死ぬまで生きる問題

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西武森友哉選手は平成甲子園最高のスラッガー その才能は清原、松井にも劣らない!

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高校野球史上最高の打者は間違いなく清原和博氏。

それに異論を唱える人はいない。

 

では、平成最高のスラッガーは誰か。

 

ラッキーゾーン撤廃後の初本塁打を放った松井秀喜氏(星陵)

清原氏以来となる1試合3本塁打を放った平田良介選手(大阪桐蔭)

KK以来史上三人目の3年連続本塁打を放った中田翔選手(大阪桐蔭)

 

プロに入っていない選手の中にも夏の大会史上最高打率7割を誇る糸屋義典選手(駒大苫小牧)、大会最多打点15、3試合連続本塁打を放った萩原圭悟選手(大阪桐蔭※浅村栄斗選手の同期)らと様々な怪物スラッガーたちが存在した。

 

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それらの中で私が実際に観て、最も最高のスラッガーだと感じたのが現在西武ライオンズの森友哉選手だ。

 

彼の2年生の春から3年生の夏までの4季間で見せたパファーマンスは先に挙げたスラッガーの誰よりも優れていた。

 

何が優れていたのか一言で言うと『最も凡退するイメージが沸かなかった』ことだ。

 

どこに何を投げても打たれる。

 

恐らく森選手と同じ大会に出た選手で彼を抑えこめたのはチームメイトの藤浪晋太郎選手(大阪桐蔭、現阪神タイガース)くらいのものだった。

 

それだけ彼の高校時代の打撃は高校生離れしていた。

 

今日は西武ライオンズの森友哉選手の魅力について語っていく。

甲子園通算歴代4位タイの本塁打5本 打率驚異の打率4割7分1厘

森選手が甲子園で残した通算成績は51打数24安打11打点5本塁打、打率4割7分1厘(13試合)。

 

この5本塁打は歴代4位タイの記録。

 

【甲子園通算本塁打記録】

  • 13 本:清原和博
  • 6 本:元木大介、桑田真澄
  • 5本:香川伸行、鵜久森淳志、平田良介、森友哉

 

平成では鵜久森、平田選手と並んで森友哉選手が1位

松井、中田翔選手は4本。

当然本塁打に関しては出場試合数、つまり所属チームの成績に左右される部分がある。

 

実際本塁打率を比べると森選手より、清原、松井氏の方が優れていることがわかる。

 

【甲子園本塁打率】

  • 清原和博:7%(91打数13本塁打)
  • 松井秀喜:8%(32打数4本塁打)
  • 森友哉:10.2%(51打数5本塁打)

 

ただ、森選手の場合は単純に本塁打だけでは語れない部分がある。

それは大阪桐蔭高校の西谷監督が『大阪桐蔭史上最高のミート力』称した対応力。

 

「目が抜群にいい。ボールをミートするという単純な意味ではない、ボールを“捉える”能力が高いんです。最後までボールをしっかり捉えて、ボールにアジャストする能力が高い。

その能力だけで言ったら、うちの卒業生の中では一番です。

引用:大阪桐蔭監督が語る森友哉の「打」。捕手にこだわるよりも、打者として。(2/4) - プロ野球 - Number Web - ナンバー

 

事実甲子園で残した打率から見る対応力は、甲子園史上最高打者である清原氏を超えるものを持っている。

 

【甲子園通算打率】

  • 清原和博:.440(91打数40安打)
  • 松井秀喜:.343(32打数11安打)
  • 森友哉:.471(51打数24安打)

 

私が森友哉選手のバッティングを観ていて感じたのは『高校生がどうやってこの打者を打ち取るのか』ということだ。

正直森選手の打ち損じを願うしかなかった。

 

私以上に数多くの森選手を観ていた西谷監督も似たことを思っていたそうだ。

 

「森が凡打を打ったのを、ほとんど見たことがないんです。記録上の凡打はもちろんありますよ。そういう意味じゃなく、森が相手投手に本当の意味で打ち取られた、崩されて抑えられたのを見た覚えがない。凡打といっても、質が他の打者とは違うんです。

