なんだかんだ熱くなれる侍ジャパンの試合。
こんにちは、はろーぐっばいです。
このページでは2017年WBCの侍ジャパン戦前の予想スタメン・メンバー・試合結果についてまとめています。
※追記 2017/3/30
惜しくも今大会ではベスト4に終わりましたが、日本中が大いに盛り上がりました。
熱戦の記憶をこのページで思い出して頂けると幸いです。
目次
代表野手メンバ
野手のメンバは以下の通り。
※大谷翔平選手は参加が微妙な状況だが、本日(2017/2/2)時点では大谷翔平選手を指名打者で起用することを想定して話を進めていく。
名前 | ポジション | 球団 | WBC経験 |
大谷翔平 | 指名打者 | 日ハム | 初 |
大野奨太 | 捕手 | 日ハム | 初 |
炭谷 銀仁朗 | 捕手 | 西武 | 2013 |
小林誠司 | 捕手 | 巨人 | 初 |
中田翔 | 一塁手 | 日ハム | 2013 |
菊池涼介 | 二塁手 | 広島 | 初 |
山田哲人 | 二塁手 | ヤクルト | 初 |
松田宣浩 | 三塁手 | ソフトバンク | 2013 |
坂本勇人 | 遊撃手 | 巨人 | 2013 |
田中広輔 | 遊撃手 | 広島 | 初 |
内川聖一 | 外野手 | ソフトバンク | 2009、2013 |
秋山翔吾 | 外野手 | 西武 | 初 |
鈴木誠也 | 外野手 | 広島 | 初 |
筒香嘉智 | 外野手 | DeNA | 初 |
平田良介 | 外野手 | 中日 | 初 |
青木宣親 | 外野手 | アストロズ | 2006、200 |
ポジション別選手候補
各ポジションごとにレギュラー(一番手)、サブ(二番手)、バックアップ(三番手)の選手を振り分けてみた。
ポジション | レギュラー | サブ | バックアップ |
捕手 | 小林誠司 | 大野翔太 | 炭谷 銀仁朗 |
一塁手 | 中田翔 | 内川聖一 | 山田哲人 |
二塁手 | 菊池涼介 | 山田哲人 | 田中広輔 |
三塁手 | 松田宣浩 | 菊池涼介 | 田中広輔 |
遊撃手 | 坂本勇人 | 田中広輔 | 菊池涼介 |
左翼手 | 筒香嘉智 | 青木宣親 | 内川聖一 |
中堅手 | 青木宣親 | 秋山翔吾 | 平田良介 |
右翼手 | 秋山翔吾 | 鈴木誠也 | 平田良介 |
指名打者 | 山田哲人 | 内川聖一 | 筒香嘉智 |
※赤字はポジション含めて出場確定選手、青字はポジションは未確定だが出場確定選手
青字の筒香、青木選手に関してはレギュラーで出場することは確定しているが、指名打者との兼ね合いでポジションが変更になる可能性があるためポジション未確定とした。
基本的には山田哲人選手をレギュラーとして菊池涼介、田中広輔選手の2人で3ポジションをバックアップする形になるだろう。
検討事項
では次にレギュラーが確定していないポジションについて検討していく。
前述した表からわかるとおり、レギュラーが確定していないポジションは4つ。
それぞれについて見ていく。
1.捕手のレギュラー
再三人材難が叫ばれている捕手だが、ここに関しては確たるレギュラーは出てこないと私は踏んでいる。
投手との相性を見ながら、いかに柔軟に起用(捕手への代打・代走を含めて)していくかががポイントとなる。
捕手の打力は3人とも似たり寄ったり。
スタメン選手の中で最も打力が低い右打者が8or9番・捕手と出場するので、打線を組む際に大幅な変更がない分のはメリットと言えばメリット。
ある意味計算が立てやすい。
投手との相性を考えながら、柔軟にスタメンを組む必要がある。
【ここでの結論】
投手との相性を考えながら、柔軟にスタメンを組む。
スタメンの中で最も打力が低い右打者が8or9番・捕手と出場するので、捕手を変えても打線に大きな影響はでない。
