先日シドニー内の12か所を一枚のチケットで周れる『Sydney museum pass』についてご紹介しました。
本日早速その『Sydney museum pass』を使って、シドニーのシティ中心街の美術館に行ってきたので、その報告します。
なお、今回は全て周りきれていませんのでこの『Sydney museum pass』を使った美術館巡りは何度かの記事に分けてお伝えしていきます。
目次
- JUSTICE&POLICE MUSEUM
- HYDE PARK BARRACKS MUSEUM
- MEROOGAL THE MINT&CAROLINE SIMPSON LIBRARY & RESEARCH COLLECTION
- MUSEUM OF SYDNEY
- まとめ
JUSTICE&POLICE MUSEUM
場所・アクセス
サーキューラーキー駅からほど近いところに位置したところにあります。
付近にたくさん観光スポットがあるので、元々この場所の存在を知らないと中々気づきにくいかもしれません。
展示品
館内では過去200年の間に世間を震撼させた犯罪の数々が紹介されてあります。
警官が使用していた道具、拷問に使われた器具、没収した凶器、犯罪者たちの顔写真なども展示されています。
また、もともと警察署や裁判所としても使われていたので、それらの名残を見ることもできます。
外観と実際の中の様子
前回の記事で『Sydney museum pass』の使い方は説明したかと思いますが、一応記載すると、入ってすぐの右手に受付があるので、そこでpassを見せましょう。
その際に日本語で書かれた館内の案内と地図を渡されます。
中は薄暗い雰囲気になっています。
入るなり早々、昔のシドニーの犯罪についての説明や写真の展示があります。
実際の事件が起こった時に撮影された被害者側の写真がありますので、そういうのが苦手な方は注意してください。(普通に遺体の写真が飾ってああります。)
その後、進んでいくと犯罪の手口ごとに種類分けされたコーナーがあります。
その他には再現された裁判所や警察の制服や銃の展示などがあります。
ちなみに裁判所にいる人たちの衣装は貸出物です。
興味のある方は係員の方に声をかけてください。無料で貸し出してくれます。
実際に囚人たちが収容されていた監房もあります。
※見づらくてごめんなさい。
だいたい1時間もあれば周れるような広さです。
ただ、説明は全て英語で書かれているので、読む方の英語力に左右されます。
感想
こちらの美術館は地球の歩き方やGoogleマップでは犯罪博物館となっているのですが、英語では『JUSTICE&POLICE MUSEUM』となっています。
英語の方が響き的にはカッコイいのですが、この美術館が何を展示しているかという意味では日本語訳の方がしっくりくる気がします。
館内は所々やや薄気味悪い写真や部屋がありますので、観光気分で不用意に立ち寄るとちょっと気分が落ちる危険性はあります...
実際、館内にいる人は年配のオージーばかりで観光客らしき人はほとんどいませんでした。
受け付けの方曰わく、日本人が来るときはほとんどが年配の方だそうです。
ただ、展示されているもの自体は歴史を学べたり、オーストラリアの裏側を知るという意味ではとても興味深いものが多いですので、訪れる価値はあります。
歴史好き、オーストラリアのことを色んな側面から知りたい人にはおすすめの博物館です。
開館時間
開館日:土曜日と日曜日
開館時間:10am-5pm
HYDE PARK BARRACKS MUSEUM
場所・アクセス
展示品
オーストラリア囚人遺跡群の1つとして、世界遺産にも登録されている博物館。
元々は男性囚人のための宿泊施設であった。
のちの女性の保護施設としても使用されるようになった施設。
外観と実際の中の様子
館内に入ってチケットを提示すると館内の案内書を渡されます。
また無料のオーディオの貸し出しを併せて聞かれます。
音声は英語ですが貸出は無料ですので取りあえず借りておいてもよいかもしれません。
中に入るとオーストラリアの入植の歴史や
囚人用の足鎖が展示されています。
ちなみにこの鎖は付けてみることも可能です。
館内では囚人たちの刑罰やルール、生活環境についての説明や建物の歴史について説明があります。
ちなみにこれが150年くらい前のサーキュラーキーやオペラハウス周辺です。
今と比較するとこんな感じです。
なお、建物は三階建てになっていて、一階は建物全体の概要、二階は細かい説明、三階は当時の宿泊施設時で使用されていたハンモックのようなものが展示してあります。
ちなみにこのハンモックは実際に寝ることも可能です、(女性が寝ている姿がパンフレットになっているくらいです。)
感想
オーストラリアの世界遺産である囚人遺跡群はいくつかの場所に点在しています。
