死ぬまで生きる問題

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巨人のイケメン小林誠司選手は広陵高校時代野村祐輔とバッテリーを組んでいた強肩捕手

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「小林誠司」の画像検索結果

引用:小林誠司に関する記事 | 日刊ゲンダイDIGITAL

 

今球界で最も厳しい批判を受けている選手は誰か。

高額年俸をもらいながら成績が伴わない選手、高い期待を受けてドラフト上位指名されながら中々芽が出ない選手、FA移籍で期待されたものの成績が出ない選手。

プロ野球選手は様々な形でファンやメディアから批判を受けやすい対象となる。

 

しかし、それらは同時に高い期待の表れでもある。

 

表現は悪いがそもそも期待していない選手に対しては批判は上がってこない。

期待と結果にズレが起こるからこそ批判は生まれるのだ。

 

今回お話しするのは第4回WBCで侍ジャパンのメンバー入りした読売ジャイアンツの小林誠司選手。

 

中々厳しい批判を受けることが多い小林選手だが、アマチュア時代から名門を渡り歩いてきた選手。

広陵高校時代には現広島東洋カープの野村祐輔投手とバッテリーを組んでいた。

 

その頃から、名捕手となる素養をのぞかせていた高校時代のエピソードを交えながら小林選手のWBCで期待される役割について語っていく。

 

目次

小林誠司選手とは 

広陵高等学校入学時は投手兼遊撃手。

1年生時に捕手に転向。

3年生時にはエースの野村祐輔、土生翔平、上本崇司らと共に甲子園出場。

春は8強、夏は準優勝の成績を収めた。

 

高校卒業後は同志社大学に進学。

その後は社会人野球の名門日本生命に入社。

入社一年目から都市対抗野球に出場し、すべての試合でマスクをかぶった。

2013年には社会人ベストナインを獲得。

社会人ナンバーワン捕手として2013年のドラフト会議で注目を集め、2013年のドラフト会議で読売ジャイアンツから1位指名を受けて入団。

阿部慎之助捕手の後継者として期待されての指名であった。

 

2014年はルーキーながら63試合に出場し、存在感を示す。

 

2015年は阿部慎之助の一塁コンバートもあり、正捕手としての期待を受けたが70試合の出場にとどまる。

シーズンオフにはコーチから叱責されていた最中にクロワッサンを食べてしまったエピソードが暴露され、そのマイペースっぷりが話題になった。

 

2016年は開幕からスタメンマスクをかぶり続け、6月の楽天戦で死球を受け左肩を骨折。

一時離脱があったものの、12球団の捕手で唯一規定打席に到達した。

守備面ではセリーグトップの盗塁阻止率.356をマークするなど正捕手に定着した。

その一方で、打撃は規定打席最下位の打率2割4厘と課題を残した。

通年試合に出場したことが評価され、 年俸5,000万円で更改した。

1年生で投手失格 捕手転向を受け入れて努力した広陵高校時代

小林選手は広陵高校入学当初は投手兼遊撃手。

しかし、同級生に後にエースとなる野村祐輔選手がいたため、中井監督から捕手転向を命じられる。

投手として野村選手と小林選手のタイプが似ていたことが原因。

 

鼻っ柱の強い高校時代に投手失格の烙印を押されれば並みの人間なら受け入れがたいこと。

しかし、小林選手は素直に受け入れ、以降野村選手好みの捕手になれるように努力を重ねた。

 

そんな小林選手を中井監督は捕手向きだったのかもしれないと振り返っている。

 

「プライドの高い子だったらできないこと。その点、誠司は大人だったんでしょうね。もともと捕手向きだったのかもしれない」

引用:<'07年準Vバッテリーの蹉跌> 野村祐輔×小林誠司 「衝撃の敗戦を超えて」(2/3) - 高校野球 - Number Web - ナンバー

 

その後2人は黄金バッテリーとして全国に名を轟かせるようになる。

3年生時の甲子園成績は春は8強、夏は準優勝。

 

夏の決勝佐賀北高校戦では、8回裏に決勝逆転満塁ホームランを浴びて惜しくも優勝を逃した。

疑惑の判定が話題を呼んだが、二人にとってはこの試合に敗れたことが後の野球人生に大きく作用した。

 

「あれが僕の人生なんだと思います。あそこでスライダーを投げたのも、スローボールを投げたのも、僕の人生なんです。あの舞台を経験できたので、それからは、勝ちにこだわるようになりました。強くなれたっていうのは自分の中にあります。僕も小林も、プロに入る夢を果たせたので、いい経験をさせてもらったのかなと思います」(野村)


「成長していくために、必要な経験をさせてもらった特別な試合だった。あそこで優勝していたら、僕の野球人生はどうなっていたやろって時々考えるんですよ。でも、あのあと、みんなで言い合ったのはこれから先々の人生で『それぞれの日本一を目指そう』って。僕らは、佐賀北の選手たちには、できない経験をしたんだって気持ちがありました。『あそこで負けてよかった』とそう思える人生にしたい」(小林)

引用:佐賀北に大逆転負け。敗者となった広陵野村(広島)・小林(巨人)が選択した1球の背景【夏の甲子園決勝の記憶】 | ベースボールチャンネル(BaseBall Channel) - Part 4

 

