死ぬまで生きる問題

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ポジティブな言葉を使う効果は絶大 カブス上原浩治選手の『覚悟の決め方』

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ネガティブな自分を変えたい。

結果を出したいという人は多いのではないでしょうか。

ただ、急にポジティブになれと言われてもそれは難しいことです。 

 そこで、そんな方におすすめな考え方がネガティブな要素を排除してポジティブな言葉を使うというものです。

これは2017シーズンからカブスで活躍する上原浩治選手のインタビューを見ていて大切だと感じた思考法です。

 

今回は上原浩治選手から学んだ考え方を共有します。

目次

上原浩治選手とは

日本時代

高校時代は控えの無名選手。

大学は1年浪人の末、大阪体育大学に入学。

19歳の浪人時代を忘れないように、プロ入り後は背番号は「19」にこだわり続ける。

 

1998年に読売ジャイアンツを逆指名して入団。

ルーキーイヤーとなる1999年にいきなり20勝をマーク。

勝ち星だけでなく、最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率・新人王・沢村賞などの数々の個人タイトルを獲得。

 

選手としての数字だけでなく、『雑草魂』という言葉が流行語大賞に選ばれるなどし一躍人気選手となった。

 

2000年、2002年にチームを日本一に導くなど巨人のエースとして10年間に渡り活躍した。

アメリカ時代

2009年からは活躍の舞台をアメリカ・メジャーリーグに移し、主にリリーフ投手として活躍

オリオールズ、レンジャーズ、レッドソックスと球団を渡り歩くうちにリリーフ投手としての素質も開花していく。

 

2014年にはシーズン途中からクローザーを任せられると抜群の安定感を発揮。

チームから信頼される絶対的な守護神となり、リーグチャンピョンシップでMVPに選ばれる活躍をし、ワールドシリーズでは胴上げ投手となりチームをワールドシリーズ制覇に導いた。

 

2017年からは前年度のワールドシリーズチャンピョンのシカゴ・カブスへの移籍が決定した。

詳細は下記参照↓↓

上原浩治 - Wikipedia

メジャーリーガーとしての現役続行への想い

2017年からシカゴ・カブスへの移籍が決定した上原浩治選手だが、2016年シーズンが始まる前の段階では現役続行か引退かの帰路に立たされていた。

 

前所属チームのレッドソックスとの契約が切れる2016年のオフ、年齢的にも結果を残さなければメジャー契約は厳しいとみる向きもあった。

 

そんな上原浩治選手に記者が現役続行についての想いをインタビューをした際、上原浩治選手は「日本で10年やって、メジャーで8年やったので、メジャーでも10年やって引退したい」と口にした。

 

その上原浩治選手に対して記者が「日本での復帰をの可能性はあるか」と質問すると、上原浩治選手は

 

「アメリカで野球をやりたいといってこちらに来たので、その可能性はない。

それにアメリカで現役を続けたいと考えているので、メジャーと契約できなかった時のことを考えたくない。」

 

と口にした。

 

記者が日本での復帰の可能性について尋ねた気持ちはわからないでもない。

それは決して上原選手の力がもうメジャーで通用しないという意味ではなく、日本の野球ファンに希望を持たせない思いや純粋に今の上原浩治選手と心境を知りたかったのだろう。

 

しかし、上原浩治選手の立場になって考えた時はどうだろうか。

自分が目標としていて、出来ると思っていることを「出来なかったからどうしますか?」と問われて良い気をする人はいない。

目標に突き進む時のマインドセット

上記のような状況は何もスポーツに限ったことではない。

 

自分の志望する学校に挑む受験生、どうしても好きな人と付き合いと思い悩む人、仕事で結果を出したいと考える人など。

誰しもが一度は自分の目標に突き進もうと決心をしたことがあるだろう。

その時に、周囲からその目標を達成できなかった時のことを聞かれたらどう感じるだろうか。

 

もちろんリスクヘッジというものは大事だし、すべてを無鉄砲になる必要はない。

 

しかし、そればかりを考えていては心のどこかに迷いや達成出来なくても仕方がないとどこか自分に逃げ道を作ってしまうケースが多々あるだろう。

 

個人的には「もしだめならその時その時でまた目標を立て直せばよい」と考えている。

 

上原浩治選手のケースに当てはめれば、もしメジャー契約が出来ていなかったらその時始めて引退か日本復帰かを考えればよい(恐らくその状況でも上原浩治選手は日本復帰しなかっただろうが)。

 

「メジャーで絶対に現役」という強い意志をもって突き進んでいてトレーニングをしていれば十分に日本復帰しても活躍できる力はあっただろうから。

 

それに自分が全力でやってダメだった時、案外人は切り替えられるものだ。

そこで切り替えられない人は全てを全力でやれなかった人なのではないか。

「もっと頑張れば良かった」のような過去への後悔だ。

私がワーキングホリデーに旅立つ前に

実はこの話と似たようなことが私がワーキングホリデーに旅立つ前にあった。

私がワーキングホリデーに旅立つ前日に母から何気なく「もし、ワーホリの水が合わなかったらどうするの? あなたの友達でワーキングホリデーで現地に馴染めずに2ヵ月で帰ってきた人がいたんでしょ」と聞かれた。

 

この質問をされた時、私は非常に寂しい気持ちを抱いたことを今でもよく覚えている。

息子の将来を案じる母親の気持ちはわかるが、私なりに2016年の一年間、とりわけ会社を辞めてからは今までにない量の英語学習を重ねてきたという自負があった。

 

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ワーキングホリデー中とその後私がどうしたいのかも真剣に話してきたつもりだった。

 

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にもかかわらず、そんなことを言われたのは私の努力が足りないように見えたのか、そんなにも私は意思が弱いやつにみえているのかと感じてしまった。

 

もちろん私も多少は上手くいかなかったときのことはちらついていた。

 

もしワーホリでうまく土地に馴染めなかったらどうするか、ワーホリ帰国後に職がなかったらどうするかなど

 

しかし、そんなことを案じる暇があったら英語を勉強したり、その他の勉強をしたりする時間に当てたかった。

 

自分の目標に突き進む力にブレーキをかけたくなかったのだ。

 

その時にふと上原浩治選手の言葉が私の脳裏によぎった。

あの時の上原浩治選手の気持ちはこれに似た感じだったのではないかと。

最後に

前述した通り、上原浩治選手は2017年シーズンもメジャーリーガーとしてプレーすることが決まった。

それは自分の目標に向けて突き進んだからこそ勝ち得た権利だ。

 

一方私はまだ何もなしえていないし、先行きは不透明だ。

しかし、そんなことを不安になるくらいなら今自分がやれることに向けて突き進むしかない。

 

前述した上原浩治選手の『雑草魂』よりも個人的に好きな言葉がある。

 

それはルーキーイヤーのインダビューで活躍の秘訣を問われた際に上原選手が答えた「目の前の敵をただ倒すだけです」という言葉だ。

 

この言葉を見習って、私も目の前の目標に取り組んでいく。

 

それでは、さようなら!