日本料理が海外でどのように親しまれているのか。
日本の料理が正しい形で伝わっているものもあれば、お寿司のカルフォルニアロールのように原型からはかなり逸れた形で定着しているものまで様々です。
その中で今回私がお話しするのは大阪粉物料理の定番料理『たこ焼き』。
私は九州人なので(関西人もかな?)海外で生活しているからといってたこ焼きが恋しくなることはありません。
ただ、以前フィリピンに留学した際にちょっと変わったたこ焼き屋さんを見かけたことから海外でタコ焼きがどのように広まっているのか興味があります。
ちなみに下記の写真がそのたこ焼き屋さんならぬた"く"焼き屋さん。
近づいてみるとちょっと変わった英語が。
まぁボールっちゃボールだけど。。(笑)
実はこの時店名だけに興味を引かれて実食はしませんでした。
しかしそのあとにちょっとした後悔が。
海外で食べるたこ焼きってどう変化しているのだろうか。
日本で食べるたこ焼きとの違いについて興味をもった私はここシドニーで1つの一軒のたこ焼き屋さんを見つけました。
その名も『Tamayaki』。
うーん、どうもたこ焼きとは名乗りたくない事情があるようです(笑)
そこで今日は私がシドニー『Tamayaki』で食べた海外版たこ焼きについてお話ししていきます。
目次
シドニー『Tamayaki』ではたこ入りたこ焼きは選択肢の一部!?
私が見つけたたこ焼き屋さんはチャイナタウンの近くにありました。
最初はアイスクリーム屋さんか何かかと思っていたのですが、よくみるとたこ焼き屋さんでした。
私がイメージする日本の露店形式のたこ焼き屋さんとは違って可愛くてポップなキャラクターがお店の看板には描かれてありました。
夜に撮影したのですが外観はこんな感じです。
この可愛いキャラクターが一生懸命客引きをしています。
キングオブたこやきって書いてるからたこ焼きという正式名称は知っているみたいですね。
商標登録上「たこやき」って使えないのか(?)。
カウンターにはメニュー表があります。
ちょっとわかりづらいかもしれませんが、写真の真ん中上部に巨大たこの文字。
実は注意しなくてはいけないのがこのお店ではたこ入りたこ焼きはあくまで選択肢の1つ。
基本的にたこが入っていてソースなどで変化をつける日本式とは異なります。
なるほどそれでたま焼きなのかと変に納得してしまいました。
確かたこって欧米の人にとってはデビルフィッシュと言われているくらいあまり好まれない食べ物のはず。
実際お店の人に確認したところ一番人気はエビ&カニだと言っていました。
一番大きい看板で推されていましたし、確かに美味しそう。
いやいや俺はたこ焼きを食べに来たんだと迷わずたこ焼きを注文。
エビ&カニよりも0.2$高い7$(約700円)。
会計は現金でもカードでも可能ですが、カード支払いの場合は2.5%分の使用料がとられますのでご注意を。
高級たこ焼きなるものが日本にあるのかは知りませんが、たこ焼きにこんなにお金を払う日がくるとは。
などと思いながらたこ焼きが出来上がるのを待っていました。
店員さんに確認したところ6分ほどで出来ると言われました。
その間は少し店内の様子を撮影。
私は注文しませんでしたが、かなりドリンクメニューが豊富にあります。
またたこ焼き風のアイスクリームもあるようでたこ焼きスイーツという私の中にはない発想が次々と眼前に。
私が訪れた時は日本人ではないアジア系の店員さんが二名でお店をまわしていました。
手際よくたこ焼きを作っていましたが、やや大ぶりなたこ焼きなためか一度に作れるたこ焼きの数はそんなに多くなさそう。
ちなみにフェイスブックのコメント欄に30分待たされたというコメントがありましたがこれを見るとなんだか納得できました。
待つこと10分ほどしてようやくたこ焼きが完成。
中身が食べる前にもわかるよう箱の外側に具について書かれています。
ちなみに受け取るカウンターにはストローやフォーク、ソース類があります。
白色はわさびソースです。
またお店のすぐそばにテーブルが三卓、椅子が八脚ほどありました。
実食!
ということで早速実食!
中々大ぶりなたこ焼きが4個入っていました。
1個150円(涙)。
刻みのり、かつおぶし、マヨネーズが表面にかかっておりこれは日本と変わらぬスタイル。
たこ焼き自体はかなり熱々でした。
触感もほどよく柔らかくてべちゃべちゃしていたり、固くなりすぎてはいませんでした。
また表面もカリッとあがっていて触感は上々。
ただ肝心のたこの食感があまりしない。
それもそのはず巨大タコの名とは正反対の小粒なたこが一個だけしか入っていません。
ちょっと汚いですがそれがこちら。
ただ、大きさはいまいちでしたがたこ自体は美味しかったです。
なんとなくですが新鮮さを感じました。
値段に目をつぶればたこ焼き自体は美味しかったです。
アクセス
営業時間:毎日12時から22時
ホームページ(facebook):https://www.facebook.com/tamayakiau/
住所:Shop 36, 1 Dixon Street, Chinatown, Sydney, nsw
まとめ
人生で最も高いたこ焼きを食べたあと何故か日本を思い出しました。
学生時代のたこ焼きパーティー懐かしいな。。。
ワーホリって大学生活と似たところがあるので、日々の生活とある意味日本らしさ溢れるたこ焼きという日本料理を食べたことで郷愁の年に駆られてしまったのかもしれません。
もし皆さんも海外に行ったらたこ焼きを食べてみてください。
懐かしさと共に学生時代の思い出を思い出せるかもしれません。(笑)
それでは、さようなら!