どうも、はろーぐっばい(@jubenonz)です。
本日は、『トランスペアレント』のネタバレ控えめ感想をお話します。
※極力ネタバレは避けております。
まだ観ていない方が観たくなることを目的に、記事を作成しております。
目次
- 『トランスペアレント』とは
- 『トランスペアレント』の感想
- 『トランスペアレント』を観たくなったAmazonレビュー一覧
- 『トランスペアレント』のアマゾンレビュー一覧 シーズン1~4
- 『トランスペアレント』を観る方法
- Amazonプライムビデオのおすすめポイントと会員登録方法
- アマゾンプライム限定配信動画感想記事一覧
『トランスペアレント』とは
フェファーマン家の父親が大きな決断を下したことをきっかけに、家族たちは自らの秘密と向き合うように。それぞれが自分らしさを模索し始めた時、運命は思わぬ方向へ動き始めた。出演はジェフリー・タンバー、ジュディス・ライト、エイミー・ランデッカー、ジェイ・デュプラス、ギャビー・ホフマン。
引用:トランスペアレント
一話あたり30分前後で、シーズン1は全10話です。
基本一話完結型ですが、シリーズ企画ものもあります。
シーズン1の公開日は2015年8月27日。
シーズン4まで配信されています(2018/1/27時点)。
シーズン5の配信も決定しており、2018年に公開されます。
『トランスペアレント』のAmazonレビューは、☆4の評価です。
※2018/1/27時点
『トランスペアレント』の感想
説教臭くなく、LGBTについて取り上げたハートフルな家族の物語。
5段階評価なら3.9。
S~E評価ならB+をつけたい作品。
テーマは人に言えない内なる秘密
60歳になってから自らがゲイであることを父親が三人の子どもに打ち明けることから物語が始まります。
父親がゲイであると知った時には、裏では爆笑していた子どもたちですが、その子供たちもそれぞれに人に言えない悩みを抱えています。
- 長女⇒2人の子どもがありながら元恋人の女性と不倫関係
- 長男⇒プレイボーイで本当の愛がわからない
- 次女⇒人生の目標が見つけられない両刀使い
- 妻⇒夫の突然の告白に戸惑いながら夫婦のあり方を苦悩する
それぞれの悩みを周囲に打ち明けて、”本当の自分とは何か”について向き合ってそれぞれのキャラクターが向き合っていく物語。
軸としてLGBTが中心にありますが、実際に番組の製作者が伝えたかったことは、「本当の自分に向き合う」ということに感じました。
人を理解するとは何か、家族だからこそ抱える葛藤、自分は本当に何をしたいのか。
生きる意味と生き方について考えさせられる作品です。
そのほかにもLGBTのコミュニティや、ユダヤ教徒のLGBTの歴史などについても触れられるので、社会勉強にもなります。
主人公マウラを演じたジェフリー・タンボールの”女性”らしい演技
60歳になって女性として生きる道を選択する主人公・マウラ。
演じるジェフリー・タンボールは、『トランスペアレント』でのゴールデングローブ賞を受賞しています。
戸惑いながらも本当の性を模索する主人公を好演。
個人的には女性の時よりも、男性の時の何気ない仕草の女性っぽさに感心させられました。
作中では回想シーンなどで、男性時代の葛藤や苦悩が描かれたりします。
その時に見た目は男、中身は女の役を演じるわけです。
公衆の場では男性として振舞うマウラですが、微妙に女性のような動きをします。
その”自然”と出てくる仕草が絶妙で、中性的に見えてくる瞬間があるのです。
シーズン1で飛び出した『これは女装じゃない!今までが男装だったのよ!』と発した時の叫びは、心の叫びとして強く胸を打たれました。
懐かしさと切なさを感じさせる音楽
これは感覚的な部分なのですが、音楽が世界観と絶妙にマッチしていて最高です。
どこか懐かしさを感じさせて、切なさも感じます。
家族の過去の様子を映し出したオープニング曲、毎回異なるエンディング曲。
私は普段VOD(動画配信サービス)でドラマを観る際、OPとEDは省略します。
ただ、『トランスペアレント』に関しては、OPとED込みで見て欲しいです。
特に毎回異なるEDはエピソードとエピソードの間をつなぐ上で重要な役割を担っています。
登場人物たちの心情を端的に示しつつ、どこか切ない。
サウンドトラックがあったら手に入れたいほど、音楽にも凝った作品となっています。
『トランスペアレント』をおすすめできる人まとめ
- LGBTに関心がある
- ユダヤ教の歴史を知りたい
