死ぬまで生きる問題

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西武高橋光成投手は躍動感溢れるフォームで西口文也投手の後継者に

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「高橋光成」の画像検索結果

 新たな西武のエースの系譜。

 西口、松坂、涌井、岸。

平成のライオンズを支えてきた右の本格派エースたち。

栄光のライオンズエースたちの系譜に新たな右の本格派投手が名を連ねるかもしれない。

 

埼玉西武ライオンズ高橋光成投手。

 

長身から繰り出される躍動感溢れるダイナミックなフォームが代名詞の右腕は球界を代表するエースになれる素質十分。

 

華々しい1年目と苦い経験を味わった2年目。

それでも少しずつ着実に成長の足跡が見える進化する20歳。

 

勝負の3年目は開幕から躓いてしまったが、これから逆襲することは十分に可能だ。

 

今日は西武の未来を背負う高橋光成投手について語っていく。

目次

高橋光成投手とは

【基本プロフィール】

生年月日  1997年2月3日(20歳)

出身地   群馬県沼田市

身長    190㎝

所属    埼玉西武ライオンズ

ポジション 投手(右投右打)

推定年俸  2,150万円(2018年)

 

前橋育英高校の2年生時に第95回全国選手権に出場。

大会通算成績は6試合50回を投げ自責点2、防御率0.36の活躍で、前橋育英を初出場初優勝に導いた。

大会後は二年生ながら第26回AAA世界野球選手権大会日本代表に選ばれた。

 

3年生時は夏の群馬県予選で健大高崎高校に破れ、甲子園出場はならなかった。

第10回18Uアジア野球選手権大会の日本代表に2年連続で選出された。

 

2014年10月23日に行われたプロ野球ドラフト会議で埼玉西武ライオンズから1巡目指名を受け、入団。

契約金1億円プラス出来高払い5,000万円、年俸1,300万円(金額は推定)。

登録名はフルネームの「高橋光成」に決まった。

 

プロ1年目の8月2日に出場選手登録され、同日の対ソフトバンク戦でプロ初登板・初先発。

3回0/3を投げ4失点(自責点3)で敗戦投手となった。

その後はプロ初勝利、プロ初完投・初完封勝利を上げるなど、順調に白星を重ね、8月は月間4勝。

高卒新人投手が月間4勝を挙げたのは、阪神タイガースの藤浪晋太郎が2013年8月に記録して以来。

初登板した月に月間4勝以上を挙げたのはドラフト制度導入後では史上初の快挙となった。

 

結局8月は5試合に登板し4勝1敗、防御率2.96の成績で、パ・リーグの月間MVPを獲得した。

高卒新人選手の月間MVPの受賞は清原和博、近藤真市、松坂大輔、藤浪晋太郎以来5人目の快挙。

18歳6カ月での受賞は、18歳10カ月で受賞した松坂の記録を更新して両リーグ通じて最年少での受賞になった。

最終的に5勝2敗、防御率3.07の好成績を残した。

 

シーズン終了間際に行われた西口文也投手の引退セレモニーでは、西口文也投手がマウンドに置いたグローブを高橋光投手が回収するという粋な演出があり、後継者としての球団の高い期待がうかがえた。

 

更なる飛躍を期待されたプロ2年目はプロの壁にぶつかる。

5月26日に完封勝利を挙げ、高卒選手が1年目から2年連続での完封勝利達成はパ・リーグでは田中将大以来8年振り、西武ライオンズ所属選手としては松坂大輔以来16年振りの快挙を達成。

しかし、以降は打ち込まれるケースが増え、自身8連敗を記録。

最終的に22試合に登板して、4勝11敗、防御率4.42、リーグ最多の12暴投を記録した。

 

開幕前のイースタンリーグでの試合で審判の返球を顔に受けて右ほお骨折するなどツキのないシーズンとなった。

高校2年で全国制覇 甲子園での伝説の9者連続三振

高橋光成投手の名前が全国に知れ渡ったのは2年生夏の甲子園大会。

 

初戦の岩国商業戦で歴代2位の9者連続奪三振を記録し完封。

2回戦も完封、3回戦で1失点(自責点0)完投、準々決勝ではリリーフで登板し、準決勝では1失点(自責点0)完投勝利、延岡学園との決勝では3失点(自責点2)完投勝利を収め、チームを全国制覇に導いた。

