死ぬまで生きる問題

人はいつか死ぬんだから色々やってみようというブログです。主に野球(西武ライオンズ中心)、英語学習について書いています。youtubeでパワプロのゲーム実況もやってます!

2017年アニメ化!漫画・最遊記のあらすじと感想【ネタバレ少しあり】

おすすめ人気記事セレクション1. スタディサプリENGLISHは英会話初心者におすすめの勉強法!
2.全クレヨンしんちゃん映画ランキングベスト25【2017年最新作含む】
3.【レビュー】Amazon Echo Dotの感想、できること、使い方、おすすめポイント【セールで安い】
4.動画配信サービス(VOD)比較表と選ぶ際のポイントと注意すべき点4つ

どうも!はろーぐっばいです!

 

突然ですが、漫画・最遊記を読みました!

 

 

 以前から友人におすすめされていたいのですが、中々読む機会がありませんでした。

最近はアニメ化された影響からか、Twitter上で最遊記のことを話題にしている人を見かけることが増えてきました。

 

そろそろここらで読んでおくかってことで読んでみました。

 

では、さっそく感想をお話していきます!

最遊記って何?

概要

『最遊記シリーズ』(さいゆうきシリーズ)とは、峰倉かずや原作による漫画作品『最遊記』、『最遊記RELOAD』(さいゆうきリロード)、『最遊記RELOAD BLAST』(さいゆうきリロード ブラスト)、『最遊記外伝』(さいゆうきがいでん)、『最遊記異聞』(さいゆうきいぶん)の総称。また、それらを元に制作されたドラマCD(ラジオドラマ)、OVA、テレビアニメ、劇場アニメ、小説、コンピューターゲーム、舞台(ミュージカル)などといったメディアミックス展開を含めた作品群である。

引用:最遊記シリーズ - Wikipedia

 

既に連載開始から20年が経過している人気漫画シリーズ。

それが最遊記です。

途中エニックスのお家騒動などがあり、連載が休刊していた時期がありましたが漫画、小説、OVAなど様々な媒体でシリーズが展開・継続されてきています。

 

ちなみに物語はまだ完結しておらず、明かされていない謎が数多くあります。

にも関わらず、未だに根強い人気を誇るあたりは「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズに似たところがあります。

 

2017年の7月からはシリーズ最終シリーズの「最遊記RELOAD BLAST」がアニメ化され、話題になっています。

 

・公式サイト→TVアニメ「最遊記RELOAD BLAST」公式サイト

あらすじ

語の舞台は桃源郷。かつては、人間と妖怪とが共存する平和な世界だった。しかし、500年前に闘神・哪吒(なたく)太子によって、天竺国・吠登城に葬られた大妖怪「牛魔王」を禁断とされている「化学と妖術の合成」によって復活を目論む者が現れた。その影響で、「負の波動」が桃源郷全土に広がり、妖怪達は突如として自我を失い、凶暴化して人間を襲い始めた。


混沌と化す桃源郷、この事態を重く見た観世音菩薩は三仏神を通じ、玄奘三蔵に孫悟空、沙悟浄、猪八戒らを連れて西へ行くように命じる。こうして4人はジープに乗り、西を目指す旅が始まる。全ては「牛魔王」蘇生実験の阻止のために。

引用:最遊記シリーズ - Wikipedia

 

物語は「牛魔王」蘇生実験の阻止に向けて三蔵法師一行が敵と戦いながら物語が進んでいきます。

基本的にはバトル漫画で、恋愛要素はさほど多くはありません。

登場人物も基本的には男性がメインで、主人公一行は全員男性です。

 

中国の物語である「西遊記」をモチーフにした作品です。

 

玄奘三蔵、孫悟空、沙悟浄、猪八戒、牛魔王らの登場人物名や天竺などの地名、悟空が幽閉されていたことなどは実際の西遊記と同じですが、それ以外の設定は原作とは異なります。

 

タバコや麻雀、クレジットカード、笑点など登場する物や話題に上がる内容は現代に近いものがあります。

 

作品構想は作者の峰倉かずやさんが高校生時から考えていたそうです。

作者自身がテレビドラマ版の西遊記が好きだったことが影響し、『ドラえもん のび太のパラレル西遊記』を見たのを機に「自分でもパロディをやってみたい」と思ったことがきっかけで誕生した経緯があります。

漫画シリーズ

  • 最遊記:全9巻
  • 最遊記RELOAD:全10巻
  • 最遊記外伝:全4巻
  • 最遊記異聞:全1巻
  • 最遊記RELOAD BLAST:2巻(2017/7現在連載中)

 

感想

キャラクターの設定、絵などが「封神演義」に似ている

 

私が最初に抱いた感想は「封神演義」に似ているってことです。

共に中国の物語である「西遊記」と「封神演義」をモデルにした漫画というのもあるのですが、絵や主人公たちが結構悪(仙人や僧侶にしては)だったりするところ、天界で陰謀がうごめいているところなど、似ているところ多くがあります。

 

舞台が中国ということもあって、主人公たちの衣装が似ているのも影響しています。

 

哪吒(なたく)という両方の作品に登場したキャラクターが似たような存在で登場することも似ています。

 

調べてみたところこの「なたく」なるものが、中国の伝記によく登場する英雄や武神だそうです。

ナタ太子とも。中国、道教の伝承、封神演義、西遊記に出てくる子供の姿の英雄、武神。民間信仰では厄払いの霊として崇められている。悪鬼を退治するために玉皇上帝につかわされたという。

引用:ナタク、ナタ太子 哪吒 封神演義 西遊記 中国、道教の神話・民話 :幻想世界神話辞典

  

人が割りと簡単に死んだり、グロテスクなシーンがあったりする辺りも非常に似ています。

 

