死ぬまで生きる問題

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2017パリーグ盗塁王には35~40個必要 西武金子の連続盗塁王の可能性を検証してみた

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昨日から1軍に復帰した2016年の盗塁王金子侑司選手。

チームは既に46試合を消化。

 

現時点で金子選手の2年連続盗塁王は極めて難しい状況にある。

だが、果たして本当にそうなのか。

また5/30時点でパリーグ盗塁王トップの源田壮亮選手。

このままあの赤星憲広選手以来のルーキー盗塁王が誕生するかに注目が集まっている。

 

そこで今日は過去10年のパリーグ盗塁王のデータをもとにここから金子選手が盗塁王を獲得できるのかについて検証していく。

目次

盗塁王に必要な三つの条件

盗塁王を予想する前に、簡単に盗塁王になるために必要な条件三つを確認しておく。

 

【盗塁王に必要な三つの条件】

  1. 盗塁技術
  2. 出塁率
  3. 盗塁に前向きなチーム方針、状況

 

上記の三つが揃っていなければ盗塁王を獲得するのは難しい。

 

まず大前提として盗塁する力がなくてはもちろん盗塁王にはなれない。

最低でも盗塁成功率75%を越えて、かつ塁に出たら盗塁を仕掛けられる勇気、体力、などがなくてはならない。

 

そして、盗塁するには当然ながら塁にでなければならない。

歴代の盗塁王を見てみるとある程度打力を兼ね備えている選手がほとんどだ。

 

かつて、世界の盗塁王として名が知られる福本豊氏は現役引退後の走塁コーチ時代、盗塁数を増やすために打撃指導をしたというエピソードがある。

 

盗塁数を稼ぐには出塁が大前提なのだ。

まず盗塁を狙える状況を作らなければいけない。

理想は出塁率.350以上が望ましい。

 

次に重要なのが盗塁に関するチーム方針と状況。

各球団によって盗塁に関する方針は様々。

積極的に走らせるチームもあれば、そうでないチームもある。

特に盗塁王を狙うような選手は1、2、3番を打つケースが多いので、当然盗塁を狙う際はクリーンアップの打席中が多い。

 

一般的に打者は打席中に盗塁されるのを嫌う。

また、長打力がある選手の打席中に盗塁死するのは非常にもったいない。

そのためチームによっては走らせないケースが多い。

 

これに関連してチームの状況、具体的にいうと順位も大きく関係する。

盗塁はややリスクが高い戦略。

アウトになると当然チームは敗戦に近づいてしまう。

つまり裏を返す、チームの勝敗にあまり意味がない下位チームでは盗塁を試みやすくなるのだ。

 

実際、2016年の盗塁王である金子、糸井選手が所属していた西武とオリックスは4位と6位。

シーズン終盤は試合の勝敗を度外視してとにかく塁に出たら走れ状態になっていた。

 

チームが上位争いをしていると中々とれない戦術だ。

そもそも上位争いをしているチームは中軸にある程度打力がある打者が多いので、あまり盗塁をしなくてもよい条件もある。

 

もちろん優勝争いをしているチームからも盗塁王が出ることあるが、下位チームの方が盗塁を仕掛けやすい状況は生まれやすい。

 

以上のことを踏まえて盗塁王には盗塁技術、出塁率、チーム方針、状況の3要素が必要になる。

過去10年間のパリーグ盗塁王

過去10年間(2006~2016年)のパリーグ盗塁王の記録は下記の通り。

 

【過去10年間のパリーグ盗塁王】
2016  糸井 嘉男(オ) 53盗塁   143試合

          金子 侑司(西) 53盗塁 129試合 
2015  中島 卓也(日) 34盗塁 143試合
2014  西川 遥輝(日) 43盗塁 143試合
2013  陽 岱鋼(日)     47盗塁 144試合
2012  聖澤 諒(楽)     54盗塁 138試合
2011  本多 雄一(ソ)  60盗塁 144試合
2010  本多 雄一(ソ)  59盗塁 144試合 

          片岡 易之(西)  59盗塁 137試合
2009  片岡 易之(西)  51盗塁 139試合
2008  片岡 易之(西)  50盗塁 139試合
2007  片岡 易之(西)  38盗塁 116試合
2006  西岡 剛(ロ)      33盗塁 115試合

 

最多盗塁は本多選手の60。

最小盗塁は西岡選手の33。

平均盗塁数は52.2。

 

30盗塁代での獲得は3回。

40盗塁代での獲得は2回。

50盗塁代以上での獲得は5回。

 

こうしてみると安全圏と言えるラインは50越えとなる。

 

パリーグはセリーグの甲子園、マツダスタジアムのような土のグラウンドが少ないため近年盗塁数が上昇傾向にある。

 

パリーグで盗塁王を獲得するには50以上を越えてこなければ安全圏とは言えない。

最低でも40代後半が獲得安全ラインと言える。

2017年の盗塁王獲得ライン

では、2017/530時点ののデータを元に2017年の盗塁王獲得ラインを算出してみる。

 