後に野村投手は明治大学からドラフト1位で広島へ、小林選手は日本生命からドラフト1位で巨人に入団。

 

一回りも二回りも大きくなって、広陵高校の黄金バッテリーはプロの舞台に飛び込んできた。

 

高校時代の3年間に切磋琢磨した原点があったからこそ、2人は大きく成長できたのだ。

小林選手の武器は12球団屈指の強肩

小林誠司選手の代名詞と言えば12球団の中でも屈指の強肩

 

実際プロ入り後の盗塁阻止率は高い数字を残し続け、通算で4割を越えている。

2016年シーズンには12球団の捕手の中でトップの.356を残した。

 

年度 試合数 盗塁阻止率
2014 58 0.417
2015 68 0.438
2016 129 0.356
通算 255 0.404

 

2017年の侍ジャパンの他の捕手と比べても、嶋選手が.194、大野選手が.310とその数字の高さが伺える。

 

この肩の強さは侍ジャパンにとっても貴重な武器となる。


【プロ野球、好プレー集 #37】小林誠司のスローイング集 驚異の強肩! 速い送球の軌道が残像で見えそう!?

厳しい批判を受けた2016年と覚悟の2017年

2016年は小林誠司選手にとって厳しい1年となった。

 

試合途中にマイコラス投手からキャッチングの批判を受けたり、クライマックスシリーズで度重なるバッテリーエラーを犯し、侍ジャパンの強化試合でも捕球ミスを繰り返してしまった。

 

OB、野球解説者、マスコミから厳しい批判を受けるシーズンとなった。

〈問題は、投手陣を引っ張る捕手をどうするか――。というのも、自分は小林誠司の技量・力量を疑問視している。はっきり言って、彼は控え捕手として能力を発揮できても、レギュラーになれる器ではない

引用:「巨人・小林は正捕手の器ではない」江夏豊の言葉の真意(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

 

この批判が誰よりも悔しかったのは他ならぬ本人だ。

 

その批判を跳ね返すべく、小林誠司選手は2017年シーズンに向けて精力的に動いている。

オフには巨人の名捕手阿部慎之助選手に志願の弟子入り。

 

トレードマークだった長髪をバッサリと切り落とし、決意の丸刈りでグアム自主トレに臨んだ。

 

今回の合同トレは、小林が阿部に初めて弟子入りを志願して実現した。阿部は「髪形を気にするくらいなら、もっと他に気にすることがあるはず。バリカンを持って来い」と、現地で小林の頭を刈るつもりだった。それを待たず、小林が正月に自らバリカンを入れた。広島・広陵高3年以来というヘアスタイルにちょっぴり恥ずかしそうだったが、バリカンを持参し、グアムで気合を入れてもらう準備もできている。

引用:【巨人】阿部「気持ち見えた」小林丸刈り“合格”!グアムトレ出発 : スポーツ報知

 

阿部から「お前が変われば、チームは勝てる。何でも教えてやる」と激励されたという小林選手。

 

それまではどちらかというと阿部選手を避けていた小林選手。

しかし、このままでは巨人も自分もダメになるという危機感が小林選手に並々ならぬ覚悟を生んだ。

 

侍ジャパンで期待される役割

現状では3番手捕手としての位置づけ。

ただ、私は小林誠司選手の出番は少なからずあると見ている。

その理由は二つ。

 

一つは小林誠司選手がセリーグの選手であること。

その他の捕手2人はいずれもパリーグの選手。

 

今回の侍ジャパンの投手13名のリーグ別内訳はセ4・パ9名。

 

セリーグの投手は少ないが、その中には先発陣の軸であり、小林誠司選手の巨人の同僚菅野智之選手がいる。

 

www.shinumade.com

 

また、他のセリーグ投手の特徴を知っている小林誠司選手の存在は必ず必要になる

自ずとマスクをかぶる機械は増えるだろう。 

 

そしてもう一つの理由は今回の侍ジャパンに絶対的な捕手がいないこと。

絶対的な捕手がいない以上、捕手に代打・代走を起用する機会が多くなることが予想される。

 

代表には豪華な代打陣や走塁のスペシャリストがいるためなおさらだ。

他のポジションは代打や代走が必要な選手が少ないため、恐らくそれらの控え野手を使う場面は非常に限られてくる。

 

代打や代走があるとしたら捕手に対してが多くなるだろう。 

 

そうなると、控え捕手が起用される機会も増えてくる

なので、小林誠司選手は現状第3捕手ではあるが、十分出場機会を得られると私は予測している。

追記

2017年WBCで小林選手は日本代表の正捕手として全7試合にスタメン出場。

小林選手の強肩を警戒して、相手チームが一度しか盗塁を試みなかったため、強肩を披露する機会は少なかったが、準決勝でアメリカ戦でアダム・ジョーンズの盗塁を阻止。

 

打撃面でもチームトップの打率.450、1本塁打、6打点と結果を残し、同大会のラッキーボーイとして活躍した。

 

リード面ではオーストラリア戦での岡田投手への気遣いも話題になった。

まとめ

これまで野球エリートとして育ってきた男がここまで批判を受けたことはなかっただろう。

 

その野球エリートが見せるなりふり構わぬ姿勢。

 

その努力が2017年に結果として実ることに期待したい。

 

それでは、さようなら!

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