いよいよ今日から始まるセパ交流戦2017。
シーズンの流れを左右するといっても過言ではない交流戦。
2015年には交流戦でパリーグが勝ちすぎて、セリーグ6球団全てが貯金がないという珍事件が発生しました。
それだけシーズンに影響を与える交流戦。
ここまで不調のチームは浮上のきっかけをつかむチャンスでもあります。
そこで今日はセパ交流戦2017の見所で打線を組んでみました。
荒木の2000本安打、山岡、田口のライバル対決など今年ならではの見所満載です。
目次
- 1 レフト ロッテ挑発ポスター
- 2 セカンド 荒木の2000本安打
- 3 ショート 実力パリーグ 逆襲のセリーグ
- 4 ファースト 田口VS山岡
- 5 ピッチャー 野茂越えなるか!? 則本7試合連続の2桁奪三振
- 6 ライト トレード・戦力外選手の逆襲 日ハム大田 ヤクルト大松
- 7 サード 新戦力のお披露目 源田たまらん、茂木ペゲ1・2番、阪神新エース秋山
- 8 キャッチャー WBC戦士たちの戦い 昨日の味方は今日の敵
- 9 センター 応援大使はモーニング娘。
- まとめ
1 レフト ロッテ挑発ポスター
引用:ロッテ、「挑発ポスター」で交流戦告知 マーくんが毒舌披露「惨劇の巨人?面白いよねぇ!」
先頭打者で口火を切るのは毎年恒例になってきたロッテの挑発ポスター。
今回のコンセプトは4コマ漫画。対戦球団ごとに異なる漫画家の書き下ろしで、それぞれ相手をチクリと皮肉った内容になっている。たとえば、今日からの阪神戦は、ロッテの4勝0敗だった05年日本シリーズのトラウマが阪神にはある、というもの。球団担当者は「マンガは日本人になじみがあるし、4コマなら立ち止まって見てもらえる」と説明。球場内外、千葉県内の商業施設などに約7000枚張り出される。(写真はすべて球団提供)
現在パリーグの最下位と低迷中のロッテ。
挑発している場合かよと言いたいですが、なんだかんだロッテの挑発がなくなると寂しいもの。
これだけ煽って成績が出ないと選手も球団も恥ずかしいので、逆に力になるではと個人的に思います。
交流戦直前のソフトバンク、楽天戦を3勝3敗で乗り切るなど、調子上向きのロッテの逆襲に期待。
2 セカンド 荒木の2000本安打
2000本安打まで残り8安打に迫った中日ドラゴンズの荒木雅博選手。
怪我なく順調にいけば交流戦期間中の記録達成が濃厚。
記録のために選手起用が変わることはないでしょうが、出来ればナゴヤドームで行われる6/2(金)~6/2(日)の楽天戦か6/13(火)~6/15(木)の日本ハム戦で決めてもらいたいです。
生え抜きのベテランの偉業がここまで最下位に苦しむチームの起爆剤になるとなおよいでしょう。
3 ショート 実力パリーグ 逆襲のセリーグ
毎年なぜか交流戦はパリーグが強い。
過去の交流戦の成績を見れば一目瞭然。
【過去12年間通算成績 2016年終了時点】
①ソフト 180勝108敗12分 .623
②ロッテ 159勝127敗14分 .556 20.0G
③日ハム 160勝130敗10分 .552 21.0G
④巨 人 156勝135敗 9分 .536 25.5G
⑤中 日 147勝143敗10分 .507 34.0G
⑥西 武 147勝147敗 6分 .500 36.0G
⑦阪 神 143勝147敗10分 .493 38.0G
⑧オリク 141勝151敗 8分 .483 41.0G
⑨ヤ ク 138勝155敗 7分 .471 44.5G
⑩楽 天 138勝158敗 4分 .466 46.0G
⑪広 島 125勝164敗11分 .433 55.5G
