子どもの成長を見守るのは面白い!
どうも、大学生時代に塾講師バイトを3年経験したはろーぐっばいです。
このバイトについて一言感想を言うなら、「決して楽に稼げるバイトではない」ということです。
やっぱり、巷に溢れるブラックな面がないわけではありませんし、そこまでたくさん稼げるわけではありません。
大学生でも出来る稼げるアルバイトは探せばいくらでもあります。
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ただ、塾講師バイトは大学生時代、社会人になってからも活かせる様々なことを学べるアルバイトです。
プレゼンスキルの上昇、お客様の要望をくみ取る力、知識の向上などなど。
挙げればきりがないほど多くのメリットがあります。
ようは塾講師をやるメリットがデメリットを上回れるかが塾講師の向き・不向き、ひいては塾講師を楽しめるか、良いものにできるかに関係してきます。
そこで今日は塾講師の実態とどんな人にとって塾講師が向いているのかを私の実体験を交えてお話していきます。
教職志望、教えるのが好きな人、子どもが好きな人には是非一度目を通して頂きたいです。
目次
- 塾講師ってどんなアルバイト
- 私の塾講師歴
- 良いことばかりではない塾講師アルバイトのブラック事情
- 何をもってブラックアルバイトとするか 判断基準は己次第
- 塾講師アルバイトのメリット 塾講師にしかない魅力とは
- 塾講師に向いている人
- 塾講師に興味がある方は
- まとめ
塾講師ってどんなアルバイト
務める塾によって授業スタイル、やり方、業務内容は異なりますが下記が一般的な塾講師の仕事です。
仕事内容
授業やテストの監督・採点、宿題の丸付けなど。
塾によっては事務職(書類の整理など)の仕事もあったりします。
個別授業は、先生と生徒が1対1。もしくは1対2で授業。
集団授業は、学校の授業のように10人~20人程度の生徒の前で授業します。
時給
時給は個別授業と集団授業で異なるのが一般的です。
個別授業の平均で1,200円~1,500円程度で、集団授業の場合平均で1,500円~2,000円。
生徒を多く見る分、集団授業の方が大変な分やや高めに設定されています。
一見個別授業よりも集団授業の方が割がよさそうですが、実際は集団授業の方が割がよくありません。
生徒の人数が多ければ多いほど事前に用意、確認する事項が多く、授業後も色々と管理しなければいけないので。
ほとんどの塾は授業時間にのみ時給が発生します。
授業前の準備、資料作成、授業後の報告書作成、勤務表の記入・提出、授業後のミーティングなどは時給が発生しません。
ただ、塾によっては発生するケースもあるので、求人広告などで事前に要確認する必要があります。
給与について詳細が気になる方は下記のブログがよくまとまっています。
大体の場合は、講師の募集内容で時給2,100円程度で募集されているので、結構割がよいと勘違いして申し込む人がいるものと存じています。 ですが、2,000円/hを収入として期待できると思って、応募すると、とんでもない悪夢を見ます。
大学生が学習塾講師のアルバイトをしてはいけない理由 - mike-neckのブログ
私の塾講師歴
私は学生時代の3年間塾講師のアルバイトをしていました。
主に中学生をメインに指導しており、ごくまれに小学生も担当することがありました。
担当教科は社会と国語です。
今はTOEICについての記事を書いていますが、当時はてんでだめでした。
稀に小学生相手に算数や理科を教えることもありましが、メインは文系教科が担当でしした。
他のアルバイトも掛け持ちしていたので、基本的には平日の夜に週2~3日、1コマないし2コマ受け待っていました。
1コマは90分です。
生徒も部活動があるので、あまり土日の授業はありませんでした。
あるとしたら部活を引退した受験生の中学3年生くらい。
これは担当する生徒によりけりです。
働いていたのは某大手のや○気スイッチを探してくれる塾です。
親御さん&生徒さんと塾長の初面談で塾長が「心配しないでください!持ってくるものは筆記用具とやる気だけで十分ですから!」と言っていて思わず私は心の中で「それを探してあげるんじゃなかったの!?」とついツッコミを入れてしまったのを今でも覚えています。
話を元に戻します。
基本は個別授業だったため、1コマで生徒を1人ないし2人相手にしていました。
夏期、冬季講習などでは集団授業を行うこともありました。
なぜ塾講師バイトを行ったのか
私は学生時代教師になるのが一つの夢でした、
なので教職過程も専攻していました。
学校の先生と塾講師は厳密に違いますが、子どもに何かを教えるという点で共通するところは非常に多いです。
自身の教師適正の見極め、指導スキルを向上させたかったので、塾講師のアルバイトをしました。
塾講師になるには 面接とテスト
塾講師になるには求人サイトから応募して、面接とテストを受ける必要があります。
たいていはその教室の塾長(社員さん)との面接があって、志望動機、やりたい教科などの希望を伝え、テストを受けるのが一般的です。
私の塾では英語、数学、国語の3教科のテストがありました。
どこの塾でも最低英語、数学は見られるのが一般的です。
