2017年に開催されるWBCに出場する侍ジャパンの公式サポーター就任を目指して活動を行っていたアイドルの存在を知っていますか。
最近Twitterで野球好きの方を中心にフォローしていると「おすすめユーザー」にとあるアイドルが表示されるようになった。
私は今までアイドルの方をフォローしたことがないので、なぜアイドルが表示されるのか不思議で仕方なかった。
気になってフォローしてみたところ、中々興味深いつぶやきをしている。
若い女の子が毎日プロ野球の明日の予告先発をツイートしたり、試合結果にランキングをつけたり。
今日のプロ野球👀こまり目線
— 中本 羽鞠@プレイボールズ6/25単独 (@playballs09) 2017年5月20日
1位 楽天田中選手延長12回決勝プロ初HR🎉美馬投手9回無失点
2位 西武浅村選手通算100本塁打👏木村文紀選手逆転2ラン
3位 中日又吉投手7回1失点
4位 横浜ロペス選手先制2ラン含む3打点
5位 山田選手3ラン
6位 レアード選手逆転2ラン
意外と言っては失礼だが、中々目の付け所が鋭かったりする。
私はアイドルオタクというわけではない。
ただ、世代的に同級生が大学生時代にAKB48やハロプロなどヲタだった影響もあり、人並の知識はある。
もちろんアイドル論について語れるような知識はない。
ただ、一人の野球好きとして、野球の魅力を伝える活動をしている人たちを応援して上げたいという気持ちがふつふつと湧いてきた。
そこで、今日はにわかながら謎の野球アイドルグループ『絶対直球女子!プレイボールズ』についてご紹介する。
目次
- 絶対直球女子!プレイボールズとは
- 野球好きにはたまらない秀逸なライブ名
- とことん野球ネタの楽曲 ナックルボールが歌詞に
- 謎の打率ツイート プレイボールズにおける打率・打点・本塁打の打撃成績の意味とは
- 今後プレイボールズに期待すること
- まとめ
絶対直球女子!プレイボールズとは
概要
2015年3月に結成された日本の女性アイドルグループ7人組ユニット。
プロデューサーはHKT48のデビューシングル「スキ!スキ!スキップ!」の作曲を担当したコバヤシユウジ。
2017年に開催されるWBCに出場する侍ジャパンの公式サポーター就任を目指し活動を行う。
ライブを「試合」、単独ライブを「主催試合」、合同ライブを「交流戦」、交流戦で共演する他のアイドルグループを「対戦相手」と呼ぶ。
主催試合でファンがアンコールを要請する際は「延長戦!延長戦!」とコールする。
また独自の特典会として、メンバーとキャッチボールができる「キャッチボール会」が随時開催されている。
残念ながら2017年WBCの侍ジャパンの公式サポーター就任ならなかった彼女たち。
元SMAPの中居正広さんに宣戦布告するとは中々目標が高いなと思わされた。
2021年のWBCまでに彼女たちが脚光を浴びて、是非サポーターに就任して欲しいものだ。
メンバー
メンバーは元野球部・ソフトボール部、野球部マネージャー、元チアリーダー、吹奏楽応援団など、何らかの形で野球に携わった経験を持ったメンバーで構成されている。
【メンバー 2017/5/21時点】
- みゅう 背番号6 19歳 副キャプテン
- 中本羽鞠 背番号9 14歳 ニックネーム:オマリー
- 篠塚つぐみ 背番号10 24歳 キャプテン
- 観月彩恵 背番号12 20歳 ニックネーム:ロサリオ
- 石田千紘 背番号22 25歳 ニックネーム:マイクを持った盗塁王
- 木原美空 背番号39 15歳 ニックネーム:マイコラスの嫁
- 奥愛梨 背番号73 19歳 ニックネーム:オクスプリング
平均年齢19.4歳。
最年長は25歳で、最年少は14歳。
14歳ってことは2002年に松井稼頭央選手がトリプルスリーを達成した時に生まれたってことか。
松井稼頭央選手に憧れて野球好きになった私しては隔世の感がある。
またニックネームも元広島ロサリオ、元阪神、ヤクルトのオマリー、元阪神のオクスプリングなど、元巨人の緒方耕一氏のニックネームなど、完全に親父狙いのもの。
本人たちが理解しているのか疑わしくなるレベル。
メンバーの詳細が気になる方はメンバー アーカイブ - 絶対直球女子!プレイボールズ
を参照して欲しい。
それぞれのメンバーの写真だけでなく、能力値が六角形のグラフで表されている。
