死ぬまで生きる問題

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【カンブリア宮殿感想】バリューマネジメントに学ぶビジネスに欠かせない3つの観点

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現在無職の28歳が生意気にビジネス論を語るつもりはありません。

 

とのっけから暗いスタートになってすみません。

 今日は2017/4/6に放送されたカンブリア宮殿バリューマネジメント株式会社さんの特集を見た感想を述べていきます。

 

元々この番組が好きで、会社員の頃はよく観ていました。

しかし、英語の勉強やブログを書くようになってからはすっかりこの番組を観なくなっていました。

 

勉強!というよりはただこういう経済とかビジネスの番組が好きなのです。

自分の好きなことについて発信するのもブログの一つの使い方

 

そこで今日はバリューマネジメントに学ぶビジネスに欠かせない3つの観点についてお話します。

 

ややブロガー目線になっているのをご容赦ください。

 

目次

バリューマネジメント株式会社とは

放置された歴史的建造物や遊休施設を、レストランや宿泊施設として再活用する事業会社。

再活用した施設はレストランや結婚式場、宿泊施設として利用される。

 

会社設立から12年、毎年黒字を達成。売り上げはこの5年で2倍に伸びている。

現在は、10の施設を運営し、地域の活性化にも貢献している。

引用:2017年4月6日 放送 バリューマネジメント 代表取締役 他力野 淳 (たりきの じゅん)氏 |カンブリア宮殿: テレビ東京

 

世界最大級の意識調査機関Great Place to Work®は2016年版日本における「働きがいのある会社」ランキングで2015、2016年で2年連続2位にランクインしています。

 

代表取締役

他力野淳(たりきの じゅん)

 

1996年に株式会社リクルート入社。

入社後「関西ゼクシィ」の企画営業に取り組む。

 

リクルート時代のゼクシィでの経験が結婚式場として再生するビジネスに役立っていると思われる。

 

番組内では無類の歴史好きとして紹介されていました。

誰も気づいていない価値に気づく

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番組を観ていて最初に感じたのは、バリューマネジメントは誰もが気づいていない価値に気づく力に優れていることです。

 

「古い建物をリノベーションして新たな価値を見出す」と言えば簡単なように感じるが、それは中々難しい。

 

番組内で他力野さんもおっしゃっていましたが、建物は築年数が経過すればするほど価値は下がっていきます。

バリューマネジメントが手がけている建築物のほとんが価値がほぼゼロのものです。

本来ならそれらを取り壊して、新たな建物を建築した方がすぐに価値はつくので手っ取り早いです。

 

リノベーションしてしまうと、毎年毎年修繕に追われるため、その毎年の修繕費を超えるだけの売上を上げなければいけません。

 

つまり、もし売上が上がらなければ、通常の新築建物以上に毎年毎年赤字がかさんでいくリスクがあるのです。

 

ましてや誰もが歴史的な価値があると気づいているお城や仏閣ならまだしも、一見ただの寂れた建物の価値に気づくというのはそう簡単なことではありません。

 

実際、建物の所有者ですら手をこまねいてるケースの方が多いでしょう。

 

そこで建物の潜在的な価値に気づいて投資するのはかなりの審美眼が要求されます。

そこは歴史好きな他力野社長の知識とビジネスセンスあってのことでしょう。

 

ブロガーと戦っているところは似てますね。 

メジャーどころはみんなが価値に気づいている分、競合が多い。

 

ならばみんなが気づいていないもの価値を見出して、共有し、消費者に価値に気づいてもらう

 

価値を創出するのは難しいが、発掘ならなんとか。

ビジネスの基本ですが、これが中々難しい。 

 

私も常に潜在的な価値に気づくよう心がける必要があると気づかされました。

継続性のあるビジネスに目を付ける

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 現在800万棟あるといわれている空家・空きビルの内、150万棟は歴史的建造物です。

この日本における空家・空きビル問題は、今後は人口減少とともに拡大が予想されます。これまでは税金で街並みを残してきましたが、今後は税収減により国や地方自治体での維持・保存は困難となるでしょう。

