいいです。
5.大会の歴史が長い
マラソン大会の歴史の長さも一つの目安です。
人気のないマラソン大会は運営が厳しくなって開催しなくなるケースがあります。
諸事情あるのでしょうが、長く続いている=人気があると言えます。
人気があるということはそれだけ参加者にとって良いことが多いともいえます。
コースの走りやすさや景色の美しさ。
それと見逃せないのは運営側の運営力です。
マラソン大会はランナーだけで数万人、それらの家族や友人などを含めると非常に多くの方が大会に参加します。
運営がぐだぐだだとランナーは走ることに専念できませんし、なにより楽しくないです。
長い歴史がある大会はそれだけ運営側の経験とスキルもしっかりしていますので、マラソン大会歴の長さも一つのポイントです。
もちろん5年前後の歴史でも魅力的な大会はあるので、あくまで一つの目安です。
おすすめの全国人気マラソン大会一覧
ここからはおすすめの 大会を関東と関東以外に分けて紹介していきます。
いずれも制限時間6時間以上でマラソン初心者向けの平坦なコースとなっています。
関東
東京マラソン
言わずと知れた日本最大のマラソン大会。
参加数35,500人ですが、抽選に当選するのが非常に難しいことで知られます。
芸能人や海外からの参加者も多く、東京都内を回るので、思い出にも観光にもなります。
初めてのマラソン大会には記念になるような大きな大会に出るのも手です。
【大会概要】
- 大会名: 東京マラソン
- 場所: 東京
- 開催時期:2月
- 参加資格:大会当日満19歳以上(6時間40分以内に完走出来る者)
- 制限時間:7時間
横浜マラソン
東京マラソンに次ぐ人気と規模を誇る日本を代表する大会です。
「みなとみらい」「赤レンガ倉庫」「山下公園」「横浜スタジアム」といった横浜を代表する観光スポットを巡るコースが人気になっています。
【大会概要】
大会名:横浜マラソン
場所: 神奈川
開催時期:3月
参加資格:大会当日満19歳以上(6時間以内に完走出来る者)
制限時間:6時間
ちばアクアラインマラソン
東京湾アクアラインを走れる大会。
海を見ながら走れる爽快感と景色の良さが人気の大会です。
【大会概要】
大会名: ちばアクアラインマラソン
場所: 千葉
開催時期: 10月
参加資格:大会当日満18歳以上
制限時間:6時間
かすみがうらマラソン
日本国内第二位の湖である霞ヶ浦の北を周回するコースです。
開催時期が春なので、菜の花畑など春の景色を眺めながら楽しめる大会です。
気候も暖かく、大会運営がしっかりしているため、初心者にはおすすめの大会です。
【大会概要】
大会名: かすみがうらマラソン
場所: 茨城
開催時期:4月
参加資格:特になし
制限時間:6時間
板橋Cityマラソン
荒川沿いを走るコースで、平坦な道で走りやすいのも特徴です。
東京、横浜マラソンのようにがやがやしておらず、落ち着いた雰囲気の大会です。
大勢の人がいるのが苦手な方におすすめです。
【大会概要】
大会名: 板橋Cityマラソン
場所: 東京
開催時期:3月
参加資格:特になし
制限時間:7時間
富士山マラソン
山梨県の河口湖を走るコースです。
季節が秋なので、紅葉を楽しみながら走れるのもポイント。
なんといっても最大の魅力は富士山。
富士山の美しさを求めて海外からも多くのランナーが参加する国際的にも人気の大会です。
コースも比較的平坦なので、初心者でも走りやすいです。
【大会概要】
大会名: 富士山マラソン
場所: 山梨
開催時期:11月
参加資格:満18歳以上
制限時間:6時間
関東以外
名古屋ウィメンズマラソン
女性しか参加できない女性限定マラソン。
2012年の第1回大会には13,114人がレースに出走して、世界最大の女子マラソンとして「ギネス世界記録」に認定されました。
