先日、クレヨンしんちゃんの悪役の強さランキングベスト10なるものを記事にしたところ当社比でなかなかの人気記事となりました。
今回はその逆に『仲間キャラの強さランキングベスト10』を紹介します。
決して二匹目のドジョウを狙うわけではありません(笑)
というのも、前回の記事でもお伝えしたのですが、クレヨンしんちゃんの映画って全ての悪役を野原一家が倒してるわけではないんですよね。
強力な味方の協力もあって倒すケースが多いんです。
悪があるなら、それを倒す正義あり。
最強の助っ人は誰かってことを検証していきます。
- 選考基準
- 10位 ぶりぶりざえもん 『ブタのヒヅメ』他多数
- 9位 かすかべ防衛隊 『嵐を呼ぶジャングル』他多数
- 8位 お色気 『ブタのヒヅメ』
- 7位 トッペママペット 『ヘンダーランドの大冒険』
- 6位 ルル・ル・ルル 『ブリブリ王国の秘宝』
- 5位 春日吹雪丸 『雲黒斎の野望』
- 4位 井尻又兵衛由俊 『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』
- 3位 メモリ・ミモリ姫 『ヘンダーランドの大冒険』
- 2位 ロボとーちゃん 『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』
- 1位 アクション仮面 『アクション仮面VSハイグレ魔王』他多数
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- まとめ
選考基準
選考対象は歴代映画クレヨンしんちゃんに登場した仲間キャラ。
純粋な戦闘能力を比較しています。
対象外はロボットや兵器。
従って、『オタケベ!カスカベ野生王国』の人類動物化ドリンクや『嵐を呼ぶジャングル』の小林幸子アクションミレニアムビーム発射装置(アクション仮面のアイテム)などは対象外です。
貢献度って意味だと北春日部博士を入れてもよかったんですけど、今回は純粋な戦闘能力に絞ります。
10位 ぶりぶりざえもん 『ブタのヒヅメ』他多数
野原しんのすけが発案したキャラクターで、「救いのヒーロー」。
腰に刀を差しているように見えるが、これは千歳飴。
「私は常に強い者の味方だ」が心情で、簡単に敵に寝返ったり、敵前逃亡したりすることが多い。
映画で本格的に初登場になった『ヘンダーランド』では、しんのすけがスゲーナスゴイデスのトランプを使うことで召喚された。
クレイ・G・マッド戦では、珍しく良いアイデアを思いつくなど、たまに知能を活かすこともある。
『ブタのヒヅメ』では、大袋博士が作成したテロ集団「ブタのヒヅメ」ののバーチャル・ウイルスとして登場。
その品性下劣さはネネちゃんから「しんのすけみたい」と評された。
元々は世界を征服するための敵役としての登場だったが、しんのすけから「救いのヒーロー」としての本当の姿を聞かされて改心。
その後、自身の運命を受け入れて消滅。
しかし、作中終盤に爆発する「ブタのヒヅメ」のアジトからの脱出シーンでは、危機に陥っていたしんのすけ達の乗る飛行船を救ってくれたまさに「救いのヒーロー」。
実は私がぶりぶりざえもんを評価しているのはその耐久性。
劇場版ではアクション仮面やカンタムロボに踏みつけられても生きています。
また通常のアニメ番でもタコ殴りにあったり、鍋で煮込まれたり、など散々な目に合うのですが、何事もなく生きています。
耐久性だけなら歴代仲間キャラの中でもトップクラスの存在です。
死なない以上は何かしら使い道があります。
それとなんだかんだ助けを求めたらすぐに現れてくれるのも評価が高いです。
戦闘能力はほぼ0に等しい(むしろマイナス)ですが、なんだかんだ状況を改善してくれることが多い、ドラクエでいうパルプンテのような存在です。
9位 かすかべ防衛隊 『嵐を呼ぶジャングル』他多数
春日部の愛と平和を守ることを目的とした組織。
メンバーは野原しんのすけ、風間トオル、桜田ネネ、佐藤マサオ、ボーちゃん。
かすかべ防衛隊として初登場したのは『ブタのヒヅメ』。
以降様々な作品主役級の活躍を見せています。
5歳児集団とはいえ侮ることはできません。
作品によって強さは異なりますが、そこら辺の大人より強いのは確かです。
特に覚醒した時のマサオ君の強さは目を見張るものがあります。
20匹以上の野生のワニに囲まれる危機を脱出したり(嵐を呼ぶジャングル)、巧みに幼稚園バスを運転して追ってを振り払ったり(オトナ帝国)、などその危機回避能力は非常に高いものがあります。
中学生並に頭脳を併せ持つ風間くん、大人の汚さを知り尽くしたネネちゃん、機転が利いて冷静沈着なボーちゃん。
しんのすけを含めた5人が「かすかべ防衛隊ファイアー!」と団結した時の強さは作中屈指のパワー。