項目は弾道(個性)、ミート(歌唱力)、パワー(ダンス)、走力(根性)、肩力(トーク力)、守備力(表現力)の6つ。
明らかに実況パワフルプロ野球に寄せていっているのが伺がえるが、微妙に関係ない感じがちょっとおかしい。
独特のプレイボールズ用語
プレイボールズは独自の用語を用いる。
例えば、急に予定がかわること→イレギュラー、 3試合ともいい試合(ライブ)だった時「今日の試合完全に3タテだったね〜」→3タテ。
野球ファンの私がギリギリ意味理解できるレベルの用語がちらほら散見される。
それらの用語は見ていて面白いものや時に感心させられるものが多い。
興味がある方は公式サイトのWIKI - 絶対直球女子!プレイボールズをご覧になられるといい。
意外と知らない野球用語があったりして野球の勉強にもなる。
野球好きにはたまらない秀逸なライブ名
これまでの活動履歴を見てみたところ、ライブ名に興味を惹かれた。
通常のアイドルのライブ名とは異なるかなり野球を意識したネーミングとなっている。
デビュー戦の「主催試合〜私とあなたのヒミツの開幕戦〜」まではぎりほかのアイドルでも使いそうだが、それ以降アイドルらしからぬ野球好きには堪らないライブ名が散見される。
私が特に気に入った3大ライブ名は下記の通り。
- 「真夏の死のロード 中間地点 ~奥愛梨生誕祭~ 野球だ!浴衣だ!夏祭り!!」
- 【CLIMAX SERIES総力戦!!ダブルヘッダー3マン】
- 「バレンティンDAYスペシャル!アーチを掛けろGOバレンティン!あれ何かお菓子いな…気のせいか!」
「真夏の死のロード」という響きを阪神ファンの嘆き以外で聞く日がくるとは夢にも思わなかった。
一番秀逸なのは2016年2月13日のバレンタインデー直前に行われたライブ名。
バレンタインと聞いて野球を真っ先に頭に浮かべるのはロッテファン(ボビー・バレンタイン元監督)、ヤクルトファン(日本記録のシーズン60本塁打ウラディミール・バレンティン選手)くらい。
「アーチを掛けろGOバレンティン!」の部分に関してはバレンティン選手の応援歌をそのまま引用している。
アイドルバレンタイン直前ライブでここまでアイドル感がないのは彼女くらいのものではないだろうか。
とことん野球ネタの楽曲 ナックルボールが歌詞に
どんどん興味を持った私は彼女たちの楽曲をいくつか聴いてみた。
そもそも楽曲名からして、「内野でも外野でもいい球場へ連れて行ってね」、「WE are UMPIRE」と野球ネタばかり。
歌詞の内容も「景気はナックルボール」(不規則に揺れ動くという意味)などかなりマニアックなものばかり。
よく野球用語は歌詞に使われがち。
例えば、恋のフルスイングやサヨナラのチャンスのような形で。
ただ、彼女たちの場合はそれがかなりマニアック。
ショーバン、逆シングル、ジャンピングスロー、カットボール、ファストボール。
単語だけをピックアップしたらとてもじゃないですけど、アイドルソングとは思えない。
個人的に好きになった曲は『ダイビングキャッチ』という言葉。
摩天楼の屋上で、少女たちがグローブ片手に、ランニングマンを踊っているというなんだかもうよくわからない光景。
ただ、侮ることなかれ、曲はかなり良い。
一度聴くと頭から音声が離れなくなってしまう。
どうやらライブでも盛り上がる曲として知られているようだ。
誰かプロ野球選手が登場曲で使ったら、かなり好評になるのではと私は考えている。
ダイビングキャッチが代名詞の選手には是非一度検討してみて欲しい。
謎の打率ツイート プレイボールズにおける打率・打点・本塁打の打撃成績の意味とは
ツイートを見ているとよく打率がどうとかこうとかとコメントしている。
草野球でもやっているのかと気になって調べてみたところ、どうやら2018年にリリース予定のユニット曲をかけて、成績を競っているとのこと。
2017年3月25日から始まる4thシーズンにて、打率の上位3名には3人だけのユニット曲を提供!(2018年発売予定)
もちろん、打率と言っても草野球の成績ではない。
プレイボールズにとっての打率とは下記の意味。
毎月5のつく日にメンバーのtwitterより配信される動画の拡散数(リツイート数)を打率に反映!毎月0の付く日に打率の発表が行われます。
ちなみに動画は下記のようなもの。
打率動画第3弾!