- ファミリーものが好き
- 家族の関係について考えている
- 人生の後半の生き方について悩んでいる
- 1話30分くらいの番組が好き
- 過激な表現にも耐えられる
『トランスペアレント』を観たくなったAmazonレビュー一覧
今ではLGBTをテーマにしたドラマや映画のタイトルが大分増えましたが、その中でも、本作は一風変わったLGBTドラマと言えます。
派手さや急展開のストーリーは一切ありませんが、カミングアウトしたある家族の父親を中心に、性への考え方や感情の変化が、優しく連鎖的に広がっていきます。
作品内でそれ自体が主張されることはありませんが、インテリアや音楽の演出、映像センスもよく、それらを通じて、アメリカンライフに生きる登場人物の人生を楽しむことができるでしょう。
トランスジェンダーであることを老年になってカミングアウトした父親を中心とした話、だけではない。
大人になった子供たちの生き方、年老いていく両親、介護、カミングアウト後の周りの反応、などそれぞれの立場から見た世界を現実的に見せているドラマです。
ユダヤ系の家族という設定も面白いかなと思いました。ユダヤ色が色濃く興味深いです。
日本の社会でも通じるテーマに感じます。久々に心に残るドラマでした。
父親役の俳優はゴールデン・グローブ、エミーとも最優秀主演男優賞を受賞されたように、非常に心に迫る演技を見せています。家族を演じた役者さん達も凄く良かったです。
シーズン2がとっても楽しみです。
シーズン2を楽しみに待っていました!
今シーズンは、それぞれのキャラクターの内面をフィーチャーしたストーリー展開になっていて、家系の歴史にも触れている内容となっていました。トランスジェンダーとして生きていく現実の厳しい側面や、性的衝動、同じゲイというか、ジェンダーというか、その中でも色々カテゴリーがあり、衝突もあるなどなど、堂々と描かれています。個人的には、長女がどこへ向かっていくのか(笑)気になるところです。やっぱり長女ってそういう方向になりがちなの?なんて思ってみたり。
次のシーズンも楽しみです。早い公開を期待しています!
今シーズンはよりディープで映画的な仕上がりになっています。前シーズンにあった、軽やかさとコミカルさは軽減されますが、より切なくて物哀しいシーズンになっていると思いました。そして映像、音楽に関しては前作よりもかなりよかったとおもいます。特に一話のオープンニングで観れるカメラが固定された状態での長回しや1話と2話のエンディングはものすごく美しく、家族ひとりひとりの葛藤やこれからどう向かうのかを上手に表現されています。
内容も偏りがなく、家族全員にしっかりとスポットがあたっているだけでなく、同時進行で1933年のベルリンを舞台に、それまで同性愛者に寛容な地だったベルリンのワイマール体制が終わり、ヒトラー政権成立によって、同性愛者が受けた弾圧をも描かれています。
前シーズンよりはるかに見応えがあり、面白くて深い内容になっています。次回が楽しみです!
生きるって難しい。
ほんとに色々考えさせられます。
この家族を応援したくなるドラマです。
シーズン3楽しみにしてます。
※引用:トランスペアレント
『トランスペアレント』のアマゾンレビュー一覧 シーズン1~4
シーズン1 初公開日: 2015年8月27日
『トランスペアレント』のAmazonレビューは、☆4の評価です。
シーズン2 初公開日: 2016年1月29日
『トランスペアレント シーズン2』のAmazonレビューは、☆4の評価です。
シーズン3 初公開日: 2016年10月7日
『トランスペアレント シーズン3』のAmazonレビューは、☆4.5の評価です。
シーズン4 初公開日: 2017年9月22日
『トランスペアレント シーズン4』のAmazonレビューは、☆3.5の評価です。
『トランスペアレント』を観る方法
- Amazonプライム会員になる
『トランスペアレント』は『Amazonプライムビデオ』のみの独占配信。
他の動画配信サービスや、地上波では観られません。
なお、DVDは発売されていません。
『Amazonプライムビデオ』は月額325円と非常に安く済ませられます。
※初月無料
ちなみに、「Fire TV Stick」があれば、テレビでも視聴できます。
「Fire TV Stick」についての詳細は、下記の記事を参照してください。
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