2013年以降、毎年記録を更新し続け、現在は2017年大会に更新した19,857人がギネス世界記録として認定されています。
最大の売りは完走賞。
完走者全員にティファニーのペンダントが贈呈されます。
女性ランナー対策として大量の仮設トイレが用意されるなど、女性ランナーへの配慮も魅力の一つ。
【大会概要】
大会名: 名古屋ウィメンズマラソン
場所: 愛知
開催時期:3月
参加資格:満19歳以上の女性
制限時間:7時間
奈良マラソン
奈良市と天理市を巡るコースです。
平城宮跡、興福寺、東大寺など観光名所を巡りながら走れるのが最大の魅力の魅力。
12月開催なので、気温が低いのが唯一の欠点。
2016年の奈良大会は10.7度の中で開催されました。
寒いのが苦手な方は要注意です。
【大会概要】
大会名: 奈良マラソン
場所: 奈良
開催時期:12月
参加資格:満18歳以上
制限時間:6時間
福岡マラソン
九州で一番の人気を誇る西日本最大級の規模のマラソン大会です。
福岡の中心地である天神をスタートして、湾岸沿いを走りながら福岡の街並みを楽しめるコースになっています。
高低差が30m近くあるのだけ注意してください。
【大会概要】
大会名: 福岡マラソン
場所: 福岡
開催時期:11月
参加資格:満18歳以上
制限時間:7時間
鹿児島マラソン
西郷隆盛像を始めとした鹿児島の観光地を巡るコースです。
雄大な桜島を遠くに望めるため鹿児島の自然を堪能できます。
気候も3月なので暖かく、高低差も20m内でアップダウンも少ないので初心者にはおすすめの大会です。
【大会概要】
大会名:鹿児島マラソン
場所: 鹿児島
開催時期:3月
参加資格:満18歳以上
制限時間:6時間30分
ホノルルマラソン
12月開催ですが、ホノルルの気候はもちろん温暖。
正式大会名は「JALホノルルマラソン」となっており、参加者の過半数は日本人です。
スタートはam5:00ですが花火が街中で鳴り響き一種のお祭りに近いです。
沿道の人から様々な補給食の差し入れがあり、地域の子供たちの多くがボランティアに参加しています。
海外沿い走っている時にみる朝日の美しさは格別なものがあります。
【大会概要】
大会名: ホノルルマラソン
場所: ホノルル(ハワイ)
開催時期:12月
参加資格:満7歳以上
制限時間:無期限
2015ホノルルマラソン完走の感想 コース難易度と芸能人目撃情報
マラソン大会を検索、エントリーするには
マラソン大会にエントリーするには大きく分けて二つの方法があります。
一つは総合的にマラソン大会の情報を管理しているサイトからエントリー。
もう一つは大会の公式サイトから直接エントリー。
参加したい大会が決まっている方は公式サイトからエントリー、色んな大会を検索したい方は総合サイトで検索してください。
おすすめはRUNNETとマラソンインフォ。
この二つさえあれば日本全国全てのマラソン大会を網羅できます。
個人的にはマラソンインフォの方が検索速度が速くて、情報もスッキリしておすすめです。
両方とも初心者向けの大会という検索項目があるので、初心者の方はその中から選ぶのも手です。
地域や距離(ハーフ)などの検索項目もあるので、あなたの目的に応じて検索してみてください。
RUNNET→ はじめての出場!おすすめ大会 - RUNNET - 日本最大級!走る仲間のランニングポータル
マラソンインフォ→初心者でも安心フルマラソン - Marathon info | マラソン情報サイト
まとめ
どの大会もエントリー期限があるので、早めの申し込みをおすすめします。
また、最初に出場する大会を決めてしまえば練習への取り組む姿勢も変わります。
初心者の方は是非最初に参加する大会を決めてしまいましょう。
それでは、さようなら!
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