— 観月 彩恵@プレイボールズ6/25単独 (@playballs12) 2017年4月25日
野球知識検定を受けます!動画です🙃
6月の本番に向けて頑張りますので応援のRTよろしくお願いします✊🏻#プレイボールズ#打率動画 #観月彩恵 pic.twitter.com/6Vtl4Acm0q
AKBの総選挙しかりですが、こうやって成績が公表されるアイドルの世界はシビアなものだ。
もし彼女たちのツイートをみかけたら、リツイートして上げてみてほしい。
今後プレイボールズに期待すること
是非野球人気向上のために、プレイボールズにはもっともっと野球の魅力を伝えて欲しい。
話題になった「カープ女子」「オリ姫」、1試合に3万人以上の女性の観客を集めた「タカガールデー」。
引用:75%以上が女性来場者 「タカガールデー」を生んだホークスのマインドとは | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―
今プロ野球の各球団は女性ファン獲得に向けて様々な取り組みをしています。
私が応援する埼玉西武ライオンズも「やきゅ ウーマンシリーズ」と題して、女性に球場に脚を運んでもらう取り組みをおこなっています。
しかし、まだまだ野球における女性ファンの割合は少ないように感じる。
引用:プロ野球球団公式サイトの訪問者、女性比率が最も高いのは?|@DIME アットダイム
プレイボールズのような野球好きの女性が増えれば、プレイボールズのファンの男性だけでなく、女性ファンの獲得にも繋がるだろう。
もちろん野球を通して、プレイボールズのメディア露出が増えれば、プレイボールズにとっても大きい。
野球の魅力を伝える役割と彼女たち自身の夢である侍ジャパン公式サポーター就任に期待したい。
まとめ
5/21にはジャイアンツの二軍球場で「GII全力応援デー!」、5/24には「週刊少年サンデー」でグラビア掲載。
【5月24日は少年サンデー📚】
— 【公式】プレイボールズ6/25単独試合 (@playballs_info) 2017年5月20日
なんと‼️プレイボールズが‼️
5月24日発売の週刊少年サンデーに掲載されます🎉
巻頭2pフルカラーで掲載していただいています😭
是非チェックお願いいたします!
今後も載せていただけるように更に精進🔥 pic.twitter.com/7stnsoXr9z
徐々に活動の幅を広げているプレイボールズ。
しかし、現在野球好き女子の戦いは群雄割拠の戦国時代に突入している。
ヤクルトをこよなく愛する磯山さやか、強引にカープ女子の代表になった加藤紗里、始球式で連投しまくる神スイングの稲村亜美、社会人野球クラブチームの茨城ゴールデンゴールズ監督の片岡安祐美。
野球女子と言えば、『絶対直球女子!プレイボールズ』!
と言われる日が来るように、陰ながら応援していきたい。
みなさんも興味があれば、彼女たちを応援してみてください。
それでは、さようなら!