正直テストの手ごたえがよくなくて、落ちたかなと思いましたが、翌日あっさり採用の連絡が来て、塾長から「いつから来れる?」と聞かれました。
もし「学力テストが不安」という方がいてもそんなに気にしなくてよいでしょう。
特に学歴、資格が必要な仕事ではありませんし。
もちろん、テストの結果で落とされるケースがありますので、不安のある方は事前に学生時代の教科書を見直すくらいはしておいた方がよいです。
良いことばかりではない塾講師アルバイトのブラック事情
塾講師のアルバイトはよくブラックで辛いという噂を耳にします。
一般的に言われているのは下記の通り。
- 決して稼ぎやすくない
- 授業前後に時間をとられるが残業代は出ない
- 休みがとりにくい
- 服装や髪型のチェックが厳しい
- 保護者の方からのプレッシャーが凄い
- 生徒、保護者の方からの評判や印象が悪いと他の先生と交代させられる
元も子もないことを言ってしまえばケースバイケースです。
私のケースだと確かに授業前後に時間をとられました。
これに関してはどこの塾もそうだと思います。
私の塾は保護者の方との面談はあまりなく(報告書を通して毎回やりとりはありましたが)、直接プレッシャーを受けることはほとんどありませんでした。
ただ、ほとんどの生徒は塾での出来事や先生のことを親御さんに話されています。
そこで悪いイメージがついたり、指導力がないとみなされれば先生の変更を希望されるケースがあります。
私は幸いそういうことはありませんでしたが、他の先生でそういうケースはありました。
そのために多少のプレッシャーはありました。
また、先生交代が発生してしまうとその他の生徒にも悪評が伝播してしまって、その先生の評判が悪くなるということもありました。
結果、どんどん担当生徒が減っていき、稼げなくもなることがありえます。
塾講師は一種の人気商売でもあるので、指導力や人柄が良くないとあまり担当を任せてもらえません。
そういった意味では多少稼ぎが不安定という面もあります。
シフトや休みに関しては私の場合は生徒と相談すれば比較的自由に日程変更をして良かったのでそこまで苦しんだイメージはありません。
ただ、担当する生徒が多いと生徒都合の日程変更希望があった時に中々振り返りづらく、結果自分の予定をキャンセルされている方もいました。
これは稀なケースなんですけどね。
デメリット面は下記の記事にもまとまっていますので、 参考にされてみてください。
『先生という立場で物事を教えること』 このプレッシャーは精神的にキツいものがあります。
「塾講師アルバイト」の実態とデメリットを僕の6年間のバイト経験から熱くお伝えするよ。 - なぎぶろ
何をもってブラックアルバイトとするか 判断基準は己次第
ここまで悪い面ばかりお伝えしてきましたが、ここで一旦私のブラックアルバイト、企業、仕事の判断基準をお話します。
個人的にはブラックかいなかの判断基準はあなたにとってデメリットをメリットが上回れるかです。
シンプルですが、至極単純。
自分にとってメリットが大きいと感じられるなら、周りがなんと言おうとやってみてよいでしょう。
例えば、子どもたちの憧れのスポーツ選手。
スポーツ選手はブラックな仕事だと言う人はあまりいないでしょう。
しかし、よく考えてもみてください。
雇用は基本的に年単位、給料は成果主義で、減額される時は容赦ありません。
来年の税金で全て吹っ飛ぶケースもあります。
契約延長してもらえるだけありがたく、使えない、見込みがないと判断されたら解雇されます。
そのため多くの人は20代の内に引退。
30過ぎても続けられるのはほんの一握り。
現役引退後に職につけない人も多くいます。
特にサッカーやプロ野球のような完全なプロスポーツ選手の多くが、入団5年以内という早い時期に引退か否かの選択を迫られている。
また、過酷なトレーニングや度重なる手術の影響で身体に後遺症を抱える人も少なくありません。
スポーツ選手も一つの職業と考えれば、一般的に言われているブラック要素は数多あります。
それでもそれらのデメリット(ブラック要素)を上回るメリットを感じられるからこそスポーツ選手を目指す人が多くいるわけです。
そこに周りの評判は関係ありません。
そもそもメリットしかない仕事なんてありませんし、人それぞれです。
塾講師アルバイトのメリット 塾講師にしかない魅力とは
では、ここからは塾講師のメリットをあげていきます。
一般的に言われているのは下記の通り。
- 指導スキルが身につく
- コミュニケーション力が上がる
- 資料作成が上手くなる
- 聞き上手になれる
- 成果主義を体験できる
- 知識がつく
- 子供の接し方がわかる
- 子どもと触れ合える
- 人の成功体験に関われる
他にも色々あるでしょうがざっというとこんなところです。
ビジネスで活かせる多彩なスキルを身に付けられる
私は教職を希望しながらも、結果的にはIT系の会社で運用保守のマネジメントと法人営業を4年間を務めました。
その時に塾講師で培ったスキルが非常に役に立ちました。
プレゼン資料の作成や人前で話す度胸とわかりやすい話し方。
これららは本来お金を払って手に入れるものです。
それをお金をもらってできるのは塾講師の魅力です。