 

 10割バッターって、打者には当然無理な目標じゃないですか。ウチの卒業生でも、誰にもそんなこと求めたことはなかったんですけど、森には『10割打て』と言いました。

 

練習試合で5打数4安打だったら、4安打を打ったことより『なんで、もう1本打てへんかったんや』って話になりましたから。それくらい高いレベルの要求ができる選手だった」

 

鵜久森、平田、中田選手と比べれば、森選手はパワーでは劣ったが、こと対応力に置いてはワンランクもツーランクも上をいっていた。

 

パワーで劣っているといっても森選手には逆方向に本塁打を放つ技術があった。

2年生の春の段階で甲子園の一番深い左中間に放った(健大高崎戦)一発は高校生離れしていた。

 

そうかと思えば左投手のインローを上手く捌いてライトスタンドに弾丸ライナーの一発。

 


森友哉 甲子園 全本塁打

 

花巻東時代の大谷翔平選手の150キロに迫る直球もものともせずに2安打。

 

森選手は2年生時点の完成度で言えば史上最高レベルの打者だった。

 

投手の左右、内外角、緩急(直球と変化球)、高低、などなど。

 

誰がどこに投げても打ち取れる気がしない。

間違いなく森選手が平成甲子園史上最高のスラッガーだ。

しかも捕手をしながらというのが更に驚かされる。

清原、松井に次ぐ高卒1年目の本塁打記録

 鳴り物入りでプロに入団した森選手。

一年目は2軍での英才教育が予定されていたが、西武ライオンズのチーム状態が悪かったことで、1軍での出場機会を得た。

 

するとプロ8打席目にいきなり代打ホームラン。

そこから3試合連続で本塁打

 

高卒新人の3試合連続本塁打は、46年ぶり史上3人目、プロ1号から3試合連続は史上2人目。

 

しかも一本目レフト、二本目はライト、三本目はセンターに放っている。

 

正直プロで率を残す選手になるとは思っていたが、まさか広角に本塁打を放つとは想像していなかった。

 

最終的に森選手は1年目に6本塁打を記録している。

この高卒一年目の6本塁打は清原31本、松井11本に次ぐ史上3位の記録。

 

しかも単純な本塁打率だけなら松井氏を超えて、清原氏に並ぶペース。

 

【高卒1年目本塁打率】

清原和博:13%(404打数31本塁打)
松井秀喜:16.7%(184打数11本塁打)
森友哉:13.3%(80打数6本塁打)

 

森選手が高卒1年目で残した成績の偉大さが伺える。

 

清原氏の1年目を指導した名伯楽の土井コーチも森選手の技術に驚きを隠せずにいた。

 

清原和博や松井稼頭央などを育てたことで知られる元西武打撃コーチの土井正博は、こう言って舌を巻いたものだ。

 

「森は構えた時に余計な力が入らない。インパクトの瞬間だけ力を入れるコツを知っている。あんな19歳を見たのは清原以来や。柔道でいえば、入門した時から黒帯を締めていたようなもんやね」

引用:森友哉「圧倒的打撃センス」を持つ男~西武首脳陣の悩みは捕手をやらせるかどうか(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(3/6)

 

プロ2年目に見せたスター街道の確約 高卒2年目二桁本塁打

森選手はプロ2年目に初のオールスター出場を果たす。

そこで見事代打本塁打を放っている。

オールスターでの代打本塁打は34人目。

10歳代の選手が放ったのは史上初。

 

また10歳代の選手が本塁打を放ったのは清原和博以来28年ぶり2人目。

 

森選手は最終的に17本塁打を放った。

過去高卒二年目で二桁本塁打を放ったのはドラフト制度導入以降4人のみ

しかも、その4人はそうそうたる顔ぶれが並ぶ。

 

【高卒二年目の二桁本塁打達成者】

(※ドラフト制度導入以降)