それらを観光する前にここを訪れておくと見方が変わったり、自分なりの気づきがあるかもしれません。
またオーストラリアが今のように近代的になる過程でどんなことが行われていたのかが展示してあるので、そういった変化の様子を知るのが好きな方には非常におすすめです。
開館時間
開館日:毎日
開館時間:10am-5pm
MEROOGAL THE MINT&CAROLINE SIMPSON LIBRARY & RESEARCH COLLECTION
場所・アクセス
先ほどのHYDE PARK BARRACKS MUSEUMのすぐ隣にあります。
規模が小さいのでCAROLINE SIMPSON LIBRARY & RESEARCH COLLECTIONも併せて紹介させていただきます。
展示品
MINTは旧造幣局として使われていた建物です。
その一部を現在公開してあります。中にはレストランやショップも併設されています。
外観と実際の中の様子
館内に入るとすぐにレストランに行く階段があります。展示品を見たいかたはそのまままっすぐ進まれてください。
そのまま通りぬけるといくつかの建物の説明と展示品があります。
恐らく15分もあれば見終わるかと思います。
それだけ少ししか展示品はありません。
どちらかというと昔の雰囲気を味わうための意味合いが強いかと思います。
ちなみにショップはこんな感じです。
そして、そのまま進んでいくとCAROLINE SIMPSON LIBRARY & RESEARCH COLLECTIONに繋がっています。
入口から入ると一階は図書館になっています。
調べもの用のパソコンが用意されています。
二階は資料展示室兼閲覧室になっています。
資料は自作の椅子の作り方などが展示してあります。
感想
正直見所という見所は少なかった印象です。
ただ私と違って手工業に興味がある方やゆっくり調べ物をしたい方、建物の雰囲気を味わいたい方にはおススメです。
また、場所も前述したバッカスと隣接していますので、ついでと言っては失礼ですが、HYDE PARK BARRACKS MUSEUMを訪れた際に併せて訪れると良いかもしれません。
MUSEUM OF SYDNEY
場所・アクセス
こちらはサーキュラーキー駅の近くにあります。
歩いて10分ほどかかります。
展示品
館内はシドニーの歴史をテーマに様々な手法で展示がなされています。
また、特別展示を期間ごとにやっているので、訪れた時によって展示品の内容は異なります。(通常の展示物は常時展示)
外観と実際の中の様子
ここまでご紹介した美術館や博物館と違って、こちらはお子さんが楽しめるような展示品も多かったのです。
実際お子さん連れのお客様が多かったです。
こちらは大航海時代の各国の貿易品です。
わかりづらいかもしれませんが、真ん中左付近にタッチパネルがあり、それを使って細かい説明を確認することができます。
ちなみに私が今回訪れた時には二階で子供向けの遊び場が特別展示されていました。
中には砂で出来たお城があり、誰でも自由に遊ぶことが出来ます。
実際に触って見たのですが、かなり固い砂でした。なんというか糊のようにベトベトしていたので、崩れにくい素材にしているようです。
それと同じ部屋の中にレゴで遊べる場所もあり、子供も大人も夢中になって遊んでいました。
三階に上がるとシドニーの街並みの変遷が写真で説明されていました。
ちなみにDEMOLISHEDとは(建物などを)取り壊すという意味です。
展示室に入る前にシドニー全体の地図があり、どこが変遷していったのかが示されています。
展示室の中に入ると取り壊しの内容や経緯などが説明されており、その場所のビフォー&アフターの写真があります。
展示室を出ると常設展がありました。アボリジニの歴史やハーバーブリッジ・オペラハウスの建築過程、シドニーの発展やオーストラリアの都市間のライバル関係などについての展示がありました。
最後の写真の旗はシドニーがあるNSW州の州旗だそうです。
ちなみに入口付近にお土産コーナーがあります。
感想
展示品の種類が多く、内容も興味深いものが多かったので、今回訪れた中では一番面白い場所でした。
今回のチケットではもう行けませんが、特別展示品が変わったタイミングでまた行こうかなと思っています。それくらい自分にとってお気に入りの場所でした。
開館時間
開館日:毎日
開館時間:10am-5pm
まとめ
今回は5カ所を紹介させて頂きました。
どれもそれぞれの特徴があって非常に楽しかったです。何より英語の勉強(特にリーディング)になりました(笑)
残りの7カ所に行くのが今から楽しみです。そちらに関しても訪問次第、随時記事にしていきます。
ただ、残りのほとんどは郊外にあるので、記事になるのは遅くなると思います。
基本は日曜日のオーパルカードを安く使える時に訪問する予定なので。
次に記事にしたときも読んでいけると幸いです。
それでは、さようなら!