⑫ベイス 112勝181敗 7分 .382 70.5G
【交流戦優勝チーム】
6回 - ソフトバンク(2008・2009・2011・2013・2015・2016)
2回 - ロッテ(2005・2006)、巨人(2012・2014)
1回 - 日本ハム(2007)、オリックス(2010)
通算勝率の上位6球団のうち4球団がパリーグ。
12回中10回はパリーグの球団が優勝。
これまでの好調に、とうとうパリーグTVまでもロッテのような挑発動画を作成する始末。
おまけに普段セ・パ交流戦というところをパ・セ交流戦とわざわざいう始末。
まるで男女を女男に言い換えるフェミニストのような観点。
パリーグファンの私は毎年この時期が憂鬱で仕方がありません。
ソフトバンクやロッテ、日本ハムが勝ち続けるので、追い残されないように食らいつくのがやっと。
勝って安心、負けて絶望。
勝って喜ぶことがほとんどありません。
理想は贔屓のライオンズが全勝で他のパリーグ球団全敗。
ただ、パリーグが負けだすと「なんだパリーグも弱くなった」とセリーグから言われるのが癪。
というジレンマを毎年抱えながら観戦しています。
なんにせよ、シーズンの流れを左右するのが交流戦。
実力のパリーグか、逆襲のセリーグか。
今年も優勝争いだけでなく、リーグの威信をかけた戦いに目が離せません。
4 ファースト 田口VS山岡
今年の交流戦で最も注目の個人対決が巨人田口VSオリックス山岡投手の再戦。
4年前の夏の甲子園出場をかけて戦った両雄。
当時高校3年生だった2人は広島県大会決勝戦で”伝説の投手戦”を演じた。
広島新庄・田口と瀬戸内・山岡。
試合は延長15回を終えても決着がつかずの0対0の引き分け。
田口は15回を投げて19奪三振。
一方、山岡は15回をわずか1安打に抑える完璧な投球。
中一日を置いた再試合も再び投手戦となり、1対0。
山岡の瀬戸内が勝利し、甲子園行きを決めた。
その山岡は甲子園でも好投を披露し、あのダルビッシュ有投手からプロでも通用するスライダーと絶賛された。
しかし、山岡投手はもっとレベルを上げてからプロ入りしたいと社会人の名門東京ガスへ進む。
一方の田口投手は高校から直接プロ入り。
プロ2年目で初勝利、三年目に二桁勝利と着実にプロで実績を積んだ。
その田口投手から遅れる形でプロ入りした山岡投手は先日のロッテ戦でようやくプロ初勝利。
順調にいけば、6/4(日)に東京ドームで行われる巨人対オリックス戦で再戦が予定される。
プロでも好投手に分類されるレベルにまで成長した2人の投げ合いに今から目が離せない。
5 ピッチャー 野茂越えなるか!? 則本7試合連続の2桁奪三振
交流戦で大記録が成し遂げられるかもしれません。
現在日本プロ野球記録の6試合連続二桁奪三振を記録中の楽天則本昂大選手。
ローテーション通りなら6月1日の巨人戦(コボパーク)で先発予定。
本拠地で記録達成といきたいところ。
ただ、相手の巨人も球界の盟主としてみすみす記録達成を許すわけにはいかない。
偉大な記録の達成か球界の盟主の意地をみせるか。
6 ライト トレード・戦力外選手の逆襲 日ハム大田 ヤクルト大松
交流戦の楽しみと言えば移籍した選手の古巣球団との対戦。
今年のFA組では巨人森福投手と古巣ソフトバンク、巨人陽選手と古巣巨人の対決が予想される。
ただ、それ以上に注目なのが、かつての巨人のドラフト1位・松井秀喜氏の背番号55を継承しながらトレードで放出となった日本ハム大田泰示選手。
巨人時代は8年間で通算9本塁打に終わったが、移籍した日本ハムでは既に6本塁打。