  • 清原和博(西武)=1年目(1986)/ 31本
  • 松井秀喜(巨人)=1年目(1993)/ 11本
  • 掛布雅之(阪神)=2年目(1975)/ 11本
  • 大谷翔平(日本ハム)=2年目(2014)/ 10本

 

 高卒二年目に通算20本塁打を超えているのは清原、松井氏のみ

 

森友哉選手の成績がいかに貴重か、そしていかに凄いかがこのことからもお分かり頂けるだろう。

 

そんな森選手を見て当時チームのキャプテンを務めていた栗山巧選手は最大限の賛辞を送った。

 

チームの先輩である栗山巧は「月並みですけど、打撃センスが飛び抜けています」と言って、こう続けた。


「打席に入ってからアプローチの仕方が、ちょっと今までに見たことがないタイプなんです。しっかりとバットを振っていく中で、どんなボールにも対応できる。

左版・浅村栄斗みたいなイメージですかね。

 

すでに1年目の昨年からその傾向はあって、相手バッテリーに真っすぐ主体の組み立てをされていて、そこへ急に変化球を投げられた打席があったんですよ。

森はそのボールを逆方向へ完璧にとらえた。

結果はレフトライナーだったのですが、あれは何年もプロでやっている選手のアウトのなり方なんです。

 

僕らが段階を経て、何年もかかってできたことをアイツは簡単にやってのけた。

それに長打力もあるわけですから、これはモノが違うなって思いましたよね」

引用:現役選手が語る「高卒2年目、西武・森友哉の衝撃」|プロ野球|集英社のスポーツ総合雑誌 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva

 

このまま努力を重ねれば間違いなくスター選手になれることが保証された成績だ。

 

物足りない3年目、勝負の4年目

飛躍を期待された3年目森選手は期待を大きく裏切る成績に終わった。

規定打席に到達出来ず、一時絶不調を味わった

 

身長168センチの森選手は年間通して活躍するために下半身の負荷をは減らすフォーム改造に取り組んだ。

しかし、それは本来の森選手の良さを殺してしまうフォームだったのだ。

 

不調で2軍降格後、西武ライオンズ二軍の赤田コーチとの会話でフォームを戻す決断を下す。

 

バランスボールに座ってのティー打撃など、徹底的に下半身をいじめ抜いた。赤田コーチは語る。


「年間通じて結果を出すために、上体を上げて負担を減らすという考え方はわかります。でも、そもそも、その選択が違う。下半身に負担がかかって途中でバテてしまうなら、“負担を減らす”のではなく、“バテない体力をつける”という選択をすべき

要は、楽をする方法を選んだというわけです。

 

それで通用するほど、プロの世界は甘くはありません」

引用:「プロの世界は甘くない」 西武・森友哉はなぜ不振から復活したのか | Full-count | フルカウント ―野球・MLBの総合コラムサイト―

 

一から身体を鍛え直したことで、抹消時.209だった打率を最終的に.292まで戻した。

史上二人目の高卒から三年連続二桁本塁打となる10本塁打、OPS.803という成績を残した。

 

球史に残る打撃技術を持っている森選手。

ただその持っているポテンシャルを考えれば全く物足りない成績である。

 

大阪桐蔭時代にバッテリーを組んでいた藤浪投手は『2年目で3割打ってないのがおかしい』というほどその能力を認めている。

 

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勝負の4年目は残念ながら死球の影響で早くて6月の復帰になる。

捕手としても、打者としても森選手が持っている高い技術を存分に発揮して欲しい

まとめ

清原、松井に引けを取らない打撃技術に加えて捕手としても非凡な才能を持つ森選手。

 

2017年は厳しいが、森選手には今後常に3割30本塁打を打てる選手に成長してくれることに期待したい。

 

 大阪桐蔭の先輩である中村剛也、浅村栄斗選手とタイトル争いをするシーズンを見てみたいものだ。

 

それでは、さようなら!

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