ラーメンばかりを食べている人を見て、「ラーメンばっかり食べてよく飽きないな」と思う方はいらっしゃるでしょう。
実際、私もラーメン巡りにハマるまでは同じ考えでした。
しかし、ラーメンと一括りするにはもったいないくらいラーメンには多種多様な種類が存在します。
北は北海道の味噌ラーメンから、東北喜多方の醤油ラーメン、東京のスープがない油そば、中華そば風の尾道ラーメン、そして九州豚骨ラーメン。
などなどここでは紹介しきれないほどの種類のラーメンがこの世には存在するのです。
なので、ラーメン好きにとっては同じラーメンばかり食べているように見えて、実は全く別のジャンルの食べ物を食べているのと同じくらいの違いがあるのです。
そして今日ご紹介するのが、ラーメン勢力図のなかでも一際熱い一団、家系ラーメンが食べられる『めん処 翁さん』。
まさかオーストラリアで家系ラーメンを食べられるとは驚きでした。
少しだけ家系ラーメンについての説明してお店のご紹介もしていきます。
家系ラーメンとは
1974年以降に登場した神奈川県横浜市発祥の豚骨醤油ベースで太いストレート麺を特徴とするラーメンおよびそのラーメン店群である。
ラーメン店「吉村家」を源流とする。
横浜ラーメンと呼称されることも多いが、より以前から存在する横浜市中区ルーツのラーメンとは異なる。
というわけでようは吉村家さんを発祥としたラーメンの一つのジャンルなわけです。
この家系の系譜を巡って色々ああだこうだ言うのもラーメン通の楽しみ方の一つ。
ただ、普通にラーメンを食べたい人が知りたいのは実際にどんなラーメンなのかでしょう。
家系ラーメンを理解する上で知っておくべきは下記のとおりです。
【家系ラーメンの基本事項】
- 店名に「家」とついている
- 麺は太いストレート麺。モチモチとした独特の触感が特徴。
- スープは豚骨醤油ベース
- 具材は基本的にネギ、チャーシュー、海苔、ほうれん草。
- ライスと一緒に食べるスタイルが人気。ライス無料おかわりを提供しているお店も多い。
- 店員さんも熱い
ようはこういうことです。
これが一般的ないわゆる「家系ラーメン」です。
もう一つの特徴としては店員さんが非常に情熱的です。
この店員さんの熱さや店間の師弟関係なども家系を楽しむポイントの一つですが、今日はそこは割愛します。
『めん処 翁さん』とは
今回やってきたのは『めん処 翁さん』。
北九州の幹線道路の一角で暖簾を掲げ、産声を上げた翁さんのラーメン人生。苦労の末に『九州ラーメン総選挙2008』第3位に選ばれると、行列店へと変貌を遂げた。
その後、自分の腕を信じて東京に渡り、板橋で自家製麺屋を出店。
『ラーメンデータベース』で全国1位を獲得したのちに、今度は新宿、もう一度板橋、早稲田と展開。日本での10年を経て海外に渡り、カンボジアで2店、そしてシドニーでの出店に成功し、立ち上げたラーメン屋は現在8店舗を数える。
九州を発祥とする人気ラーメン店はいまや日本、そして世界をまたにかけるラーメン店になっているわけです。
お店は以前紹介した『SAIGON PHO』と同じチャイナタウンのフードコートにあります。
食欲を大いに刺激するメニューの写真。
やはり九州発のラーメン店だけあって久留米豚骨ラーメンの写真が一番大きかったです。
しかし、私が注文したのはお目当ての家系ラーメン。
通常価格が12$(約1,000円)で、大盛りにすると+3$(約250円)
ただ、ここで残念なお知らせが。
なんとこちらのお店ではライスがメニューない。
唯一の飯物はチャーシュー丼(しかもミニじゃない)。
本来なら家系ラーメンのこってりしたスープでラーメンを食べたかったですが、健康のために炭水化物+炭水化物を避けられたと無理矢理ポジティブに解釈しました。
ちなみにつけ麺は10~15分ほど待ち時間がかかるようです。
鷹の爪は無料ですが、紅しょうがは有料でした。
実食! 家系ラーメン
待つこと7分ほどでラーメンがきました。
ノリのしたに隠れていいますが、チャーシューももちろんあります。
一枚しか入っていなかったので、トッピングで足すのもありかなと思いました。
それくらい美味しかったです。
スープは見た目ほどドロドロしておらず、豚骨味が美味しかったです。
ライスがないことがやはり悔やまれる!
そして、家系ラーメンを食べるにあたってたまに議論されるノリをどうやって食べるか問題(以前爆笑問題のお二人ラジオでラーメンにノリはいるか問題で議論をしていました)。
パリパリの食感を楽しむか、スープにつけて絡めて食べるか。
私はガッツリスープにつけて楽しんでしまう派です。
そして最後肝心な麺ですが、家系特有のモチモチとした独特の触感が美味しかったです。
それとやっぱりほうれん草は欠かせないですね。
これがないと不思議と家系って感じがしないんです。
アクセス
- 営業時間:水~月(火曜日定休日) 12時~20時30分
※スープがなくなり次第終了しますのでお早めに。
私が行った際もいくつかのメニューは売り切れていました。
- ホームページ:
- 住所:Dixon House Food Court,
Corner of Little Hay St & Dixon Street, Haymarket
まとめ
今回は家系ラーメンを頂きましたが、その他にも二郎系の相撲ラーメン、背油ラーメンなど魅力的なメニューがありました。
日本全国各地のラーメンが食べられる『めん処 翁さん』さんは何度も再訪する価値があるラーメン屋です。
それでは、さようなら!