封神演義を好きって方にはおすすめの漫画です。

魅力的なマッドサイエンティスト 你健一(烏哭)

本編と少し逸れるんですけど、私は最遊記の登場人物の中で一番「你健一(烏哭)」が好きです。

 

簡単に説明すると悪役なわけですが、いわゆるいかれやろうです。

初めて登場したのは牛魔王蘇生実験に携わる科学者・你健一として。

生命工学の第一人者とも謳われるが、得体の知れない部分が多く、紅孩児や独角兕(牛魔王側の悪役)からは警戒されています。

 

正体は「天地開元経文」のうち、「無天経文」を所持する三蔵法師、人間なのです。

 

常に不敵に笑っており、人の心理を読み解くのがうまい、底の知れない男。

 

私は個人的にこういうマッドサイエンティストキャラが大好きなんです。

「幽遊白書」のドクターイチガキ、「ファイナルファンタジーⅦ」の北条博士、「映画クレヨンしんちゃん 電撃! ブタのヒヅメ大作戦」の大袋博士みたいなやつら。

自分の楽しみのためなら禁忌を犯してしまうキャラに不思議と惹かれてしまうのです。

 

彼らが持つ”満たされなさ”には何とも言えない魅力があるんです。

 

この你健一(烏哭)も大抵のことを簡単にこなせてしまうため、「最も難しいこと」である三蔵法師に挑戦してみてしまうかなり変わったやつ。

 

良い作品には魅力的な悪役がつきもの。

 

この你健一(烏哭)をはじめ、カミサマ、清一色ら敵役が持つ異常性もまた、この漫画の魅力的な点です。

 

ハンターハンターのヒソカが好きな人は彼らのことを好きになれます。

※私はよく友人からヒソカに似ていると言われます。

いろんな意味で....

無一物と色即是空 三蔵が師匠から教わった人生の真理

基本的に馬鹿ばっかりやってお互い憎まれ口ばっかり叩いてる三蔵法師一行ですが、実は全員それぞれに深いトラウマを抱えています。

 

物語が進むにつれて、それらが明かされていき、どんどん4人の絆は深くなっていきます。

ただ、この漫画が異なるのは単なる友情を描いていただけの漫画ではないということです。

物語の随所に仏道の教えが説かれています。

 

それを象徴するのが、玄奘三蔵の師・光明の言葉。

光明が唯一三蔵に教えを説いたのは「無一物」。

仏に逢えば仏を殺せ 祖に逢えば祖を殺せ』何者にも捕らわれず縛られず ただあるがままに己を生きること だから俺は殺し続ける 俺の行く手を阻む全ての物を それが誰の敵であれ同じことだ

引用:最遊記4巻19話より

 

元々禅語の一つである、「無一物」は『世界にはもともと菩提も無く煩悩も無く身もなく心も無く、本来無一物である。』という意味です。

 

主人公たちは過去の過ちや苦い記憶と向き合って、時にくるしむのですが、そんな彼らが長い時を経てたどり着いた境地とは”気にしない”ということです。

 

物語の中盤で、三蔵は師が残した「無一物」の本当の意味に気がつきます。

「『無一物』という言葉がある 師が俺に残した言葉だ だが全てを捨てて生きることが正しいのか 俺は俺なりの解釈でここまで来たつもりだったが…むしろ俺が何よりも捕らわれていたのは『無一物』という言葉そのものだったんだ 迷いはない 俺には俺の生き方がある 玄奘三蔵の称える『無一物』がある」

引用:(最遊記9巻54話より)

 

とらわれないことにとらわれない。

この考えは非常に大切でシンプルだけど難しい。

 

三蔵曰く、自由であるという不自由もあるわけです。

自由でなければいけないと考え初めた途端にそれはもう自由ではなくなるのです。

 

本当の自由は還るべき場所のあること

 

この言葉を残して、三蔵は仲間たちが待つジープに戻っていきます。

そしていつもと変わらない賑やかな旅がまた始まるのです。

 

どんなに仲がよくて気が合う友達や家族、職場の同僚でもその関係を維持しようと思い出した途端に窮屈になったりします。

 

普段しがらみを抱えている人にとって、最遊記に登場する玄奘三蔵、孫悟空、沙悟浄、猪八戒らのつかず離れずの関係は理想的なものに移ります。

 

彼らのお互いを尊重しつつ、時に助け合い、時に支え合う人間関係がこの漫画を人気シリーズにしていった要因です。

 

その根底には仏教の教えである「色即是空」の教えがあります。

ちなみにこれはクレヨンしんちゃんの野原一家の寝間の掛け軸にも書かれています。

 

「色即是空」とはこの世の万物は形をもつが、その形は仮のもので、本質は空(くう)であり、不変のものではないという意。

 

最遊記はとらわれずにありのままでいることの大切さを教えてくれる漫画でもあります。

 

仏教の教えを彼らのフランクな関係を通してわかりやすく教えてくれるのも最遊記の魅力の一つです。

まとめ

友情あり、バトルあり、シリアスな展開あり。

 

人気漫画の王道を抑えつつ、独自の人間を描くことで魅力あるストーリーになっています。

今後、まだまだ物語は続いていきますし、現在アニメ化されている旬な漫画でもあります。

 

これ以上話が長くなって追いつけなくなる前に、この機会に一度読んでみてはいかがでしょうか。

 

以上、

漫画・最遊記のあらすじと感想【ネタバレ少しあり】 

でした!

 

【無料マンガ】マンガZERO/国内最大級の無料漫画アプリ
【無料マンガ】マンガZERO/国内最大級の無料漫画アプリ
開発元:SHOGAKUKAN INC.
無料
posted with アプリーチ