大会通算成績は6試合50回を投げ自責点2、防御率0.36。

 

実は私は群馬県大会の予選から前橋育英高校の試合を観ていたので、高橋光成投手のことは知っていた。

大会前に行われたインタビューでは、当時のキャプテン荒井選手が前橋育英高校の見所として「高橋光成のアウトロー」を上げた。

 

そのキャプテン荒井選手が上げた見所通り、高橋光成投手は安定した制球力を武器に甲子園で活躍。

剛速球で打者を押す同級生・済美の安樂智大投手とは違って、コーナーにボールを投げ分け、縦のスライダーとフォークを駆使して打者を手玉に取っていた。

 

フォームも非常に安定していて、制球力が乱れることはほとんどなかった。

2年生ながら6試合、50回を投げ切れたのも、フォームが安定していたことで、疲れにくかったことが挙げられる。

 

完成度が高い分、伸び代の面でやや不安があるというのが当時の印象だった。

注目で押しつぶされそうになった高校3年生

甲子園優勝で一躍有名人となった高橋光投手。

しかし、世間からの注目が重圧となって高橋光投手に重くのしかかった。

抑えて当たり前のような空気を感じてしまい、気負いすぎた面があった語っている。

 

そんな高橋光投手をよく知る、前橋育英高校の荒井監督も高橋光投手が重圧を感じていたと証言している。

 

「甲子園で優勝した後の1年間は本当に苦しかったと思います。今まで誰からも注目されていなかったのが、いきなりどこに行っても写真は撮られる、人に囲まれるで……。もともとは沼田の田舎の子ですからね。高校3年最後の夏は、重圧から解放されてホッとしたように見えました」

引用:西武・高橋光成が「群馬の野生力」を取り戻し急成長中|プロ野球|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

 

魚釣りで集中力を養って、山で野猿を追いかけ回して脚力を鍛えてきた朴訥とした青年にとって甲子園優勝後の日々はかつて経験したことのないプレッシャーとの戦いだったのだ。

 

誰もが経験出来ない、選ばれたものだけが感じられる重圧。

その重圧と向き合った経験は今後の高橋光投手の野球人生のかけがえのない財産となる。

プロ1年目で見せた大器の片鱗 可能性は無限大

その高橋光成投手の投球を久しぶりに見たときに、そのフォームの変わりように驚かされた。

バランスのとれたフォームから一転、やや荒々しさが残るものの力強いフォームから全力投球でボールを投げ込む力投型に変わっていたのだ。

 

高橋光成投手はフォームの変化について、自分の持ち味を考えた時に人より大きな身体を上手く使いたかったと語っている。

 

フォームと同時にプレートと軸足の使い方を見直し。

高校時代は軸足のつま先だけをプレートにかけていたが、軸足全体をプレートにかけるように変更。

その結果強く蹴りだすようになって反動が大きくなったことで球速がアップ。

プロ入り後、球速が5キロ増し、最速154km/hを記録するまでに成長した。

 

またプレートの使い方が上手くなったことで、ボールに力が伝わるようになったことで、ストレートがシュート回転する悪癖も修正された。

 

ただ、その代償として高校時代の安定した制球力を失ってしまった。

高校とプロを単純には比較できないものの、甲子園では50回を投げて、与四死球15、与四死球率2.70。

プロ2年目は118回を投げて、与四死球56、与四死球率4.27。

 

制球面は今後の大きな課題になる。

 

ただ、プロ2年目からは栄養面を考えた食事を続けることで身体が出来上がってきたことで、フォームも徐々に安定。

食事で気を付けていることはありますか?

「太ることはないですね。むしろ太りたいので、ご飯をなるべく食べるようにしています。ただ食べるだけではなく、体にいいもの、野菜をよく食べるようにして、油ものは控えるように心がけています」

引用:「周りと比べたら全然食べてない」 西武2年目高橋光成が語るプロの食生活 | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト― - (2)

 

プロ入り後は投げた後に一塁側に軸足が傾くことがあったが、体幹が鍛えられたことで一塁側に傾くことが少なくなってきた。

フォームがもっと改善されれば、制球も安定するだろう。

 

土肥コーチも高橋光投手の課題にフォームの安定をあげている。

「昨シーズンは腕の力だけで投げていて、打順の2巡目、3巡目になって球威が落ちたところを痛打される印象でした。

 