【結果】※追記 2017/3/30
2017年WBCで小林選手は日本代表の正捕手として全7試合にスタメン出場。
チームトップの打率.450、1本塁打、6打点と結果を残し、同大会のラッキーボーイとして活躍した。
2.二塁手のレギュラー
最も重要な検討要素が二塁手のレギュラー。
それは他のポジション、打順、試合の戦術にかなり影響を与える要素だからだ。
山田哲人、菊池涼介選手というプロ野球史上屈指の二塁手を同時に抱えるという嬉しい悩みをどういった形で活かしていくか。
色んな解説者の意見を聞いていると菊池涼介選手を二塁手で起用して山田哲人選手を一塁手or指名打者として起用するオーダーを推している方が多い。
ただ代表メンバの構成を見る限り、基本線は山田哲人選手レギュラー、菊池涼介選手が内野のバックアップになることが予想される。
スタメンの二・三・遊の選手を除くとそれらのポジションを守れる選手が菊池涼介・田中広輔選手の二名しかいない。
仮に菊池涼介、山田哲人選手を同時にスタメンで起用してしまうと二・三・遊のバックアップが田中広輔選手しかいないことになる。
怪我人発生と試合中の選手交代を考えると、戦術の幅が狭くなり、けが人に対応しきれないケースになりかねない。
もし山田哲人選手を指名打者で起用した場合、最悪DH解除という形をとらざるを得なくなる。
山田選手がサードを守る選択肢もあるが、昨年の壮行試合で山田哲人選手が見せた三塁守備の不安定さを考慮すると中々難しい。
侍ジャパン【動画】山田哲人不慣れなサードでエラー 二塁は広島菊池?2016メキシコ戦
首脳陣としては菊池涼介選手にバックアップでいて欲しい思いが強いはずだ。
【ここでの結論】
菊池涼介選手は内野のサブ要員。
ただ、山田哲人、松田宣浩選手が絶不調ならば菊池涼介選手を起用する。
【結果】※追記 2017/3/30
けが人も出ることなかったため、結果的にバックアップを心配する必要はなかった。
3.右翼手のレギュラー
外野手の基本布陣は左翼手筒香嘉智選手、中堅手青木宣親選手となることが予想される。
そうなると残すポジションは右翼手。
非常に甲乙つけがたい2人だが、結論から言うと2人を併用する形になるだろう。
選手の調子、対戦相手投手によって2人を使い分けるのがベター。
今回の侍ジャパンの外野手を守備重視で組んだ場合のベストオーダーは左翼手青木宣親(出来るなら平田良介選手)、中堅手秋山翔吾、右翼手鈴木誠也選手となる。
秋山、鈴木の右中間は鉄壁。
仮に秋山翔吾、鈴木誠也選手のどちらかがスタメンを外れた場合は試合途中に代走や守備固めをしながら上記の外野布陣にするのが理想。
【ここでの結論】
右翼手のレギュラーは固定せずに併用。
スタメンを外れた選手を代走や守備固めとして起用し、試合終盤は守備固めをする。
【結果】※追記 2017/3/30
秋山選手が大会前に故障した影響もあり、大会序盤は鈴木選手がライトでスタメン、中盤以降は秋山選手がセンターでスタメン出場した。
なお、鈴木、秋山選手がセンターについた場合は青木選手がライトのポジションに回った。
スタメン数は鈴木選手4回、秋山選手が3回。
4.大谷翔平不在時の指名打者及び外野手の布陣
現時点では大谷翔平選手の参加は微妙な状況。そこでもし大谷翔平選手が不在だった場合の布陣を考えるとする。その際に考えられるパターンは2通りある。
2つ目は他のポジションのレギュラー選手を指名打者に起用。
打撃の技術が高い内川選手を起用するのも選択肢としては十分あり。
しかし、個人的には指名打者筒香嘉智選手、左翼手青木宣親(出来るなら平田良介選手)、中堅手秋山翔吾、右翼手鈴木誠也の布陣を推す。
その理由は二つ。