5/12にかつての本拠地東京ドームで行われたロッテ戦で1試合2発を放った。
6/9(金)~6/11(日)の札幌ドームで開催される日本ハムVS巨人では成長した姿を見せつけて欲しい。
その他にもロッテを戦力外になったヤクルト大松選手など戦力外、トレード組の古巣との対戦が予定される。
良い意味で古巣に恩返しが期待される。
7 サード 新戦力のお披露目 源田たまらん、茂木ペゲ1・2番、阪神新エース秋山
交流戦の楽しみの一つが新戦力のお披露目。
”源田たまらん”で話題になった西武のルーキー源田壮亮選手。
堅実な守備と走塁、打撃でファンを魅了している。
その活躍から本人の背番号「6」にちなみ、6月6日(火)からオフィシャルグッズを発売するほど。
また首位楽天を支える超攻撃的1.2番茂木・ペゲーロはパ・リーグらしい豪快な野球。
もちろんセ・リーグも負けてはいない。
2軍の帝王の汚名を返上し、今やリーグ屈指の好投手に成長した阪神秋山 拓巳投手。
新加入の糸井嘉男選手を含め、高出塁率の選手がずらりと並ぶ阪神歩いてまえ打線。
DHなしにも関わらず9番に野手の倉本選手を配置するDeNA。
また、ここまで怪我で出遅れていた巨人の山口、陽選手が怪我から交流戦からいよいよ巨人選手としてデビューを迎える。
去年にはなかった新たな戦力、戦術のお披露目会も交流戦の見所の一つ。
8 キャッチャー WBC戦士たちの戦い 昨日の味方は今日の敵
今年の開幕前に行われた2017WBC。
その時共に戦った仲間たちが今度は敵としてあいまみえる。
日本のエース・巨人菅野投手対日本の主砲・日本ハムの中田翔選手。
日本の4番・筒香嘉智選手対日本の守護者牧田和久投手。
普段中々見られないとエースと主砲の対決に今から目が離せない。
9 センター 応援大使はモーニング娘。
引用:モーニング娘。'17、セ・パ交流戦の応援大使に就任 | モーニング娘。'17 | BARKS音楽ニュース
「モーニング娘。’17」がプロ野球・日本生命セ・パ交流戦の応援大使に就任。
リーダーの譜久村聖さんが全体のリーダー。
12球団にそれぞれに応援大使が就任。
◆セ・リーグ
ヤクルト:飯窪春菜
阪神:尾形春水
DeNA:小田さくら
広島:加賀楓
中日:野中美希
巨人:羽賀朱音
◆パ・リーグ
ソフトバンク:生田衣梨奈
楽天:石田亜佑美
西武:工藤遥
ロッテ:佐藤優樹
日本ハム:牧野真莉愛
オリックス:横山玲奈
それぞれのメンバー意気込みは下記参照。
夢の始球式、勝ち取るのは誰だ? | セカパカ PLAY DREAM | 日本生命セ・パ交流戦 2017
また特設サイトで、限定動画も公開。
特設サイト「セカパカ PLAY DREAM CAMPAIGN」で、交流戦の公式キャラクター・セカパカくんとコラボしたセカパカダンス動画を公開するほか、各球団のホーム球場でしか見ることの出来ない、12球団12タイプのダンスムービーを球場限定で公開する。
アイドルの起用に対して、批判する声もあるかもしれませんが、私は賛成です。
どんな形であれ、知名度のある有名人が野球を宣伝してくれることは野球ファンの底辺拡大に繋がるからです。
手始めにZOZOマリンスタジアムでの開幕戦「千葉ロッテマリーンズ VS 阪神タイガース」で牧野真莉愛さんが始球式が行われます。
野球の魅力を1人でも多くの人に知ってもらえるような活動に期待。
まとめ
わずか18試合、されど重要な18試合。
今年も数多くの好ゲーム、好プレーが生まれるでしょう。
ここに上げた見どころを上回る名場面の誕生を心から期待しています。
それでは、さようなら!