TOEICの参考書選びに費やす時間ははっきりいって無駄です。
私は700点とるために結果的に20冊以上の教材を使ってみましたが、結果的にやってよかったと思える教材は数少なかったです。
というのも書店にいけば、TOEIC関連の本が山のようにあります。
どれも良い宣伝文句をうたっていますが、玉石混交。
正確には700点対策としては英語初級者向けはほんの一握りです。
amazonで「TOEIC 本」で検索すると、7611件もヒットします。
時間がないビジネスマンや遊びたい学生にとっては貴重な時間をかけてまで教材を選ぶ、自分のレベル・目標に合わない参考書を使うのは効率が悪いです。
そこで今日はTOEIC700点獲得に必要な教材5選ご紹介します。
正直これさえマスターすれば、他の教材はいりません。
今回は現状TOEIC300~600点の方(未受験、英語初心者)を対象に、話を進めていきます。
参考書の使い方
各参考書の特徴と使い方を説明します。
また、下記の参考書を紹介する順に勉強をするようにしてください。
詳しい勉強方法・スケジュールなどは別の機会にご紹介します。
模試
もし一冊だけ選べと言われたら間違いなく公式問題集を選びます。
それだけ鉄板の参考書だからです。
これなしではTOEICを語ることも勉強することも出来ません。
これ1冊だけをやりこんで、700点以上をとる強者もいるくらいです。
TOEIC本番問題の制作元であるがETSが手掛ける唯一の問題集です。
特に本番のリスニング問題と同じ公式スピーカーの音声を聴けるのがこの問題集最大のメリットです。
他の参考書と比べると値は張りますが、正直安いくらいです。
それだけ必須のアイテムです。
文法
英語が苦手な人にとって一番嫌いなのが文法学習でしょう。
そんな方には『いきなりスコアアップ! TOEIC(R) テスト600点英文法集中講義』がおすすめです。
この本はTOEICテストでよく狙われる15の文法項目がまとめられています。
一般の参考書だとTOEICでは問われない文法事項も含まれています。
それらを勉強するのはTOEIC700点に向けては効率が悪いのです。
ですので、この本に収録されている60題の基礎問題と40題の応用問題を通して、TOEIC文法の基礎を固めましょう。
また、この文法書は手のひらサイズで軽いです。
ですので、通勤・通学・お出かけの際も気楽に持ち運べますので、時間がない人にも最適です。
600点対策と書かれていますが、全てのレベルの対策になる文法書です。
単語
単語を覚えないことにはせっかく理解を高めた文法力を活かすことが出来ません。
そして、全ての試験に出題範囲と傾向があります。
TOEICの単語出題傾向を事前に知ってるんじゃないかというくらいあてまくるのが、この金のフレーズ、通称金フレです。
ここに出てくる単語さえ全て覚えてしまえば、700点レベルは楽にクリアできます。
この単語帳は下記のようにレベルごとに分けて合計1,000の単語が収録されています。
600点レベル 助走の400語
730点レベル 加速の300語
860点レベル 飛躍の200語
990点レベル 頂点の100語
しかし、700点を目指すなら860点以上の300単語は捨てていいです。
それらの300を覚える時間があったら600~730までの700単語を完璧にするのが優先です。
この単語帳にはその他にもTOEICならではの定型表現が収録されています。
パート1重要語100
部署・職業名
前置詞・接続詞・接続副詞
多義語88
定型表現120
860点以上の300単語を覚えるくらいなら、こちらの定型表現を覚える方が効率が良いです。
出る確率が低いハイレベルな単語を覚えるよりも、出題確率が高い単語を覚えましょう。
リスニング
日本人は英語のリスニングが苦手とされています。
しかし、TOEIC高得点を最短で取得するにはリスニング力向上が不可欠です。
なぜならリーディングよりリスニングの方が伸びやすいからです。
なので、まずはリスニングを鍛えることが優先です。
TOEICには「設問のパターン」が存在します。
そして、それらは驚くほど少ないです。
なので一度そのパターンさえ知ってしまえば、音声が流れた瞬間にある程度ストーリーを予測することも可能です。
TOEICのリスニングは全部で100問。
そのうちパート3・4だけで69問出題されます。
なので、優先してこのパート3・4を練習しましょう。
この究極のゼミ Part 3 & 4と公式問題集、金のフレーズの「パート1重要語100」に慣れておけば、自然にパート1とパート2も解けるようになります。
リーディング
この問題集は先ほどの金のフレーズを作られているTEX加藤さんが手がけられた参考書です。
実はこの問題集で使われている単語は金フレと結構かぶっています。
しかし、それこそが私がこの本をすすめる最大の理由なのです。
というのも、金フレの項でも触れましたが、700点レベルで必要なのは基礎の徹底。
あれもこれもと手を出すのではなく、確実に自分が点をとれる箇所を増やすのが優先なのです。
そのためには覚えた単語を実戦で使えるレベルにもっていく必要があるのです。
ようは、問題を解くときに使えなければ意味がないのです。
ですので、「いきなりスコアアップ! TOEIC(R) テスト600点英文法集中講義」で学んだ文法と「金のフレーズ」で学んだ単語の二つを実戦で使えるレベルにもっていくために、この「でる1000問」を解きまくるのです。
本来ならパート7の対策もすべきなのですが、700点レベルなら公式問題集になれていればリーディングパートを5~6割とることは可能です。
長文(パート7)もあくまで短い1文の集まり。
一つ一つの文を読めなければ、長文の意味を理解することは出来ません。
なので、でる1,000を通してTOEICの文に慣れていくことの方が優先です。
まとめ
- 問題集は絞る
- 模試→文法→単語→リスニング→リーディングの順で勉強する
- 何度も同じ問題集を覚えるまで繰り返す(最低3周)
これさえやれば、確実に700点に届きます。誰でも。
あれやこれやと手をだして、お金と時間を無駄にしないために、教材は絞り込むことをおすすめします。
それでは、さようなら!
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