 うまく体を使って投げることと、体力がうまく直結すれば、試合の後半、打ち込まれるという課題も克服できると思います。初回から腕で投げていると疲れが出やすいのですが、大きな幹の部分を使って投げることで、終盤のスタミナも続くようになる。回が進むごとによくなるという効果も考えられますね」

引用:高橋光成が受け止める11敗の重さ。期待に応えるためには、精度と体力!(3/4) - プロ野球 - Number Web - ナンバー

 

比較的完成度が高かった松坂、涌井、岸らとは違って、荒削りな高橋光投手。

それは裏を返せばそれだけ伸びしろがあるともいえる。

 

今後一つずつ課題を解消して、球界を代表する投手になって欲しい。 

目標は大谷 ライバルは安樂 打たれたくないのは脇本、岡本、浅間

高橋光投手は目標とする投手に日本ハムファイターズの大谷翔平選手の名前を挙げている。

同じ大型の右腕ということで参考にする部分と目標にしたい部分があるからだ。

 

また、ライバルには同い年のこれまた大型右腕楽天イーグルスの安樂智大投手の名前を挙げている。

高校時代の二年生時から注目を集めた2人は二年生ながら日本代表に選ばれ、共にプレー。

 

2年目を終了した段階で高橋光投手9勝、安樂投手4勝と高橋光投手が一歩リードしているが、まだまだ大きな差ではない。

これから二人で切磋琢磨して、リーグを代表する投手になり、いつか投げ合いを見てみたい。

 

そして打者では高校時代に日本代表で共にプレーした日本ハム浅間、巨人岡本選手の名前を挙げている。

また、中学時代のチームメイトである千葉ロッテマリーンズの脇本直人選手もライバルの一人。

群馬県沼田市出身の二人。

脇本選手は高橋光投手に「沼田のヒーローは一人でいい」と言い放つほどライバル心むき出し。

高校3年生の夏の甲子園予選では対健大高崎戦では脇本が逆転打を放ち、甲子園行きを決めている。

 

プロでも勝敗を左右する場面での二人のしびれる対決が実現することに期待したい。

飛躍が期待される2017年

高橋光投手に期待されるのはエースとしての活躍。

ローテ2、3番手で満足されては困る。

球界を代表する投手になれるだけの素質は十分に持っている。

 

西武のかつてのエースたちはプロ3年目に結果を残している。

【西武の主なエースの3年目】

  • 渡辺久信→16勝 最多勝、最多奪三振、最高勝率、ベストナイン
  • 西口文也→15勝 最多勝、最多奪三振、最高勝率、ベストナイン、MVP、沢村賞
  • 松坂大輔→15勝 最多勝、最多奪三振、ベストナイン、沢村賞
  • 涌井秀章→17勝 最多勝
  • 岸孝之 →13勝   

 

2017年から指揮をとる辻監督も、同じくエース候補として期待される多和田投手同様「やってもらわないと困る存在」と期待を寄せる。

そんな高橋光投手だが、前半戦は苦戦を強いられている。

 

6試合に登板して2勝4敗、防御率4.59。

内容もQS率16.7%、WHIP1.53、ストレート被打率.323、スライダー被打率.304と散々。

5月には右肩痛の影響で登録を抹消されている。

 

現時点で正式な発表はないが、順調に行けば7月後半のオールスター明けから1軍復帰予定。

先発投手で完投できるのが菊池雄星投手くらいの現在のライオンズ。

リリーフ陣に大きなしわ寄せがきている。

 

完投能力が高い高橋光投手が戦列に復帰してくれると非常に心強い。

投手陣が疲れてくる夏場にチームを支える投球が期待される。

 

7,8,9月で高橋光投手が5~6勝する活躍をすればチームは優勝戦線に踏みとどまれる。

夏の甲子園で快投を見せた夏男の好投に期待したい。 

まとめ

 素質が良ければ、それだけ期待も大きくなる。

かつてのエースたちの活躍も後輩には辛いものになる。

 

それでも高橋光投手ならその重圧に打ち勝てるだけのポテンシャルと努力できる才能を秘めている。

 

チーム内の菊池、多和田、ライバル球団の大谷、安樂らのライバル投手に打ち勝って、球界を代表する真のエースになって欲しい。


それでは、さようなら!

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