『ブタのヒヅメ』でしんのすけをかばって4人で一致団結したり、『カスカベボーイズ』で巨大ロボットをやっつけたりなど。
惜しまれるのは時折体調の座を巡って仲間割れをすることくらいです。
『嵐を呼ぶジャングル』では隊長を巡る口論の末、下記のような役割分担になりました。
【かすかべ防衛隊隊長役割】
しんのすけ→コンビニ隊長
風間くん→ジャングル隊長
ネネちゃん→セクシー隊長
マサオくん→サイバー隊長
ボーちゃん→ファミレス隊長
こういった仲間割れさえなければ、しんのすけにとってかなり強力な仲間になってくれる存在です。
8位 お色気 『ブタのヒヅメ』
「お色気」はコードネームで本名不明。
SMLの女性エージェント。
自称「ドM、結構尽くすタイプ」。
同じSMLのエージェントの筋肉とは元夫婦で、頻繁に夫婦喧嘩をした。
その時に愛用したフライパンを使った武術が得意。
そのフライパン技で強敵ママを倒した。
非常事態に対しても臨機応変に対応するなど、頭の回転の良さも持ち合わせる。
ブタのヒヅメから、自分の顔を動物の胴体に合成させた映像を長時間無理矢理見せられるという屈辱的な拷問を受けたが、屈しないほどのタフな精神をもつ。
格闘技の達人だが、銃は「下品」が心情で、銃の扱いが苦手なのが欠点。
結果的にママには勝利したものの、パワー面では圧倒されていた点もウィークポイント。
7位 トッペママペット 『ヘンダーランドの大冒険』
からくり人形の女の子。
マカオとジョマによって、メモリ・ミモリ姫の心が人形に宿っていた。
人形ながら、チョキリーヌ・ベスタの魔法をバリアしたり、素早い動きで相手を圧倒したりすることもできる。
また、飛行能力も持ち合わせており、チョキリーヌと飛空戦を演じるなどスピードも持ち合わせる。
しんのすけとトランプの力を借りたとはいえ、チョキリーヌを倒すことに成功している。
また、知力と勇気にも優れるなど、お助けキャラとしてのステータスは非常に強い。
ただ、かなり欠点(正確には制限要素)が多いのがたまに傷。
- 一定時間立つと機能が停止してしまうので、他人にぜんまいを巻いてもらう必要がある。
- チョキリーヌの呪いを受け、夜は活動できない。
- 人形のため、スゲーナ・スゴイデスのトランプカードの効力を引き出せない
これら制限要素が多いため、しんのすけの窮地に手助けできないケースがある。
実際、しんのすけがス・ノーマン・パーに襲われた時は助けにこられなかった。
スペックはそこそこ高いが、制限が多いため7位どまり。
6位 ルル・ル・ルル 『ブリブリ王国の秘宝』
ブリブリ王室親衛隊少佐。
認識番号9999号。
ホワイトスネーク団に拉致されたスンノケシ王子を奪還するのが使命。
カンガルーの師匠の下で修業した拳法の達人。
劇場版トップクラスの強敵ミスターハブを相手に互角の勝負を演じるなどその戦闘能力は極めて高い。
ミスターハブが「殺す」という言葉を連呼した際は『殺す、殺すって気安く言わないでよ! 子供が見てるでしょうが!!』と子どもへの配慮も欠かさない。
また、とっさに発信機をサリーに付けたり、機敏な動きで銃を扱ったりなど、マルチな戦闘スキルをもつ。
欠点らしい欠点はないものの、強いていえばコスプレ好きな点くらい。
ただ、それらも綺麗な容姿と相まって男性ファンにプラスに作用しかねない。
5位 春日吹雪丸 『雲黒斎の野望』
野原一家が戦国時代で出会った15歳の剣士。
春日家の長男。
剣術、馬術、弓術など戦いに関しては非常に優れたスキルをもつ。
雲黒斎からの刺客、忍者軍団、又旅猫ノ進、フリードキン・珠死朗、ダイアナお銀らを倒すしてほど。
国一番の駿馬「エンジ」をお供にしているのもポイントが高いです。
歴代の劇場版の中で、敵を倒した数はトップクラス。
また、自身が敵と認めた相手に対しては容赦なく切り殺せる非情さも併せ持つ。
欠点はパワー面と母親。
フリードキン・珠死朗戦ではパワー勝負を仕掛けられ苦戦してしまった。
又旅猫ノ進戦では猫ノ進から母親を切ったことを告げられ激昂してしまい、冷静さを欠いてしまいました。
また雲黒城に乗り込む際は、作戦もなく乗り込んで(しんのすけでいうところの「後は野となれ山となれ作戦」に近い)いくなど、やや無鉄砲な面があります。
戦闘能力は非常に高いものの、同時に弱点も多いため、トップ3入りとはならなかったです。
4位 井尻又兵衛由俊 『嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』
春日家に仕える侍。
30歳。
通称「青空侍」
そのあまりの強さゆえに、敵方からは「鬼の井尻」と呼ばれ恐れられている。
戦いにおいて苦戦した様子がほぼ描かれておらず、ほぼ無敵の存在。