【パリーグ盗塁ランキング上位トップ3】

1位 源田壮亮    13盗塁(86.7%) 出塁率.342

2位 西川遥輝  11盗塁(84.6%) 出塁率.346

3位 柳田悠岐     10盗塁(66.7%)   出塁率.409

 

現時点のパリーグの盗塁ランキングを見て、今シーズンの盗塁王候補は上記の3人に絞られた感がある。

 

4位以下の選手は現状出塁率、盗塁技術、実績を考慮すると候補足りえない。

 

2015盗塁王中島卓也選手は二軍調整中かつ、今シーズンは打撃不振。

出塁率.435を越える西武秋山選手はガンガン盗塁を仕掛けていくタイプではない。

 

現在のパリーグを見渡して、盗塁40以上する可能性があるのは源田、西川、柳田の3選手に絞られた。

 

では、ここまでの盗塁数、残り試合数を元に上記三人の盗塁ペースを算出。

【盗塁ペース】

1位 源田壮亮 40.5盗塁

2位 西川遥輝 33.4盗塁

3位 柳田悠岐 29.7盗塁

 

例年よりも少ないラインで盗塁王が争われている。

現時点だと源田選手が独走状態。

 

ただ、私は大本命は西川選手だと睨んでいる。

 

※シーズン開幕前の盗塁王予想も西川選手。

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それは出塁率と盗塁の実績が西川選手の方が上だからだ。

 

2014年に盗塁王に輝いた西川選手。

プロ通算154盗塁で成功率は85%を記録するなど、非常に高い盗塁技術を持つ。

加えて2016年は出塁率.405を越えるなど高い出塁力を持つ。

現時点の出塁率.346を考えるとこれからもっと上がってくることが予想される。

実際去年は6月以降に状態を上げた。

打順も現状1番を任せられており、盗塁をしやすい状況にある。

 

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対して、源田選手はまだ1年目の選手。

ショートというポジションの負担を考えるとこのまま通年働ける保証はない。

また打力もここまで出塁率.342を残しているがやや出来過ぎな感は否めない。

 

その点を考慮すると源田選手はやや盗塁ペースが落ちる可能性がある。

 

現3位の柳田選手はシーズン最高盗塁数が33。

2016年終了時点の通算盗塁成功率85%だったにもかかわらず、2017年の成功率は66.7%。

このあたりが修正されて、出塁率が例年通りのレベルになってくれば盗塁数のペースも上がってくるだろう。

ただ、柳田選手の後を打つのは内川、デスパイネ、中村、松田と強打者が続く。

無理して走る状況にないことを考えると30盗塁前後に落ち着くだろう。

トリプルスリーを達成した時のインタビューで40盗塁以上はきついとも発言している。

 

従って、2017年のパリーグ盗塁王の獲得ラインは35~40。

大本命西川選手、対抗源田選手、大穴柳田選手といったところになる。

金子選手の2017盗塁王の可能性

では、2016年盗塁王金子選手に盗塁王の可能性はないなのか。

 

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私は0ではないと言いたい。

というのも金子選手は2016年に6月以降の88試合で44盗塁している。

 

2試合に1個のペースだ。

2017年の西武は残り97試合。

単純計算で去年のペースなら48.5盗塁出来る計算になる。

 

先ほど述べた通り、今年のパリーグ盗塁王は35~40盗塁前後で争われることが予想される。

つまり十分獲得は可能な圏内なのだ。

 

ただ、マイナス材料をあげるとしたら金子選手が置かれている状況。

2016年は6月以降レギュラーに固定されて、打順も主に1番打者を任された。

 

しかし、現時点で金子選手は外野のレギュラーではない。

また秋山、源田で1・2番コンビが固定されているため試合に出たとしても下位打線の出場が予想される。

つまり単純に出塁数が去年よりも下回る可能性があるのだ。

 

また2016年と違って今年のライオンズは上位争いをしているため、いつでも盗塁をしてよい状況ではない。

 

それと何より今年金子選手は右すね痛で開幕を出遅れている。

脚の怪我は盗塁にもろに影響してくるところなので、去年と同様のペースで盗塁が出来る保証もない。

 

以上のことを勘案すると、金子選手が盗塁王を獲得するのは極めて難しいと言わざるをえない。

 

ただ、チームメイトの源田選手に上位打線、盗塁ランキングトップをいかれて金子選手がこのまま黙っていられるわけがないだろう。

 

クールな見た目と違って、金子選手は闘志全面で戦うタイプの選手なので、この状況を逆にばねにして躍動するのではと西武贔屓で思ってしまう。

 

金子選手が盗塁王を獲得する確率は20%。

というのが私の結論だ。

まとめ

  • 2017年のパリーグ盗塁王の獲得ラインは35~40
  • 大本命西川選手、対抗源田選手、大穴柳田選手、超大穴金子選手
  • 金子選手がレギュラー奪回すれば連続盗塁王の可能性はある

 

タイトルは選手にとっての勲章。

引退してからも一生言われるもの。

某解説者はマイクを持った盗塁王なんて異名があるくらいだ。

 

ルーキーの初タイトルか、元盗塁王の奪回か、現盗塁王の防衛か。

 

優勝争いと並んで注目したい争いだ。


それでは、さようなら!

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