どんな試験も対策を講じるかいなかで、その試験の合格率と合格するまでの時間はかなり違ってくる。
対策なしで試験に臨むのは無謀過ぎる。
よほどの天才か、簡単試験でない限り合格することはできない。
私が受験予定のケンブリッジ英検も同様だ。
しかし、この試験は日本語の情報が極めて少ない。
TOEICとは違ってケンブリッジ英検に関しては日本語で検索してもほとんど情報がない。
日本だと書店にケンブリッジ英検関連の本が置いていないことがほとんどだ。
少しでもこの試験を検討している日本人に役立てばよいと考え、ケンブリッジ英検の試験内容と対策についてまとめた。
本日はそれを共有していく。
ケンブリッジ英検とは
かの有名なケンブリッジ大学が作った英語の試験。
日本ではなじみが薄いが、世界的に有名な英語の試験
とりわけヨーロッパでは大学入学や就職の際に持っているとかなり有効な資格になる。
Cambridge Englishって何? 「Cambridge English」別名「ケンブリッジ英検」はケンブリッジ大学によって作られた英語力を証明する試験で、世界で最も有名な英語力証明試験の一つとして使われている。 日本の英検と仕組みは同じで5段階から1つ選んで受験をし、点数によって合否が決まるというもの。
引用:Cambridge EnglishのCAEを取ろうと思う - マレーシア ビジネススクールに行く!
試験の難易度
この試験は5段階に難易度がわかれている。
【ケンブリッジ英語検定のレベル】
引用:ケンブリッジ英語力検定試験(Cambridge Examination)について
私が目指しているのは赤枠で囲ったFCEレベル。
TOEIC760点レベルに相当する(あくまで目安)。
簡単にいうとこれに合格出来れば、英語を使って仕事をする力があることを証明できる。
最も受験者層が多いレベルである。
これ以下になると英語力を何かに活かすのは厳しい。
逆これ以上になると大学に通ったり、英語を教えたりする人が求められるかなりハイレベルな英語力。
仕事で活かす、就職するために英語検定試験を受けるならFCEが一番最適だ。
試験科目
試験は5科目に分かれている。
引用:ケンブリッジ英語検定試験 Cambridge Examination - オーストラリア留学のことなら、オーストラリア留学センター
※受けるレベルによって試験時間などが異なってくるので、FCE以外のレベルを受験予定の方は上記の引用リンクからお調べください。
全科目合計の試験時間は4時間45分
英語力だけでなく、長時間集中して英語を使う力も問われる試験だ。
ただ、考えてもみれば、もし英語を使って仕事をするとなると、これくらいの時間英語を使うことは当たり前。
むしろ少ないくらいだ。
ケンブリッジ英検は本当の意味での英語への慣れも求められる試験だ。
試験対策
ここからは具体的な試験対策について話していく。
試験を知る
何よりもまず必要なのは試験を知ること。
ここでの意味は実際の試験問題の内容や傾向。
時間とお金に余裕があるなら、まずは試験問題集を問いてみるのが一番早い手っ取り早い方法だ。
ケンブリッジ英検の試験問題集を手に取ってみた、私の感想は下記の通りだ。
【試験問題集の感想】
- 問題文の量は多いが、TOEICと比べると時間に余裕はある
- 選択肢に似たような単語や意味があるため、細かい単語のニュアンスや使い方を知らないと正当できない
- 選択肢がない問題もあるので、適当に答えて正当する確率は低い
- 単語の種類は日常会話で使われるものがメイン(TOEIC:ビジネス、IELTS:アカデミック)
私がこの試験を受けてみて一番必要だと感じたのはリテイン能力(一時的に記憶する能力)が極めて重要な試験であるということだ。
というのも問題の分量が非常に多く、選択肢もいやらしい。
そのため、自分が読んだことを一時的に留めておかなければ、いざ問題を解くだんになって、また問題を読み直さなければいけなくなる。
リスニングで読み上げられる文章量はTOEICの3倍程度あるパートもあるので、英語を聴きながら、別の作業(問題を解く、考える)をする力が求められる。
また、リテイン力を上げるには読解力の向上も不可欠だ。
これは日本語でもいえるが、よく理解できたことを覚えることは簡単だ。
しかし、難しいことや理解が曖昧なことを覚え続けるのは非常に難しい。
大量の文章を正確に解くためには正確な読解力も必要となる。
そのため、根本的な英語理解力の向上も必要不可欠だ。
もちろん、試験である以上は解き方のコツを知っておく必要もある。