人を殺した数、場数の多さなどは劇場版トップクラスの味方キャラ。
戦闘能力は吹雪丸を上回ることが予想されるため、地球人の中ではナンバーワンの存在。
3位 メモリ・ミモリ姫 『ヘンダーランドの大冒険』
ヘンダーランドの王女。
7位で紹介したトッペマの本当の姿。
マカオとジョマに囚われ、心と体が別離させられていた。
普段はからくり人形として未完成のサーカス劇場の舞台裏に置かれている。
マカオとジョマを倒したことで復活。
終盤の2、3分のみの登場となったが、その魔力は非常に高いことが伺える。
しんのすけとカンタムロボらが大苦戦したス・ノーマン・パーをあっさりと倒し、ゴーマン王子を呪いから救っている。
トッペマが人形になっても高い魔力を持っていた背景には、元々のメモリ姫の魔力の高さがあるからでしょう。
ただ、そう考えると、このメモリ姫を封印したマカオとジョマが相当高い魔力を持っていたことも想像できます。
ヘンダー城では魔法が使えないため、野原一家はマカオとジョマをやっつけることが出来たが、彼ら(彼女ら?)に魔法を使われていたら負けていた可能性もある。
話は逸れましたが、メモリ姫の魔力に地球人は勝てそうもないことからトップ3入させました。
2位 ロボとーちゃん 『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』
父ゆれ同盟に作成されたロボット。
野原ひろしの記憶と人格をもつ。
両腕はロケットパンチ、腕には歯ブラシ、工具などが内蔵されており、料理や日曜大工も完璧にこなす。
パワーは人間よりはるかに高い。
幼稚園バスに走って追いつけるなど、スピードも速い。
下半身を回転させることで、空を飛ぶこともできる。
ドデカシティのモニュメントと合体し巨大ケツでか星人ロボと化して、巨大五木ロボを倒せるなど、反則級の技も併せ持つ。
また、しんのすけを拷問する際に、「もっとも残酷なおしおき」としてピーマンを無理やり食べさせる選択を思いつくなど、相手の弱点を的確につく知能も持ち合わせる。
欠点は燃料の油をお尻から注入する必要があること。
また父ゆれ同盟が開発したひげパーツを装着すると「頑固オヤジ回路」が作動、厳格な性格のロボひろしに豹変してしまう。
その他の手段でも父ゆれ同盟に洗脳されることがあるため、非常に危険な存在。
味方にすればこれ以上ないほど心強いが、その一方で敵にすると非常に恐ろしい。
その危険性が1位を逃す要因です。
1位 アクション仮面 『アクション仮面VSハイグレ魔王』他多数
『アクション仮面VSハイグレ魔王』では別次元に実在するヒーロー、以降の作品では特撮ヒーローとして描かれた。
柔道三段、空手三段、剣道二段、ムエタイ、少林寺、サンボ、骨法、ブラジリアン柔術、カポエラも少々操るほどの武術の達人。
アクションゲームや高い跳躍力、敏捷性、剣術など人間離れした戦闘能力を誇る。
「アクション仮面Z」さらに「アクション仮面フィーバー(777)」などの形態に変身できる。
ハイグレ魔王が仕掛けた爆弾によって大怪我を負うものの、死には至らず、脚の負傷のみにとどまりました。
パライダイスキングから幾度も殴られたり、しんのすけから金玉にぶら下がられても平気な振る舞い(並みの男性には絶対無理)をするなど、高い耐久性も持ち合わせる。
”苦戦することはあっても正義は最後に必ず勝つ”
という正義のヒーローの王道をいく存在。
負けるシーンが想像つかないキャラクターなので、堂々1位に選出しました。
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まとめ
- 地球人ナンバーワンは井尻又兵衛
- 本気を出したらメモリ姫?
- 最強の助っ人はアクション仮面
- 野原一家が倒せなかった相手のほとんどは仲間キャラが倒している
前回の敵キャラで名前が挙がった敵役のほとんどは今回のランキングに入った仲間キャラの協力で倒しています。
また、『嵐を呼ぶジャングル』以降、「しんのすけが主役」というコンセプトが強くなったため、強力な仲間キャラは初期の映画に多く集まっています。
その分、中期~後期の敵役はちょっと印象が薄いキャラが目立ちます。
映画オリジナルキャラの扱い方から、映画クレヨンしんちゃんの変遷を伺うことができました。
今回ランキングに入っていないキャラクター中にも、リング・スノーストーム、毎回役に立つシロ、子ども離れしたスパイ能力を持つレモン、高い戦闘能力を持つ温泉Gメン、実は高い戦闘能力を持つ東松山よねなど、魅力的なキャラがいました。
単純な戦闘能力だけではない、貢献度ランキングだとまた違ったメンバーがランキング入りするでしょう。
次回はそんな観点からランキングを作成してみます。
それでは、さようなら!