1つは守備の安定。
年齢から来る守備範囲・肩の衰え、更にここ数年守っていないことを考えるとあまり好材料が見当たらない。
加えて左翼の筒香嘉智選手も下手ではないが、お世辞にも守備がうまい選手とは言えない。
この2人で左中間を組むのはチームとして非常にリスクが大きい。
思い起こせば、過去日本代表が優勝した時には外野手の好守備が随所に見られた。
2006年大会の多村仁志選手の塀際でのキャッチ、2009年大会の内川聖一選手のスライディングキャッチからの二塁返球など。
右翼手に絶対的な守備の名手イチロー選手を据えて、そのほかにも福留孝介、金城龍彦、青木宣親といった守備の名手を揃えていたことも勝因の1つだった。
そのことを考えると、守備面も考慮した布陣を敷く必要がある。
二つ目の理由は筒香嘉智選手を指名打者で起用することで途中交代を避ける狙いだ。
筒香嘉智選手に守備固めを出した後にに同点、逆転になった場合、攻撃力が非常に落ちる。
今回の侍ジャパンの中で攻撃面で1つ抜けた存在である筒香嘉智選手を最後まで残すために、筒香嘉智選手の指名打者起用も検討して欲しい。
【ここでの結論】
状況によっては指名打者筒香嘉智選手、左翼手青木宣親(出来るなら平田良介選手)、中堅手秋山翔吾、右翼手鈴木誠也の布陣も有り。
【結果】※追記 2017/3/30
2017年WBCで侍ジャパンは山田哲人選手を全7試合でスタメン起用した。
予想スタメン
ここまで話したこととこれまでの小久保監督の選手起用を踏まえると以下のスタメンが予想される。
打順 守備位置 選手名
1 中堅手 青木
2 遊撃手 坂本
3 二塁手 山田
4 一塁手 中田
5 左翼手 筒香
6 指名打者 内川
7 三塁手 松田
9 捕手 嶋
ポイントしては中田翔選手の4番起用。
ここ最近では筒香嘉智選手の4番を推す声が高まっているが、ここまでの小久保監督の選手起用を見ていると基本線は4番中田翔選手。
中田翔・筒香嘉智選手に4・5番を打たせ、上位にはメジャーリーガーの青木宣親選手、首位打者坂本勇人選手、トリプルスリーの山田哲人選手といった足も使える選手を揃える。
恐らくこれに近い形が取られる。
もし菊池涼介選手を起用する場合は2番で繋ぎを任せる形になる。
下位はかなり流動的なオーダーを組むことが予想される。
相手投手の左右や選手の状態で柔軟に変えてくるはずだ。
サードは松田選手の起用が濃厚。
私が組む理想のスタメン
打順 守備位置 選手名
1 左翼手 青木
2 遊撃手 坂本
3 二塁手 山田
4 指名打者 筒香
5 一塁手 中田
6 右翼手 鈴木
7 三塁手 松田
8 中翼手 秋山
9 捕手 嶋
予想スタメンとの変更点は赤字。また、大谷翔平選手を起用出来ないことも想定したオーダーとなっています。
まず一番に主張したいのは4番筒香嘉智選手。
筒香嘉智選手4番推奨派の一人なので、ここが一番言いたいところ。
その他に関しては前述した外野手守備を考慮した布陣となっている。
また、スタメン予想の両方に内川聖一選手の名前がありませんが、ここぞの場面での代打に期待したいので控えスタートとした。
捕手陣の打力を考えた時に必ず代打で起用する場面が出てくることが予想される。
その時にここ一番に強く、計算が立つ内川聖一選手を起用するのが理想の形だ。
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大会中の選手起用考察・及び雑記
まとめ
大会中の調子や結果によって色々と想定とは異なることが起こるのがWBC。
今日名前があまり上がってこなかった平田良介選手、田中広輔選手にだって十分にチャンスはある。
登録されている全員の力を合わせてチームが躍進することに期待したい。
それでは、さようなら!