20代の方で、資金運用と聞くとどんなイメージが沸きますか?
恐らく多くのかたは「お金がない20代には関係ない」「お金を減らすリスクがある危険なもの」というイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。
では、資産運用とは具体的に何をすることかと聞かれてどういっことを思い浮かべるでしょうか。
FX、不動産投資、アパート経営などを思い浮かべる人は多いでしょう。
やり手の人が為替レートなんかを見ながら、資金運用をしているイメージが多いのではないでしょうか。
「資産運用初心者の自分には出来ない、怖い。」
「その逆に資産運用とは何か、投資について勉強してみたい!」
という人もいらっしゃるでしょう。
ただ、どうやって勉強をするか。
「ブログを見ても専門用語ばかりでよくわからない」、「セミナーに参加するのはなんだか怖い」と考える方もいらっしゃるでしょう。
そういった方におススメなのが、『超ど素人がはじめる投資信託』という投資信託の入門書です。
実は私はこの本の著者である「20代怠け者」さんが運営されているブログ『怠け者の20代が投資やってみたブログ』の大ファンなのです。
この度書籍を出版されたということで早速拝見しました。
私が投資信託をはじめた2年前にあって欲しかった!と思うくらいかなりわかりやすい入門書でした。
特に「仕事が忙しくて勉強する時間がない」投資初心者にとってはおススメの本です。
それでは、紹介していきます。
- 『超ど素人がはじめる投資信託』とは
- 自分語りなし! 投資への不安を一層してくれる投資信託の入門書
- なぜ投資信託がおススメなのか 働き&遊び盛りの20代投資素人向きのわけ
- 預金するより投資信託がお得
- 時間を味方に アインシュタインも絶賛した”複利”こそ投資信託の最大メリット
- 何事も経験自己投資のために500円から気楽にやってみるススメ
- 興味を持った方はまずは筆者のブログを読んでみよう!
- まとめ
- 投資関連記事
『超ど素人がはじめる投資信託』とは
内容紹介
忙しい人でも大丈夫! 楽して儲かるしくみをつくろう!【本書の特徴】
リスクが低く、少額からはじめられることから投資の入門層に人気がある
投資信託を、人気ブログの著者が素人目線で解説します。引用:Amazon CAPTCHA
著者
<>20代怠け者
<>「Tipstour」「怠け者の20代が投資やってみたブログ」の中の人。 <>主に資産形成の方法を中心に、なぜ20代が投資をするべきなのか、不労所得を目指すべき理由など日本人の働き方についてなどの記事を書かれています。
興味がある方はブログもご覧になってみてください。
自分語りなし! 投資への不安を一層してくれる投資信託の入門書
この本のおススメポイントの一つが筆者さんの自分語りポイントがないことです。
>えてしてこういう成功者の方の本は「俺は若いころに苦労したから○○」みたいな部分があります。
もちろん、伝記のようなものを読みたい時は苦労話や挫折体験も面白いです。
しかし、勉強したい・知識を得たいと思って買った教科書にそれが出てくると正直読み飛ばしたくなります。
何より語り部分があると、説明部分が少なくなってあまり知識が得られません。
しかし、この本の98%は投資信託に関する説明です。
ほんの2、3ページほど著者のブログの説明とあとがき部分がありますが、それ以外は投資信託についての説明です。
※ファンの私は逆に知りたかったですが(笑)
また、10ページに1回くらいの割合で図が出てくるので、視覚で理解したい、活字が苦手という方にもおススメです。
この本は投資信託を勉強したいという投資初心者におススメの本です。
なぜ投資信託がおススメなのか 働き&遊び盛りの20代投資素人向きのわけ
では、なぜ投資信託なのか。
凄くざっくり説明すると投資信託とはプロにお金を預けて投資することなんです。
投資家はお金を出すだけで、運用に関する細かいことはすべて、プロに任せっきりにすることができます。
仮に自分でFX投資を行うと、「円ドル相場は今いくらか」のようなことを自分で毎日調べる必要があります。
投資の知識もない状態で、自分で運用を行うことは極めて難しいことです。
特に知識も時間もない人にとっては。
投資家自身が時間をかけて市場を調査したり、売買を行ったりする必要がない。「(中略)」本業や家事などで忙しいすべての人にも、はじめられるチャンスがある
特に20代の方はお仕事にプライベートにととても忙しいでしょう。
また30代になると今度は家庭のことや育児なども忙しくなる人が多いはずです。
そういった時間のない方がプロに任せて投資を行えるのが投資信託の魅力の一つです。