普通ならむしろお金を払ったりして得るものです。 「コミュニケーション形成講座」「プレゼン力養成セミナー」など巷には溢れていますが、塾講師バイトはそういったものを逆にお金を貰ってできるわけです。(結局のところ、やる人の気の持ちようということです)
塾講師でアルバイトを始める前に確認しておきたいこと(ブラック事情など)【大学生必見】 - Yukihy Life
また塾講師は生徒、親御さんの要望や望みをヒアリングしながら、その人にあった最適な学習プランや方法、目標設定(定期テストや志望校)をしなければなりません。
そうなると当然ヒアリング力や提案力、問題解決力などが求められます。
生徒、親御さん、塾長らを納得させるためにあれこれ試行錯誤したので自然とスキルが伸びていきました。
この辺は仕事でクライアントの要望を聞きつつ、自社の上司を納得させるというプロセスに似ています。
また、塾長や社員さんとも方針を話し合ったり、時に教室全体の指導方法について改善提案したりしました。
実は塾講師が楽しめた人って個人で成果を出しただけでなく、教室全体を良くしていった人が多いんですよね。
実際私も、私の友人の多くはそうでした。
そうした個人、チームでしかも年単位で計画しながら何かを進めていくのは企業がプロジェクトを進めていくのと非常に似ています。
この経験は社会人時代の私を大いに助けてくれました。
ビジネススキル、感覚を養えるのは大学生ができる他のアルバイトには中々ないものです。
シビアな成果主義、知識を高められるのも営業時代のノルマへのプレッシャー、雑談に大いに役に立ちました。
ちなみに私は就職活動中、塾講師時代のエピソードでいくつか内定を頂けました。
ここまで挙げているメリットは企業との面接で話した自己アピールからの引用です(笑)
子どもと接する機会はめちゃくちゃ貴重
子どもと接する機会はめちゃくちゃ貴重です。
妹や弟がいる方にはわからないでしょうが、子どもと接するのって人によってはかなり難しいんですよね。
また、大学生以降になると案外接し方や感覚を忘れていたりします。
そういった感覚を養う、取り戻せるのは塾講師ならではの利点かなと。
それと子どもたちの間でどんなことが流行っているのか、子どもから見た視点って大人になると結構目から鱗なことが多いです。
子どもが何を考えているのかわからずに悩む人は多いです。
子育て中の親御さんの教育、育児方面。
子ども向け商品のマーケティングをしている方、ライター、ブロガーなんかのビジネス面でもまたしかり。
いわゆる子供心を理解するって大人になっても非常に重要なことです。
ただ、肝心の子どもと接する機会がないとその感覚は薄れていきます。
これは主観ですが子供の気持を理解している人は人気者ないし、成功している人が多いです。
人気芸能人やYoutuber(特にヒカキンさん)、人気のアニメキャラなどの有名人はもちろん、身近な人気者(いわゆるモテる人)って子どもうけが良い人が多いです。
より多くの人に受け入れられる感覚をもっている人って自ずと魅力的になっていくのかなと個人的には考えています。
大人になったら中々わからなくなる子供心への理解を深められる塾講師の仕事はかなり貴重な経験です。
人の成功体験、成長に関われる
塾講師の大きな魅力が人の成功体験に関われることです。
テスト目標点を取れた、苦手を克服した、志望校に合格した。
勉強以外にも関わっている生徒の部活での活躍、恋愛話など多くの成功体験に関われます。
もちろん、全てが上手くいくわけではありませんが、それも含めて生徒と共に一喜一憂できるのは塾講師ならではの魅力です。
最初は中々打ち解けられなかった生徒とも次第に心を通わせられるように次第に信頼関係と友情にも似た感情が芽生えます。
受験の時は一種の運命共同体のような感覚があります。
基本的にどこの塾も生徒と塾外の接触は禁止されています。
なので、卒業後や退塾後は会えないのですが、時々OB・OGが塾に遊びに来てくれます。
近況報告や世間話、勉強、部活、恋愛などの悩み相談を受けることもあります。
家族、友人などには言えないような話を先生だから打ち明けられるということもあります。
面倒に感じる人もいるでしょうが、教師や塾講師をやるような人ってなんだかんだほっとけないたちなんですよね。
何かアドバイスが出来るわけではありませんが、人の悩みや苦悩、それを通した人間的成長に関われるのは塾講師のメリットの一つです。
塾講師に向いている人
まとめると塾講師が向いて人は下記の通りです。
- 上記のデメリットをメリットが上回っていると感じる人
- 子どもが好き
- 教えるのが好き
- 人と関わるのが好き
- 世話焼き
全て当てはまる必要はないですが、2個以上当てはまる人がいたら十分塾講師適正があります。
塾講師に興味がある方は
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まとめ
人によってはブラック案件な塾講師のアルバイト。
ただ、全てが悪いことばかりではありません。
塾講師のアルバイトで多くのことを学ぶ人がいます。
社会人になった時に役立つスキルを身につけたい、子どもが好き、人の成功体験に関わりたい方は是非挑戦されてみてください。
それでは、さようなら!