 

歴史的な街並みや建物を残していきたいと思うのは、行政・法人・個人問わず、文化財などの歴史的建造物を保有している不動産所有者をはじめ、地域住民や日本人のほとんどが願うことですが、寄付やボランティア活動では限界があり、長期にわたって残していくことは出来ません。

 

民間がビジネスで利活用し、利益を捻出する事で維持継続しなければならないのです。

引用:事業概要 | バリューマネジメント株式会社

 

歴史的建造物の保存というのは非常に難しい。

番組内でも登場したが、国や自治体が景観の保存を指定した区域で、その所有者に経済的援助があるわけでありません。

ただ、景観を維持してくれと言われても民間人の所有者には限界があります。

 

以前別の番組で、世界遺産に登録された地域の住民にインタビューしたところ、「維持にお金がかかるなどの問題で正直に喜べない」と答えた方がいました。

 

そのインタビューがあった世界遺産とは異なる地域だが、下記のように世界遺産が全て良いことばかりではないのは明白だ。

 

申請に必要な書類を作るには、対象となる遺跡や自然の現状や歴史的な意義などを専門家に調査してもらわなければならない。

 

保護のために土地の買収や施設整備をすることもある。必要な額は多ければ数十億円に膨らんでしまう。

引用:世界遺産、いいことずくめ? 活性化に期待、生活に制約も|ライフコラム|NIKKEI STYLE

 

そのためにバリューマネジメントは民間がビジネスで利活用し、利益を捻出する事で維持継続ことの重要性を訴えている。

 

このビジネス非常に面白い。

正直に言ってしたたかだ。

 

もし、うまく建物を利活用することが出来れば、それらは長期的にわたって利益を生み出すドル箱になりかねないのだ。

 

しかも番組内では様々な自治体と協力して取り組むビジネスも紹介されていた。

歴史的建造物が人気をはくせば、観光などが盛り上がり地域の町おこしに繋がる。

そのため行政としてもバリューマネジメントには是が非でも協力して欲しいと思うでしょう。

 

建物の所有者だけでなく、行政、更には日本国民全体に応援される可能性があるビジネスなのです。

 

ビジネスの理想は長期的な収益化

その可能性を十分に秘めた歴史的建造物の維持・保存・利活用は非常にユニークなビジネスとなるでしょう。

 

一時的なネタではなく、長期的にウけるネタを探す。

目の前のトレンドに流されず、長期的に検索されるテーマを扱うことが長い目でみると得になると改めて思わされました。

 

自分たちしか出来ないビジネスを行う

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番組のなかで私が最も印象的だったのは他力野社長が自分たちしか出来ないビジネスをすると発言したところです。

 

これまた一見簡単なように見えて、難しい。

ましてや、今急成長中の会社ならあれやこれやと挑戦したくなることでしょう。

 

しかし、それをやっていてはただの何でも屋になってしまう。

自分たちの存在意義、最も得意な領域はなにか。

 

そのことを常に見つめなければ、ただの会社になってしまう。

何より他力野社長が強調していたのはそれをしているうちに他のことをする時間を失うということだ。

 

自分たちが出来るもっとも有効な時間の使い方を常に考える。

 

時間は有限だけに、最も費用対効果が高まることは何かを常に考える姿勢の大切さを教えられました。

 

雑記ブロガーだからとあれやこれや書くのもいいですが、それは果たして自分にとって最も良い時間の使い方だったのか。

 

記事を書く際に自分に自問自答する必要があると気づかされました。 

まとめ

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  •  見えない価値に気づく
  • 長期継続可能なビジネス
  • 自分にしか出来ないことを行う

 

全てビジネスの基礎ですが、中々実践できないこと。

しかしとても大事なこと。

 

経営者だけでなく、ビジネスマン、ブロガーなどありとあらゆるビジネスに生きる人が念頭に置いておくべきことです。

 

このうちの一つでも実践して、自分の行動を変えていく必要があると考えさせられる回でした。

 

それでは、さようなら!