雑記ブログの生きる道ってなんだろう。
一般的に稼げないと言われる雑記ブログ。
収益化を目指すなら専門性が大事だといわれます。
確かに望む情報を無駄なく得たい、有益な情報だけを欲しいって人は多いでしょう。
という効率的に時間を使いたい人は多いでしょう。
それが、ユーザーの満足度を上げることにもつながるので。
でも、ふと思うわけです、「果たして全てのユーザーがそうなのか?」と。
ウィンドウショッピングなる言葉があるように、買うあてはないけど、なんとなくふらっとお店に入りたい人も一定数います。
そして、そういう人の中には「つい、何か買ってしまう」という人もいるでしょう。
そういう人向けのブログが作れたらいい、そしてそれこそが最強の雑記ブログなんじゃないかと私は思います。
ブログを始めた当初、私は雑記ブログをコンビニみたいだと考えていました。
しかし、実際にそれから4ヵ月ブログをやってみて、それはちょっと違うような気がしてきました。
じゃあ、何なら例えとして的確なのかというと、それは驚安の殿堂でおなじみ「ドン・キホーテ」なのです。
そこで今日は、ドン・キホーテの『圧縮陳列戦略』こそが最強の雑記ブログに通ずるって話をしていきます。
目次
『圧縮陳列戦略』とは
圧縮陳列とは縦に商品を積み上げ圧倒的な品揃え感を演出する手法だ。
さらに棚を迷路のように配置し宝物を探し出すように店内を回遊しながら商品を眺める楽しさを生み出している。
ドン・キホーテに足を運んだことがある人ならわかる通り、店内はところ狭しと商品が並べられている。
時に通路を通るのも困難なくらい当たり一面に商品があり、お客さんが多いコーナーになると非常に圧迫感があります。
この圧縮陳列ですが、何もやみくもに商品を並べているわけではありません。
たとえば入り口から店内を眺めてみよう。
すると、手前の棚は低く奥まで見渡せ、視線の先には目玉商品が置かれている。
お客は奥に進み滞在時間が増えるほど商品を購入する。
また、店内の通路が曲線になっているところが多いのも同じ理由だ。
購買年齢層にあわせて棚の高さを調整するのはもちろんとして、親子連れがやってくるキャラクター商品は、何段かに分けて陳列している。
引用:ドンキホーテはなぜここまで強くなったのか | 世界の(ショーバイ)商売見聞録 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
以前、出口と入口を意識したサイト構成の重要性について話しました。
一見、出口と入口がぐちゃぐちゃに見えるドン・キホーテですが、お客さんの惹きつけ方から、購買層にあった店舗づくりを実践しているのです。
こういったユーザーへの配慮はブログのサイト構成において、非常に重要な要素の一つなのです。
宝探し感を演出して、お客さんに楽しでもらう
ドン・キホーテは扱っている商品のジャンルが多彩で、化粧品などの生活用品から、洋服、時計、ゲーム、など商品一覧をあげればきりがないほど多くの商品を扱っています。
この「ドンキにいけば何かありそう」と「ドンキで面白いものを見つけてやる」という感覚こそドン・キホーテにお客さんが集まる要素の一つなのです。
棚を迷路のように配置し宝物を探し出すように店内を回遊しながら商品を眺める楽しさを生み出している。
ドンキはこうした演出により「深夜に買い物ついでに遊びに行く場所」というイメージを作り上げ若者や多忙な会社員から強い支持を受け、ユニークかつ合理的なビジネスモデルとして一世を風靡した。
これこそまさに雑記ブログが目指す最強の形。
まずお客さんをブログ内に引き込んだら、あとは回遊しながら商品(記事)を楽しんでもらう。
その中で、自分が面白いと思うものをユーザーに探してもらう。
この宝探し感の演出こそ、雑記ブログが専門ブログと差別化できる要素の一つなのです。
課題は敬遠されがちな購買層への配慮
ここまでは、ドン・キホーテの強みばかりといてきましたが、何もよいことばかりではありません。
ドン・キホーテがなかなか取り込めない客層がいることも事実なのです。
短時間で必要なものを効率的に購入したい主婦層や落ち着いた雰囲気を好む高齢者への、安さ以外の訴求力は弱く、敬遠されがちだった。
私の両親は共に60歳を超えるのですが、両親をドン・キホーテに連れていきたいかといわれると正直答えはノーです。
ドン・キホーテのターゲット層は若年層を中心としています。
参考にはならないかもしれないですが、私のブログ(雑記)は20代を中心とした層が中心。
私のブログにも問題はあるのですが、ごちゃごちゃしたサイト構成は短時間で必要なものを効率的に購入したい主婦層や落ち着いた雰囲気を好む高齢者に好まれないのです。
ただ、ドン・キホーテは意外な層から支持を受けています。
それは訪日外国人からです。
日本にやってくる外国人旅行者は2014年に1300万人を超えた。そしてそのざっと半数がドンキホーテにやってくる。
引用:ドンキホーテはなぜここまで強くなったのか | 世界の(ショーバイ)商売見聞録 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
他にはない独自性が生み出した意外な需要。
雑記ブログはターゲットをそこまで絞らない分、間口は広い。
それが思わぬ需要を集めることもあり得る。
訪日外国人からドン・キホーテが人気を得たという事例は、雑記ブログの可能性を示す一つの例として面白いです。
はてな雑記ブログの巨星ヒトデさんもドン・キホーテ!?
私がドン・キホーテと雑記ブログをだぶらせた要因の一つに、 はてな雑記ブログの巨星ヒトデさんのブログの存在があります。
ぶっちゃけSEOとかあんまわかってないしね。あんま適当な事言うとSEO警察にボコられるらしいし。こわっ
サラリーマンだけど雑記ブログで月間100万PV達成したよー! - 今日はヒトデ祭りだぞ!
「サラリーマンやりながら、雑記ブログでも100万PV&収益化できる!」
という夢のようなブロガーライフを実現されているわけですが、そのブログ内で扱っているネタは様々。
【ヒトデさんのブログカテゴリー】
※勝手に転載すみません!!
私個人の感想ですが、ヒトデさんのブログを回遊するのはとにかく楽しい!
最初はアクセスアップやアニメの記事をきっかけにサイトを訪問するのですが、気づいたら仕事論や果てはカルピス牛乳の話。
イエーイ! みんなカルピス好きー?
そんで、今「好きーー!!」って言ったみんなーー!
カルピス牛乳が美味過ぎる!! - 今日はヒトデ祭りだぞ!
とにかく、「ヒトデさんのブログにいけば何か面白いことがある、自分の知らない面白い要素を発見出来るのではないか」というワクワク感があるのです。
これこそがヒトデさんとドン・キホーテの共通した魅力なのです。
ヒトデさんの記事の内容以上に、ヒトデさんに興味を持ってブログに来ているいわば”信者”的な読者は多いでしょう。
以前お話した、自己ブランディングこそ、雑記ブログで成功する最も重要な要素なのです。
まとめ
ドン・キホーテ戦略を成功させるには「何か面白いことがある!」という期待感を持ってユーザーに訪問してもらう必要があります。
そのうえで、お客さんが良い商品(記事)を探せるサイト構成にすることができれば、雑記ブログにも勝機があるのです。
ん、個人が人気になって、わかりやすいサイトにして、面白い記事を作る....
当たり前のことしか言ってないじゃん!!
まぁ、今日言いたかったのは「雑記ブログにも可能性がある」ってことです。
機知の切れ味を鈍らせまいと思うなら、あまり機知を鋭くしてはいけない。
それでは、さようなら!