リテイン力、読解力、解き方のコツを知るということがこの試験を合格するための対策だ。
※試験問題集を私が実際に受けてみた話はこちらをご確認ください。
試験時間以上の英語に触れる
先ほども話したが、この試験は合計で4時間45分に及ぶ長丁場。
そのため、この長い時間英語で集中する時間も求められる。
なので、最低でも普段から約5時間以上の英語に触れる必要がある。
もちろん各項目によって試験時間が異なるので、それぞれの試験項目によって必要な勉強時間は変わってくる。
試験を受けた日が、一番英語に触れた時間になってはいけない。
普段から英語に触れる機会を増やすことをおすすめする。
全て真面目に勉強だけする必要はないので、
例えばHello Talkなどのメッセンジャーアプリで英語を日常に取り入れるのも手だ。
試験対策教材選定
試験対策教材に興味がある方は下記の記事を参考にして欲しい。
私は日本にいるころから「English Grammar in Use」を利用してきた。
ケンブリッジ英検の主催もとである「ケンブリッジ大学」から公式に出されたものなので、英語の性質が非常に似ているのでおすすめ。
「English Grammar in Use」に興味をもたれた方は下記のブログに非常にわかりやすくまとまっている。
英文法の良書と呼ばれるEnglish Grammar in Use(イングリッシュグラマーインユーズ)について詳しく説明する。
English Grammar in Use完全マニュアル【書籍・アプリ版】 - Life is colourful.
試験仲間を探して、協力しあう
冒頭で話したとおり、この試験が情報が少ない。
経験者のアドバイスや受験する人の情報は極めて貴重なものだ。
是非、試験仲間を探すことをおすすめする。
というのも、ケンブリッジ英検ではSpeakingのパートがあり、試験官と受験者だけでなく、受験者同士で会話する必要もある。
そのため、自分と同レベルの人と会話する訓練が必要なのだ。
(そもそも、スピーキングは1人では練習のしようがないので、パートナーは必須なのだが。)
オンライン英会話という手もあるが、先ほど話した通り、本番では受験者2名と試験官1名の3名でテストが行われる。
できれば3名以上で練習するのがベスト。
そのためにも出来るだけ仲間を増やして、練習の機会をたくさん作ったほうが良い。
試験対策としてだけの関係ではなく、異文化交流などにもつながるので、是非仲間を作ることもおすすめする。
ケンブリッジ英検のスピーキングテストは公式動画が挙がっていますので、興味がある方は一度目を通してみて欲しい。
Cambridge English: Preliminary for Schools, Victoria and Chiara
これ↑↑が目標とするレベル!!
ケンブリッジ英検はライティングパートもある。
普段からライティングの時間も設けて、対策を講じる必要がある。
英語エッセイの書き方 結論と書き出しの基本ルール【ケンブリッジ英検対策】
書いて終わらずに添削をしてもらおう。
理想はプロに添削してもらうことだ。
最近では無料の添削サービスもあるが、相手の英語力は玉石混交。
例えば私たちが日本語の論文の添削をしろと言われて添削できるだろうか?
日本語を話せることと論文・エッセイ向きを書けることはイコール関係ではない。
ましてや無料サービス自分が望んだタイミングでいつでも添削してもらえるものではない。
おすすめは「アイディー」というサービスだ。
毎日24時間ネイティブや英語専門家が1回166円で英文を添削してくれる。
エッセイ、メール、試験対策用の英作文も扱っているので、添削のノウハウがあるのも強みだ。
日替わりで英作文課題も出題されるので、ライティングのネタを悩む必要もないので便利だ。
まとめ
まだまだ不明点が多く、現時点では情報が不十分だ。
これから、試験対策をする中で情報が入り次第随時更新・共有していく。
ケンブリッジ英検はTOEICと違って、情報源がないので色々と自分で調べなければならないことが多い。
ただ、この機会は自分にとって非常に良い機会だ。
英語の勉強だけでなく、色んな手段を使って、まとめていく経験は今後ブログを書いていく中で非常に貴重な経験になる。
情報が少なく、難しい試験だが、その分取り組みがいもある。
前向きに捉えて、この試験に臨んでいく。
それでは、さようなら!
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