預金するより投資信託がお得
お金を預けるだけなら、銀行に預金するのと変わらないように感じる方も多いでしょう。
しかし、そうとうも言えない事情があるのです。
2016年2月からは大手銀行の普通預金の金利が軒並み下げられ、過去最高水準まで落ち込んでいます。
普通預金の金利0.001%で100万円を10年で運用したとして、利息は100円です。
100円なんて、銀行で時間外引き出しすれば一回でなくなる料金です。
対して、投資信託は平均で年のリターンが4%あると言われています。
実は私は2年前の2015年の7月から投資信託を始めました。
年によってリターン率に違いはあります(これは投資信託においては折り込み済みのこと)が今のところ順調に資産を増やしています。
【年別サマリー】
約3年間で積み上げた額は1,310,000円。
【トータルリターン】
2017年の4月時点で+5.47%のリターンがありましたので、+71,721円。
投資信託を申し込んだ以外は全てほったらかしで、71,721円も資産を増やすことに成功しています。
時間を味方に アインシュタインも絶賛した”複利”こそ投資信託の最大メリット
上記の年別サマリーをみて、「おやっ?」と思った方は数字に強い方だと思います。
【年別サマリー】
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、赤枠内の各年度の上段の値が私が実際に投資した額です。
下段は前年度までの利息を足し合わせた額。
ようは複利の力が働いているのです。
複利は、発生した利息を元本に組み入れて、 利息の増えた元本に付く利息のことを指します。
【単利と複利の違い】
仮に単利と複利で元本100万円を年利5%で20年間運用したとします。
単利の場合は100万円(元本)×5(年利)=5万円(利息)
つまり、20年間で20×5=100万円の利息が発生します。
複利の場合も初年度は100万円(元本)×5(年利)=5万円(年)
しかし、2年度目は利息を積み上げた105万円に年利5%がかかるので、2年目に得られる利息は5万2,500円になります。
このように発生した利息を元本に組み入れていくので、最終的な利息は165万円になるのです。
これこそが、長期運用で投資信託をする最大のメリットになるのです。
今の預金金利で2倍にするには3000年
何事も経験自己投資のために500円から気楽にやってみるススメ
と、ここまではちょっと額が大きい話をしてきました。
実は投資信託は500円からでもスタートできます。
いきなり大きな金額を預けるのは抵抗がある方は少額から始めることをおススメします。
投資をはじめるのが難しい大きな理由は、やはり「よくわからない」だと思います。
成功した人とそうでない人の決定的な違いは行動してみたかどうかです。
そして、多くの成功者が成功以上に多くの失敗を経験しています。
実際にはじめてみれば、 資産が上がった・下がった原因は何か?など、いろいろなことが気になって、市場の動向や社会に目を向けるきっかけにもなります。
興味を持った方はまずは筆者のブログを読んでみよう!
ここまでで、投資信託に興味を持たなかった方は本書を読む必要はありません。
というのも投資は良いことばかりではないからです。
お金を失う可能性だって0ではありませんので。
迷っている方は著者のブログを読んでみると良いでしょう。
投資というと堅苦しくて、自分とは縁遠いイメージがあるかもしれません。
しかし、「怠け者の20代が投資やってみたブログ」を読んでみると”投資”というものが非常に身近なものに感じます。
今すぐ投資信託をはじめる必要はないので、まずは投資に興味を持ってみることからはじめるとよいです。
そうやって投資に対する抵抗感をなくしていくことからはじめましょう。
実際、私も最初に投資をするときはめちゃめちゃ怖かったです。
そのため、投資信託に関する本を2か月で20冊くらい読みました笑
自分で調べていくうちにどんどんと興味が沸いていきました。
もちろん、すでに興味がある方は本書を手に取られてみてください。
詳細な投資信託に説明、証券会社の選び方から、投資信託に関する用語の説明などが丁寧に説明されてあります。
まとめ
投資というと怖いイメージがありますが、それは相手を知らないからこそ生まれるものです。
相手のことを知れば、自分にとって味方にするとことも可能です。
死ぬまでつきまとうお金のことならなおのこと。
本書を読んで”20代投資家”になってみてはいかがでしょうか。
投資関連記事
・投資初心者におすすめの入門書7選【なぜ投資が必要?お金とは?】